栗原川<円覚大膳滝・不動滝>歴史を感じる鉱山跡地
- GPS
- 09:11
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 969m
- 下り
- 988m
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
栗原川林道へ(皇海山の他山口を目指す)スペースのある路肩に駐車。 *栗原川林道はパンク・落石も起こる悪路。距離も長い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*この日は水量が多かった。 <円覚大膳滝(3段滝)> ・1段目 9m 大きな釜を左側にへつりながら泳いで取り付く。滝の末端水流際まで泳ぐとすんなりと岩の上に登れる。その手前より取り付きへつって移動することも可能。中間にテラスあり。錆びたハーケンあり。その上段は季節によりヌメリや落ち葉の堆積により滑りやすくなることもあるが基本的には登りやすい。上部にはハーケン等の打ち鉄あり。 ・2段目 7m 水流の右を登るが、ヌメリがあったため水流際が滑らず登りやすかった。手がかり豊富。登り終えると3段目の滝からの水しぶきが強烈。右岸へトラバースするときに転落しないように注意。(水量が多い日は) ・3段目 20m 滝のすぐ左から岩を登る。倒木の根元に沿って左に移動していき倒木の根っ子がひっくり返っている所より滝の上段左際目がけ右上に登っていく。岩や根っ子のホールドは悪く、泥面も滑り落ちるのでかなりの注意が必要。落ち口左壁には新しいボルトあり。 <不動滝(50m)> ・大膳滝の後の2俣を右岸へ。左岸には5段の滝が見える。 右岸を進むと50mの不動滝が立ちはだかる。上部には幅は狭いがひょんぐり状の滝が勢いよく水しぶきを上げている。下からは2段になっている全容が見えない。 <不動滝上部への巻道> 円覚大膳滝3段目上部の右岸より取り付く。進むとすぐにトラロープが垂れている岩壁あり。(大膳滝の巻道らしい。登攀注意)一旦左側に巻き上部を目指す。場のいいところまで登り上げたら不動滝方向を目指して尾根に乗ると作業道が見つかる。 |
写真
装備
共同装備 |
ザイル 40.30.10m 各1本
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感想
先輩は十数年前にチームで不動滝をシャワーで突破している。滝上部の右岸には
鉱山跡・碑・トロッコのケーブルが残されているとのこと。今回は懸垂で戻るのではなく不動滝の上部に登り鉱山跡を見学して帰る計画だった。
不動滝の上部左岸の岩壁は高く切れ落ちているため右岸より巻いて登るしかない。探しながら下降していくと、大膳滝3段目上部の右岸より登れそうだった。1段目は容易でその奥は岩壁に突き当たりトラロープが伸びている。大膳滝の巻道らしい。登りに使うには最初の取り付きと登りが難しく、今回はベテランのNKさんのリードで進むことができた。尾根に上がると作業道になり石畳や鉱山跡の引かれているワイヤーや文字が消えてしまっていた碑などを見学することができた。落ち口付近からは不動滝が2段になっている様子を見ることができた。
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栗原川は2度めですが、今回の水量の多さにはびっくりしました。
美しいナメ、迫力ある滝、ダイナミックな美しい秀渓だと感じます。
5段の滝、その先にもぜひ行ってみたい。
会員でないにもかかわらず先輩のお誘いにより、会のベテランの方々とご同行させていただき その中で学び、助けていただき、楽しく無事に下山できました。
1泊の沢の計画が天候により中止になってしまいましたが、それに匹敵する遡行ができ満足です。 ありがとうございました。
今回で3回目の栗原川。一回はツェルト泊にてツバメ沢〜ケヤキ沢の周回、二回目は:円覚大膳滝の一段目まで、そして今回はまだ見ぬ不動滝へ
栗原川はナメのとても綺麗な美渓で、手強い滝もいくつかあるとても美しい沢です。今回はベテランのM先生、NKさん、Nさんともベテランの方に同行させてもらい、不動滝や鉱山跡を見学できたり、とても充実した楽し沢行になりました。
ただ、一部の心ない釣り師の空き缶や釣糸などのゴミが沢山捨てられていました。美渓な川なのでとても残念です。
<鉱山跡地について>
金が採れたのだが…質は悪く、含有率も低く、短期間で廃鉱山になってしまいました。
昭和12年まで、杉や檜の植林の為の作業道を営林局が管理しており🐤こんな凄い不動滝の上が、林道の終点だったのです。
実際 金属板碑の西側には今も歩けそうな廃道がありましたね!!
約15年前は、立派な立派な木製の記念碑に記載されてました。。木製の碑が壊れているのを♪ギリギリ見られました。
<滝の名前について>
円覚大膳滝は本来 無いのです。
名前が付いている滝は、本来✌3つ!の滝です。
最近の地図は古い地図とは異なっています。古い地図が本来の
名前なのです。
下から順番に
1⃣123段を合わせて大膳の滝!
2⃣右俣は円を描く沢で五段の滝が、円覚の滝!
3⃣左俣の不動滝!
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