沢登りで知床の絶景を堪能「斜里岳」（日本百名山）［↑旧道↓新道］

2018年08月21日(火) [日帰り]

• GPS: 05:01
• 距離: 10.4km
• 登り: 1,046m
• 下り: 1,054m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:28
• 休憩: 0:20
• 合計: 4:48

距離 10.4km 登り 1,058m 下り 1,057m

4:21 清岳荘 登山口
4:32 旧清岳荘 登山口
5:00 下二股
6:15 6:16 上二股
6:48 7:03 斜里岳
7:25 7:26 上二股
7:31 7:33 竜神ノ池
8:07 熊見峠
8:35 8:36 下二股
8:57 旧清岳荘 登山口
9:09 清岳荘 登山口

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◆清岳荘前の登山用駐車場を利用
・駐車場までの車道は約6kmの砂利道だが、走りやすく2駆でも支障なし
・駐車スペースは30台程度
・トイレ、登山ポスト有り
・車中泊する場合は、駐車料金（500円）必要

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：2（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：3（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：2〜3（難5・4・3・2・1易）鎖場等の頻度や時間等
★登山道の眺望：2〜3（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：4.5（良5・4・3・2・1悪）


●すれ違った登山者の数：約10人


◆登山道の状況（全体）
・登山口の標高は680m、山頂が1547mなので、標高差は900m弱となる。標高差は比較的小さいが、清岳荘からの登山道は一ノ沢川の渡渉を繰り返しながら進み足場が悪いため、ゆったりペースとなる。
・登山口から旧道と新道コースの分岐になる下二股までのルートも10か所ほどの渡渉があり、マーキングを確認しながら飛び石で渡渉する。
・全体的に鎖場等の危険性のある箇所は無いが、渡渉時の飛び石は慎重に通過しよう。増水時の渡渉は危険なので、天候に留意して登山計画を立てた方が良い。
・ヒグマ対策として、今回は熊撃退スプレーと熊鈴を準備した。沢音で鈴の音が消され、先行者もいなかったので、周囲を警戒しながら歩いたが、特に大型動物の気配は感じられなかった。（可愛いエゾシマリスに会うことができた）

◆登山道の状況（旧道コース）
・一ノ沢川上流区間を複数の美しい滝を眺めながら渡渉や渓岸のトラバースを繰り返しながら進む。
・要所にはマーキングがあるが、やや目印は少なめでルーファイする箇所もあり、初心者には向かいないコースかと思う。
・一般的に旧道コースは上りで利用される方が多いので、上りの場合、危険性が高い箇所は少ないが、下りで利用する場合は、足元が滑りやすいので注意が必要。

◆登山道の状況（新道コース）
・上二股から熊見峠を経由し下二股まで稜線に沿って進む。稜線歩きは眺望が良い区間もあり、斜里岳の頂をはじめ、オホーツク海を眺めながら歩くことができる。
・危険個所は無いので、旧道コースが不安な方は、新道コースをピストンしても良いだろう。
・途中で竜神池に立ち寄ることもできる。池自体は小さいが、透明度の高い神秘的な池に立ち寄ることもできる。

写真

8/21 4:17

登山口の清岳荘前の駐車場を利用。

8/21 4:20

標高680mの登山口から出発！

8/21 4:28

まずは、約1Kmほど砂利道を歩く。

8/21 4:33

旧清岳荘跡から本格的な登山道となる。

8/21 4:38

登山道に入り5分ほどで最初の渡渉箇所がある。

8/21 4:44

ルートは一ノ沢川に沿って進む。

8/21 4:56

本日は少し水量が多いのようで、渡渉の飛び石が3cm ほど水中に。

8/21 5:01

雲が多いが、本日は穏やかな天候だね〜

8/21 5:02

10箇所ほど渡渉しながら旧道と新道の分岐となる下二股に到着。
標高800mのこの分岐から旧道コースとして沢を遡上する。

8/21 5:14

三重ノ滝。
美しい滝が3段に見ることができる。

8/21 5:20

飛び石しながら一ノ沢を登っていく。

8/21 5:25

水連ノ滝は迫力があって、水飛沫を浴びる。

8/21 5:28

羽衣ノ滝は美しいな〜

8/21 5:40

万丈ノ滝は右手側の岩場を登っていく。

8/21 5:49

見晴ノ滝は左手側を登っていく。

8/21 5:51

見晴ノ滝を登り清里町内を振り返る。

8/21 5:55

七重ノ滝は流水の左手側を登っていく。

8/21 6:05

ピンクの蛍光テープを確認しながら進もう。

8/21 6:14

徐々に水量が少なくなってきた。

8/21 6:16

標高1230mの上二股に到着。

8/21 6:18

上二股で新道コースと合流し、先に進む。

8/21 6:29

標高1350mを越えると大きな樹木は少なくなり、低木主体の森林になってきた。

8/21 6:32

急登の胸突八丁を登る。

8/21 6:33

視界が良くなり南斜里岳の美しい山体が見られるようになってきた。

8/21 6:34

最後に急登のガレ場を登れば、

8/21 6:37

標高1430mの馬ノ背に到着。

8/21 6:37

馬ノ背から右奥に斜里岳の山頂が見えるようになる。

8/21 6:39

森林限界を越え、ハイマツ帯の登山道を進み山頂に向かう。

8/21 6:44

ようやく山頂が間近に。
山頂手前に社がある。

8/21 6:45

北側の網走方面を眺める。
視程が悪いが、オホーツク海も見える。

8/21 6:50

15年ぶりに斜里岳山頂に到着。

8/21 6:54

では、記念撮影しよう！

8/21 6:50

山頂から南東側の眺望。
標高1500m程度の山並みだが、森林限界が低いので、3000m級の眺望だね〜

8/21 6:56

山頂から北東側の知床半島方面を眺める。
昨日登った羅臼岳は微かに見えるだけ。

8/21 7:00

山頂から東側の眺望。
根室海峡側は雲が多く、雲海が広がっている。

8/21 6:59

どこの山だろうか？

8/21 7:01

山頂の西側眼下には、新道コースの稜線が見える。

8/21 7:01

三角点は、山頂から少し離れた場所にある。

8/21 7:02

三角点から知床半島東側の雲海を眺める。

8/21 7:04

では、下山しよう！

8/21 7:08

美しい峰々を眺めながら下る。

8/21 7:25

山頂から30分弱で上二股に到着。
ここから下山は新道コースへ。

8/21 7:28

途中で竜神ノ池の標識があったので、右折して立ち寄ってみた。

8/21 7:32

竜神ノ池。
池の大きさは小さいが、透明度が高く神秘的な池だった。

8/21 7:42

再び新道コースに戻り歩いているとエゾシマリスが顔を出してくれた。
いや〜、可愛らしいね〜

8/21 7:47

新道コースは、緩やかなアップダウンが多い。

8/21 7:54

斜里岳を振り返る。

8/21 7:55

熊見峠まで眺望の良い稜線を歩く。

8/21 7:59

猛禽類のようだが、種類は何だろうか？

8/21 8:02

歩いてきた稜線を振り返る。

8/21 8:06

熊見峠を通過。

8/21 8:07

熊見峠から下二股まで下っていこう。

8/21 8:15

日当たりが良い区間は、ルートは明瞭だが、草が繁茂していた。

8/21 8:31

この個体だけ、秋を先取りしていた。

8/21 8:33

一気に下二股まで下り、旧道コースと合流。

8/21 9:10

再び沢を下り、林道を歩き、登山口に到着。
お疲れさまでした！

撮影機器：

Canon PowerShot G3 X Canon

感想

Joker

4年前に登山を再開し、1から再スタートした日本百名山の完登が、あと4座となりました。
今回は、うち北海道の3座を登るため、羅臼岳、斜里岳、トムラウシ山に登ります。
2日目の山は、昨日の羅臼岳に引き続き、知床半島にある斜里岳へ。
斜里岳は、今年6月にも訪れていますが、残雪のために撤退したので、今回はリターンマッチです。

本日は、天候は安定しているものの霞がかかり視程は悪かったですが、雲海や周囲の山々を一望できて最高でした。
また、上りで利用した旧道コースは、美しい滝を眺めながら渡渉と沢登りを進み、ほどほどに刺激的で楽しかったです。

本日も麓に家族を待たせているため、朝9時半を目安に歩いたので、出発時間が早く先行者はいませんでした。
奥深い知床の山で動物の気配に細心の注意を払いながら、静かな山歩きを堪能できました。
途中で出会えたエゾシマリスは可愛かったな〜。

＜初日の羅臼岳に戻る＞
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1567171.html
＜3日目のトムラウシ山に続く＞
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1567198.html

コメント

yoshi119

素晴らしい景色です！
joker72さん、初めまして。
同県という事でよく拝見させてもらってましたが、遂に行かれましたか！
斜里岳からの美しい景色を見させていただき有難うございました。
早速フォローさせていただきます

Joker

Re: 素晴らしい景色です！
yoshi119さん、はじめまして。
７月に北海道遠征され、斜里岳も登られているんですね〜
それも雨天時に。。 　スゴイ‼

私もフォローさせて頂きました。
レコ拝見させていただきます。