快晴の硫黄岳と中山展望台、美濃戸口より
- GPS
- 08:42
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 1,712m
- 下り
- 1,710m
コースタイム
6:57美濃戸口-7:40美濃戸-9:12赤岳鉱泉9:40-10:47赤岩の頭10:57-11:22硫黄岳11:28-11:39赤岩の頭11:45-12:16赤岳鉱泉13:13-13:42中山展望台13:55-14:06赤岳鉱泉-15:00美濃戸-15:31美濃戸口
(15:45美濃戸口-16:00自宅)
山と高原地図コースタイム、硫黄岳まで 5:10、中山展望台まで 2:15、美濃戸口まで 2:55、計10:20
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
赤岩の頭から硫黄岳は、-14℃で強風?(私にとって)でした。あとは、風もすくなく、よい登山日和でした。気温は終始、-10℃から-5℃でしたが。 |
写真
感想
近頃、5時間程度のコースタイムの短めの山登りが多かったので、ここでガッツリ歩きたかったです。さらに、雪山も見たいし、10本爪もデビューさせたかったので、美濃戸口から赤岩の頭、さらに中山展望台をまわるコースとしました。(当初、硫黄岳は予定になし、森林限界越えは経験なし)。本当は、昨日29日に行こうと思っていたのですが、家の窓拭き、風呂の掃除等、家の大掃除の日となりました。本日は大掃除を終えて、山に来ました。久しぶりに暗いうちに家を出ます。本日は、-4℃と比較的気温は高いです。前の日も、翌日も、-10℃でした。
美濃戸口は、気温-7℃。本日は、SONYの山ナビ、NV-U37の低温動作確認も行います。仕様上は、5℃までですが。あと、オリンパスの防水デジカメTG-610は、仕様上は-10℃となってますが、その確認も行います。
昨夜、軽く雪が降ったようで、道にうっすら積もっています。美濃戸へゆく林道を歩いていると、FFスタッドレスがタイヤを空転させていました。ちゃんと、美濃戸へついたようですが。美濃戸の駐車を見ると、FFスタッドレスが結構います。でも、本日はガッツリ歩きたいので、私は美濃戸口駐車でOKです。
美濃戸では、気温-10℃ですが、NV-U37動作は問題ありません。ここで、4本爪をつけました。ですが、結構、じゃりの道が多く、邪魔でした。林道終点までは、ダブルストックだけでも問題なしでした。
林道終点から、川沿いに歩きますが、ここで気温は-12℃。NV-U37の画面が見えなくなっていました。ついに、死んだか?と思って触ると、画面が明るくなって、動作が確認できました。省エネモードの、暗いバックライトの輝度が落ちて、点いていることが確認できないようになっていたようです。さらに、明るい輝度でも、かなり暗くなっています。-10℃を越すと、バックライトの輝度が落ちるようです。でも、他機能(GPS動作、1/25000地図での画面表示、GPSログ)は支障なしです。逆に、-10℃までOKのデジカメTG-610のズーム表示で誤表示がでました。実害はないですが。
赤岳鉱泉に到着し、行動食を食べ、10本爪を装着します。装着して、歩いて分ったのですが、靴がしっかりしてないと、アイゼンがぐらついて心もとないです。もう一度、靴の紐を結び直しました。冬靴は固く、スキー靴に近い雰囲気がありますが納得。私の夏靴では、すこし不安定。また、-10℃以下に備え、NV-U37のポーチには、ホッカイロを入れます。これ以上は、試す気にはなれない。液晶が凍ったらもともこもないですので。
赤岩の頭まで、すばらしい雪道でした。凍った木々、雪がつもってモコモコした葉っぱ。道も急で、10本爪は役に立ちました。赤岩の頭の手前より、硫黄岳のジョウオゴ沢の火口縁、横岳、赤岳、阿弥陀が、どどーんと見え始めます。天気は快晴。最高です。赤岩の頭につくと、結構な風です。それでも、赤岩の頭の頂上にゆき、景色を堪能します。北アルプスは雲がかかってますが、中央アルプスがくっきり、諏訪湖も良く見え、蓼科山、北横岳、阿弥陀、赤岳、横岳、と最高の眺望です。
本当は、ここで引き返す予定でしたが、この際、硫黄岳まで、いけるところまで行ってみようと思いました。雪も少ないし滑落リスクは少なそう。ということで歩き始めますが、風が強い!!。3分ぐらいで、引き返そうかと思い始めました。手も冷たくなってきた。また、気温も-14℃!! やばい、と思いNV-U37はザッグにしまいました。また、オーバーミトンを装着、3重手袋(のびのび手袋+スキー手袋+オーバーミトン)。スキーゴーグル、フードも装着。これで、なんとかしのげそうなので、再度、歩き始めます。こんなに寒いのは、子供のころ、ニセコスキー場で吹雪の中スキーをして以来、40年ぶりです。頂上手前の岩場で、10本爪でも登りづらいところがありましたが、あとはOK。
頂上には、ご夫婦がいるほかは、だれもいません。風がとても寒い。写真を撮ったら撤退します。長居は無理。赤岩の頭まで戻り、すこし下り、風のないところで休憩。ヘリが飛んでいるのが見えます。物資の輸送ではないし、救助もしてないし、パトロールかと思いました。(追記: 新聞で 30日10時頃、大同心で10m滑落しケガ人発生(右足首骨折の疑い)、ヘリで病院まで移送、との情報がありました。それ関係かも。)
赤岳鉱泉に戻り、ラーメンを食べ、午後は中山展望台に向かいます。予想通り、中山展望台からも、赤岳、横岳のすばらしい眺望が楽しめました。中山展望台にいた方と話しをし、美濃戸口までの時間を聞かれて、2時間はかからないでしょう、と答えました。どのぐらいで帰れるか、帰りはタイムアタックモードで歩きます。アイゼンを脱ぐ時間も含め、1時間37分でした。美濃戸から美濃戸口が、思ったほどタイムが短縮できなかったです。あと、今日は、すべての場所で、沢山の人とすれ違いました。年末年始の八ヶ岳は人が多いですね。
本日は、久しぶりにコースタイム10時間オーバーの道をガッツリ歩け、冬山の凍った木々や雪でモコモコの葉っぱに出会え、八ヶ岳の白銀の山々の眺望を楽しめ、初の10本爪、初の冬山森林限界越えまで体験できた、最高に楽しい、でも安全な登山でした。
昨年12月に自分も硫黄に行きました
その時はホワイトアウトで、一応硫黄岳までは行きましたが、そこからの絶景は見えませんでした。山頂に立てた既成事実だけでした。
赤岳鉱泉に戻ると晴れ間が広がり、感動したことを思い出しました。
中山展望台にも今度行きたいと思いました。
美濃戸口まではチェーン必要ですね。
今シーズン行けたらまた行こうと思います
同じ八ヶ岳山系の横岳にいましたよ〜。と言ってもスキー場ですが(苦笑)やっぱり雪少ない感じですね。雨池まで行ってきた方に聞きましたが、スノーシューを使えたのは雨池の上だけだったようです。もっとも登山には雪が少ない方が良いのかな?
林道終点の車、赤岳展望荘のオーナーの車のような感じです。実は彼と同じ地区居住者なんです。
koma0314さんは、ホワイトアウトの中、硫黄岳に行ったのですね。私は、快晴に助けられ、なんとか頂上を踏むことができました。中山展望台もお気軽でいいですよ!今は、運よく奥の美濃戸までFFスタッドレスで行けてますが、基本はチェーンがないといけません。車が登りではまったり、下りで谷に滑落するリスクがあります。手前の美濃戸口ならFFスタッドレスでいつでもOK。
magunaum170さん、いろんなスキー場めぐりをされてますね。30日は、ピラタス北横岳、マグナムさんが滑り始めた時間は、私はすでに帰路中、帰路で見た林道の車は赤岳展望荘のですね。去年もここで見た記憶があります。
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