四阿山〜根子岳周遊 笹の葉サラサラ〜♩


- GPS
- 06:50
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,149m
- 下り
- 1,231m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 6:49
天候 | 晴れ 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
今回は約1ヶ月半ぶりの山登りで、去年10月の恵那山以来約7ヶ月ぶりの2000m級の日本百名山(29座目)四阿山に行って来ました。とはいえ、麓の菅平高原からの比高は900m程度。これからの夏山シーズンに向けてのウォーミングアップ的な感じの山行となりました。
朝、前泊した菅平高原のペンションからスタート。少し肌寒い。菅平牧場の駐車場までの一直線の坂道を黙々と進む。20分歩いた結果、朝一の身体も程よく温まる。
中四阿経由の登山道を選択。始めは牧場脇を通って行く。シラカバ林が朝日に照らされて白く美しい。下草はもっぱら笹で、自然とサラサラと音を鳴らして行くことになる。やがて沢を丸木橋で渡り、本格的な登りとなる。
笹は登り坂でも続く。途中で山桜が咲く。小四阿に近づく頃には菅平高原が眼下に望めるようになる。日もだいぶ高くなり、ちょうど日差しに向かって歩いて行く形になり眩しい。登り運動と相まって、けっこう暑いぐらいに感じる。
小四阿、中四阿(ここで軽く補給)と段差のようなピークを越えていく。その先から登山道はハイマツもある火山らしいガレ場になってくる。展望も開け、隣の根子岳、近くの草津白根山や浅間山もよく見える。日陰の場所には少し残雪もある。
稜線上に出ると、また笹原の道が現る。進む先には、やっと四阿山のピークが見えてくる。最後に植生保護の木階段を上って山頂に到着。
山頂部には、綺麗な石垣で囲われた祠と古びた祠の2つがあり、まずは参拝する。山頂標柱には群馬県嬬恋村の表記。祠の背後は展望地。天気は良いのだが、遠くの山々は霞んでいてほとんど見えない。かろうじて2年前に登った高妻山が見えるくらい。それでも、草津白根山、浅間山、菅平高原から真田、上田の方まで見える景色はなかなか雄大。補給休憩しながら暫し眺めを楽しむ。
根子岳へ向かう。ちょうど下り坂は日陰で、腐った雪がけっこう残っており、足を取らないように慎重に下る。
四阿山を下りきると、笹原の広い鞍部から根子岳へ登り返す。半分くらいまではそんな調子で笹の九十九折の道だが、その先から大きな岩も点在する岩場になる。岩のピークを越える訳でもなく、さほど難しくはない。
根子岳山頂に到着。石の祠と何故か鐘が。長く広い岩の山頂は開放感がある。平たい岩に寝転がり、燕や蝶が飛んでいるのを眺めながら、しばらく日向ぼっこ。
20分後、下山開始。しばらく進むと、眼下にこれから通るダケカンバの林とその先に牧場が見える。そんなに時間がかからず下れそうなので、せっかく花の百名山に来ているのだから(残念ながらウメバチソウは夏季)花を探しながらノンビリと下る。されど時期が早すぎるのか、行けども行けどもあるのは笹ばかり。かろうじて紫色の一輪を見つけるが、名前は分からずじまい。(後日Twitterでショウジョウバカマだと教えられる。)
80分ほどの下りで牧場に戻る。牛は一頭も見えず。そこからひたすらに一直線に下り菅平高原ダボスのバス停でゴール。
その後、四阿山・根子岳の祠の里宮になる真田の山家神社に参拝。白山大権現を祀る延喜式の古社。登拝の御朱印をいただく。話を伺うと、四阿山の古い祠の方は近く新しく建て替えるとのこと。
先月の妙義山とはうって変わっての牧歌的な長閑な山行でした。今回は時期的にずれていたので、花や牧場風景に出会えずじまいで残念でしたが、登山初心者を連れてまた来たくなるような優しい山でした。そして来月からはいよいよ本格的な夏山モードとなる予定。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する