川浦谷〜70m廊下はクロール突破
- GPS
- 06:33
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 2,136m
- 下り
- 2,139m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
70m廊下はクロール突破 他にも泳ぎ多数 |
その他周辺情報 | 板取川温泉600円 |
写真
感想
前日の海の溝谷でかなり疲れていたが、快晴なので予定通りに川浦谷に行くことに。
キャンプ場の入渓地点で川を間違えて、キャンプ場のおじさんに教えてもらう。キャンプ場は家族連れが大量におり、場違い感が半端ない。さっさっと入渓して逃げることにする。
最初から泳ぎ。昨日同様にパドルグローブで快適に泳ぐ、、つもりだったがもともとの泳力が弱すぎるので結構疲れる。途中で少し流れが速いところでは闘将に泳いでリードしてもらい残りはザイルを手繰って泳ぐ。思ったよりもすぐに海の溝洞出合に着く。ああ、昨日苦労したところだ。
少しへつっていくと幅広3m滝にでた。どうやって進むのだろうと思ったらハーケン3つと残置スリングがありここが懸垂支点らしい。まっすぐには降りると滝の下なので斜め懸垂しておりる。リードで降りたのでちょっと怖かったがハーケンはかなりしっかりしている。パドルグローブはここで脱いで普通のグローブに代える。(本当はこの先が泳ぎの核心だったが)。
懸垂で降りたあとは滝の横を抜けるがすべったら滝に落ちてしまう(落ちた記録も見た)のでちょっと緊張する。
この先が有名な穴の開いた壁。そして核心の廊下へ。穴の中へ登れそうだったが降りるときに水に飛び込むのも怖いのでやめた。核心最初の50m廊下は左岸側をなんなく泳いで突破。ゴルジャ―が先頭でザイルを流しながら進んだが、FIXすることもできないので邪魔になるだけなのでしまう。
そしてここからが70m廊下の本当の核心部。自分が経験した沢(40沢くらい?)の中で一番狭い!闘将リードで泳いで行くも流れが速く、途中の左岸にある小さな岩棚にゴルジャ―以外の4人でしがみつく。ここからザイルを出して、闘将が空身になって平泳ぎで突破を試みたが跳ね返された。ここでとうとう本当の意味でのゴルジャ―の出番。先頭をゴルジャ―に代わりクロールで左岸沿いを進む。それでも途中でスカイフックで休憩をしてハアハアいいながら右岸の小テラスにたどり着いた。ついで闘将がザイルを手繰って突破し、残りの3人は5人分のザックごと一度にザイルで引っ張ってもらって突破。釣りキチ先輩とNさんはザイルが足に絡んで変な体勢で引っ張られてしまった。
ようやく70m廊下の大部分を突破するも、この先は左に折れ曲がっており、流れが強い。上を見ると橋に見物人が数名いる。見物料は500円くらいかな。ここまで懸垂でしかリードしてなかったこともあり、せっかくなので自分がリードしていくことにした。空身で右岸沿いを伝うが思ったよりも簡単。そこから左へ曲がると小さいが流れの強い滝があったが、さすがにこれは突破できない。滝の下を思い切って右岸から左岸へジャンプして少し流されながら突破!本日一番緊張した(リードだから)。少し上に鉄のポールが刺さっており、そこにザイルをFIXして残り全員を引き上げる。この左岸の大岩を登ると広いテラスになっておりここで昼食休憩とした。持ってきたカップラーメンも昨日の夜の残りで作ったおにぎりも食べる。これで核心は終了したが、ここですでにお昼になってしまった。
テラスから降りるところが少しいやらしい。この先もやや流れが強いところもあるが、核心に比べれば大したことはない。泳ぎとへつりで突破するが、途中で2回ほど泳いで対岸へ渡るところがあった。1回はお助け紐を出してもらい大丈夫だったが、1回は行けるだろうと飛び込んだが、思い切りが悪くて軽く流されてしまった。
この後ナメがでできてたり淵がでてきて泳いだりするが前半と打って変わって平和。長めの淵が3回ほど出てくるのでへつりを交えて泳いで突破する。吊り橋のある地点の淵の泳ぎでは左岸沿いをへつって泳いで突破するが、少し流れがあるためNさんがうまく突破できず、自力で突破してもらおうとの方針のもと待っていたが、最後は闘将が泳いで助けに行った。(自分はお助け紐2つ連結して投げたが届かなかった)
西が洞谷分岐を越えて残置ロープのある地点で遡行終了。ここで着替えて斜面を登ると明瞭な道で、最後には階段まである親切さだった。旧道を下るがトンネルが併設されているため道は荒れている。来週の小倉谷の装備(ネオプレンのウエットはいらない等)の話をしながら下る。途中の橋で70m廊下を見下ろすがよくこんなゴルジュを行ったものだと思う。そりゃ自分でもこんなところに人がいたら見物するさ。
来週予定の小倉谷とは沢の形態がだいぶ違うために物理的な練習になったかは疑問だったが、少なくとも精神的には度胸がついた。川浦谷は4年前に別のメンバーと行く計画をしていて悪天で流れたが、あのときだったら行けてなかっただろう。
今回もぶよがめちゃくちゃ多くて足を中心にかなり刺された。
帰りは昨日と同じ板取川温泉に入り、夕食は今年から台湾料理が恒例になっているので、開拓4件目となる美濃のお店で食べた。味も量も奈良の某本店と高山のお店の中間でほど良かった。
間髪明けず来週がとうとう本番なので、帰宅して洗って再度準備で忙しかった。
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