常念岳・蝶ヶ岳周回＊ライチョウ親子と稜線山歩＊三股→常念岳→蝶ヶ岳→三股

2018年07月15日(日) 〜 2018年07月16日(月)

• GPS: 12:46
• 距離: 21.5km
• 登り: 2,217m
• 下り: 2,225m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:18
• 休憩: 0:52
• 合計: 10:10

4:35 スタート地点
5:14 5:17 三股登山口
8:57 9:09 前常念岳
10:44 11:21 常念岳
14:09 14:09 蝶槍
14:14 14:14 蝶ヶ岳三角点
14:21 14:21 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)
14:45 蝶ヶ岳ヒュッテ

2日目

• 山行: 2:28
• 休憩: 0:07
• 合計: 2:35

10:35 蝶ヶ岳ヒュッテ
10:39 10:43 蝶ヶ岳
11:58 11:58 まめうち平
12:26 12:29 ゴジラみたいな木
12:45 12:45 三股登山口
13:10 ゴール地点

天候

2日とも晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

三股登山口まで800mの林道ゲート前の三股駐車場は路肩崩落のため車両進入禁止。

三股駐車場手前700m地点「森の広場 駐車場」は使用可。

が、しかし！連休で満車。

さらに手前 1キロ地点「まゆみ池 駐車場」へ。(トイレ有り)

つまり 三股登山口までの林道歩き「片道2.5キロ」の時間考慮が必要となりました。

その他周辺情報

日帰り入浴・食事
「ほりでーゆ〜四季の里」530円→430円

蝶ヶ岳ヒュッテにて100円割引券がもらえます。

写真

晴れ予報の3連休 中日

満天の星空の下 「常念岳・蝶ヶ岳登山口」のまゆみ池駐車場へ到着。

AM4:35 登山スタート
今日 歩く予定の縦走路が 朝陽に照らされています。

常念岳への登山道は九十九折の樹林帯。

標高2400m付近で景色が一変！
( ∩´∀`)∩
地平線の彼方まで雲海が広がり 富士山と南アルプスが遠くに浮かんで見えます

森林限界を超えると岩稜帯歩き。

蝶ヶ岳へと続く稜線の向こうには穂高連峰も見えて来ました。

360度 絶景！
(⑅´•⌔•`)*✲゜*。

今回の山歩の最大の目的は
「ライチョウ親子に会うこと」

早速 ライチョウの縄張り見張り台のような場所に鳥を発見！

(*´ω`*) イワヒバリでした

岩に埋まっている？
屋根以外は岩石で建ててある避難小屋。

「北の国から」の黒板五郎さんが建てた石の家っぽいです。

中を覗いてみました。
雨風は しのげそうです。

赤い字は「たすけて」ではなく「きれいに」と書いてあります。

AM9:00
前常念岳で少し休憩。

一ノ沢登山口から伸びる尾根。
遠くには 燕岳や大天井岳。

常念岳へ向かいます。

チングルマが たくさん*✲゜*。

右下に見える赤い屋根が「常念小屋」
その奥は常念乗越。

大天井岳へ続く稜線。
表銀座は いつか歩いてみたい。

常念岳直下。

山頂は大賑わい(゜ロ゜)
さすが 連休中の百名山！

一ノ沢方面からの登山者と ここで合流。

憧れの槍様
(*´▽`*)ノ))
おはようございます！

ガレ場を少し上がると…

AM10:45

日本百名山40座目
「常念岳」標高2857m

北穂高岳から 槍ヶ岳 鷲羽山 水晶岳までバッチリ見え見え(°▽°)

槍様 ズーーム！

天空を突くような あの穂先。
憧れのお山に 私もいつか必ず！

゜+。(o・ω-人)

常念岳は沢山の人で賑わっているので 最前列に座って 北アルプスを代表する山々を眺めながら昼食。

さて！
次に向かう蝶ヶ岳への稜線です。
小さなピークが波打っています。

稜線上には 変わった大岩。

いくつものピークを越えていくのは キツいけれど 絶景の稜線歩きは 気分爽快。*.゜☆

常念岳を振り返る。

激下り中(`・ω・´)

コバイケイソウと常念岳

蝶槍からのハイマツ帯は ライチョウを探したけれど この日は会えず‥

PM2:45
蝶ヶ岳ヒュッテ到着

このまま下山すれば 明るいうちに駐車場に着けますが せっかく連休なので 山小屋に宿泊。

日没までは 天空の稜線散歩。

今日歩いてきた常念岳からの稜線を境にしてガスが湧き上がる。

ガスの方を ふと振り返ると

(∩゜∀゜∩)感激！

「ブロッケン現象」です

穂高へ落ちるお日様は雲の中。

早朝から歩いてきた前常念岳 常念岳が茜色に染まり ふんわりとしたピンク色のガスに包まれていて 綺麗:・:*.+゜

今日1日 無事にここまで歩けたことに感謝。

今日は小屋泊。
帰り道の運転がない。

ということで
「穂高に乾杯！」

明日は
きっと きっと

ライチョウさんの親子に会えますように
(。・人・。)。*.゜☆

ほろ酔いで おやすみな…さ…zzz

AM4:20
おはようございます
(´- `*)
少し暗くて神秘的:・:*.+゜

小屋泊のお楽しみ
御来光とモルゲンロート待機

富士山と南アルプス

テント泊の人達は 風もなく快適だったそうです。

小屋も 2つの布団に3人でしたが 圧迫感はなく 朝までぐっすり眠れました。

少しずつ 明るく‥

今回は ほんのりピンク色の穂高連峰。
空気はひんやり気持ちいい。

今日も 素晴らしい一日になりそう
(人゜∀゜*)

何度も同じような写真。

こんな絶景を目前にしたら
仕方ないですよねっ
（ゝ。∂）

AM 6:00
蝶ヶ岳ヒュッテ前の「瞑想の丘」

大喰岳 中岳 槍ヶ岳

AM7:00
雲に浮かぶ蓼科・八ヶ岳方面

朝イチのお散歩もライチョウ探し。

朝は寒いから 体温が維持できない小さなヒナは お母さんが抱っこ中かな(´- `*)

今日の予定は下山だけなので
急ぐこともなく のんびり。

ヒュッテの談話室
暖炉の前で ゆったりとコーヒータイム。

贅沢な時間。*.゜☆

昨日 登ってきた常念岳までの尾根を眺める

AM8:00
ほとんどの宿泊客が出発して
静かな静かな蝶ヶ岳。

蝶槍までの天空の稜線を散歩。
自撮りしたり ライチョウさんを探したり…

そろそろ 出てきて！

「ピヨっ ピヨピヨ…」

ハイマツから1羽のヒナ

ヽ(。>▽<。)ノ
出てきてくれたぁーーっ

ハイマツからヒナ達を見守るお母さん

わぁーい
こんにちは(。>▽<。)

ヒナちゃんは
翼の風切羽が生えてきているねっ

背伸びしてるぅ
( *´pq`)

足指まで羽毛に覆われて
しっかりとした あんよだねっ

お母さんは 常に
「クッ クッ クッ…」と声を出し続けています。

動き回るヒナ達へ「お母さんは ここに居るからね」という合図かな(´- `*)

ヒナ達が産まれるまでは お父さんがずっとそばにいてくれたけど
ライチョウの子育ては お母さんの役目。

トコトコ 自由に歩き回り
餌を探しては ついばむヒナちゃん

手を伸ばしたら届く距離

ヒナを手に乗せたように見える遠近法の写真を撮ろうとしたら お母さんが ecoの行動をジッと見ていた。

手を出す仕草は 心配されるのでやめた。

家族写真は 唯一 この1枚

やっと揃ったヒナ3羽は
全員 後ろ向き(*´ー｀*)

お母さんは ヒナを常に意識しながら
食事をしたり 羽繕いをしたり。

その甲斐甲斐しい母としての姿はとても美しくて 胸を打たれます。

常念岳をバックに

穂高連峰をバックに

槍ヶ岳と ライチョウのお母さん

素敵なアングルを いっぱい ありがと
(人゜∀゜*)

もふもふのお尻

かわいいなぁー
(っ´∀`c)

美人なお母さんの まん丸な瞳に比べて

ヒナちゃんは ヤンチャなお目々

(⑅´•⌔•`)*✲゜*。

この場所で たくましく生きてねっ

お母さんと一緒のポーズ①

どの仕草も かわいくて
警戒もされないから 帰るきっかけが見つからないよ(*´ω`*)

お母さんと一緒のポーズ②

お母さんと一緒のポーズ③

お母さんと一緒のポーズ④

登山道をトコトコ歩く
ライチョウ一家。

次は どこに行くのかな

絶景ポイントに到着

母「ヒナちゃん ちょっと…」

母「見せてごらん」

母「なんか付いてるねぇ」

ヒナ「 へへっ…」

ヒナ「くすぐったいよぉ」

ヒナ②「あ！なにしてるの？」

ヒナ②「僕も やって！」

ヒナ「えへへ…」

ヒナ②「次は僕の番だからねっ」

ヒナ②「早く 早くぅーー」

みんな 優しいお母さんに甘えたいね

お母さんとヒナちゃん
ポカポカ陽気で のんびり。

ecoも
岩に腰掛けてのんびり。

「お母さん 何食べてるの？ 僕にも食べられる？」

ライチョウのお母さん
子育て お疲れ様！

何を思って 絶景を眺めているのかな…

このヒナは お母さんから離れないけど 他の2羽は好奇心旺盛。

迷子にならないかな と心配になるけど 時々 戻ってくる。

奥のヒナちゃん
「スサー」の風切羽が けっこう立派。

あぁ(´∀｀)かわいかった*✲゜*。
会えて とても嬉しかったよ

また会いに来るね！
天敵に気をつけて みんな立派に育ってね！

AM10:35
蝶ヶ岳山頂。

急ぐ理由もなく ゆっくりできて 幸せな時間でした。
この絶景も そろそろ見納め。

蝶ヶ岳登山は2回目
何度でも訪れたい 大好きなお山。

ありがとう 蝶ヶ岳！

下界の気温は40度という噂。
標高が下がるにつれて 暑くなる。

水場の冷たくて美味しい水。
首に巻いたひんやりタオルも すぐ乾くので 沢があるルートは嬉しい。

人気者のゴジラに噛んでもらって…

PM12:50
三股駐車場 到着。

ライチョウ親子に会えて 嬉しくて 元気いっぱいのecoは
山頂から ここまで約2時間で下山。

今年いっぱい この駐車場は使用不可。

ここから長い林道歩き。

「森の広場駐車場」辺りで 縦走した稜線を振り返る。

森の広場駐車場は 連休で満車だったので…

さらに林道を1キロ離れた
「まゆみ池駐車場」へ。

昨日は満車で林道まで溢れかえっていた駐車場も 広々。

暑い 暑い(゜´ω`;)
早く温泉でさっぱりしよう！

暑いのに 熱い温泉では
のぼせそうなので

林道途中に車をとめて 沢遊び。
水の透明感が 素晴らしい:・:*.+゜

ヽ(。>▽<。)ノ
冷たーい
気持ちいいーーーっ

裸足になって 足ぽちゃして
顔も腕もじゃぶじゃぶ。
体が冷えて寒くなるまで 寄り道。

「ほりでーゆ〜」は 歩いてきた稜線が眺められる絶景風呂。

ほりでーゆ〜の お食事処で
朴葉味噌焼きのセットをいただきました。

美味しかったぁ
( *゜〜゜*)

長野自動車道「安曇野インター」に向かう途中にて。

常念岳 蝶ヶ岳、
素晴らしい2日間を ありがとう。

あの場所に立つことのできる
今 置かれている自分の環境や足腰に 感謝*✲゜*。

感想

エコ

動画をいくつか撮ったので まとめました。





前回 蝶ヶ岳へ登ったのは 3年前。
穂高連峰を赤く染める モルゲンロートを見ることが夢でした。
山仲間との蝶ヶ岳ピストン。

あの頃は「縦走」という発想もなく
蝶ヶ岳にライチョウがいることも知りませんでした。


今回の山行の最大の目的は
「子育て中のライチョウ」に会うこと。

念願 叶って 静かな稜線で 1時間近く ライチョウの子育てを眺めることができました。

ライチョウのお母さんは 敵からヒナを守るために 自分の羽が傷ついて飛べない様子を演じて 注意をそらしたりするそうです。

こうして 繋がっていく 命の神秘。

優しく 温かく
自分の身を呈して ヒナの命を守る ライチョウのお母さんの強い愛。
(ノω；`)泣けます。


今回は そんな擬傷行動は見られなかったので 私も安心して そばにいさせてもらいました。

心が満たされた ライチョウとの1時間。

山の神様から また素敵な贈り物をもらいました。
感謝*✲゜*。

拙いレコを 最後まで見てくださって ありがとうございました。eco