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Yamareco

記録ID: 1598583
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

鶏頭山経由で毛無森往復

2015年03月22日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:26
距離
9.9km
登り
1,192m
下り
1,178m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:29
休憩
0:50
合計
6:19
6:36
18
6:54
6:54
88
8:22
8:26
23
8:49
8:54
6
9:00
9:02
17
9:19
9:21
43
10:04
10:27
45
11:12
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4
11:36
11:43
11
11:54
11:54
49
12:43
12:43
11
12:54
12:55
0
12:55
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口まで車で入りましたが除雪が怪しかった。無理せず岳駐車場に停めるのが吉。
コース状況/
危険箇所等
ニセ鶏頭前後の岩場と稜線が若干注意を要する。
その他周辺情報 温泉は無いがぶどうの湯という入浴施設あり。ボンディアのソフトクリームが美味しい。
登山口を出発
水場を過ぎたあたりで鹿の群れに遭遇。
ここまで北上してきたか…。
水場を過ぎたあたりで鹿の群れに遭遇。
ここまで北上してきたか…。
畳石付近までくると雪が多くなってきた
畳石付近までくると雪が多くなってきた
雪がカチカチに締まっていて歩きやすい。踏み抜きどころか、足跡すらつかないくらいだ。
雪がカチカチに締まっていて歩きやすい。踏み抜きどころか、足跡すらつかないくらいだ。
徐々に傾斜が急になり、スリップの危険が出てきたのでアイゼンを着用する。
徐々に傾斜が急になり、スリップの危険が出てきたのでアイゼンを着用する。
綺麗な青空を背に、ニセ鶏頭の岩峰がすっくと屹立している。
綺麗な青空を背に、ニセ鶏頭の岩峰がすっくと屹立している。
樹林帯を抜けると、いよいよニセ鶏頭の岩場が眼前に立ちふさがる。
樹林帯を抜けると、いよいよニセ鶏頭の岩場が眼前に立ちふさがる。
岩場の下は見た感じより雪が多く着いており、登るのにさほどの苦労はなかった。
岩場の下は見た感じより雪が多く着いており、登るのにさほどの苦労はなかった。
梯子までやってきた。
梯子までやってきた。
慣れないアイゼンでの梯子登りや岩登りにびびりまくる(笑
慣れないアイゼンでの梯子登りや岩登りにびびりまくる(笑
難所を越えてニセ鶏頭に到達。
難所を越えてニセ鶏頭に到達。
ニセ鶏頭から鶏頭山の間のやせ尾根。
ニセ鶏頭から鶏頭山の間のやせ尾根。
鶏頭山の山頂はもうすぐだ。
鶏頭山の山頂はもうすぐだ。
最後のちょっとした岩場を越えると、あとは山頂までさえぎるものは無い。
最後のちょっとした岩場を越えると、あとは山頂までさえぎるものは無い。
鶏頭山山頂に到着!
鶏頭山山頂に到着!
早池峰も綺麗に見えている。
早池峰も綺麗に見えている。
鶏頭山の頂をしばし堪能。
鶏頭山の頂をしばし堪能。
鞍部付近はだだっ広い、のっぺりとした地形だ。
鞍部付近はだだっ広い、のっぺりとした地形だ。
山頂直下の登りは、遠くから見た感じより急な印象を受けた。
山頂直下の登りは、遠くから見た感じより急な印象を受けた。
なかなか山の頂とは思えない風景だが、このあたりが毛無森の山頂だ。
なかなか山の頂とは思えない風景だが、このあたりが毛無森の山頂だ。
岩手山をバックに記念写真☆
岩手山をバックに記念写真☆
今度は早池峰と薬師をバックに☆
今度は早池峰と薬師をバックに☆
下山は往路と同じ道をたどる。
下山は往路と同じ道をたどる。
登り返しが激しくキツイ…。
登り返しが激しくキツイ…。
どうにか鶏頭山の山頂まで戻ってきた。
あとは下るだけである。
どうにか鶏頭山の山頂まで戻ってきた。
あとは下るだけである。

感想

2015年3月22日、実に久しぶりの山!
2月の頭に岩神山へ行ったのが最後なんで、ほぼ2ヶ月ぶり!
本当は21日も、どこか山へ行こうと思っていたのだけれど、前日に、突如深夜残業となり、順当に寝坊。
で、あえなく自宅の布団の上で敗退決定…と(笑

そんなわけで、天気の良い休日を一日無駄にしてしまったので気合を入れて早起きし、目的の山へと向かった。
今回目指すのは、前から行きたいと思っていた「毛無森」登山道が無い藪山なので、積雪期限定の山である。

6時30分、鶏頭山の登山口を出発する。
登山口周辺の雪はかなり溶けており、夏道が顔を出していた。
その夏道を伝わって大量の水が音を立てて流れ落ちてきていた。
雪解けはかなり進行しているようだ。

水場を過ぎたあたりで鹿の群れに遭遇。
よく見ると、そこらじゅうに鹿の糞が転がっている。
ここら一帯は彼らのテリトリーなのだろうか?

しばらく夏道が続いたが、畳石付近までくると雪が多くなってきた。
ようやく残雪期の山っぽい景色になってきたようだ。
数日前に同じコースを歩いた山友のキクさんによると、このあたりから先は踏み抜きが激しくて、かなり難儀したようだが時間が早いためか、前日冷え込んだためか、今日はカチカチに締まっていて歩きやすい。
踏み抜きどころか、足跡すらつかないくらいだ。

メタボ岩を通過後、徐々に傾斜が急になり、スリップの危険が出てきたのでアイゼンを着用する。
よく締まった雪にアイゼンが驚くほどよく効いた。
これは…気持ちいいなぁ! つい調子に乗ってガンガン登ってしまう。

条件が良いこともあって、予想よりはるかに短時間で避難小屋付近に到達できた。
綺麗な青空を背に、ニセ鶏頭の岩峰がすっくと屹立している。
いい景色だ。テンションアガるわぁ。

樹林帯を抜けると、いよいよニセ鶏頭の岩場が眼前に立ちふさがる。
本日の核心部と思われる難所…のはずだ。

岩場の下部は見た感じより雪が多く着いており、登るのにさほどの苦労はなかった。
もしかしたらガレが露出している夏道よりも歩きやすいかも。
「この雪、いきなり崩れ落ちたりしないよねぇ?」
などと言いながらも、ツートンも楽しむ余裕があるようだ。

梯子までやってきた。
積雪期にここまでは来たことがあるのだが、この先は未知の世界である。

だいぶ雪も溶けて露出した岩も多いが、まだまだ雪や氷の部分も残っている。
先がどうなっているかわからないので、とりあえずアイゼンをつけたまま前進。
慣れないアイゼンでの梯子登りや岩登りにびびりまくる(笑
キクさんはここをスノーシュー装着のまま越えていったらしい。
信じられん(^^;

どうにかこうにか難所を越えてニセ鶏頭に到達できた。
お地蔵様の後ろには、目指す毛無森が見えている。
遠いような近いような…。

最終目的は毛無森だが、まずは鶏頭山の頂を踏まないことには話にならない。
ニセ鶏頭から鶏頭山の間のやせ尾根も、条件が悪ければ難所だが今日は視界もよく、風も強くないので大丈夫そうだ。
無事にやせ尾根を渡りきると鶏頭山の山頂はもうすぐだ。

9時20分、鶏頭山山頂に到着!
積雪期初登頂を果たした。ここまで3時間弱。
二ヶ月ぶりの登山にしては上々であろうか。
早池峰も綺麗に見えている。
せっかくなので記念写真をパシャリ。
しかし、今日はここで終わりではない。
毛無森まで行かないことには、今日の目標は達成できないのだ。


鶏頭山の頂をしばし堪能。
天気がいい中での山頂からの眺めは格別である。
しかし毛無森を目指すからにはのんびりしているわけにはいかない。
今日は絶対的なタイムリミットがあるのでなおさらである。

毛無森へ向かうには、鶏頭山山頂からやや右寄りに下っていく。
最短距離を行きたいところだが、山頂直下の斜面が急すぎて無理。
知らないコースなので第一歩を踏み出すのに若干の躊躇があるが一筋のスノーシューの足跡が我々を導いてくれた。
キクさんの足跡かな?

鞍部付近はだだっ広い、のっぺりとした地形だ。
晴れていればいいが、吹雪やガスだと方向を失いそうである。
時折現れるブッシュをかわす以外は、好きなようにコースをとれる。
疲れてきてペースが落ち気味の私の横を、ツートンが颯爽と抜いていった…。

山頂直下の登りは、遠くから見た感じより急な印象を受けた。
ちょうど空腹を感じてきたところでもあり、ここを登るのがなかなかしんどい。
ツートンと二人、「腹減った〜」の大合唱をしながら登りきる。

そこにはツルンと平らな世界が広がっていた。
なかなか山の頂とは思えない風景だが、毛無森の山頂だ。

小さな木の枝に山名標識がかかっていた。
これがなければ山頂を実感できないかもしれない。
GPSも寸分たがわず山頂を指しているので間違いはないだろう。
よし、毛無森登頂! 数年来の念願がかなった。

広く平らな山頂は、まったくと言っていいほど高度感がないがぐるり360度、さえぎるものの無い大展望の山頂であった。

下山は往路と同じ道をたどる。
今度は鶏頭山に登り返さなければならないが、あちらは間違いなく急な斜面を登らなければならない。
ちょっと疲れてきたな〜、しんどいな〜(笑

傾斜もさることながら、さっきまで硬く締まっていた雪がある時点を境に、急速に緩みだした。
さっきまで、なんの問題も無く私の体重を支えていたのに今は一歩を踏み出すたびに全力で私の足を捉えにくるようになった。

いったい何度すっ転んだことか…。
その様子を見てツートンは笑い転げている。
くそ〜、倍以上体重差があるからな〜。

どうにか鶏頭山の山頂まで戻ってきた。
あとは下るだけである。
残り時間を確認。
タイムリミットまではまだ十分な余裕があるようだ。

上から見るやせ尾根は、登ってきたときよりも高度感があり慣れない雪山ということも手伝って緊張感があったがどうにかこうにか無事に突破。

順調に岩場を越え、避難小屋も通過した。
しかし、今回の核心部は実はここからだった。
雪が腐りまくり、なにをどうやってもふどるふどる…(^^;

私だけでなくライト級のツートンすらひざ上まで踏み抜くようになるともはやまともに歩行することかなわず、ほとんど転げ落ちるように雪面を下る羽目になった。
おかげで翌日以降変な場所が筋肉痛になりまいった(^^;

予想外に下りにてこずったが、ぴったり想定時間通りに下山することができ、その後に控えていた予定も無事にこなし、充実した一日になった。
この日のビールがいつも以上に美味しかったことは言うまでもない(笑

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