記録ID: 1466066
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢
丹沢蛭ヶ岳南陵ワオ!(単独初挑戦)
2018年05月15日(火) [日帰り]


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 13:03
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 2,478m
- 下り
- 2,467m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:56
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 13:04
距離 26.8km
登り 2,478m
下り 2,475m
10:10
5分
鍋割山頂上直下
20:20
ゴール地点
丹沢蛭ヶ岳南陵恐るべし!
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1.寄バス停からコシバ沢分岐までは危険箇所なし!森林浴を思いっきり楽しめる快適なルート 2.コシバ沢から鍋割峠まで 沢を登って行くが、巨木が倒れているあたりから、沢が分岐し、どちらに行くかの目印は見つけられず、左に行って、迷う。GPSで確認し、向かって右に適当にトラバースする。思いっきり体力と筋力と緊張感を使う。途中で、偶然、ロープ?を発見し、ルートに戻る。GPSは必須だと思う。 3.鍋割峠から旧鍋割峠 何故か、鍋割山目指して登り始める。山頂近くで、体力が悲鳴を上げて、GPSを確認。誤りに気付く。鍋割峠に戻る。そして、自信はないが正面の沢を下り始める。またもや、下って行くとあやしい雰囲気。GPSを確認。ルートからずれている。少し戻って、右側に分岐する沢を、GPSの方角を確認して適当に登り始める。もはや、自信はまったくない。これは、バリエーションルートなんだと改めて気づかされる。そもそも踏み跡はない。鍋割山まで登って、下りればよかったのかも。しかし、なんとか、目印のロープを発見し、ルートに戻る。既に、迷ったお蔭で1時間近く、時間をロス。ほんとに行けるの? 4.旧鍋割峠から熊木沢出合 一か所、中間地点で左に曲がる分岐点を誤った(目印を発見できなかった)が、GPSで何とか修正して、熊木沢出合に到着。比較的歩きやすいルート。森林欲を満喫できる快適なルート。半分くらいは廃林道を歩く。もう十分体力を使ってしまった。 5.熊木沢出合から蛭ヶ岳南陵取り付き 廃林道を中心に歩いて行けばなんとかなる。でも、体力はかなり限界。すでに、楽しい領域は過去のもの。我慢しながらあるく。特に、難しいところはないが、夏は、日陰を歩かないと熱中症の危険あり。 最後の、廃バンを見つけられず、うろうろする。目印はないので、GPSがないと難義するのでは。 6.南陵取り付きから山頂まで いきなり、ほんとの急登。半端ない。30分くらい登って、向かって左側の尾根に取りつく。ヤマレコ先輩の助言の通り、尾根に早く登った方が歩きやすい。4WD走行の時間が短縮できるかも。ヤギのふんが多数あるので、握るリスクが減らせると思います。ふとももの筋肉は限界。2時間は登り続けるので、足が終わったら、戦いも終わるが、下ることなど、無理でしょう。きれいな花も咲いているが、見ていたり、写真を撮る気力はない。はあはあ状態が継続し、20歩くらいで、休憩しながら登らざるを得ない。筋肉にはこれでもかと、負荷がかかる。最後の茨は、もう、どうでもよくなる。いててであるが、仕方ない。筋肉が終わるよりマシである。たぶん、道迷いはないと思います。結構、目印テープ多数あり。 山頂に到達した時は安堵感で一杯。山小屋にのろのろとたどり着き、カレーを食す。既に、3時近くになってしまった。もはや、棚沢ノ頭から戻る選択肢はない。 7.蛭ヶ岳から大倉まで 山小屋から食後に立ち上がろうとした瞬間、筋肉が痙攣、硬直。すまない。謝ってみたものの、筋肉は許してくれない。ストレッチを試みるが、なかなか治らない。恐らく、筋肉さんもここまで、酷使されたことはなかったのでしょう。しかし、日帰りなんで、大倉まで戻らないと。丹沢山へ戻る途中、たびたび足をつる。ストックで介助しながら、何とか、だましだまし、歩を進める。筋肉さんの悲鳴が聞こえるが、聞かないふりをする。尊仏山荘になんとかたどり着いて、コーヒー注文するも、夕食の準備中で断られる。もう、5時半を過ぎていた。仕方ない。後、3時間で降りれば、バスに間に合う。気力を振り、筋肉に祈る。堀山の家でヘッデン点灯。持ってきてよかった。足はまだ2本ついている。もう、暗闇の中を進むしかない。こんな時間に歩いている人はいない。生きていることに感謝。大倉に到着。生還。13時間の修行が終わる。筋肉さんありがとう。そして、これからもよろしく。すでに、付近のスーパー銭湯は終わっていた。仕方ない。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
筆記具(1)
保険証(1)
飲料(1)
ティッシュ・ウエットタオル(1)
バンドエイド(1)
タオル(1)
携帯電話(1)
ストック(1)
時計(1)
非常食(1)
薬(1)
着替え(1)
|
---|
感想
丹沢蛭ヶ岳南陵コースはバリエーションルートだが、予想以上に苦戦した。
まさにいばらの道で、寄から大倉まで、13時間かかってしまった。
足はつり放題で、筋肉は完全にノックアウトであった。甘く見てはいかんぜよでした。槍ヶ岳北鎌尾根や剣岳北方稜線にも体力的には決して引けを取らないルートだと思いました。いやはや、それにしても、すごいです。日帰りで行けるので。大倉発のバスが、9時40分まであるのは、ほんと心強かった。筋肉に自信がない人は、雨山峠経由がおすすめです。(恐らく迷う心配がないんで)
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1037人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する