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Yamareco

記録ID: 1599007
全員に公開
ハイキング
東北

秋田県大館市:中山館林道(途中まで)、山館の高森(登頂断念)、長根山182mピーク(誤ルート)、小柄沢山(断念)、柄沢203mピーク(断念)

2018年08月20日(月) [日帰り]
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GPS
40:00
距離
9.6km
登り
639m
下り
614m

コースタイム

(中山館林道)
06:03大館市街地出発
06:23国道103号線交差点通過
06:31ピンクテープによる通行止め地点通過
06:47中山館林道へ右折
07:24峠の最高地点(285m)から引き返す
07:39分岐点に戻る

(山館の高森)
07:53自転車を置いて山館林道〜山館川登り
08:19「二又の沢」〜巻いて尾根に取り付く
08:50踏み跡発見
09:04ピンクのガイドテープ発見
09:42隠れ小ピークで行き止まり
10:06下山開始
10:46二又の沢〜山館川下り
11:11自転車回収
11:16出発
11:26中山館林道分岐通過
11:36通行止め箇所通過
11:42国道103号線へ出る

(長根山182mピーク)
12:00小柄沢墓園
12:17登山開始
12:25円形のピーク〜鉄塔脇の踏み跡
12:30分岐を左へ
12:32分岐合流
12:37峠へ出る〜下山開始
12:50鉄塔脇の右の分岐路へ
12:55下山終了
12:59墓園で自転車回収〜小柄沢山山麓へ

(小柄沢山)
13:05不明徒歩道を南下
13:08踏み跡を発見し登る
13:15薮で踏み跡は消滅し引き返す〜更に南下

(柄沢203mピーク)
13:28稲荷神社で小休止
13:45出発
13:50砂防ダムは立入り禁止
14:04「大館東台温泉 東の湯」
14:59帰路
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
(中山館林道)
 大館市街地から大町の通りを南下し、米代川手前の沢山の信号交差点で左折。国道103号線と合流する信号交差点をその儘直進し、山館川沿いの舗装車道へ入る。途中路肩が崩落している箇所が有るので注意。1km半程行くと貯水槽の様なものの付属した何かの施設が有り、 Y字分岐に差し掛かる。左の道はゲートで通行止めになっており、右の道には未舗装で、ピンクのテープが張られていてこれも通行止め。
 テープを越えて右の道を進むと、直ぐ崩落箇所が続き道が大きく抉られている。車両での通行は不可能だろうが自転車は押して行けば問題無い。だがその先も岩や倒木や雑草が多く、まともに走れない場所が多い。右手に見えている山館川は時々グリーンタフのナメ肌の河床を覗かせる。砂防ダムが一箇所。
 ピンクテープから1kmばかり行った所で右に分岐路が現れるが、この時はこれを山新林道分岐と勘違いして右折してしまった。実際にはこれは恐らく中山館林道分岐で、ピンクテープの箇所を中山館分岐と思い込んだが為の勘違いだが、後でGoogleの航空写真で改めて確認したところ、先程のY字分岐の左側の道は施設内に入って直ぐ終わっていた。『大館トレイルガイド』には各林道の名前が記載されているが、地理院地図やGoogleマップには記載されていないので、現地に行って確認するまで頭の中で具体的な予定図を描けないのだ。

(中山館林道〜山館の高森)
 中山館林道を引き返し、分岐点で元の道に戻り今度は直進。砂防ダムを杉、その次の分岐が恐らく「山新林道分岐」なので右折。「この先、法面崩落あり 新沢側へ通抜け不可」の注意書き看板が。成る程、少し開けたスペースの先は大きく崩落していて通れない。一応他の方の山行記録( https://suuko.at.webry.info/201411/article_6.html )を読んで予習して来ているので驚きはしない。自転車はここに置いて行くしか無い。山館川の右岸に沿って数十m程度は道の痕跡がへばり付いているものの、やがてそれも消失し、川沿いではなく川の中を歩いて進まなければならない。
 山館川の水量は少ないので長靴で楽に通れる。が、如何せん岩だらけで歩き難く、倒木が前方を塞いでいることも。所々、凝灰岩の柱状節理が並んでいる。まるで山が自らに祈る為に無数の磨崖仏を彫り出した様だ。
 大体800mばかり川の中を進んだところで、「二又の沢の尾根」に出る。両側から流れて来る沢(右側の沢は地理院地図には記載が無い)に挟まれて尾根が延びている所。橋桁か何かだったのだろうか、何かの構造物が残っている。

(山館の高森〜長根山182mピーク)
 高森を後にして国道103号線を北上。餌釣の辺りの分岐で市道に下りて右折し、高架下を潜って右手に山並みを見乍ら北上し、小柄沢墓園前に出る。左手の「パワーコメリ」で小休止。
 小柄沢墓園の中に入って直進し、その先の変則的な十字路で左折して登山口を探す。この辺は地理院地図の記載が不完全なのでGoogleの航空写真を手掛かりに現地確認しつつ進んだのだが、結局行き当たりばったりになってしまった。墓園は段々状に作られており、そこそこ見晴らしは良い。段差になった所の笹薮が刈り払われている所に踏み跡を発見。予定していた登山口とは少し違った様だが、取り敢えず道が見付かったので登ってみる。

(長根山182mピーク〜小柄沢山)
 墓園内の道を引き返し、墓園から出る手前のゲートを過ぎた辺りで左折し、南の森の中へ続く徒歩道へ入る。地理院地図にはそこから直ぐに小柄沢山山頂(177m)まで続く徒歩道が記載されているのだが見当たらず、代わりに記載の無い徒歩道が山裾に沿って南へずっと続いている。取り敢えず左手に小柄沢山を見乍ら200mばかり進むと、若干鞍部状になった所に徒歩道らしきものを発見。

(小柄沢山〜柄沢203mピーク)
 改めて小柄沢山の登山口を探したが見当たらないので、徒歩道をその儘南へ直進。やがて森を抜けると工事現場に出る。その近くの稲荷神社で暫し休憩した後、神社の左手奥に延びる延びる未舗装車道を進む。60〜70mも進むと溜め池に出、その奥から右手に見えている203mピークへの徒歩道が延びている筈なのだが、「農業用施設につき」立入り禁止の看板が立っている。これでは致し方無い。堤の手前には車が止められていて、対岸の方では何やら作業服を来た男性が7、8名程だろうか、忙しく立ち働いて何か話している。ここは諦めるしか無いだろう。
コース状況/
危険箇所等
(中山館林道)
 『ガイド』には「山新林道分岐で右折して橋を渡り山館林道に」と書かれてあるが、偶然にも中山館林道も入って直ぐ短い橋を渡るので余計に勘違いしてしまった。橋の先の道は数十mばかりグリーンタフが露出している。激しい雨裂等も有るが、中途半端に舗装路の痕跡が現れて部分的に自転車で走れる。道は鞍部を辿る筈なのにやがて頭上が開けて来たのでおかしいなと思っていると、本格的に空の見える道に。流石に間違いには気付いたものの、この儘結構進めそうなので、進める所まで進んでみる。辛うじて扇田辺り(?)の市街地が垣間見える。高い空が気持ちが良い。
 最高で標高285m(後で確認した)の峠に差し掛かった所で後は下りの様なので、そこで終わりにする。左手の東側は崖になっている。右の西側は木々に遮られて眺望は切れぎれだが、捩じれたCの字形の、両脇から山に包まれる地形が、巨大な箱庭の様な印象を与える。

(山館の高森)
 『ガイド』には「踏み跡をたどり尾根によじ登ります」と書かれているが、そもそも踏み跡は何処にも無いし、尾根の末端は大きな倒木が折り重なっていてとてもよじ登れる状態ではない。右か左から巻いて、途中から取り付くしか無い。2014年に登った方がマーキングテープを残している筈だが見当たらない。先述した構造物の下の方に落ちているのがひとつ有った切りだ。
 何とか尾根らしき地形に取り付いて登って行くと、ようやっとそれらしい踏み跡を発見。『ガイド』には「登山道は大部分明瞭」と書かれているが、この時には登山道は不明瞭で尾根の形もそれ程はっきりしていないので、マーキングテープの使用は必須。2014年に山頂までマーキングテープが巻かれた筈なのだが、途中では1箇所しか発見出来なかった。倒木やイバラや笹薮も多く、スンナリ進ませてはくれない。
 やがて小さなピークに辿り着くが、恐らく『ガイド』が言及しているであろう571mピークではなく、時間的に見て480mの小ピークの前後に有る隠れ小ピークだろう(この時には高度計を持って行かなかったのでどうしても不正確になる。先日鞍掛山等を巡った後で安物のデジタル高度計がウンともスンとも言わなくなってしまったのでア、改めてナログの高度計を注文したのだが、この日はまだ届いていなかったのだ。作成したルート図は従って不正確な可能性が有る)。頼り無い踏み跡はそこで消滅。正面の次のピークまでは濃い柴薮が続いているし、右手は笹薮、左手はイバラ薮が覆っていて、何処も通れそうにない。先に触れた山行記録を見る限りでは真っ直ぐ進む道が有る筈なのだが無理そうだ。ここで断念することにする。
 下山時は何度も迷いそうになったので、マーキングテープを使用しておいて正解だったことを確認する。山を下り沢を下って元山館林道起点(自転車駐輪箇所)まで戻るが、途中人力で沢沿いの草刈りをしている男性を見掛けた。携帯蚊取り線香を何処かで落として来たことに気付く。

(長根山182mピーク)
 道には最初、長根山と同じ様な擬木の階段が設けられているが、幸いなことに直ぐ終わる。後は普通の山道。笹薮はそこそこ刈り払われている。
 やがて円形の広場になった小ピークに出る。眺望は無く、落石注意の看板が立っており、奥の方には下りの未舗装車道が続いている。左手には送電線鉄塔が建っているが、良く見るとその脇に急登の踏み跡が延びているのでそれを登る。この頃には気温も大分高くなって来ていたので少しバテ気味。雑草が鬱陶しい。不明の分岐が有るので取り敢えず左へ進んでみるが、直ぐ先で合流。
 やがて小ピークに出るが、そこは秋葉山のハイキングコースとの合流地点。整備状態の余りの落差に驚く。長根山か秋葉山からこの分岐点に来たとしたら、廃道と思って素通りするか、或いはそもそも気付かないで通り過ぎてしまうのではなかろうか。道自体は綺麗に整備されているが、両脇の茂みが高いので、折角の尾根道なのに眺望は殆ど得られない。
 後で答え合わせをしたが、結局、182mピーク(この時は名称がはっきりせず、こちらを小柄沢山と呼ぶのかと思っていた)とは別の所に出た様だ。そちらへの道が有るかどうかは依然として不明の儘だ。
 下山時は鉄塔脇から北の方へ分岐道が延びている様なのでそちらから下ってみる。一度緩く左にカーヴするだけで、略真っ直ぐな道。墓園の下を通る舗装車道(長根山運動公園に通じる道)に出るので、そこから杉林沿いの道をてくてく歩いて墓園まで戻って自転車を回収する。

(小柄沢山)
 取り敢えず登ってみるが、途中で踏み跡は消失し、薮化して終了。その儘引き返す。
その他周辺情報 (大館東台温泉 東の湯)
 入浴料350円。ぬるま湯と、それよりは少し熱いがやはりぬるめの湯のみ。水風呂は無く、掛け流しの水を溜めておく場所が有るだけ。些か物足りない。
大館市街地から南下して米代川手前の沢山の信号交差点で左折し、国道103号線との信号交差点は直進し山間の道へ入る。
2018年08月20日 06:23撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 6:23
大館市街地から南下して米代川手前の沢山の信号交差点で左折し、国道103号線との信号交差点は直進し山間の道へ入る。
路肩が所々崩落している。
2018年08月20日 06:29撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 6:29
路肩が所々崩落している。
何かの施設。
2018年08月20日 06:30撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 6:30
何かの施設。
施設を過ぎるとピンクテープの通行止めが。左側の道は私は分岐路かと間違えたが、Googleの航空写真で確認したところ、直ぐ先の施設構内に入って終わりの様だ。
2018年08月20日 06:31撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 6:31
施設を過ぎるとピンクテープの通行止めが。左側の道は私は分岐路かと間違えたが、Googleの航空写真で確認したところ、直ぐ先の施設構内に入って終わりの様だ。
ピンクテープの先は未舗装で、この様に崩落している。
2018年08月20日 06:32撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 6:32
ピンクテープの先は未舗装で、この様に崩落している。
自転車なら押して通れるが、それでも大変だ。路面状態はこの先も劣悪な箇所が多く、雑草も濃くなる。
2018年08月20日 06:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 6:33
自転車なら押して通れるが、それでも大変だ。路面状態はこの先も劣悪な箇所が多く、雑草も濃くなる。
グリーンタフのナメ肌が美しい山館川。
2018年08月20日 06:38撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 6:38
グリーンタフのナメ肌が美しい山館川。
その日の天候に依ってはもっと深い色も出るのではないかと思わせる深み。
2018年08月20日 06:40撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 6:40
その日の天候に依ってはもっと深い色も出るのではないかと思わせる深み。
砂防ダムを過ぎ、路面状態がやや改善して来た所で右に分岐路が。ここを山新林道分岐と勘違いして右折してしまうが、後で判明したところではそこが中山館林道。
2018年08月20日 06:48撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 6:48
砂防ダムを過ぎ、路面状態がやや改善して来た所で右に分岐路が。ここを山新林道分岐と勘違いして右折してしまうが、後で判明したところではそこが中山館林道。
『大館トレイルガイド』では「山新林道分岐で右折して橋を渡り」と有るが、こちらも直ぐ橋を渡るので更に勘違い。
2018年08月20日 06:49撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 6:49
『大館トレイルガイド』では「山新林道分岐で右折して橋を渡り」と有るが、こちらも直ぐ橋を渡るので更に勘違い。
橋の先の地面はグリーンタフが露出している。
2018年08月20日 06:50撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 6:50
橋の先の地面はグリーンタフが露出している。
最早落とし穴と呼んで良いレヴェルの雨裂が続く。
2018年08月20日 06:54撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 6:54
最早落とし穴と呼んで良いレヴェルの雨裂が続く。
舗装路が再出現。
2018年08月20日 06:58撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 6:58
舗装路が再出現。
やがて道は鞍部を離れ、気持ちの良い峠道に出る。
2018年08月20日 07:04撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 7:04
やがて道は鞍部を離れ、気持ちの良い峠道に出る。
小ピークを囲む様にして立ち並ぶ木立を見乍ら進む。
2018年08月20日 07:08撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 7:08
小ピークを囲む様にして立ち並ぶ木立を見乍ら進む。
山間から僅かに下界の街が見える。山館か扇田辺りだろうか。
2018年08月20日 07:15撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 7:15
山間から僅かに下界の街が見える。山館か扇田辺りだろうか。
標高が低い所為か、他の山は殆ど見えない。
2018年08月20日 07:15撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 7:15
標高が低い所為か、他の山は殆ど見えない。
中山館林道は最も高い所で標高285m位。背後は松の立ち並ぶ崖になっている。
2018年08月20日 07:23撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 7:23
中山館林道は最も高い所で標高285m位。背後は松の立ち並ぶ崖になっている。
木立が邪魔で纏まった眺望は得られないが、両側から尾根が延びて囲まれた様な地形が、巨大な箱庭の様な印象を与える。
2018年08月20日 07:28撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 7:28
木立が邪魔で纏まった眺望は得られないが、両側から尾根が延びて囲まれた様な地形が、巨大な箱庭の様な印象を与える。
先の分岐点まで戻り、改めて山館川沿いの道を北上。
2018年08月20日 07:39撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 7:39
先の分岐点まで戻り、改めて山館川沿いの道を北上。
砂防ダムが幾つも続く。
2018年08月20日 07:46撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 7:46
砂防ダムが幾つも続く。
堂々たる印象を受ける崩落跡。
2018年08月20日 07:51撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 7:51
堂々たる印象を受ける崩落跡。
ここが「山新林道分岐」だろう。『ガイド』の記載に従い右折する。
2018年08月20日 07:52撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 7:52
ここが「山新林道分岐」だろう。『ガイド』の記載に従い右折する。
分岐点に立つ注意看板。法面崩落していて新沢側へは通抜け不可と書いてある。と云うことは象ケ倉山脇を抜けて樹海ライン(県道2号線)へ通じる道が以前は存在したと云うことか。でも地理院地図にはその記載は無い。何処をどう通って?
2018年08月20日 07:53撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 7:53
分岐点に立つ注意看板。法面崩落していて新沢側へは通抜け不可と書いてある。と云うことは象ケ倉山脇を抜けて樹海ライン(県道2号線)へ通じる道が以前は存在したと云うことか。でも地理院地図にはその記載は無い。何処をどう通って?
山館林道は略消滅している。分岐点脇に空間が開けているのでそこに駐輪。
2018年08月20日 07:54撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 7:54
山館林道は略消滅している。分岐点脇に空間が開けているのでそこに駐輪。
最初は山館川の右岸に辛うじて道の痕跡が残ってはいる。
2018年08月20日 07:56撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 7:56
最初は山館川の右岸に辛うじて道の痕跡が残ってはいる。
数十mで林道の痕跡は完全に消滅し、川の中へ入る。水量は大したことは無いので普通の長靴で遡行出来る。
2018年08月20日 08:00撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 8:00
数十mで林道の痕跡は完全に消滅し、川の中へ入る。水量は大したことは無いので普通の長靴で遡行出来る。
倒木が先を塞いでいるので何とか乗り越える。この先も倒木が頻出する。
2018年08月20日 08:03撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 8:03
倒木が先を塞いでいるので何とか乗り越える。この先も倒木が頻出する。
山館川の柱状節理。まるで山が自分自身に祈りを捧げる為に無数の磨崖仏を岩の中から削り出した様だ。
2018年08月20日 08:05撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 8:05
山館川の柱状節理。まるで山が自分自身に祈りを捧げる為に無数の磨崖仏を岩の中から削り出した様だ。
男鹿半島には「ゴジラ岩」なるものが在るそうだが、これは私が勝手に「ゴルゴス岩」と命名することにする(『ウルトラQ』に出て来る岩石怪獣である。因みに鳴き声はまんまゴジラである)。
2018年08月20日 08:06撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 8:06
男鹿半島には「ゴジラ岩」なるものが在るそうだが、これは私が勝手に「ゴルゴス岩」と命名することにする(『ウルトラQ』に出て来る岩石怪獣である。因みに鳴き声はまんまゴジラである)。
歪な鱗の様な岩肌を愛で乍ら山館川を遡る。
2018年08月20日 08:11撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 8:11
歪な鱗の様な岩肌を愛で乍ら山館川を遡る。
「二又の沢」に到着(写真は下山後のもの)。沢が左右から合流し、合流地点にはコンクリート製の構造物が残っている。橋桁か何かだろうか。沢に挟まれた尾根が『大館トレイルガイド』で紹介されている山館の高森の登山ルート。
2018年08月20日 10:46撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 10:46
「二又の沢」に到着(写真は下山後のもの)。沢が左右から合流し、合流地点にはコンクリート製の構造物が残っている。橋桁か何かだろうか。沢に挟まれた尾根が『大館トレイルガイド』で紹介されている山館の高森の登山ルート。
尾根の末端は倒木が折り重なっていて取り付けない。左右どちらかから巻いて登るしか無い。
2018年08月20日 08:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 8:33
尾根の末端は倒木が折り重なっていて取り付けない。左右どちらかから巻いて登るしか無い。
不明瞭な踏み跡は当てにせず、とにかく尾根筋を見失わないようにして登って行くと、一箇所だけピンクのテープを確認。このルートで合ってはいるのだろう。道は荒廃が進んでおり、イバラ、笹薮、柴薮、倒木等に悩まされる。
2018年08月20日 09:04撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 9:04
不明瞭な踏み跡は当てにせず、とにかく尾根筋を見失わないようにして登って行くと、一箇所だけピンクのテープを確認。このルートで合ってはいるのだろう。道は荒廃が進んでおり、イバラ、笹薮、柴薮、倒木等に悩まされる。
小ピークまで辿り着いた所で前方は完全に薮化(従って全体像を写真に収めることは出来なかった)。次の小ピークは目の前に見えているが、右は笹薮、左やイバラ薮に覆われていて巻くことも難しい。ここで断念することにする。
2018年08月20日 10:03撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 10:03
小ピークまで辿り着いた所で前方は完全に薮化(従って全体像を写真に収めることは出来なかった)。次の小ピークは目の前に見えているが、右は笹薮、左やイバラ薮に覆われていて巻くことも難しい。ここで断念することにする。
山館川を下る。紅葉の時期には美しい光景が得られそうだ。
2018年08月20日 10:56撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 10:56
山館川を下る。紅葉の時期には美しい光景が得られそうだ。
小振りだが、絶景。
2018年08月20日 11:01撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 11:01
小振りだが、絶景。
凝っと見ていると、それぞれの節理から顔が浮かんで来そうだ。
2018年08月20日 11:01撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 11:01
凝っと見ていると、それぞれの節理から顔が浮かんで来そうだ。
熊の糞。主食は木の実の様だ。
2018年08月20日 11:19撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 11:19
熊の糞。主食は木の実の様だ。
ピンクテープ手前の謎の施設には謎の溜め池が張られている。
2018年08月20日 11:36撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 11:36
ピンクテープ手前の謎の施設には謎の溜め池が張られている。
高森下山後、国道103号線を北上して山沿いの市道に入り、小柄沢墓園へ。段差状になった箇所の、上の段の墓所の端に踏み跡が発見出来る。ここから182mピーク(長根山の一部に区分されているらしい)に登る。ピンクテープも確認出来たが、刈り払いされた時に一緒に下に落ちてしまっている(この写真には映っていない)。
2018年08月20日 12:18撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 12:18
高森下山後、国道103号線を北上して山沿いの市道に入り、小柄沢墓園へ。段差状になった箇所の、上の段の墓所の端に踏み跡が発見出来る。ここから182mピーク(長根山の一部に区分されているらしい)に登る。ピンクテープも確認出来たが、刈り払いされた時に一緒に下に落ちてしまっている(この写真には映っていない)。
最初は擬木の階段が続くが、直ぐに普通の山道に。
2018年08月20日 12:18撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 12:18
最初は擬木の階段が続くが、直ぐに普通の山道に。
笹薮に挟まれた道を抜けると、円形の野原に出る。手前には「落石注意」の看板が立っている。
2018年08月20日 12:23撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 12:23
笹薮に挟まれた道を抜けると、円形の野原に出る。手前には「落石注意」の看板が立っている。
野原の先は下りの車道だが、左手に踏み跡の分岐が延びている。
2018年08月20日 12:24撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 12:24
野原の先は下りの車道だが、左手に踏み跡の分岐が延びている。
送電線鉄塔脇の踏み跡を登る。少し傾斜がきつくなる。
2018年08月20日 12:24撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 12:24
送電線鉄塔脇の踏み跡を登る。少し傾斜がきつくなる。
雑草が鬱陶しい。分岐が有るが、直ぐ先で合流する。
2018年08月20日 12:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 12:33
雑草が鬱陶しい。分岐が有るが、直ぐ先で合流する。
長根山のハイキングコースと合流。整備状態が余りに違うので、逆から来たらここに分岐路が有ることに気付かない可能性が高い(写真は合流地点を振り返ったもの)。
2018年08月20日 12:40撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 12:40
長根山のハイキングコースと合流。整備状態が余りに違うので、逆から来たらここに分岐路が有ることに気付かない可能性が高い(写真は合流地点を振り返ったもの)。
ハイキングコースは2m幅で綺麗に整備されてはいるが、両脇の薮はその儘なので、折角の尾根道だが眺望は殆ど得られない。
2018年08月20日 12:37撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 12:37
ハイキングコースは2m幅で綺麗に整備されてはいるが、両脇の薮はその儘なので、折角の尾根道だが眺望は殆ど得られない。
下山時、鉄塔から先は右に延びる別のルートで下りてみる。
2018年08月20日 12:51撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 12:51
下山時、鉄塔から先は右に延びる別のルートで下りてみる。
一度緩いカーヴが有るだけで略直線の道。麓で別の道と合流し、舗装路に出る。
2018年08月20日 12:54撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 12:54
一度緩いカーヴが有るだけで略直線の道。麓で別の道と合流し、舗装路に出る。
出口を振り返ったところ。林に沿う形で、墓園に戻る歩道が続いている。
2018年08月20日 12:55撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 12:55
出口を振り返ったところ。林に沿う形で、墓園に戻る歩道が続いている。
墓園の標高は90m程度だが、周囲に遮るものが少なく眺望が良い。高い空に心を持って行かれそうになる。
2018年08月20日 13:00撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 13:00
墓園の標高は90m程度だが、周囲に遮るものが少なく眺望が良い。高い空に心を持って行かれそうになる。
東側には田代三山等も見える。
2018年08月20日 13:00撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 13:00
東側には田代三山等も見える。
次は長根山の隣の小柄沢山。小柄沢墓園入口方向に戻り、ゲートの先の左(南)の分岐道から森の中へ入る。直ぐに左(東)へ向かう徒歩道分岐が有る筈なのだが茂みだけで見当たらない。
2018年08月20日 13:04撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 13:04
次は長根山の隣の小柄沢山。小柄沢墓園入口方向に戻り、ゲートの先の左(南)の分岐道から森の中へ入る。直ぐに左(東)へ向かう徒歩道分岐が有る筈なのだが茂みだけで見当たらない。
地図に記載の無い徒歩道を真っ直ぐ南へ200mばかり進むと、左(東)に分岐道が有るので入ってみる。
2018年08月20日 13:08撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 13:08
地図に記載の無い徒歩道を真っ直ぐ南へ200mばかり進むと、左(東)に分岐道が有るので入ってみる。
こんな感じで真っ直ぐ続いてはいるのだが、10分も歩かない内に薮化して終了。現在小柄沢山山頂へ至る道は存在しない様だ。
2018年08月20日 13:11撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 13:11
こんな感じで真っ直ぐ続いてはいるのだが、10分も歩かない内に薮化して終了。現在小柄沢山山頂へ至る道は存在しない様だ。
次は203mピーク。南へ続く徒歩道をその儘進むと工事現場に出るが、側溝が茂みに隠れているので注意。
2018年08月20日 13:19撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 13:19
次は203mピーク。南へ続く徒歩道をその儘進むと工事現場に出るが、側溝が茂みに隠れているので注意。
大沢山の稲荷神社で一休み。
2018年08月20日 13:30撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 13:30
大沢山の稲荷神社で一休み。
庚申塚、石像、腰掛けるには微妙な傾いだ切り株。
2018年08月20日 13:30撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 13:30
庚申塚、石像、腰掛けるには微妙な傾いだ切り株。
神社の左手奥に延びる道を進んで行くと、未舗装車道と合流。
2018年08月20日 13:47撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 13:47
神社の左手奥に延びる道を進んで行くと、未舗装車道と合流。
203mピークに通じる溜め池脇の道は立入り禁止。残念。
2018年08月20日 13:50撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 13:50
203mピークに通じる溜め池脇の道は立入り禁止。残念。
左手には長径が200〜300m程度の溜め池が。
2018年08月20日 13:50撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 13:50
左手には長径が200〜300m程度の溜め池が。
正面方向には登る筈だった203mピーク。写真に収めるのは遠慮したが、麓付近では白い制服を着た何人もの男性達が忙しそうに何やら働いていた。
2018年08月20日 13:50撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 13:50
正面方向には登る筈だった203mピーク。写真に収めるのは遠慮したが、麓付近では白い制服を着た何人もの男性達が忙しそうに何やら働いていた。
右手の西の方を見れば更に小さな溜め池が。
2018年08月20日 13:50撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8/20 13:50
右手の西の方を見れば更に小さな溜め池が。
撮影機器:

感想

(中山館林道)
 中途半端に舗装路の痕跡が残っているのが何やら禁じられたことをしている様な、ひっそりと隠されているものを暴き立てている様な感覚を生み出す。空の見える山腹の道歩きは割と爽快なので、木々がもう少し少なくて眺望がもっとはっきり得られたら、そこそこの穴場と呼べたかも知れない。

(山館の高森)
 『大館トレイルガイド』で紹介されている登山道には現在使用不能になっているものも多いが、薮化していて通れない、などではなく、道が丸ごと消失しているケースは珍しい。他には大日影山の北の又ルート位だろう。薮がどうにかなれば登れないことも無いのだろうが、今後この道が整備されることが有るのかどうかは不明。
 一応、別のルートから登頂に成功している猛者も居る様だが( https://sites.google.com/a/meizan-hitoritabi.com/hitoritabi/2-2-21b-takamori-140628 )、象ケ倉山方面から登ると云うことなのだろうが、情報が多い割に情報同士の繋がりが不明で余り参考にならない。それにこちらも薮化していない保証は無い。今後の検討課題とする。

(長根山182mピーク)
 名称はどうしようか迷ったのだが、Googleマップでは「長根山」と表示されるので長根山を冠することにした。今回使用したコースも、一応ハイキングコースの一環に含まれているのだろう。擬木の階段が設置されている理由もこれで納得が行ったが、整備状態が他の道と違い過ぎる。
 にしてもここのハイキングコースは情報が少ない。標識に「Aコース」だの「Bコース」だの書かれていても、それだけではどう云うルートなのかサッパリ判らない。一覧になったものは無いのだろうか。判り難い市のサイトにアップされているマップ( http://www.city.odate.akita.jp/dcity/sitemanager.nsf/image/78A3DFAC826591734925776C002350BD/$FILE/%E9%B3%B3%E5%87%B0%E5%B1%B1%E3%81%86%E3%82%89%E6%9C%80%E7%B5%82.pdf そもそもこの地図の存在を知っている市民がどれだけ居るのだろうか)を見ても具体的な情報が全く得られない。長根山の少年自然の家にでも行けばパンフとかが貰えたりするのだろうか。

(小柄沢山)
 航空写真では東側に伐採場が見えるので、徒歩道は伐採用の作業道かも知れない。だとすると頻繁にルート変更が行われている可能性も有る。地理院地図を見る限りでは、北から東へ回り込んで山頂へ到達する徒歩道も記載されている。こちらは恐らく送電線の巡視路も兼ねているので、整備されている可能性が高い。これは後日の課題だ。

(柄沢203mピーク)
 こちらは立入り禁止なのでどう仕様も無い。こちらも恐らく送電線の巡視路として定期的に整備されているのではないかとは思うが、別ルートも無さそうだし、登るのは難しいだろう。可能性が有るとすれば、南の餌釣沢ダムの奥の伐採場から回り込むか、西の鞍部を流れる沢から登るかだが、どちらも現実味は低そうだ。

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