台高 池木屋山 野江股の頭
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,442m
- 下り
- 1,450m
コースタイム
07:15 水越谷出合
07:30 高滝
08:27 奥の二俣(池木屋山への取り付き)
09:57 池木屋山
10:29 p1284
10:52 p1332
11:17 p1223
11:42 水越(水越谷源頭の鞍部)
12:30 東尾根から滝見尾根へ分れ(野江股の頭はパス)
13:15 p1083
13:49 p1024(宮の谷への下降点)
14:48 宮の谷に下りる
15:57 宮の谷P
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日は以前から温めていた台高の縦走
コースは宮の谷から池木屋山に登って、
東尾根を縦走して野江股の頭から、
滝見尾根を縦走して宮の谷に戻る
水越谷を囲む尾根を歩くロングコース
台高のブナを満喫したかった。
まずは宮の谷から遊歩道を通って高滝まで
毎度毎度の通いなれた道。
水越谷手前付近でかろうじて紅葉が見られる感じ。
昨日までの雨にも関わらず宮の谷の水は落ち着いている。
ここから高滝はすぐ。
遊歩道があるから手軽に見ることができて
ありがたみがないけど落差50mを越える高滝はいつ来ても迫力がある。
ここからは右側を大きく高巻いて猫滝の上から谷に下りる。
ドッサリ滝を横目に二俣から池木屋山への尾根に取りつく。
550mの急な尾根の登り。
コウヤマキ、ヒメシャラ、ブナと植生が変わる頃にはもう頂上。
早かったこともあって今日も誰もいない。
すっかり葉を落とし既に晩秋の雰囲気。
雨上がりということもあって今日は遠くまで見通せる。
日出ケ岳や大峰山脈、今から歩く東尾根の向こうには野江股の頭も。
今回はここからがスタート。
GWの時は黄砂が酷くて歩くのをやめた。
今回は快晴のそよ風。
ブナまたブナの迷岳まで続く果てしなく長い東尾根。
アップダウンもほとんどないブナの散策歩き。
p1284、p1332、p1223と快適な尾根が続く。
特にp1284付近のブナガ凄く良かった。
p1223を過ぎてしばらくで東尾根は大きく北へ向きを変えて
水越の鞍部へ急下降となる。迷いやすいところで注意が必要。
水越は風折滝のある水越谷の源頭にあたる鞍部で
奥深い静かでいい雰囲気の場所。時間があれば昼寝もいい。
ここからは唯一と言っていい野江股の頭への200mの登り返し。
かなりきつい。
ヘトヘトになって登り切ったらすぐそこに見える
野江股の頭まで歩くのがどうでもよくなってくる。
この夏沢登りで行った時も確か自分だけ巻いてしまった。
ここから東尾根と別れて滝見尾根?と呼ばれている
東に野江股谷、西に水越谷に挟まれた痩せ尾根をひたすら歩く。
池木屋山からここまでも、さらに先まで、
尾根のボリュームに差はあるもののほぼフラットの
展望が利かないブナの稜線が果てしなく続いて、
単調な分現在地把握を怠ると自分がどこにいるのか見失ってしまう。
最初は気持ちよくブナの稜線を楽しんでいたけど、
いつ終わるともつかないフラットな稜線がここまで続くと
反対に気分が滅入ってくる。
台高の山の奥深さ、懐の深さを思い知らされるそんな気分。
p1083には一応所属している山岳会のプレートがあった。
1992年ということは僕が入った翌年のモノ。
長かった稜線歩きももうすぐ終わり。
p1024まできてはじめての大休止。
長くて、単調で、それでもブナが見事だった稜線を外れるとなると
これまた反対に寂しい気分になる。
標高1395.9mの池木屋山を出発して4時間弱。
これだけ歩いたのに下げた標高は400mにも満たない。
ということはここから怒涛の下りが始まるということ・・・
宮の谷間で600mの下り。
それも荒れた植林のまっさかさまに落ちるような暗い斜面。
さすがにここでバテた・・・
途中、宮の谷が見下ろせる岩峰があったからそこでボーっとする。
いつも遊歩道を歩いているから意識したなかったけど、
宮の谷もさすが深く切れ込んだ大きな谷です。
最後の気力を絞り出して宮の谷に降り立つ。
下りた瞬間顔を何度も洗って水をがぶ飲みした。
ずっと前から歩きたかったこのコース。
思っていた通り、台高のブナを満喫できた長くていい尾根でした。
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