【ガイドって大変!】東ヌプカウシヌプリ★ナキウサギ撮影ツアー
- GPS
- 04:45
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 388m
- 下り
- 375m
コースタイム
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 4:25
■水分ゼロ(山頂カフェのみ)、飴1個、サンドイッチ
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2016年の台風の影響だと思いますが、コースが一部変更になっているようです。ロープが張られているので間違うことはないです。全体的に整備されていてとても歩きやすいです。 緩→急→緩という感じで、途中から少し急な所が続きますが、初心者でも歩けました。 2015年に同じ目的で来たことがありますが、滞在時間が短すぎてナキウサギの撮影はできませんでした。 ■2015年10月4日 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-734112.html |
その他周辺情報 | 最寄の温泉は「然別温泉」で5分程だと思います。 「かんの温泉」は40分ほどの距離です。 「くったり温泉レイクイン」が帰り道の途中にあったので、寄ろうと思っていましたが、予定時間をオーバーしていたのでそのまま帰りました。 |
写真
装備
MYアイテム |
dominon
重量:4.38kg
|
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感想
年に3回ほど行く山に登らない仲間達との日帰りツアーです。人気の観光地巡りはあまり好きではないし、参加人数が少なかったので、軽登山を企画しました。
普段は単独行動が多く、その日の天気を見ながら、自由気ままに歩くスタイルですが、今回はガイド役に徹しました。色々感じたことがあったので、記録を残しておきます。
■参加者データ
Aさん・・・アマチュアカメラマン、撮影会等で道内各地の色々な場所へ行っている、雨竜沼登山歴あり、望岳台周辺でナキウサギ撮影経験あり、70歳超
Bさん・・・ドライブ好き、美味しいもの好き、ヨガをやっている、雨竜沼登山歴あり、ナキウサギってなーに?、すぐ下りるのに何で登るの?、iPhoneのみ、40代半ば
私・・・高い所が好き、待つの嫌い、自己中、安くて美味しいものが好き、写真は歩きながら撮る程度、登山歴9年、40代半ば
■行き先候補
参加メンバーの経験値に基づき、雨竜沼と同程度の標高差の山を考えました。
・私が歩いたことのある山
・標高差400m以内
・往路1時間半程度
・山頂でご褒美
【候補1:黒岳(七合目〜山頂)】往復:約3km、標高差:約370m
メリット・・・シマリスが見れる可能性大、高山植物が豊富、七合目でも雲海の可能性あり、山頂まで行けば大雪山の絶景が見れる。
デメリット・・・お金がかかる(ロープウェイ&リフト往復2,550円)、天気が悪ければ展望なし、風強くて寒いかも、天気が良ければ観光客が多いかも。
【候補2:東ヌプカウシヌプリ】往復:約4km、標高差:約350m
メリット・・・お金がかからない、ナキウサギに会えるかも、晩秋まで登れる。
デメリット・・・展望はそれほどよくない、ナキウサギはいつも見れるわけではない。
前日、黒岳に結構な雪が降ってしまったので、東ヌプカウシヌプリに決定しました。観測史上最も早い初冠雪ですと...(^^ゞ
■歩く順番
パーティ登山の場合、初心者や体力のない人を前の方に入れるのが基本だと思います。リーダーとサブリーダーがいるパーティの場合、先頭がサブリーダー、最も体力のない人を2番目にして、体力のある人ほど後方に、最後尾をリーダーにするのが一般的だと思います。今回は3名パーティだったので、序盤の緩斜面は私→Aさん→Bさんの順番で歩きました。
中盤から少し斜度が出てきます。最後尾を歩いているBさんのペースが悪くなかったので、先頭を歩いてもらうことにして、私は最後尾に回り、Aさんの様子を見ながら歩くことにしました。精力的に撮影会などに参加しているので、体力はある方だと思いますが、自分の母よりも年上なのでさすがに心配でした。
■見積りは多めに
ナキウサギが見れるガレ場までの所用時間は、上り1時間半、下り1時間を想定しておきましたが、実際には往復とも15分程長くかかりました。急登を過ぎると緩斜面になりますが、ここでも長さを感じていたようです。何度も時計を見て、スライドする人に「山頂まであとどのぐらいですか?」と聞いている姿は登山を始めたばかりの自分を思い出しました。初めて歩く道は長く感じるものです。伝えておいた時間になっても山頂に着かないと精神的に厳しいのかもしれません。緩斜面でもペースは上がらなかったので、かなり疲れているのかなと思いました。多めに見積もったつもりでしたが、まだ足りなかったです。
■山頂で付加価値を
Bさんは私と同世代で、過去に雨竜沼登山の経験はあるものの、事前のリサーチでは「すぐに下りるのになぜ登るのか?」と疑問を持っているようで、痛いところを突かれました。私も初登山は曇天の雨竜沼で、正直何がいいのか分からなかったですが、ベテランご夫婦が展望台で用意してくれたカップラーメンの美味しさに感動しました。下山は雨に打たれながらも滝のような汗をかいて、終わってみると気分爽快でした。あの日の経験がなければ、山を好きになることはなかったかもしれません。
この山は大雪山のような展望は期待できませんが、ナキウサギを見れる可能性も高いので、山頂カフェ以外の付加価値が期待できると思っていました。
ジェットボイルを組み立て、あっという間にお湯が沸く様子を興味深そうに観察していました。ごく一般的な糖分の入ったスティックコーヒーを準備し、トカトカで買ってきたパンを食べるだけですが、その美味しさに感動していました。
寒くもなく、暑くもない、本当にちょうどいい天候の中、チョロチョロと動き回る可愛いナキウサギに興奮していました。少し離れた場所にいたBさんはシマリスも見れたし、ほんの2m先にナキウサギが出てきて、それはそれは楽しそうにしていました。(*^^*)
■ストックを使う?使わない?
山頂滞在時間は1時間ほどにしようと思っていたのに、帰ろうとした頃にナッキーが登場したこともあり、大幅に遅くなってしまいました。たっぷり休憩できたので、体力は少し回復していると思いますが、上りのペースを考えると、下山は大変かもしれないと思いました。Aさんのザックは私が担いで、空身で下りてもらうことにしました。下山では私が先頭を歩き、Aさんを挟んで、Bさんに最後尾を歩いてもらいました。登山の時にストックを使う人と使わない人がいますが、私は「使わない派」です。ロングコースの場合、お守りで持つこともありますが、使わないものを持つのも嫌なので持たない方が多いです。初心者の場合、ストックを使った方が体が楽になるようですが、使い方を間違えると凶器にもなります。
・手より便利な道具はない
ダブルストックを使うことで両手の自由が奪われる
・ストックに頼り過ぎないこと
ストックの置き場所を間違うと先端が外れ、前のめりに転んでしまうことがあるので、斜面が急だと感じるときはお尻を着いて、両手をフル活用して下りる方が安心
・足への負担が分散される
足腰への負担が分散されるので、緩斜面の長い下りでは有効
■目的は2つまで
何年も前からやっているツアーなので、日帰りで効率よく回るコツみたいなものが分かってきましたが、旅の目的は2つまでにしておくといいです。今回は「柳月でバームクーヘンの端っこを買うこと」と「ナキウサギ撮影」の2つでした。どちらも見事に達成できたので、満足度は高かったように思います。
それ以外の立ち寄り候補地も考えていましたが、時間を見ながら省略していきます。
滞在時間が大幅に長くなってしまったので、下山後に予定していた温泉は省略しましたが、体が冷えることもなかったのでよかったです。
食事の候補は2〜3箇所用意しておくと安心です。人気のお店に立ち寄ることが多いので、売り切れで店じまいしていることも多いです。パンブームなので、パン屋さんに立ち寄っておくのもいいです。お腹を満たせば、心も満たせます。笑
■ガイドって大変
これまでも多少のトレッキングは経験していて、銀泉台(絶景ポイント往復)、旭岳姿見散策、楓沢(第一回廊往復)、神仙沼一周などをやっていますが、この距離を一人でガイドしたのは初めてでした。一人で歩く時とは大違いで、とにかく緊張しました。親孝行登山もかなり疲れますが、身内をひっぱり回すのとは訳が違います。
少し前のニペソツ(幌加コース)を歩いた時よりも疲労度は高かったように思います。遅くなっても旦那さんは起きて待っていてくれますが、私の顔を見て「いつもより疲れてるよ」と言ってました。(^^ゞ
翌日曜日は丸一日フリーだったのに、どこへも出かけず、家でグッタリしていました。ガイドさんって本当に大変ですね、尊敬します。とても良い経験になりました。
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