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Yamareco

記録ID: 1575909
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

兵庫県宍粟市 ちくさ高原〜旧山道で大海里峠〜駒の尾山〜船木山

2018年09月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:01
距離
10.0km
登り
678m
下り
681m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:33
休憩
0:26
合計
4:59
8:55
1
せせらぎランド駐車場
8:56
8:56
2
赤い沢
8:58
8:58
0
せせらぎランド駐車場(2回目)
8:58
8:58
5
駒の尾山登山口
9:03
9:03
12
船木山登山口(鍋ヶ谷林道入口)
9:15
9:15
24
作業道合流
9:39
9:42
12
作業道終点
9:54
9:54
25
対岸の作業道合流
10:19
10:25
30
大海里峠
10:55
10:55
3
駒の尾山&後山分岐
10:58
11:11
39
駒の尾山
11:50
11:50
27
鍋ヶ谷山
12:17
12:17
2
船木山&後山キャンプ場分岐
12:19
12:22
2
船木山
12:24
12:24
45
船木山&鍋ヶ谷林道分岐
13:09
13:10
38
船木山登山口(鍋ヶ谷林道合流点)
13:48
13:48
6
船木山登山口(鍋ヶ谷林道入口)
13:54
せせらぎランド駐車場
後山山系の展望や旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離10km、歩行時間4時間30分、歩行数18,100歩、消費カロリー2,270Kcal
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ちくさ高原のせせらぎランドに自動車を停めました。数台駐車可能です。鍋ヶ谷林道は枝や石などが多少転がっており、自動車での通行は控えたほうがいいでしょう。
コース状況/
危険箇所等
 鍋ヶ谷林道入口の船木山登山口から大海里峠<写真06>までは登山道ではありません。作業道や旧山道(地形図の破線の道)を歩きました。道がなくなっている所もありますが、下草はまばらでどこでも歩けます。ほぼ沢沿いで水がちょろちょろ流れている所もあるので、大雨後などは現在の登山道のほうが安全です。
 これ以外は歩きやすい登山道や林道で問題はありません。

 その他、コース状況の詳細は、周辺情報下欄の添付ファイルで確認できます。
その他周辺情報 岡山県側美作市後山に「愛の村パーク」があります。大人一人1,080円の「愛の村おかずバイキング」や温泉があり、いつもレストランで食事をすると温泉の割引券がいただけます。
ファイル
(更新時刻:2018/09/04 17:14)
01せせらぎランド南の赤い沢
駐車場(スタート&ゴール地点)から草で見えにくい階段を下りました。西日本豪雨の影響はなく、鉄分で赤くなった沢は健在でした。昔、たたら製鉄が盛んだったのもうなずけます。
01せせらぎランド南の赤い沢
駐車場(スタート&ゴール地点)から草で見えにくい階段を下りました。西日本豪雨の影響はなく、鉄分で赤くなった沢は健在でした。昔、たたら製鉄が盛んだったのもうなずけます。
02駒の尾山登山口より
        鍋ヶ谷山
標高1253mの鍋ヶ谷山は、稜線を歩いていると単なる通過点としか思えませんが、麓から見ると山容がわかります。せせらぎランドの北から池越しに見ると特にきれいです。
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02駒の尾山登山口より
        鍋ヶ谷山
標高1253mの鍋ヶ谷山は、稜線を歩いていると単なる通過点としか思えませんが、麓から見ると山容がわかります。せせらぎランドの北から池越しに見ると特にきれいです。
03後山北西尾根
北西尾根はなだらかで修験道の行場とは思えませんが、南の岡山県側には女人禁制の奥の院への道、東の兵庫県側には行者コースがあり、どちらもなかなかハードなようです。
03後山北西尾根
北西尾根はなだらかで修験道の行場とは思えませんが、南の岡山県側には女人禁制の奥の院への道、東の兵庫県側には行者コースがあり、どちらもなかなかハードなようです。
04カワラタケ
この辺りが作業道終点です。よく見かけるのと形が少し違っていたので迷いましたが、直径1〜4cmでカサの裏にはちゃんと管孔がありました。
04カワラタケ
この辺りが作業道終点です。よく見かけるのと形が少し違っていたので迷いましたが、直径1〜4cmでカサの裏にはちゃんと管孔がありました。
05標高950m滝
沢はこのすぐ手前から2本に分かれました。これは最初からずっと見えていたほうの沢です。動画も撮りました。
05標高950m滝
沢はこのすぐ手前から2本に分かれました。これは最初からずっと見えていたほうの沢です。動画も撮りました。
06大海里峠より那岐山
旧山道はなくなっていましたが、適当に歩いて「クマ出没注意」の看板前に出ました。おそらく、峠跡でしょう。写真はその2〜3m北の現在の大海里峠です。西南西に那岐山(なぎさん)が見えました。
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06大海里峠より那岐山
旧山道はなくなっていましたが、適当に歩いて「クマ出没注意」の看板前に出ました。おそらく、峠跡でしょう。写真はその2〜3m北の現在の大海里峠です。西南西に那岐山(なぎさん)が見えました。
07マンネンスギ
左の杉の赤ちゃんのように見えるのがマンネンスギです。シダ植物なので、この時季は先端に胞子嚢穂が伸びています。大海里峠<写真06>や大海里山の南北斜面、ダルガ峰頂上周辺に群生地があります。実は、登山道に合流する直前、群生に突っ込みそうになったので、少し北寄りに歩きました。兵庫県では準絶滅危惧種なので、彼らの保護のため峠の位置が少し変更されたのかもしれません(^^)きれいなじゅうたん状の群生を動画に撮りました。
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07マンネンスギ
左の杉の赤ちゃんのように見えるのがマンネンスギです。シダ植物なので、この時季は先端に胞子嚢穂が伸びています。大海里峠<写真06>や大海里山の南北斜面、ダルガ峰頂上周辺に群生地があります。実は、登山道に合流する直前、群生に突っ込みそうになったので、少し北寄りに歩きました。兵庫県では準絶滅危惧種なので、彼らの保護のため峠の位置が少し変更されたのかもしれません(^^)きれいなじゅうたん状の群生を動画に撮りました。
08駒の尾山頂上より
 ススキ越しに沖ノ山&東山
駒の尾山頂上より北方向には、左に沖ノ山、右端に東山(とうせん)が見えました。咲き始めたススキに秋の訪れを感じます。
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08駒の尾山頂上より
 ススキ越しに沖ノ山&東山
駒の尾山頂上より北方向には、左に沖ノ山、右端に東山(とうせん)が見えました。咲き始めたススキに秋の訪れを感じます。
09駒の尾山頂上より那岐山
駒の尾山頂上より西方向には那岐山(なぎさん)が見えました。
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09駒の尾山頂上より那岐山
駒の尾山頂上より西方向には那岐山(なぎさん)が見えました。
10駒の尾山頂上より
  沖ノ山&東山&扇ノ山
駒の尾山頂上より再び北方向です。左に沖ノ山、右寄りに東山(とうせん)、右端に扇ノ山が見えました。手前は大海里山です。
10駒の尾山頂上より
  沖ノ山&東山&扇ノ山
駒の尾山頂上より再び北方向です。左に沖ノ山、右寄りに東山(とうせん)、右端に扇ノ山が見えました。手前は大海里山です。
11駒の尾山頂上より
 鍋ヶ谷山&船木山&後山
駒の尾山頂上より東南東方向には、奥の方から順に後山、船木山<写真21>、鍋ヶ谷山の3ショットが見えました。このすぐ東にヤマカガシらしき死骸がありました。合掌。
11駒の尾山頂上より
 鍋ヶ谷山&船木山&後山
駒の尾山頂上より東南東方向には、奥の方から順に後山、船木山<写真21>、鍋ヶ谷山の3ショットが見えました。このすぐ東にヤマカガシらしき死骸がありました。合掌。
12オトギリソウ
サワオトギリなどに似ていますが、花びらや萼などにも黒斑があり、直径1.3cm前後と少し大きめの花が咲きます。稜線上にたまに見られました。草花が少ない山域なので、足元の黄色い花を見ると癒されます。
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12オトギリソウ
サワオトギリなどに似ていますが、花びらや萼などにも黒斑があり、直径1.3cm前後と少し大きめの花が咲きます。稜線上にたまに見られました。草花が少ない山域なので、足元の黄色い花を見ると癒されます。
13エゾスズ♂?
不意に足元を黒い小さな虫がたくさん跳ね回り始めました。体長は1cm程しかありませんが、ちゃんと翅がある成虫でした。一番後ろの脚にある2つの白斑が見えていませんが、黒い体色でエゾスズではないかと思いました。山地に多いコオロギの仲間で、幼虫で越冬するため5月頃から見られるそうです。ここから数m程、エゾスズロードが続きました(^^♪
1
13エゾスズ♂?
不意に足元を黒い小さな虫がたくさん跳ね回り始めました。体長は1cm程しかありませんが、ちゃんと翅がある成虫でした。一番後ろの脚にある2つの白斑が見えていませんが、黒い体色でエゾスズではないかと思いました。山地に多いコオロギの仲間で、幼虫で越冬するため5月頃から見られるそうです。ここから数m程、エゾスズロードが続きました(^^♪
14コモリグモの仲間
体長1cm程です。体長や脚の長さからするとコモリグモの仲間のようですが、模様にはかなり個体差があるので、同定できませんでした。繁殖期だからか、エゾスズ<写真13>を狙っていたのか、やはりたくさん足元を這っていました。コモリグモの仲間は、メスが多数の子グモを背中に乗せて守ります。子供の頃、知らずにつついて、まさに蜘蛛の子を散らしてしまったことがあります(>_<)ごめんなさい。
14コモリグモの仲間
体長1cm程です。体長や脚の長さからするとコモリグモの仲間のようですが、模様にはかなり個体差があるので、同定できませんでした。繁殖期だからか、エゾスズ<写真13>を狙っていたのか、やはりたくさん足元を這っていました。コモリグモの仲間は、メスが多数の子グモを背中に乗せて守ります。子供の頃、知らずにつついて、まさに蜘蛛の子を散らしてしまったことがあります(>_<)ごめんなさい。
15ヒロバネヒナバッタ
ヒナバッタによく似ていますが、一番後ろの脚の関節がはっきりと黒くなっています。オスは脚の内側のやすりのような部分と翅の外側をこすってカチカチと鳴きます。
15ヒロバネヒナバッタ
ヒナバッタによく似ていますが、一番後ろの脚の関節がはっきりと黒くなっています。オスは脚の内側のやすりのような部分と翅の外側をこすってカチカチと鳴きます。
16オオセンチコガネ
       「アカ型」
センチコガネに似ていますが、胸部中央の縦溝が長く、口元周辺の頭楯という部分が尖り気味になっています。地域により体色が違い、これは一番ポピュラーな「アカ型」です。獣糞を丸めて中に産卵する習性があります。なぜか周辺を低空飛行していました。
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16オオセンチコガネ
       「アカ型」
センチコガネに似ていますが、胸部中央の縦溝が長く、口元周辺の頭楯という部分が尖り気味になっています。地域により体色が違い、これは一番ポピュラーな「アカ型」です。獣糞を丸めて中に産卵する習性があります。なぜか周辺を低空飛行していました。
17鍋ヶ谷山より駒の尾山
鍋ヶ谷山頂上の標識の少し北西です。振り返ると駒の尾山<写真08〜11>が見えました。根曲がり竹(チシマザサ)に覆われた斜面がきれいです。
17鍋ヶ谷山より駒の尾山
鍋ヶ谷山頂上の標識の少し北西です。振り返ると駒の尾山<写真08〜11>が見えました。根曲がり竹(チシマザサ)に覆われた斜面がきれいです。
18キノコ群生
カサの直径は8〜12cmで、裏は白くヒダがあり、つぼもつばも見えませんでした。似たキノコはよく見かけるのですが、これだけカサが大きく群生しているのは初めて見ました。ナラタケモドキなどに似ているように思えますが、毒キノコだと困るので断定は避けました。
18キノコ群生
カサの直径は8〜12cmで、裏は白くヒダがあり、つぼもつばも見えませんでした。似たキノコはよく見かけるのですが、これだけカサが大きく群生しているのは初めて見ました。ナラタケモドキなどに似ているように思えますが、毒キノコだと困るので断定は避けました。
19ソウシチョウ
この日3回目の遭遇です。カメラを向けて動画を撮っていたら、うまい具合にフレーム内に入ってくれました。ソウシチョウは日本にいる特定外来生物の鳥類4種のうちの1種です。営巣場所が競合するウグイスやオオルリが駆逐される危険があり、生態系への影響が懸念されます。昔はペットショップで見かけたものですが、捨てられたりして標高1000m級の山地のササの茂みで繁殖しているそうです。初めて撮れたのでうれしかったのですが、ちょっと複雑…
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19ソウシチョウ
この日3回目の遭遇です。カメラを向けて動画を撮っていたら、うまい具合にフレーム内に入ってくれました。ソウシチョウは日本にいる特定外来生物の鳥類4種のうちの1種です。営巣場所が競合するウグイスやオオルリが駆逐される危険があり、生態系への影響が懸念されます。昔はペットショップで見かけたものですが、捨てられたりして標高1000m級の山地のササの茂みで繁殖しているそうです。初めて撮れたのでうれしかったのですが、ちょっと複雑…
20船木山西より日名倉山
船木山頂上の少し西にある展望地より南方向には、日名倉(ひなくら)山が見えました。凱旋門を模した白い鐘楼があるのですぐにわかります。
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20船木山西より日名倉山
船木山頂上の少し西にある展望地より南方向には、日名倉(ひなくら)山が見えました。凱旋門を模した白い鐘楼があるのですぐにわかります。
21船木山頂上
稜線上を歩いていると通過点のように思えますが、岡山県第2位の標高1334mです。少しガスってきたので、後山には行かず、下山することにしました。
21船木山頂上
稜線上を歩いていると通過点のように思えますが、岡山県第2位の標高1334mです。少しガスってきたので、後山には行かず、下山することにしました。
22船木山北尾根より三室山
鍋ヶ谷林道に下りる道に入ると、北東方向に三室山が見えました。天気があまりよくなかったわりには、この日はどこからでもよく見えていました。
22船木山北尾根より三室山
鍋ヶ谷林道に下りる道に入ると、北東方向に三室山が見えました。天気があまりよくなかったわりには、この日はどこからでもよく見えていました。
23船木山北尾根より氷ノ山
三室山<写真22>のすぐ左側(北北東方向)には、兵庫県最高峰<標高1510m>の氷ノ山が見えました。
23船木山北尾根より氷ノ山
三室山<写真22>のすぐ左側(北北東方向)には、兵庫県最高峰<標高1510m>の氷ノ山が見えました。
24ニホンアカガエル
タゴガエルやヤマアカガエルとは違い、背中の2本の線がほぼ平行です。鼻先からお尻まで4cm程と、よく見かけるタゴガエルよりも少し大きめの個体が多いように思います。
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24ニホンアカガエル
タゴガエルやヤマアカガエルとは違い、背中の2本の線がほぼ平行です。鼻先からお尻まで4cm程と、よく見かけるタゴガエルよりも少し大きめの個体が多いように思います。
25船木山登山口
苔むした石の上を下ると鍋ヶ谷林道との合流点です。ここからは緩やかな砂利道を歩きます。
25船木山登山口
苔むした石の上を下ると鍋ヶ谷林道との合流点です。ここからは緩やかな砂利道を歩きます。
26鍋ヶ谷林道標高950m滝
林道を歩いていると、最初に出合う沢の滝です。動画も撮りました。
26鍋ヶ谷林道標高950m滝
林道を歩いていると、最初に出合う沢の滝です。動画も撮りました。
27鍋ヶ谷林道標高940m滝
日が当たって苔むした石がきれいに見えました。細い流れですが、水音が心地よかったので動画も撮りました。
27鍋ヶ谷林道標高940m滝
日が当たって苔むした石がきれいに見えました。細い流れですが、水音が心地よかったので動画も撮りました。
28アキアカネ
腹部の色合いがオスかメスか微妙なところです。小首をかしげるしぐさを動画に撮りました。この直前、茶色っぽい鳥が数羽見えましたが、こちらに気づくとドドドドという大きな羽音を立てて逃げていきました。ヤマドリだったのでしょうか。
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28アキアカネ
腹部の色合いがオスかメスか微妙なところです。小首をかしげるしぐさを動画に撮りました。この直前、茶色っぽい鳥が数羽見えましたが、こちらに気づくとドドドドという大きな羽音を立てて逃げていきました。ヤマドリだったのでしょうか。
29マツカゼソウ
ミカン科の中では唯一、木ではなく草です。周辺に一列に並んで生えていました。この花を見ると、秋の訪れを感じます。
29マツカゼソウ
ミカン科の中では唯一、木ではなく草です。周辺に一列に並んで生えていました。この花を見ると、秋の訪れを感じます。
30鍋ヶ谷林道標高820m滝
橋の上から見たものです。落差のわりに大きな水音でした。動画も撮りました。
30鍋ヶ谷林道標高820m滝
橋の上から見たものです。落差のわりに大きな水音でした。動画も撮りました。
31メドハギ
5mm程の小さな花ですが、白地に青紫色のワンポイントがかわいらしいです。周辺にだけ3株ほどありました。
31メドハギ
5mm程の小さな花ですが、白地に青紫色のワンポイントがかわいらしいです。周辺にだけ3株ほどありました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 久しぶりに兵庫県宍粟市ちくさ高原からアプローチしました。5月20日に下った作業道の終点を確かめようと思い、大海里峠までの上りは、できるだけ作業道や旧山道(地形図の破線の道)沿いを歩いてみました。道がはっきりしない所もありますが、ヤブコギはなく適当に歩いても大丈夫です。沢沿いの道でしたので、自然クーラーと水の音で心地よい山行となりました。このコースは5月下旬頃にはヤマシャクヤクがたくさん見られます。

 大海里峠に出てくると、“マンネンスギ”じゅうたんが広がっていました。名前の一部に“スギ”が入っているように、見た目が似ているので多くの人が杉(の子)と間違えるようですが、シダ植物です。杉は日本の樹木の中で、一番樹高が高くなる木です。じゅうたん状に広がって生育しているマンネンスギが杉のように成長したら…(*_*; ちなみに、マンネンスギの高さは10〜30cm程度です。
 兵庫県では準絶滅危惧種に指定されている貴重な植物ですので、安易に踏んだり、触ったりせずに、保護してほしいものです。この大海里峠と大海里山の南北斜面、ダルガ峰頂上周辺に群生を見ることができます。

 駒の尾山から船木山にかけて非常に気になる鳥がたくさんいました。その名は“ソウシチョウ(相思鳥)”です。
 日本の特定外来生物に指定された鳥類4種のうちの1種です。日本の侵略的外来種ワースト100選定種にもなっています。他の鳥の存在がかすむほど、稜線上で存在感がありました。日本にペットとして持ち込まれただけあって容姿や鳴き声が可愛いので、個人的には好きな鳥ですが、ここの生態系に影響を及ぼさないようにしてほしいものです。

 下りは船木山の北尾根を進みました。倒木周辺には迂回路が設けられるなどきれいに整備され、傾斜も緩いので歩きやすかったです。
 鍋ヶ谷林道と合流してからは、ゴールまでほとんどフラットな道でした。林道を横断するいくつかの渓流や動植物を観賞しながら、ゴールまで約3kmの林道を快適に歩くことができました。天気はいまいちでしたが、展望もよく楽しい山行となりました。



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駒が尾山から鍋ヶ谷山北尾根周回
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
4/5
体力レベル
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