大雪山（旭岳-黒岳-北鎮岳-比布岳・周回）

2018年07月12日(木) [日帰り]

• GPS: 12:47
• 距離: 33.0km
• 登り: 2,327m
• 下り: 2,325m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:46
• 休憩: 1:02
• 合計: 12:48

0:27 スタート地点
2:02 2:10 旭岳石室
3:15 3:18 金庫岩
3:26 3:28 大雪山
3:28 3:29 旭岳
3:51 3:51 裏旭キャンプ指定地
4:27 4:30 間宮岳分岐
4:35 4:35 荒井岳
5:03 5:03 松田岳
5:14 5:17 北海岳
6:26 6:26 黒岳石室
6:42 6:55 黒岳
7:08 7:12 黒岳石室
7:47 7:55 お鉢平展望台
8:15 8:15 北鎮岳分岐
8:25 8:29 北鎮岳
9:13 9:22 比布岳
9:34 9:34 安足間岳
10:35 10:39 当麻乗越
11:13 11:13 裾合平
13:15 旭岳ビジターセンター

天候

晴れ！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

自家用車で旭岳ロープウェイまで向かう。
登山者用の無料駐車場があるので利用させてもらった。

コース状況／危険箇所等

・ロープウェイの始発は6:30らしいが山頂でご来光を眺めたい場合は当然始発前に自分の足で登るか前泊する必要がある。
・全体的に危険個所はないが道がたくさんあるので分岐間違いに注意すること。
・全体的に残雪多く花もまだこれからといった感じに見えた。（この辺は地元の大雪山に詳しい方のレコを参考にしてください）
・自分と同じルートを辿る場合、核心部はピウケナイ沢の渡渉となる。靴を脱いで渡れば濡れずに済むが自己判断で。
・ヒグマがいないかとドキドキしながら歩いたが見つけられなかった。（ちょっと遠巻きで見てみたかった）

写真

7/12 0:23

今日は念願の大雪山へ登る。
空には満天の星空！

7/12 0:25

いよいよ来たぞ！
そんな実感がわいてくる。

7/12 0:31

ロープウェイは使わない。
その代わりプライベート感満載な大雪山を味わえるはず。

7/12 1:07

木道脇には早くもチングルマ。

7/12 1:46

とりあえずロープウェイの高さまで登った。
当然誰もいない。

7/12 1:49

これから登る旭岳のシルエット。

7/12 2:07

夜景と星空。
どこの町だろう。

7/12 3:26

旭岳登頂。
ご来光まで30分ほど早かったか。
カッパ羽織ってても寒いので先へ進もう。

7/12 3:29

少しガス優勢だったがきれいな空を拝むことができた

7/12 3:38

裏旭の雪渓。
この後ガスで視界がなくなった。

7/12 4:08

ご来光タイム！
ガスの演出が素晴らしい！

7/12 4:10

さあこれから歩く縦走路を照らしてくれ

7/12 4:19

太陽にほえろ！
・・・朝だけど。

7/12 4:19

これから歩く稜線。
ワクワクが止まらない。

7/12 4:24

これをマンダムな朝と言わずしてなんと言おう。

7/12 4:25

もうほんとにタマランチ会長です。

7/12 4:27

イワウメ

7/12 4:32

お鉢平と後で歩く北鎮岳（左奥）

7/12 4:36

御鉢平が光を浴びている・・・圧巻

7/12 4:36

縦走路もようやく日の光を浴びてテンションアップ。
長い暗闇の時間が終わった。

7/12 4:40

タカネスミレ

7/12 4:53

貸切天空ロード

7/12 4:56

あの王冠はトムラウシ山！ですよね。
今回悪天で断念したので来年こそは！

7/12 5:00

ふふふ、太陽様様です（笑）

7/12 5:14

まずは北海岳登頂。

7/12 5:25

ハクサンイチゲ

7/12 5:25

エゾコザクラ。
ハクサンコザクラそっくりだけど、ちょっと花びらが尖ってるような。

7/12 5:28

キバナシャクナゲ

7/12 5:30

エゾノツガザクラ

7/12 5:32

これ、ミネズオウ。
北海道のはピンクなんだね。

7/12 5:35

イソツツジ

7/12 5:37

ウメバチソウ

7/12 5:40

雪倉岳とか黒部五郎カールの感じに少し似てる

7/12 5:40

後で登る北鎮岳。
実は北海道で2番目に高い山らしい。

7/12 5:55

イワヒゲ。圧巻だ。

7/12 6:05

エゾコザクラの大群落

7/12 6:06

雪渓が融けた場所が沢になっていた。
渡渉を余儀なくされる。

7/12 6:06

やっぱりちょっと形が違うね

7/12 6:13

ここを渡ります。
うまいこと石を選んで濡れずに渡ることができた。

7/12 6:15

コバイケイソウ。
本州は爆咲だけどこっちはどうなんだろう。

7/12 6:26

黒岳の山小屋。管理人さんもいました。
ネパールみたいな国旗がいい味を出している。

7/12 6:26

大雪といえばチングルマ！

7/12 6:35

左側が烏帽子岳。そんな形。
右側が白雲岳。来年にとっておく意味で今回は行かなかった。

7/12 6:39

さあ黒岳へ最後の登り。

7/12 6:42

黒岳登頂！
先ほどの小屋に泊まったという3人のお父さんと談笑。
なんとお一人は83歳！自分も80歳超えても山に登っていたい。

7/12 7:02

さあ折り返し。
お父さん方と別れたら北鎮岳へ向かおう。

7/12 7:17

こんな広い登山道本州には絶対ないと思う。

7/12 7:39

大雪山は火山なので時折荒々しい側面も見せる。

7/12 7:39

おっとコマクサもいるんですね

7/12 7:43

大雪山のチングルマはやたらでかい！

7/12 7:47

御鉢平展望台まで来た。

7/12 8:25

そして北海道第2の高峰である北鎮岳に登頂。

7/12 8:26

北鎮岳からのルートは迷ったが敢えて遠回りとなる比布岳経由で行こう！

7/12 8:58

まだまだ続く天空の散歩道

7/12 9:05

エゾノツガザクラ

7/12 9:13

比布岳登頂！
このルートは人気がないのか全く人がいなかった。

7/12 9:24

愛別山。荒々しいバリエーションルートだ。

7/12 9:27

安足間岳（あんたろまだけ）経由でいく。
こっちも十分荒々しいけど。

7/12 9:28

ザックだけデポされてた・・・いつのだろう。人は見当たらない。怖すぎる。

7/12 9:56

当麻岳からハイマツロードを駆け降りる！

7/12 10:23

この辺りのハイマツは枯れているものが多かった。
何か理由があるのだろうか。

7/12 10:51

問題のピウケナイ沢の渡渉。
ここは膝下まで浸かるしかなかった・・・
靴はずぶ濡れ；；

7/12 12:05

姿見平まで帰ってきた。
国際色豊かな観光客でいっぱい。

7/12 12:45

ロープウェイは使わずに下山。
意外といい雰囲気の場所もあります。

7/12 13:12

シナノキンバイかとおもったけどやけに背が高い。
チシマノキンバイソウというらしい。

7/12 13:13

無事下山。
お疲れさまでした！

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

PowerShot G7 X CANON

感想

がんちゃん

北海道旅行も大詰め。
利尻、礼文と歩いてみたものの完全燃焼と呼べるような山行はまだしていない。
12日は大雪山系も晴れ予報が出たのでこれはチャンスとばかりに稚内から旭川まで車を走らせた。
問題はルートだ。
初大雪なのでとりあえず旭岳は踏むとして、そこからどうするか。
地図を見る限り大雪山は典型的な「主峰の先が素晴らしそうな山」に見える。
白山でいうところの大汝峰を含む北部白山、朝日連峰でいうところの大朝日岳〜以東岳といった感じか。
本来なら白雲岳〜トムラウシまでビックにテン泊周回を予定していたが晴れそうなのは12日だけらしいので日帰りロングに切り替えよう。
そうなると左の旭岳から右の黒岳まで周回してみようか、ということになった。

前夜のうちにロープウェイ乗り場まで向かい車中泊。
到着が遅くなったので3時間ほどしか寝られない。
0時に起床して0時半スタート。
空には天の川が輝いていた。

ロープウェイをバイパスする登山道はあまり歩かれていないのか特に下部は下草がうるさかった。
カッパズボンを履いて靴が濡れるのを防ぐ。
ロープウェイ山頂駅から本格的な登山道になるが富士山や岩手山のような溶岩のザレた道だった。どうせ真っ暗で何も見えないのでちょうどいい。

旭岳に登頂するとまだご来光前だった。
ちょっと早く着き過ぎたが旭岳から奥がメインルートなので別に気にしない。
裏旭を過ぎて間宮岳あたりでガスが晴れて素晴らしいご来光を拝むことができた。神様どうもありがとうございます！
北海岳を過ぎるまでの区間はあまり花は咲いていなかったがクジャク岩周辺のキバナシャクナゲとエゾコザクラはすごかった。

黒岳に登ると前日黒岳の小屋に泊まったという3人のお父さんと会った。
東京、埼玉から来られたようだ。
皆さん70を超えているようだがその中の一人はなんと83歳！
去年剱岳の池の平まで歩いたようだ・・・凄すぎる、頑張ればこの年まで山に登れるんだと勇気をもらった。

その後は北海道第二の高峰である北鎮岳〜比布岳へと周回。
黒岳から北鎮岳の区間と裾合平(すそあいだいら)〜ロープウェイの区間では数人の登山者と会ったが他は皆無、人気の大雪山だがほぼ貸切という贅沢な山行になった。

それにしてもおそるべし大雪山。
スケールの大きさが桁違い。
正直、本州の山が全部ちっぽけに感じてしまった。
敢えて雰囲気が近い場所を挙げるなら北ノ俣〜黒部五郎〜三俣蓮華までの黒部源流域くらいかな。
大雪山なら毎年テント担いで訪れたいと思った。

コメント

レッズ

遠征してまで行きたい山
遠征しなくても近場の山でも十分と考えている自分ですが（主に経済的理由w）、遠征してでも登りたい山はいくつかあり、利尻山、大雪山もその中のひとつ（ふたつ？）です。具体的な計画を立てているわけではなく、ヤマレコで漠然と歩くコースを妄想しているだけですが。
新潟からフェリーでのアクセスは参考にさせてもらいます。車にチャリを積んでいこう！でも、北海道はリタイヤしてからかな？
ご来光登山はさほど興味ないのですが（夜は寝るものと・・・）、sanchanのレコを読むと朝日に照らされる雲海やモヤの山風景を見たくなりますな。

がんちゃん

Re: 遠征してまで行きたい山
レッズさん、こんにちは。

僕も北海道はいずれ・・・とのんびり構えていましたが心変わりしました。
できるだけ早いうちに行っておくべきです！
リタイア後に行ったら多分「もっと若いうちに登っておけばよかった」と後悔するでしょう。それほどまでに素晴らしい山旅でした。
本州の山とは別物と考えた方がいい、少なくとも自分はそう思いました。

夜は寝るもの・・・大多数の人はそう考えているでしょうし、本来マナー的にもそれが正しいと思います。しかし普通では見られない景色を楽しめるというのも確かな事実。
その時、その場所によって臨機応変に最高の景色を楽しみたいですね。