記録ID: 1513956
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トレイルラン
八ヶ岳・蓼科
美ヶ原トレイル2018 80km完走！
2018年06月30日(土) [日帰り]
長野県
crz4649
体力度
10
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 15:19
- 距離
- 75.5km
- 登り
- 3,895m
- 下り
- 3,876m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 15:07
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 15:19
距離 75.5km
登り 3,895m
下り 3,896m
3:53
45分
スタート地点
19:12
ゴール地点
| 天候 | おおむね晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
梅雨時期であること、常時霧の多い地域であることから、湿気がおおく、路面はぐちゃぐちゃな個所が多々あり。この大会のために切り開いた道もあるようで、あまり踏み固められていない、歩きにくい箇所もある。 |
| その他周辺情報 | スタート・ゴール地点から一番近いコンビニは、白樺湖畔のローソンかと思われるが、参加者が集中するため、前日の19時頃には弁当やお握りはなくなっていた。22時閉店→7時開店なので、ここでの食料確保は困難。 |
写真
レース前日の説明会。80kと90kの参加者は、前日受付が必須。inov8cupというだけあって、デサントジャパン�蠅稜笋蟾�みが半端ない。
6/29 14:17
レース前日の説明会。80kと90kの参加者は、前日受付が必須。inov8cupというだけあって、デサントジャパン�蠅稜笋蟾�みが半端ない。
90kのスタート（午前3時30分）を見送って、我々80kのスタート時間（4時00分）を待つ。過去の反省を活かして、スタート位置は上位を確保。スタート後、いきなりゲレンデの激坂が待つ。
6/30 3:36
90kのスタート（午前3時30分）を見送って、我々80kのスタート時間（4時00分）を待つ。過去の反省を活かして、スタート位置は上位を確保。スタート後、いきなりゲレンデの激坂が待つ。
第一エイド。和田峠。14kmくらいかな。バナナとコーラでエネルギー補充する。簡易トイレ待ちがすごい。
最初のピークである三峰山（1,887m）を目指す。ガスっていて、展望はないが、想定よりも気温が低く、走る（歩く）環境としては悪くない。
6/30 7:14
最初のピークである三峰山（1,887m）を目指す。ガスっていて、展望はないが、想定よりも気温が低く、走る（歩く）環境としては悪くない。
三峰山（1,887M）。約18km地点。ここに来るまで、アップダウンが連続しており、地味に足を使わせる。
第一関門である扇峠。約21km地点。関門があるだけで、水も食料もない。
コース最高峰である茶臼山（2,006m）。約24km地点。相変わらず、霧の中。ここから山本小屋までは、標高差のない穏やかな道となる。
6/30 8:58
コース最高峰である茶臼山（2,006m）。約24km地点。相変わらず、霧の中。ここから山本小屋までは、標高差のない穏やかな道となる。
走りとストック使用禁止区間を過ぎて、美ヶ原に到着。牛がゆうゆうと草をほおばっている。のどかな光景。霧も晴れて、遠くまで見通せ、風がとても気持ちいい。これぞ、'The Utsukushigahara trail!'
6/30 9:30
走りとストック使用禁止区間を過ぎて、美ヶ原に到着。牛がゆうゆうと草をほおばっている。のどかな光景。霧も晴れて、遠くまで見通せ、風がとても気持ちいい。これぞ、'The Utsukushigahara trail!'
第2エイド兼第2関門の山本小屋。約27km付近。あんぱん・バナナ・コーラでエネルギー補充。90kのランナーと合流。「登りがエグイ」のだそうだ。
6/30 9:46
第2エイド兼第2関門の山本小屋。約27km付近。あんぱん・バナナ・コーラでエネルギー補充。90kのランナーと合流。「登りがエグイ」のだそうだ。
物見石山（1,985m）を目指す。この後、標高差1,000mを下る。太陽が照り付け始め、下る程に気温はぐんぐん上昇。道は途中からコンクリートになり、かなり足を使う。塩飴で、塩分を補給しつつ、水分を十分に飲んで、脱水を未然に防止する。
6/30 10:21
物見石山（1,985m）を目指す。この後、標高差1,000mを下る。太陽が照り付け始め、下る程に気温はぐんぐん上昇。道は途中からコンクリートになり、かなり足を使う。塩飴で、塩分を補給しつつ、水分を十分に飲んで、脱水を未然に防止する。
第3エイド兼第3関門である和田宿。約40km地点であり、本コースの丁度中間地点、気温はゆうに30度以上はある模様。そばとそうめんがすごくうまい。次の長門牧場まで18km。エイドはないので、ここで水を満タン（1.2ℓ）に確保したうえでスタートした。体調不良の同行者H氏とはここで別れた（H氏は入大門でDNF）。エイドスタート時間12時25分（関門締め切り12時30分）。地獄の一人旅が始まった。
1
6/30 12:00
第3エイド兼第3関門である和田宿。約40km地点であり、本コースの丁度中間地点、気温はゆうに30度以上はある模様。そばとそうめんがすごくうまい。次の長門牧場まで18km。エイドはないので、ここで水を満タン（1.2ℓ）に確保したうえでスタートした。体調不良の同行者H氏とはここで別れた（H氏は入大門でDNF）。エイドスタート時間12時25分（関門締め切り12時30分）。地獄の一人旅が始まった。
延々と続く、単調・登り・灼熱の林道。急登はないものの、800mを登り続ける。並行するランナー達は例外なくペースダウン。途中、脱水で倒れている人もいた。関門突破の為のペースを断固維持してきたが、筆者も水が尽きかけてきた所で、運よく沢があり、自己責任で水分補充。体にも水をかけ、熱を逃がす。沢がなかったら、いろいろな意味で危なかったかも。
6/30 14:08
延々と続く、単調・登り・灼熱の林道。急登はないものの、800mを登り続ける。並行するランナー達は例外なくペースダウン。途中、脱水で倒れている人もいた。関門突破の為のペースを断固維持してきたが、筆者も水が尽きかけてきた所で、運よく沢があり、自己責任で水分補充。体にも水をかけ、熱を逃がす。沢がなかったら、いろいろな意味で危なかったかも。
長門牧場の北端。走れる区間だが、とても長い。関門時間も間近に迫っている。魂のランを続ける。ここまで来たのだから、そう簡単には諦められない。絶対に行くぞ！
6/30 15:08
長門牧場の北端。走れる区間だが、とても長い。関門時間も間近に迫っている。魂のランを続ける。ここまで来たのだから、そう簡単には諦められない。絶対に行くぞ！
第4エイド兼5関門の長門牧場。約58km地点。関門時間15時30分に対し、15時25分に到着。「15時30分には出ないと関門アウトでーす！」と容赦なく言う係員に若干ムッとしつつ、ドリンクヨーグルトとコーラ・バナナを胃に流しつつ、急いでボトルに水分を補給し、関門ギリギリで通過。
6/30 15:30
第4エイド兼5関門の長門牧場。約58km地点。関門時間15時30分に対し、15時25分に到着。「15時30分には出ないと関門アウトでーす！」と容赦なく言う係員に若干ムッとしつつ、ドリンクヨーグルトとコーラ・バナナを胃に流しつつ、急いでボトルに水分を補給し、関門ギリギリで通過。
長門牧場でたあとに、足がつりかけた。やばいかもと思ったが、山道に入ると、なぜか走れる。ふかふかでアップダウンの穏やかなトレイルが続く。ここは気持ちいい区間だった。大門峠前の激坂までは…。
6/30 16:08
長門牧場でたあとに、足がつりかけた。やばいかもと思ったが、山道に入ると、なぜか走れる。ふかふかでアップダウンの穏やかなトレイルが続く。ここは気持ちいい区間だった。大門峠前の激坂までは…。
第5エイド兼第6関門の大門峠。約68km地点。大門峠前の激坂を一気に登りきり、関門15分前には到着。H氏が応援に来てくれた。バナナとコーラでエネルギー補給。ここで、ライトの点灯チェックあり。足は十分残っており、完走を確信した。
第5エイド兼第6関門の大門峠。約68km地点。大門峠前の激坂を一気に登りきり、関門15分前には到着。H氏が応援に来てくれた。バナナとコーラでエネルギー補給。ここで、ライトの点灯チェックあり。足は十分残っており、完走を確信した。
殿城山を登り切ったところ。約73km地点。休憩に丁度いい岩があり、そこに座って、大門峠で補充したおにぎりを、霧ヶ峰（日本100名山）バックでほおばる。ここまで来ると、ランナーはまばらとなっており、ほおばっている間、誰も来ない。贅沢な時間。
1
6/30 18:12
殿城山を登り切ったところ。約73km地点。休憩に丁度いい岩があり、そこに座って、大門峠で補充したおにぎりを、霧ヶ峰（日本100名山）バックでほおばる。ここまで来ると、ランナーはまばらとなっており、ほおばっている間、誰も来ない。贅沢な時間。
最後のピークである南の耳（1,838m）を目指す。早く終わって欲しいと思う気持ちと、終わってしまうのか、という気持ちが交互する。足は十分残っており、登れるし、走れる。異様なまでに体が軽い(ような気がした)。
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6/30 18:31
最後のピークである南の耳（1,838m）を目指す。早く終わって欲しいと思う気持ちと、終わってしまうのか、という気持ちが交互する。足は十分残っており、登れるし、走れる。異様なまでに体が軽い(ような気がした)。
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
サンバイザー
手袋
靴
ザック
行動食
飲料
地図（地形図）
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
テーピング
アームカバー
熊鈴
ストック
|
|---|---|
| 備考 | ストック可。体力温存の為、準備しといて正解だった。 |
感想
和田宿から長門牧場は、地獄の林道と、果てしなく廻され感のある牧草路。絶対完走するぞ！という気持ちが一瞬でも途切れたら、たぶん駄目だった。水が尽きかけたときにあらわれた沢も、幸運だった。
午後8時、終了を宣言する打ち上げ花火があがった。その下で、簡易シャワーを浴びたのだが、ライトがないと真っ暗。とは言え、泥だらけ・汗だらけの体を流せて、さっぱりして帰路についた。
なお、本レースにおける全体的な時間配分は、前半40km8時間→後半40km6時間45分であり、山岳部出身のスローランナーとしては、後半で相当な追い上げを図った。
80kの完走率は48％。90kは32％。90kは80kプラス10k&獲得標高1000mを、80kプラス30分しかないので、styよりも難易度は数段高いと思われる。いずれにしても厳しい大会でした。
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