皐月晴れの霧氷パラダイス〜日光白根山
- GPS
- 06:25
- 距離
- 7.6km
- 上り
- 925m
- 下り
- 903m
コースタイム
天候 | 快晴 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルート上の半分ぐらいに残雪あり。ゆるいのでアイゼンは不使用。 |
写真
感想
奥秩父に石楠花を見に行こうと準備をしたのだけれど、ふと1月の庵滝が頭をよぎり、宿題を思い出したように日光へ向かってしまった。
菅沼駐車場6:30。気温は1度。まあまあ暖かいかな。山の上に霧氷が見えてテンションあがり、奥秩父装備を換装することなく突入。スタート時点ではちょっとなめてた。
残雪と夏道が交互に現れる。傾斜も雪もゆるいのでアイゼンは終始、使わなかった。
(大事をとってアイゼンで歩いてる方も数名)
弥陀ヶ池を過ぎて森林限界を超えたあたりから、霧氷の森が広がる。吹き上げる風に身体がどんどん冷えていく。ハードシェルとニット帽と防寒テムレス必須だったと後悔してもあとの祭り。ライトシェルとダウンと、持ってきた衣類を全部着込んでも寒すぎる。しかも今日に限ってゲイターも忘れたし。
風にふらつき、美しすぎる霧氷に誘われて岩場に迷い込んだり…ゆっくり登ってたどり着いた山頂は感動だった。標識も三角点も凍てついて、3度目の風景なのに、初めて見るような気がする。火山活動の荒々しい名残とわずかに生えるたくましい植物。見下ろす群馬の瞳は福島の魔女よりも青く透き通って見えた。
祠にお参りをしたら五色沼に向かって一気に高度を落として行く。風は冷たいけど少し穏やかになって、森林限界に入り木の香りがした時はほっとした。五色沼の周りは地衣類がついて緑になった岩や、低い木々が箱庭のよう。新緑の始まった森も格別な色。ここへきてやっと座る余裕ができたのでまったりブランチ。そういえば今日は風が強かったせいか落し物をよく拾った。お菓子の袋。片方だけのグローブ。携帯ストラップなど。
いったん峠に登ったら、あとは一気に下って、まだ桜の咲く登山口に帰還。側のお店はたくさんの観光客で賑わい、除雪した雪の上で真っ白な犬が2匹遊んでいた。平和な春の景色。
今日、導かれるようにこの風景を観にこれたこと、心から感謝。登山口のご神木に頭を下げて山を後にした。
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