秋田県大館市:中山館林道(途中まで)、山館の高森(登頂断念)、長根山182mピーク(誤ルート)、小柄沢山(断念)、柄沢203mピーク(断念)
- GPS
- 40:00
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 639m
- 下り
- 614m
コースタイム
06:03大館市街地出発
06:23国道103号線交差点通過
06:31ピンクテープによる通行止め地点通過
06:47中山館林道へ右折
07:24峠の最高地点(285m)から引き返す
07:39分岐点に戻る
(山館の高森)
07:53自転車を置いて山館林道〜山館川登り
08:19「二又の沢」〜巻いて尾根に取り付く
08:50踏み跡発見
09:04ピンクのガイドテープ発見
09:42隠れ小ピークで行き止まり
10:06下山開始
10:46二又の沢〜山館川下り
11:11自転車回収
11:16出発
11:26中山館林道分岐通過
11:36通行止め箇所通過
11:42国道103号線へ出る
(長根山182mピーク)
12:00小柄沢墓園
12:17登山開始
12:25円形のピーク〜鉄塔脇の踏み跡
12:30分岐を左へ
12:32分岐合流
12:37峠へ出る〜下山開始
12:50鉄塔脇の右の分岐路へ
12:55下山終了
12:59墓園で自転車回収〜小柄沢山山麓へ
(小柄沢山)
13:05不明徒歩道を南下
13:08踏み跡を発見し登る
13:15薮で踏み跡は消滅し引き返す〜更に南下
(柄沢203mピーク)
13:28稲荷神社で小休止
13:45出発
13:50砂防ダムは立入り禁止
14:04「大館東台温泉 東の湯」
14:59帰路
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
大館市街地から大町の通りを南下し、米代川手前の沢山の信号交差点で左折。国道103号線と合流する信号交差点をその儘直進し、山館川沿いの舗装車道へ入る。途中路肩が崩落している箇所が有るので注意。1km半程行くと貯水槽の様なものの付属した何かの施設が有り、 Y字分岐に差し掛かる。左の道はゲートで通行止めになっており、右の道には未舗装で、ピンクのテープが張られていてこれも通行止め。 テープを越えて右の道を進むと、直ぐ崩落箇所が続き道が大きく抉られている。車両での通行は不可能だろうが自転車は押して行けば問題無い。だがその先も岩や倒木や雑草が多く、まともに走れない場所が多い。右手に見えている山館川は時々グリーンタフのナメ肌の河床を覗かせる。砂防ダムが一箇所。 ピンクテープから1kmばかり行った所で右に分岐路が現れるが、この時はこれを山新林道分岐と勘違いして右折してしまった。実際にはこれは恐らく中山館林道分岐で、ピンクテープの箇所を中山館分岐と思い込んだが為の勘違いだが、後でGoogleの航空写真で改めて確認したところ、先程のY字分岐の左側の道は施設内に入って直ぐ終わっていた。『大館トレイルガイド』には各林道の名前が記載されているが、地理院地図やGoogleマップには記載されていないので、現地に行って確認するまで頭の中で具体的な予定図を描けないのだ。 (中山館林道〜山館の高森) 中山館林道を引き返し、分岐点で元の道に戻り今度は直進。砂防ダムを杉、その次の分岐が恐らく「山新林道分岐」なので右折。「この先、法面崩落あり 新沢側へ通抜け不可」の注意書き看板が。成る程、少し開けたスペースの先は大きく崩落していて通れない。一応他の方の山行記録( https://suuko.at.webry.info/201411/article_6.html )を読んで予習して来ているので驚きはしない。自転車はここに置いて行くしか無い。山館川の右岸に沿って数十m程度は道の痕跡がへばり付いているものの、やがてそれも消失し、川沿いではなく川の中を歩いて進まなければならない。 山館川の水量は少ないので長靴で楽に通れる。が、如何せん岩だらけで歩き難く、倒木が前方を塞いでいることも。所々、凝灰岩の柱状節理が並んでいる。まるで山が自らに祈る為に無数の磨崖仏を彫り出した様だ。 大体800mばかり川の中を進んだところで、「二又の沢の尾根」に出る。両側から流れて来る沢(右側の沢は地理院地図には記載が無い)に挟まれて尾根が延びている所。橋桁か何かだったのだろうか、何かの構造物が残っている。 (山館の高森〜長根山182mピーク) 高森を後にして国道103号線を北上。餌釣の辺りの分岐で市道に下りて右折し、高架下を潜って右手に山並みを見乍ら北上し、小柄沢墓園前に出る。左手の「パワーコメリ」で小休止。 小柄沢墓園の中に入って直進し、その先の変則的な十字路で左折して登山口を探す。この辺は地理院地図の記載が不完全なのでGoogleの航空写真を手掛かりに現地確認しつつ進んだのだが、結局行き当たりばったりになってしまった。墓園は段々状に作られており、そこそこ見晴らしは良い。段差になった所の笹薮が刈り払われている所に踏み跡を発見。予定していた登山口とは少し違った様だが、取り敢えず道が見付かったので登ってみる。 (長根山182mピーク〜小柄沢山) 墓園内の道を引き返し、墓園から出る手前のゲートを過ぎた辺りで左折し、南の森の中へ続く徒歩道へ入る。地理院地図にはそこから直ぐに小柄沢山山頂(177m)まで続く徒歩道が記載されているのだが見当たらず、代わりに記載の無い徒歩道が山裾に沿って南へずっと続いている。取り敢えず左手に小柄沢山を見乍ら200mばかり進むと、若干鞍部状になった所に徒歩道らしきものを発見。 (小柄沢山〜柄沢203mピーク) 改めて小柄沢山の登山口を探したが見当たらないので、徒歩道をその儘南へ直進。やがて森を抜けると工事現場に出る。その近くの稲荷神社で暫し休憩した後、神社の左手奥に延びる延びる未舗装車道を進む。60〜70mも進むと溜め池に出、その奥から右手に見えている203mピークへの徒歩道が延びている筈なのだが、「農業用施設につき」立入り禁止の看板が立っている。これでは致し方無い。堤の手前には車が止められていて、対岸の方では何やら作業服を来た男性が7、8名程だろうか、忙しく立ち働いて何か話している。ここは諦めるしか無いだろう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(中山館林道) 『ガイド』には「山新林道分岐で右折して橋を渡り山館林道に」と書かれてあるが、偶然にも中山館林道も入って直ぐ短い橋を渡るので余計に勘違いしてしまった。橋の先の道は数十mばかりグリーンタフが露出している。激しい雨裂等も有るが、中途半端に舗装路の痕跡が現れて部分的に自転車で走れる。道は鞍部を辿る筈なのにやがて頭上が開けて来たのでおかしいなと思っていると、本格的に空の見える道に。流石に間違いには気付いたものの、この儘結構進めそうなので、進める所まで進んでみる。辛うじて扇田辺り(?)の市街地が垣間見える。高い空が気持ちが良い。 最高で標高285m(後で確認した)の峠に差し掛かった所で後は下りの様なので、そこで終わりにする。左手の東側は崖になっている。右の西側は木々に遮られて眺望は切れぎれだが、捩じれたCの字形の、両脇から山に包まれる地形が、巨大な箱庭の様な印象を与える。 (山館の高森) 『ガイド』には「踏み跡をたどり尾根によじ登ります」と書かれているが、そもそも踏み跡は何処にも無いし、尾根の末端は大きな倒木が折り重なっていてとてもよじ登れる状態ではない。右か左から巻いて、途中から取り付くしか無い。2014年に登った方がマーキングテープを残している筈だが見当たらない。先述した構造物の下の方に落ちているのがひとつ有った切りだ。 何とか尾根らしき地形に取り付いて登って行くと、ようやっとそれらしい踏み跡を発見。『ガイド』には「登山道は大部分明瞭」と書かれているが、この時には登山道は不明瞭で尾根の形もそれ程はっきりしていないので、マーキングテープの使用は必須。2014年に山頂までマーキングテープが巻かれた筈なのだが、途中では1箇所しか発見出来なかった。倒木やイバラや笹薮も多く、スンナリ進ませてはくれない。 やがて小さなピークに辿り着くが、恐らく『ガイド』が言及しているであろう571mピークではなく、時間的に見て480mの小ピークの前後に有る隠れ小ピークだろう(この時には高度計を持って行かなかったのでどうしても不正確になる。先日鞍掛山等を巡った後で安物のデジタル高度計がウンともスンとも言わなくなってしまったのでア、改めてナログの高度計を注文したのだが、この日はまだ届いていなかったのだ。作成したルート図は従って不正確な可能性が有る)。頼り無い踏み跡はそこで消滅。正面の次のピークまでは濃い柴薮が続いているし、右手は笹薮、左手はイバラ薮が覆っていて、何処も通れそうにない。先に触れた山行記録を見る限りでは真っ直ぐ進む道が有る筈なのだが無理そうだ。ここで断念することにする。 下山時は何度も迷いそうになったので、マーキングテープを使用しておいて正解だったことを確認する。山を下り沢を下って元山館林道起点(自転車駐輪箇所)まで戻るが、途中人力で沢沿いの草刈りをしている男性を見掛けた。携帯蚊取り線香を何処かで落として来たことに気付く。 (長根山182mピーク) 道には最初、長根山と同じ様な擬木の階段が設けられているが、幸いなことに直ぐ終わる。後は普通の山道。笹薮はそこそこ刈り払われている。 やがて円形の広場になった小ピークに出る。眺望は無く、落石注意の看板が立っており、奥の方には下りの未舗装車道が続いている。左手には送電線鉄塔が建っているが、良く見るとその脇に急登の踏み跡が延びているのでそれを登る。この頃には気温も大分高くなって来ていたので少しバテ気味。雑草が鬱陶しい。不明の分岐が有るので取り敢えず左へ進んでみるが、直ぐ先で合流。 やがて小ピークに出るが、そこは秋葉山のハイキングコースとの合流地点。整備状態の余りの落差に驚く。長根山か秋葉山からこの分岐点に来たとしたら、廃道と思って素通りするか、或いはそもそも気付かないで通り過ぎてしまうのではなかろうか。道自体は綺麗に整備されているが、両脇の茂みが高いので、折角の尾根道なのに眺望は殆ど得られない。 後で答え合わせをしたが、結局、182mピーク(この時は名称がはっきりせず、こちらを小柄沢山と呼ぶのかと思っていた)とは別の所に出た様だ。そちらへの道が有るかどうかは依然として不明の儘だ。 下山時は鉄塔脇から北の方へ分岐道が延びている様なのでそちらから下ってみる。一度緩く左にカーヴするだけで、略真っ直ぐな道。墓園の下を通る舗装車道(長根山運動公園に通じる道)に出るので、そこから杉林沿いの道をてくてく歩いて墓園まで戻って自転車を回収する。 (小柄沢山) 取り敢えず登ってみるが、途中で踏み跡は消失し、薮化して終了。その儘引き返す。 |
その他周辺情報 | (大館東台温泉 東の湯) 入浴料350円。ぬるま湯と、それよりは少し熱いがやはりぬるめの湯のみ。水風呂は無く、掛け流しの水を溜めておく場所が有るだけ。些か物足りない。 |
写真
感想
(中山館林道)
中途半端に舗装路の痕跡が残っているのが何やら禁じられたことをしている様な、ひっそりと隠されているものを暴き立てている様な感覚を生み出す。空の見える山腹の道歩きは割と爽快なので、木々がもう少し少なくて眺望がもっとはっきり得られたら、そこそこの穴場と呼べたかも知れない。
(山館の高森)
『大館トレイルガイド』で紹介されている登山道には現在使用不能になっているものも多いが、薮化していて通れない、などではなく、道が丸ごと消失しているケースは珍しい。他には大日影山の北の又ルート位だろう。薮がどうにかなれば登れないことも無いのだろうが、今後この道が整備されることが有るのかどうかは不明。
一応、別のルートから登頂に成功している猛者も居る様だが( https://sites.google.com/a/meizan-hitoritabi.com/hitoritabi/2-2-21b-takamori-140628 )、象ケ倉山方面から登ると云うことなのだろうが、情報が多い割に情報同士の繋がりが不明で余り参考にならない。それにこちらも薮化していない保証は無い。今後の検討課題とする。
(長根山182mピーク)
名称はどうしようか迷ったのだが、Googleマップでは「長根山」と表示されるので長根山を冠することにした。今回使用したコースも、一応ハイキングコースの一環に含まれているのだろう。擬木の階段が設置されている理由もこれで納得が行ったが、整備状態が他の道と違い過ぎる。
にしてもここのハイキングコースは情報が少ない。標識に「Aコース」だの「Bコース」だの書かれていても、それだけではどう云うルートなのかサッパリ判らない。一覧になったものは無いのだろうか。判り難い市のサイトにアップされているマップ( http://www.city.odate.akita.jp/dcity/sitemanager.nsf/image/78A3DFAC826591734925776C002350BD/$FILE/%E9%B3%B3%E5%87%B0%E5%B1%B1%E3%81%86%E3%82%89%E6%9C%80%E7%B5%82.pdf そもそもこの地図の存在を知っている市民がどれだけ居るのだろうか)を見ても具体的な情報が全く得られない。長根山の少年自然の家にでも行けばパンフとかが貰えたりするのだろうか。
(小柄沢山)
航空写真では東側に伐採場が見えるので、徒歩道は伐採用の作業道かも知れない。だとすると頻繁にルート変更が行われている可能性も有る。地理院地図を見る限りでは、北から東へ回り込んで山頂へ到達する徒歩道も記載されている。こちらは恐らく送電線の巡視路も兼ねているので、整備されている可能性が高い。これは後日の課題だ。
(柄沢203mピーク)
こちらは立入り禁止なのでどう仕様も無い。こちらも恐らく送電線の巡視路として定期的に整備されているのではないかとは思うが、別ルートも無さそうだし、登るのは難しいだろう。可能性が有るとすれば、南の餌釣沢ダムの奥の伐採場から回り込むか、西の鞍部を流れる沢から登るかだが、どちらも現実味は低そうだ。
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