記録ID: 1537742
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ハイキング
比良山系
地蔵山(朽木栃生・笹峠道−コメカイ道)
2018年07月26日(木) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 11:12
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 872m
- 下り
- 869m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 10:11
距離 11.7km
登り 872m
下り 874m
9:45
10:53
4分
P732東鞍部
11:57
12:27
70分
ヒジキ谷西源流部
13:37
123分
ヒジキ谷源流最上部
15:40
15:45
11分
笹(ササ)峠
18:20
18:23
28分
コメカイ道出合
18:51
笹峠道は、予想以上の難路で、加えて、気温・湿度も高く、時間と体力を消耗致しました。コメカイ道出合に戻ってからは、ゆっくりと、駐車地まで、戻りました。緊張が緩んだ為でしょうか? 重いリュックで、両肩に痛みが出ました。
天候 | 晴時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車地から、笹峠道出合までは、踏み跡の明瞭な登り易い状態です。 笹峠道出合から、地蔵山稜線ルートにあるササ峠までは、本当の難路です。気軽な気持ちで、絶対に入ってはなりません。難路を進めるだけの、装備(特にGPS機能を持つ機器)と技術が必要です。台風や豪雨毎に、崩落が進行していますので、ステップを切りながら進む為に「バチ鍬或いは、唐鍬等」が必要です。通過不可能な崩落箇所を迂回する為に、「ザイル等」の装備、倒木の枝を切り落とす為の「携帯用鋸」も必要です。 地蔵山を経由して、地蔵峠から、コメカイ道に入ります。山行き記録のトラックログ等を、参考にして、GPS機能で、ルートチェックしながら進めば、ルートは、分かると思いますが、ヒジキ滝の東・西に、山道が、上方より、崩れて来た土砂に覆われた滑落し易い場所があります。状況が悪い場合は、鍬等を使い、自分でステップを切る覚悟が必要です。ヒジキ滝の東側の岩場は、滑り易く、古いトラロープは切れていて、新しいトラロープも少ししかありません。古い錆びたハーケンは、鍬で叩くと、ぐらついています。安全に通過する為には、上方の立ち木や、太い木の根にザイルを掛けて通過する工夫も必要か?と思います。 |
写真
ササ峠道出合の標識です。此処にも、トラロープが張ってあります。倒木・崩れた土砂で埋まった山道が見えます。入るには、かなりの覚悟が必要です。この標識の手前で、簡易ハーネス・ヘルメットを付けました。この標識の右に、イクワタ峠への登山道が見えます。
ヒジキ滝の上方、ヒジキ谷の源流部です。ここから、笹峠〜イクワタ峠への稜線ルート近く迄、登ってみました。昔は、或る程度、通る人もいたのではないか?と感じました。山道はありませんが、登り易い谷筋でした。
このヒジキ谷の源流部から、笹峠へのルートに入る急斜面は崩落していて、通れず、50m位、谷を下り、登り易い場所で、重いリュックを置いて、上の杉まで、ザイルを掛けに登りました。10m位でしょうか?ダブルにしているので、ゴム付き手袋で、リュックを背負って、十分に登れました。
ササ峠に出て来ました。笹峠道の通過に、4時間半以上掛かっていますが、何とか、無事、抜ける事が出来ました。本日通った笹峠道の状態では、小生が、笹峠道を完歩する最後の登山者になるのではないか?と考えました。
シシ谷から離れ、ヒジキ滝へ向かう途中の、崩れ落ちて来た土砂で、山道が狭くなっている場所です。落ちればシシ谷の谷底まで、滑落する可能性が高い箇所です。上から、登って来た方を写しています。
降りて来て、岩場を振り返っています。ハーケンを持っているのですが、本日は、もう時間がありません。次の機会に打ち込むつもりです。此処の課題は、ハーケンと鎖・トラロープだと、考えています。
ヒジキ滝より、朽木栃生に帰る為に土砂が被さっている山道を、登っていて、振り返っています。ヒジキ谷の底が見えます。このルートでは、ステップを切る用意が必要です。この場所にあるトラロープは、2017/12/03滋賀山友会の方々が取り替えられたと、HPにあります。有難う御座います。
装備
個人装備 |
雨具
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS2台
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
予備バッテリー
時計
タオル
ストック
ヘルメット
ザイル30m・10m
簡易ハーネス
カラビナ
スリング
ATC下降器
シンプルアセンダー
携帯用鋸
携帯用鉈
ゴム付き軍手
唐鍬
ハンマー
ハーケン
|
---|---|
備考 | 持って行って良かった物としては、唐鍬・ザイル・携帯用鋸です。唐鍬はステップを切る時に、ザイルは、崩落箇所を迂回する為に、携帯用鋸は、山道に被さっている倒木の枝を切り落とす為に使用しました。 |
感想
今回の山行きは、いずれ、消えてゆくかも知れない、北比良越えの、昔の生活道を実際に踏破してみて、どの様な山道であったのか?記憶に留めて置きたいと思い、歩いてみました。
笹峠道については、かなりの部分は、廃道状態です。一般の登山者が、安全に通行できる迄に、回復させるには、かなりの労力と資金を要すると、考えています。
コメカイ道については、ヒジキ滝の東と西の、崩れて来た土砂で、ステップが殆ど無くなっていて、滑落の危険性が高い部分を、鍬等で、ステップを拡げ、更に、トラロープを設置し、ヒジキ滝右岸の岩場を、ハーケン・鎖・トラロープを使用して、安全確保すれば、或る程度の熟練者ならば、安全に通行出来ると考えました。
今回、ハーケン・トラロープを持参していたのですが、時間切れで、設置出来ませんでした。また、次の機会に行いたいと考えています。
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