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Yamareco

記録ID: 158284
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ハイキング
丹沢

蛭ヶ岳 早戸大滝 <市原新道 大滝新道> 初冬の伝道周回

2011年12月26日(月) [日帰り]
 - 拍手
boroP その他1人
GPS
09:11
距離
11.1km
登り
1,172m
下り
1,179m

コースタイム

魚止橋6:51⇒伝道7:07⇒造林小屋7:20⇒7:58雷平8:03
⇒8:25雷滝8:35⇒9:35P1352付近9:38⇒10:24蛭ヶ岳手前展望地10:28
⇒10:35蛭ヶ岳11:15⇒棚沢ノ頭11:50⇒不動ノ峰11:58
⇒12:10大滝新道下降口12:28⇒12:48工事テント村(1400m付近)12:51
⇒13:40早戸大滝落口13:46⇒13:58早戸大滝滝壺14:07⇒14:55雷平15:02
⇒造林小屋15:40⇒伝道15:51⇒魚止橋16:02

全山行時間9:11  全歩行時間7:26(内大滝新道道迷い2箇所10分程度)
主休憩時間1:45
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
伝道-早戸大滝ルートは 山と高原地図の破線ルートですが 
簡易橋は頻繁に 流されており
(今回は 下流から2番目の橋が 前回は1番目の橋がありませんでした。)
増水等で コース状況も変化しやすく 
橋のない渡渉点やロープ場も多々あり 人にもよりますが
難しいルートだと思います。

市原新道・大滝新道は 国土地理院の地形図や山と高原地図に記載なく 
踏み跡不明瞭箇所も多々ある
公的機関の管理していないいわゆるバリエーションルートです。

いずれのルートも地形図の携帯と読図、判断力は 必須と思います。
丹沢としては 山深い所に位置しており
行かれる方は自己責任でお願いします。

蛭ヶ岳-不動ノ峰間は一般登山道で 
今回の山行時 階段等の補修が行なわれていました。
魚止橋
渡って 左手の踏跡を
たどれば 
ショートカットできます
魚止橋
渡って 左手の踏跡を
たどれば 
ショートカットできます
林道
左淵がなんとか歩けます
林道
左淵がなんとか歩けます
伝道
バージョンアップした
相模原市の大滝案内板
表示コースタイムは
厳しめです。
この後ろを登っていきます
伝道
バージョンアップした
相模原市の大滝案内板
表示コースタイムは
厳しめです。
この後ろを登っていきます
伝道
矢印方向で登っていきます

伝道
矢印方向で登っていきます

造林小屋
中を覗くと
造林小屋を主張するプレートが、、
なにか 観光地の
史跡家屋?
中を覗くと
造林小屋を主張するプレートが、、
なにか 観光地の
史跡家屋?
こんな橋をいくつか
渡ります
こんな橋をいくつか
渡ります
最初の簡易橋
へつらうロープ場
(振り返って見る)
へつらうロープ場
(振り返って見る)
2番目の橋がなかった
渡渉点
2番目の橋がなかった
渡渉点
なんとか渡りました
帰りが大変
なんとか渡りました
帰りが大変
新設された3番目の橋と
巻き道をしめす
矢印の書かれた岩
新設された3番目の橋と
巻き道をしめす
矢印の書かれた岩
矢印岩裏の
虎ロープ岩登り箇所
この写真は2010年11月のもの
矢印岩裏の
虎ロープ岩登り箇所
この写真は2010年11月のもの
帰りに使う
新しくなった芸術的橋?
帰りに使う
新しくなった芸術的橋?
昨年あった 怖かった
パチンコ(Y字型の投石器)のような
芸術的な橋
この写真は2010年11月のもの
1
昨年あった 怖かった
パチンコ(Y字型の投石器)のような
芸術的な橋
この写真は2010年11月のもの
渡渉点付近
雷滝
周りが凍っています
1
雷滝
周りが凍っています
雷滝上部
市原新道取り付き
市原新道取り付き
お皿道標
風が冷たい
丹沢三峰
ピーク1352手前
ピーク1352付近
また 残雪が多くなりました
また 残雪が多くなりました
登山ルートよりも
はっきりした
隣の水晶の尾根に伸びる獣道?
登山ルートよりも
はっきりした
隣の水晶の尾根に伸びる獣道?
目印で有名な
御成マットの黄色い札
目印で有名な
御成マットの黄色い札
もう直ぐ展望場
鳳凰三山
南アルプス
正面のピークの藪が
山荘から見て丹沢山側にある
鹿柵保護区域
ここに出てきます
正面のピークの藪が
山荘から見て丹沢山側にある
鹿柵保護区域
ここに出てきます
誰もいません
好きな
檜洞丸-犬越路の尾根
好きな
檜洞丸-犬越路の尾根
後半戦に突入
南尾根は、、
鬼ヶ岩が見えてきました
鬼ヶ岩が見えてきました
鬼ヶ岩から蛭ヶ岳
鬼ヶ岩から蛭ヶ岳
鬼ヶ岩から富士山
1
鬼ヶ岩から富士山
不動の峰
この尾根で一番好きな
ビューポイント
先客がいらっしゃいましたので
後ろから失礼します
この尾根で一番好きな
ビューポイント
先客がいらっしゃいましたので
後ろから失礼します
丹沢山
今日はここから
ご挨拶
丹沢山
今日はここから
ご挨拶
塔ノ岳
今日も多くの方が
いるんでしょうか?
塔ノ岳
今日も多くの方が
いるんでしょうか?
ベンチが新しくなっています
ベンチが新しくなっています
いよいよ
大滝新道下降点が
見えてきました
いよいよ
大滝新道下降点が
見えてきました
教えていただいた
大滝新道下降点ですが、、、
詳細は感想の方を見てください
教えていただいた
大滝新道下降点ですが、、、
詳細は感想の方を見てください
なんとか
ルートに入れました
なんとか
ルートに入れました
新設の鹿柵多数
中央付近の青いのが
工事関係者の休憩用
テント
新設の鹿柵多数
中央付近の青いのが
工事関係者の休憩用
テント
作業踏跡に入ってしまい
たどり着いた
土止め工事現場
作業踏跡に入ってしまい
たどり着いた
土止め工事現場
戻って正規?ルートを
進みます
戻って正規?ルートを
進みます
倒木箇所
ここを進みます
倒木箇所
ここを進みます
虎ロープ
前半
虎ロープ
後半
早戸大滝落ち口
途中のトラバース道
この手前が狭かった
途中のトラバース道
この手前が狭かった
早戸大滝
早戸大滝
早戸大滝
滝つぼ手前の
氷造形
滝つぼ手前の
氷造形
ロープより
根っこが
しっかりしています
ロープより
根っこが
しっかりしています
こんなとこや
こんなとこを
渡って帰ります
こんなとこを
渡って帰ります
こちら側からは
思ったより
楽に渡れました
こちら側からは
思ったより
楽に渡れました
閉じ込められた落葉
1
閉じ込められた落葉
ムラサキシキブ?

感想

伝道(早戸川)からの蛭ヶ岳は 
丹沢を歩くようになってからずーっと気になっていて
昨年は 取り敢えず早戸大滝 雷滝に行き
蛭ヶ岳-丹沢山を歩く時は ここが白馬尾根の下り口かなとか
蛭ヶ岳山荘の裏に廻って 市原新道はどこなのか
踏み跡を 探してみたりしていましたが
下りもバリエーションにしなければならない危惧もあり
中々 踏ん切りがつかず 今まで延ばし延ばしとしてきました。
今年も 日の長い時は ヒルが多いし
川に入らないで行ける自信はないし ヒルがいない時は 寒いなあと
自分を誤魔化してきましたが
最近 ヤマレコで 続けざまに何件か 行かれた方の山行を
見せていただいて 前日まで悩みましたが
天候も良さそうなので 今年の締めとして行ってきました。

コースは
冬の早戸大滝も見たかったので
市原新道・大滝新道を使って
市原新道の下り口が良く分からなかったこと
場合によっては 下りは昨年歩いた大滝旧道に変更する事も考え
反時計周りとしました。

<魚止橋-伝道>
一箇所がけ崩れの落石が酷くなっていて 淵を何とか通れる状態でした。

<伝道-雷平>
所々虎ロープが新設されてました。
正直行きは 必要性をあまり感じませんでしたが
疲れた帰りは 使わせていただきました。
前に来た時に 流されてなかった川に掛かる最初の簡易橋が
下流側に新設されていました。
この手の橋は結構苦手なので 慎重にゆっくり渡ります。
直後のロープでへつらう岩場は ロープを使っていくと
最後に足場で苦労しますが
よく見ると1mぐらい下が ロープを使わず行けます。
増水時はわかりませんが この足場が浸かる増水時は 私なら撤退します。
2番目の橋がありません。
適当な渡渉点を探すのに 時間がかかりましたが 
いささか強引に なんとか濡れずに渡れました。
秋から冬は 薄茶の藻が酷く 水に浸かっている石はツルツルに滑ります。
また 出ている岩も水が掛かる場所では表面が凍っているものが多々あります。
暫く進むと 去年はありません?でしたが 第3の橋がかかっていましたが
雷滝方面に行くには 橋を渡らず 矢印岩をちょっと巻いたあと
虎ロープで 岩場を登り越えていきます。
矢印岩の裏側直ぐなので
この虎ロープと登り口 意外に気づきにくいかもしれません。
尚 早戸大滝に最初に行くなら 第3の橋を渡れば良い気がしますが
確認はしていません。
ここから 直ぐに雷平に到着です。
帰りの事もあるので 早戸大滝方面に行く 
前に恐々渡ったパチンコ(Y字型の投石器)のような
芸術的な橋を確認しに行きましたが
橋はなくなっており
橋に代わる新たな芸術的なオブジェが造られていました。
作者が 同じであれば 
ミュージシャンなら セカンド・アルバムで
新境地を開いたと言う感じです。

<雷平-雷滝>
原小屋沢の右側(左岸)を歩いて行き 
中ノ沢を見送って 
暫く行った所の対岸にテーピングがある所で渡渉します。
今回 踏み石を何個か設置し ストックを活用し
私は なんとか跨いで渡りましたが 小柄な方には厳しいので
連れ合いにはウォーターシューズに履き替えて 水に入ってもらいました。
ここから 100m行かずにカーブを曲がると 雷滝です。
雷滝は 落ち着いた滝で すでに淵が凍り出しており
青空の中 良い雰囲気です。
渡渉には 手間取りましたが ほぼ予定通りの時刻で
とりあえず ほっとします。

<市原新道>
取り付き口は 雷滝鑑賞場のほんのちょっと手前の
岩の間で テーピングを目印に
雷滝の左側(右岸)尾根を登ります。
雷滝を右手に見ながら 次第に確認できるようになった踏跡を
急登していくとやがて 有名なお皿道標があり
鹿柵のポイントに付きます。
この後 基本的に鹿柵沿い(場所により多少離れますが)を
登っていきますが 北側斜面のため 思ったより雪が多く
霜と急登のからみで ザクザクズズーズと小滑りして
ロス多く 中々進みませんが 空見上げれば青空で
頑張ります。
鹿柵が終わり主尾根に乗り直すイメージで
広い主尾根に出て 1352ピークですがピークはよくわかりません。
このあとは テープを拾いながら やや細尾根部を通過し
最後の急登部に入りますが この部分も雪が多く踏み跡不明瞭のため
適当な所を登っていきました。
やがて 先が明るくなり
頂上手前の大展望場に飛び出します。
ここは 蛭ヶ岳山荘から見て 丹沢山よりの鹿柵の北側で
今まで 蛭ヶ岳山荘の裏(北)を見て
径路がよくわからなかった分けです。
ここまで もちろん誰にもお会いしませんでした。

<蛭ヶ岳-不動ノ峰>
ミヤマクマザサの緑があり
冬季でも 天候さえ良ければ 素晴らしい尾根に変りありません。
幸い 私の山行時は ぬかるんでいる所も少なく
快適なピクニック状態です。
また 階段等の補修、新設工事が行なわれていましたが
前より大分 歩き易くなった気がします。
ありがたい事です。

<大滝新道>
下り口は 不動ノ峰-丹沢山ほぼ中間点の草原にある指導標付近で
事前調査では 丹沢山よりの草原の最後?の鹿柵脇と認識して今回の山行に向いましたが
蛭ヶ岳山頂でお会いした塩水橋ピストンの単独行の方が 親切に 後から追いかけて
自分が認識していたところより鹿柵一つ不動ノ峰よりの
鹿柵と鹿柵の間をまっすぐ行けば良いと教えてくれ
それに従いましたが 踏跡もなく ひとつ西よりの尾根に入ってしまい
100mほど行った所で 地図を見て 引き返しました。
結果 私の事前認識していた<最後?の鹿柵脇>で <今は>正解でした。
雪のない時でしたら 教えていただい下り口の鹿柵が終わった所から
北東に向かうルートが確認できたのかもしれませんが
山行時は 雪に踏跡はありませんでした。
この後で知ったのですが 今回の山行時 新道尾根の1400m付近で
鹿柵の増設等の工事が行なわれており 作業者が 私が認識していた下り口の方で
行き交い道が固められ こちらのルートを誰も歩かなくなったと思われます。
人に変化するルートを教える難しさを勉強しました。
(わざわざ 教えていただいたのは 本当に感謝しています)
正規のルートは この付近やたら踏み固められアイスバーン状態で
この時は 滑りながら そんなに歩く人が多いのか不思議でしたが
理由は 1400m付近の工事現場です。
もちろん この工事に恨みはありませんが
この鹿柵増設 何箇所かで ルートを跨ぎ
鹿柵の中にもテーピングが見えました。
さらに 少し離れた作業現場に行く作業道の踏跡が濃く
つられて作業現場に行って 慌てて引き返します。
登りは問題ないかもしれませんが この辺下りだと要注意です。
この現場を過ぎと 落ち着いてテープを追えるようになりますが
最近の踏跡は確認できなく 道を塞ぐ倒木もあり慎重に進みました。
やがて このルート最後の難関ズルズル斜面の
100m?の長いロープ場です。
落石しやすく 先行した連れ合いとの間隔に注意しながら慎重に下りましたが
虎ロープにはこぶがなく握力が必要で 非常に疲れて
滝の落ち口に到着です。
この後 滝壷へは右岸を虎ロープのある所を5mほど登った所から
徐々に下りていき 河原に着く前に分岐して狭いトラバース道を行きますが
途中切り立った 非常に狭いトラーバース道を
虎ロープを助けに 行く所もあり結構厳しい所です。

<早戸大滝-雷平>
渡渉箇所は5、6箇所だったと思います。
基本は 対岸にマーキング、テーピングが見えたらがポイントですが
頻繁に変る河原の石にマークがあるわけでなく あまり厳密にマークを頼ると
行き過ぎたりしまうので 経験と臨機応変さが必要です。
経験のない場合は 行ったり来たりで時間をかけるしかないと思います。
この区間なんとか濡れずに進み 最終ステージ近くなり
雷平手前の芸術橋を除くと 雷平までで 最後の渡渉が終わった所で
ここまで緊張して歩いてきたせいか 安心したのか 
連れ合いが 大事なセカンドカメラと共にドボンと音をさせ
本日一番の事件が起きてしまいました。
その後 連れ合いは回復しましたが カメラは回復しません。
痛いです。


急登、急坂、ロープが多く 心身ともに疲れ カメラも失い?ましたが
締めに相応しい 実に見どころ多い 充実した山歩きでした。
これも 多くのヤマレコや先人の記録を参考にさせていただいたおかげです。
いつもながら 本当に感謝しています。


※ これは 2011年12月26日の状況です。
  もし記載に間違い 誤解等があれば 指摘していただけると 幸いです。


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