南アルプス 茶臼岳(三百名山) 上河内岳(二百名山) 弾丸二日山行 ―
- GPS
- 31:19
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 2,998m
- 下り
- 3,001m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 3:54
- 合計
- 10:32
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 8:06
06:34 畑薙ダムゲート
06:38 移動の開始
07:08 茶臼岳登山口
08:30 ウソッコ沢小屋
09:54 横窪峠
10:02 横窪沢小屋(〜10:23)
12:49 茶臼小屋(〜15:56)※テント設営&昼食
16:08 茶臼小屋分岐
16:28 茶臼岳
16:53 茶臼小屋分岐
17:10 茶臼小屋※宿泊
[2日目]
05:59 茶臼小屋
07:32 上河内岳(〜07:58)
09:03 茶臼小屋(〜10:10)※テント撤収
11:16 横窪沢小屋(〜11:33)
11:52 横窪峠
12:34 ウソッコ沢小屋(〜12:41)
13:40 茶臼岳登山口
バス
13:51 畑薙ダムゲート
13:54 移動の終了
天候 | 晴れ(雲あり) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
沼平ゲート無料駐車場(30台程)あり 登山ポストあり ※平日にも関わらず早朝の時点で7割 トイレなし ※直ぐ手前の畑薙ダム駐車場のトイレを使用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
茶臼岳登山口からは 登ったり降りたりで、吊り橋多数、土砂崩れのトラバースなども 多く高い所が苦手な人は難あり。 ウソッコ沢小屋からはやや登り 横窪沢小屋から本格的に登り始める 茶臼小屋までは樹林帯、ここまで標準で7時間40分の酷暑登山を強いられる そこから山頂までは岩稜帯となるが高難度の岩場鎖場はなし |
その他周辺情報 | 温泉は4キロ南 赤石温泉 白樺荘 510円 http://www.okushizuoka.jp/100sen/spot/000132.html ※温泉の文言はなかったので注意。オクシズののぼりあり。 |
写真
感想
今回は南アルプスの名峰であり、日本三百名山の茶臼岳と日本二百名山の上河内岳に登って来ました。
遠出の遠征登山=徹夜で登山 ももう数十年続くと普通になってきますw
それにもまして昨今の酷暑続きで登山口でも30度を普通に越えてしまう状況が厳しさを増しさせます。この山行中にも熱中症?!で途中下山をする方にも会いました。
この日もできるだけ涼しい朝から登ろうと出発しましたが、既に22度とかなり汗ばみます。
畑薙湖畔の沼平ゲートから出発し大井川沿いの林道には丁度ヤマアジサイが見頃を迎えていました。
茶臼岳登山口には超高度感で有名な畑薙大吊橋があります。
軽量化の為に骨組みだけで出来ている吊り橋は下が抜けていて、数十mの高さと共に非常に高度感があります。高い所が苦手な方はここだけでも縮み上がってしまうかもwしかも、ここからウソッコ沢小屋、横窪沢小屋までに5個もの壊れかけ?!の吊り橋を渡る事となります。登山者だけでなく吊り橋ストの方も楽しめそうですw
最初は檜、ツガ、ブナ、カエデ類などの雑木林から始まります。樹冠が凄く日差しも入らないので草花は少ないです。その分、日差しを防いでくれるので、酷暑の時には最高かも。それでも暑いですけどw
最初は登り調子で直ぐにヤレヤレ峠にでます。そこから、一度下り、上河内沢に出て
沢沿いを登ったり降りたりしてトラバースしていきます。
ひたすら横移動ですので我慢の登山となります。
それでも南アルプスらしく水場もありますので救われます。
最初の水場は二号橋吊橋の橋げたの下にあり、冷たくて美味しいです。
ウソッコ沢下の水場は苔だらけでしたので、汲むならこちらがお勧めです。
そこから、4つの吊り橋を越えて行くとウソッコ沢小屋にでます。
吊り橋の踏み板は壊れている物もありましたので要注意です。
ウソッコ沢小屋には垂れ流しですがトイレもあり、小屋も無人小屋としては綺麗ですのでここで宿泊も良いかも知れません。実際に午後出発の方も多く居ましたので
ここで泊まるのかも知れません。
目の前には丁度フシグロセンノウの花が綺麗に咲いていました。
この直ぐ先に最後の吊り橋である五号橋があります。
下の沢はゴルジュになっているので見物です!
ここから小1時間登って行くと次の小屋の横窪沢小屋に着きます。
ここは有人小屋で冷たいお茶の振る舞いをしてもらえました。
ありがとうございます^^
無料の水場にトイレもあります。
ゆっくり登山するならここで1泊が良さそうですね^^
丁度、ヒヨドリバナが見頃を迎えていました。
ここからがやっと本格的な登りが始まります。
途中にはいくつものベンチがありますので至れり尽くせりです。
途中から見える景色には南アルプス最難関の一角である小無間山、大無間山も見えます。最初はヤマザクラ、ノリウツギなどの広葉樹も多くありましたが、次第にツガやコメツガ、オオシラビソ、シラビソなどの針葉樹が多くなってきます。
花々も多くなってきて、黄色いミヤマアキノキリンソウに、ミヤマオトギリ、キオン、マルバダケブキ、白い花であるカニコウモリ、コバノイチヤクソウ、セリバシオガマ、茶臼岳小屋付近に来ると、赤、紫系のトモエシオガマ、リンドウ、ハクサンフウロ、トリカブトや、黄色のシナノキンバイ、白色のヤマハハコ、ミヤマシシウド、イブキトラノオなどが咲いていました。木々はシラビソやダケカンバが多くなり、茶臼小屋からはハイマツも多くなってきます。茶臼小屋では水は豊富で無料で汲む事ができます。ここまでは樹林帯の土の登山道となりますが、ここから上は石混じりの岩稜帯となります。植生も変わり、森林限界を超え、ハイマツと低木のダケカンバ位になります。花々も変わり、ヨツバシオガマ、ホツツジ、タカネニガナ、タカネコウゾリナ、イワツメクサ、タカネツメクサ、チシマギキョウ、ウメバチソウ、ゴゼンタチバナ、ウサギギク、エゾシオガマ、イワベンケイ、ミヤマダイコンソウ、タカネヒコダイなどが咲いていました。まさにお花天国ですねw
初日には茶臼岳山頂をアタックし、2日目に上河内岳にアタックしました。
初日お茶臼岳のアタックの時には夕方でもある事からモヤに包まれ幻想的な姿を拝めました。山にはうっすらとモヤがすじの様に掛かり素晴らしい景色です。
2日目には上河内岳に!
上河内岳までの登山道も岩稜ではあるものの高難度の岩場はなく問題なくいけるレベルです。花々も多く目を楽しませてくれます。
山頂からの眺めは最高で360度の大展望となります。
近くは兎岳、聖岳、赤石岳、悪沢岳、笊ヶ岳、布引山、大無間山、小無間山、茶臼山、光岳、遠くには八ヶ岳、富士山、恵那山、空木岳、木曽駒ヶ岳、御岳等、そうそうたる山々が望めました。朝はやっぱり空気が澄んでて良いですね!
景色を望みたいならやっぱり宿泊登山に限ります^^
この景色を見てたら、南アルプス全山縦走をしたくなる気持ちがわかる様な気がします^^
また、いつかやってみようかなw
今回は南アルプスの茶臼岳、上河内岳に登って来ました。
この南アルプスの茶臼岳は日本中の数ある茶臼岳の中で最高峰にもなる山で、
上河内岳からの絶景は沼平ゲートに張ってあるポスターにもなるほどの絶景です。
酷暑の登山となり、下山した時には気温は32度と凄い酷暑。
茶臼小屋での早朝は10度程だったので極寒と寒暖差が凄まじいです。
それでも、この素晴らしい絶景なら何度でも見に行きたいです。
最後に帰りの茶臼岳登山口から沼平ゲートまで乗せて頂いたバスの運転手さん
本当に有難う御座いました^^
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