千手山・市道山


- GPS
- 08:05
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,194m
- 下り
- 1,136m
コースタイム
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
夕焼小焼 15:47発高尾駅北口行き。座席余裕あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
浄福寺->力石峠 お墓の左横から三十三観音像のある山道を上がる。観音堂を過ぎ、山頂までは明瞭な道。千手山から本番。 ・基本的に踏み跡はあります。所々獣道っぽいですが。 ・標高300m〜400mの範囲で、落ちるような・這い蹲るような急坂はありません。 ・幾つもピークを越えていきます。で、展望の開けるピークは一箇所のみ。そこ以外、遠望から現在地を割り出す事は期待できません。 ・で、ピークの所には踏み跡が枝尾根方向にもあります。 ・幾つもピークを越しているうちに、どこのピークか不明朗になってきます。で、ピークでどっちの踏み跡を追うか?結構微妙。なので、かなり手強いです。一度判らなくなり北側に50mほど偵察に行くハメに。 ・写真の小津峠の所。一旦300mを切るところと理解していますが、今考えると疑問。時間的にもっと西なのではないか?と言う気がします。 ・小津の町並みを見下ろすピークで現在地確定出来ました。感覚的には、400m程手前のピークにいるつもりだったので意外。小津峠の位置の理解が誤っていたと考えると大体辻褄が合うように思えます。 ・現在地確定出来てからは比較的容易。展望は無くなっても現在地は大体割り出せました。 基本は西へです。そして道を追わずに稜線を追えだと思います。2万5千図と磁石は必須。大活躍でした。読図力チェックには好適の稜線でしょう。標高が低いので、迷っても余り惨い事にはならないと思います。 力石峠->峰見通り 上恩方配水所の下、フェンスの切れるところまで林道を行き、フェンスの切れ目から尾根上を目指します。ここは獣道というか、単に崩れているだけというか。しかし、基本は上に行くだけなので迷うことはなかったです。 尾根に上がると踏み跡があります。尾根筋を外さず上に行くという、この手のルートのセオリーで行けます。そう言う意味では力石峠までより容易。盆前山からの尾根と合流すると、踏み跡は明瞭になり、後は迷いなく行けました。589mで夕焼け小焼けへの小さな道標あり。この先、入山トンネル上まで来ると、林道に降りる道に合流。この先は一般登山道と同じ。 峰見通り->市道山->分岐 いやぁ、結構アップダウンがありますな。 分岐->林道 比較的直ぐに踏み跡が不明朗になります。下にも横にもピンクテープ。こりゃダメだなと思い、ちょっと中腹を水平に行く。尾根の上に乗ったので、忠実に尾根の上を降りました。下の方に行くと左に林道終点あたりが見えます。ほとんど末端で踏み跡あり。その踏み跡を左に行くと林道に上がります。踏み跡右に少し行って見ましたが、不明朗ながら続くようで、これが正規の道なのではないかと思います。 あとは林道を延々関場まで歩くだけ。 おまけ 目の前でバスに行かれてしまい、夕焼け小焼けまで歩き、その辺をウロウロ。宮尾神社横に明瞭な山道あり、多分それを辿れば、もっと容易に589mピークに行けると思います。 おまけ-2 二月末まで、この辺に猟区があるそう。こんなルートをウロウロ歩いているとアブナイようです。 |
写真
感想
バリエーションルートでも尾根筋の登りは比較的容易。登ってりゃまず間違いなく山頂に着きます。逆に降りは枝尾根に迷い込まないように細心の注意が必要で難路。では、その中間、稜線を辿っていくのは?千手山から力石峠まで約2.5kmは、細かいアップダウンはあるものの、300〜400mの間をほぼ水平に行きます。枝尾根も多くあり、踏み跡も不明瞭なようなので、かなり読図力とルーファイ能力が問われそう。
NHKの「ダーウィンが来た」などを見ると、色々な動物のオスがメスにアピールする様子が見られて興味深いですが、山レコを見るに、我が人間族のオスは「CT XX分の所YY分」的なアピールを誇るように仕込まれているように思います。確かに山登りにおいて、体力は重要な要素でありますが、それだけでは無いはず。ある程度歳が行ってしまえば、体力の伸びしろは少なくなりますが、他の技量は経験がものを言う。磨けばまだまだ光るはず。
遅くとも着実にルートを辿れるカメさん登りの試金石としては手頃なコースではなかろうか。そう思い、今年初めは、今の実力チェック。標高こそ300~400mが中心ですが、着実にルートを辿るためには、的確な読図能力が必要なコースにしてみました。誤り無くトッキリ場まで行けるかどうか?ちょっとしたチャレンジ。
かなり手強かったです。ピークを幾つも越しているうちに、頭の中の位置と実際の位置がずれていたのが課題。展望全くなしで特徴的な地形にも乏しいこんな所を行くのは1kmちょいが限界のよう。基本的に稜線は外さず行けましたが、小津の町並みが見えたところで、現在地は400m位ずれていました。頭より足の方が速かった。頭で登る域まで行ってないかなー。藪の中を辿るにはもうチッと修行がいるようです。同時に、やはり勾配のある尾根筋を追うのは楽。力石峠から先は迷いはナシ。醍醐林道への降りも外していたけれど、尾根形を掴んだところで現在地確定、進む方向も確定。あとは道などなくとも余裕。こう言うところなら、かなり行ける実力は備わって来たようです。
1/04追記
やっぱり写真の「小津峠のハズ」の位置が疑問。ここを標高300mを切ったところと理解したために、その後の位置関係把握が400mほどずれて行ったと思う。この堀切は人口のもので、溝に沿って道があり、峠なんだと理解しましたが、そもそもそれが間違いな気がする。この溝に沿って北側なり南側に降って確かめたわけではないので、単なる想像ですが、ここは峠などではなく、「掘切」の遺構なんじゃないか?という気がします。則ち浄福寺城の出丸なり何かがあって、その防護の為の掘切が残っているんじゃないかと。でもなぁ、それだと城跡から離れすぎている気もするが。ネットなどで調べても良く判らない。掘切なら降ってみれば直ぐになくなるから、判ると思うんだが....。浄福寺城趾として、もう一回行ってみるかなぁ....。
1/16追記
1/15に確認に行ってきました。「小津峠のハズ」の所が小津峠で間違いないと思います。小津峠の位置を実際の位置より東に約350m程の所と誤認していた為、現在位置の理解がグチャグチャになってしまっていました。地図に出ている地形が出てこないので????になりましたが、出てくるはずがありません。もう過ぎちゃったんですから。まだまだ青いということですな。精進せねば。それでもルートは外さなかったので良しとするか....。なお、小津峠から恩方中学まで歩いて、明瞭な道で迷いなく下れる事を確認しました。エスケープ可能なことは覚えておいて良いと思います。
手強いと書きましたが、二度目に通ったら、そんなかなぁ?でした。混乱していたので多少割り引いて見てやってください。
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