記録ID: 1480097
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アルパインクライミング
谷川・武尊
幽ノ沢V字状岩壁左ルート（山岳会山行）
2018年05月26日(土) [日帰り]
群馬県
yama_pound
その他3人
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 13:22
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,059m
- 下り
- 1,050m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:01
- 休憩
- 2:48
- 合計
- 13:49
距離 14.4km
登り 1,059m
下り 1,051m
3:54
43分
谷川岳登山指導センター
4:37
4:47
19分
一ノ倉沢出合
5:06
5:24
41分
幽ノ沢出合
6:05
6:40
21分
カールボーデンの雪渓が無くなったところ
7:01
7:33
315分
取付テラス
12:48
13:23
10分
登攀終了地点（稜線に出て少し右に行ったところ）
13:33
13:03
112分
堅炭尾根に出たところ
14:55
15:08
34分
芝倉沢出合
15:42
19分
幽ノ沢出合
16:01
16:26
41分
一ノ倉沢出合
17:07
3分
谷川岳登山指導センター
17:10
土合口駅／谷川岳ベースプラザ
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
http://www.tanigawadake-rw.com/price/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
▶群馬県谷川岳遭難防止条例により危険地区内を登山する方は登山届け又は登山計画書の提出が必要になります。 （一般登山者は登山しようとする日の10日前までに、山岳会所属の登山者は登山しようとする日までに谷川岳登山指導センターへ提出。） https://www.police.pref.gunma.jp/seianbu/02tiiki/tozan-todoke_no.2.html ★ルート状況（ルートグレードは参考にしたトポ図からで、あとはヤマパンの個人的な感想です。） ◆幽ノ沢出合〜カールボーデン〜取付テラス ・幽ノ沢出合から二俣まではほぼ雪渓通しで歩けました。 （幽ノ沢出合からすぐの1ヶ所で雪が溶けてたので右岸から登ってまた雪渓通しに歩きました。） ・二俣を右俣へ詰めていくと雪渓が崩れていたので雪渓通しに歩かずに左から巻きました。 （後続のパーティーは右から巻いてました。） ・幽ノ沢出合から雪渓が無くなるところまではアイゼンとピッケルを使いました。 （カールボーデンの雪渓が無くなったところでアイゼンとピッケルを仕舞い登山靴からクライミングシューズへ履き替えました。） ・カールボーデンから取付テラスまではノーロープで登りました。 （下部の傾斜の緩いところから右俣リンネのラインの左にある傾斜のあるリッジ状を登っていきます。クライミングシューズに履き替えるタイミングに注意しましょう。） ◆V字状岩壁左ルート（4級下、��- A1） ・基本的に残置中間支点は少ないです。 （核心ピッチのみ残置中間支点は豊富にありました。） ・基本的に岩はしっかりしてましたが、所々脆い部分もあるので注意は怠らないようにしてください。 1P 右へトラバースしてからリッジへ上がる（20m、�掘法淵筌泪僖鵐蝓璽鼻� ・取付テラスからトラバースし、右俣リンネの流水溝を横切りV字の左端を形づくるリッジ上のテラスへ上がるピッチ。 ・残置中間支点は2箇所あった。 ・特に問題なく登れました。 2P リッジから下りて右へトラバース（20m、�掘法�Iくんリード） ・リッジ上のテラスからクライムダウンし要テラスまでトラバースするピッチ。 ・クライムダウンする個所に残置ロープあり。 ・中間支点は1箇所あった。 ・特に問題なく登れました。 3P フェイスを直上（45m、��+程度）（ヤマパンリード） ・要テラスから直上気味に登り少し右の終了点へ。 ・残置はほとんど見当たらず・・・ ・特に問題なく登れました。 ・先行したIさんパーティーに追従する形を取りましたが、左ルートは3P基部から左へ行くのでは？？このピッチ後の4P目は核心ピッチ基部へやさしいスラブを左上しましたが、左ルートの『小さな垂壁を越す�犬離團奪繊戮�無かったし、核心ピッチ基部へは左上ではなく右上のはずなので。。 4P 階段状のスラブを左上（25m、�掘法�Iくんリード） ・核心ピッチ基部の黒光りした壁までやさしいスラブを左上しました。 ・中間支点は1箇所あった。 ・特に問題なく登れました。 5P バンドを左上し垂壁を越えスラブを右へ（40m、��-（A1））（ヤマパンリード） ・核心ピッチ。残置中間支点は多くありました。 ・常に濡れていると言われるピッチですが、この日はほとんど乾いてました。 ・先行したIさんパーティーがアブミ（A1）で越えたところはフリーでいけそうだったのでフリーでチャレンジしました。『核心を越えて右手でガバ掴んで終了。』のはずでしたが最後に右手で掴んだガバの岩がもげてフォールしました・・・ （フォールしたところは残置中間支点のすぐ上だったので落下する距離が少なく支点が持ちこたえくれて助かりました。。） その後、落下した地点まで登り返してアブミ（A1）で核心を突破し後は問題なく登れました。 ・基部から右へ回り込みバンドを左上、A1突破後は上に登り、乗越っす手前でリングボルトが2個あってピッチが切れそうな支点のある右へ行き、そこから上へ行き、左から回り込むように草付スラブを右へ登っていく。・・・これだけ書けばわかると思いますが、ロープが屈曲して草付スラブへ抜けるところあたりでは摩擦でロープが重くなりました。注意してください！ ・終了点は�‐莟曚辰梗蠢阿留Δ砲△襯螢鵐哀椒襯�2個あるところか、�∩霽侫好薀屬愴瓦韻燭箸海蹐垢阿砲△觚�えにくい古い残置スリングがついてたリングボルト1個のところ（探せばその近くにもう1個ぐらい残置支点があったのかな？）だと思いますが、先行パーティーリードのIさんは�，鷲當未縫好襦爾靴禿俘儀兮魁△修慮絖△鮓�過ごしてしまい更に右上したところでハーケン2枚打って終了点を作ってました。ちょうどよさげなリスを探すのに苦労したようです。（ハーケンは回収しました。） 6P 草付スラブを直上（30m、�慶�度）（Iくんリード） ・残置中間支点は無い。（1箇所ぐらいあったかな？） 灌木などで適宜中間支点を取った。 ・特に問題なく登れました。 7P 草付スラブを直上（30m、�慶�度）（ヤマパンリード） ・残置中間支点は無いので灌木などで適宜中間支点を取りました。 ・特に問題なく登れました。 8P 草付スラブを直上（30m、�慶�度）（Iくんリード） ・残置中間支点は無いので灌木などで適宜中間支点を取りました。 ・終了点は灌木で取りました。 ・特に問題なく登れました。 9P 草付を尾根まで直上（30m、�仰�度）（ヤマパンリード） ・熊笹を掴みながら滑る草付を登り尾根まで登って登攀終了。 ・尾根上で肩絡みビレイでフォローをビレイ。 ・特に問題なく登れました。 ◆下山 ・尾根に出て少し右へ歩いていくとV字状岩壁右ルートと合流。そこから石楠花尾根の薄い踏み跡を軽く藪漕ぎしていくと堅炭尾根へ出る。堅炭尾根を芝倉沢まで下っていき、芝倉沢からは芝倉沢の雪渓を下って芝倉沢出合まで下る。 |
| その他周辺情報 | ・『湯テルメ谷川』に寄りました。 http://www9.wind.ne.jp/mizukikou/sub35.htm |
写真
雪渓を突破しアイゼン、ピッケルを仕舞い、登山靴からクライミングシューズに履き替える
Iくん、4P目をリードで核心Pの基部へ！
先行パーティーのリードIさんは核心Pを登攀開始！
先行パーティーのリードIさんは核心Pを登攀開始！
慎重に登っていきます
（この後、ちょうど今Iさんがいるあたりからヤマパンはフォールしました。。）
（この後、ちょうど今Iさんがいるあたりからヤマパンはフォールしました。。）
そんな未来が待っていることを知らずに気楽に核心P基部へ登ってくるフォローのヤマパン
核心Pをリードするヤマパン！（この後A1をフリーで突破しようと大胆なムーブで登るも岩がもげてフォールし、登り返してからの2回目はアブミで突破。。）
3
核心Pをリードするヤマパン！
（この後A1をフリーで突破しようと大胆なムーブで登るも岩がもげてフォールし、登り返してからの2回目はアブミで突破。。）
（この後A1をフリーで突破しようと大胆なムーブで登るも岩がもげてフォールし、登り返してからの2回目はアブミで突破。。）
核心Pの垂壁を抜け最後の草付スラブをフォローで登ってくるIくん
堅炭尾根を下り芝倉沢の雪渓に乗り、雪渓通しに下る！
雪渓の下りは楽チン♫
雪渓の下りは楽チン♫
装備
| 個人装備 |
ロックハンマー×1
ハーケン×1〜2
アングルハーケン×1
ダブルロープ（50ｍ）×1
アルパイン用クイックドロー×6
その他登攀具１式
|
|---|---|
| 共同装備 |
アブミ×2
ビバークセット1式（1〜2用ツエルト×2・ガスヘッド×1・ガス×1・コッフェル×1）
トランシーバー×1セット
ファーストエイドキッド×1式
ジャンピング・リングボルト１式
|
感想
昨年秋に山岳会メンバーIさんとIくんの3人で右ルートを登ったときに『今度は左ルートだね。』と話していた。
で、早速今シーズンに左ルートへ行くことになった（笑）
今回はWさんを加えた4人で2人2パーティー編成。
濡れてことが多いと言われるA1の核心ピッチ・・・
さてさて、どんな感じなのかワクワク、ドキドキ！！Climbing‼
�ヾ響�
・幽ノ沢は雪渓通しで歩けて快適だった♫
・カールボーデン直下の雪渓はズタズタで歩けなかったけれど右から簡単に巻くことができました。
・残置中間支点はほとんど無かった（見つけられなかった？）ですが核心ピッチだけは豊富にありました。
・下山後にネットなどで調べてみたのですが、今回は要テラス〜核心ピッチ基部までは左ルート本来のルートを通ってないんじゃないかと思います。。
次回機会があれば本来のルートをトレースしたい・・・いや、もう登る機会はないかな？（笑）
・常に濡れていると言われる核心ピッチですが、この日はほとんど乾いていて条件は良かったです。
好条件＆リードというせっかくのチャンスだったので、A1をフリーでチャレンジしました！ 核心を越えて右手でガバ掴んで終了。のはずでしたが最後に右手で掴んだガバの岩がもげてフォールしました(-_-;)
（フォールしたところは残置中間支点のすぐ上だったので落下する距離が少なく支点が持ちこたえくれて助かりました・・・）
慎重さが足りないのか？体重が重いのか？いや、ただ単に弱いだけなんじゃ・・・(-_-;)
・芝倉沢は雪渓通しで下れて快適でした♫
��反省
・アルパインクライミングは、特に谷川の岩は、そっと握って登らないと！！・・・ですね。
今後はより慎重に登りたいと思います。
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