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Yamareco

記録ID: 1599903
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳 やっつめは「峰の松目」。

2018年09月28日(金) 〜 2018年09月29日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
9.1km
登り
751m
下り
740m

コースタイム

1日目 12:26桜平中駐車場―12:39桜平ゲート登山口―13:21夏沢鉱泉13:32―14:37オーレン小屋
2日目 6:23オーレン小屋―7:09稜線鞍部―7:38峰の松目7:47―8:50オーレン小屋―9:50夏沢鉱泉10:05―10:45桜平中駐車場
天候 1日目 晴れ。
2日目 雨。
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 高速道路情報では東名一宮JCT付近は渋滞との事で、東海北陸道各務原ICから美濃関JCT経由で中央道へ。諏訪ICで高速道路を降り、桜平へ。ナヴィに桜平と入れても出てきません。地図上に適当に目的地を設定しますが当然違っています。以前一度来たことがあり、記憶をたどって「三井の森」に向かうと唐沢鉱泉の案内がありました。途中Y字路があり、左手は大きく「唐沢鉱泉」、右手に小さく「夏沢鉱泉」の標識。もう間違いはありません。凸凹道を進みます。「ミキサー車に注意」、でも本日は工事していないという事です。行きかった車は一台のみ。桜平駐車場「下」から随分先に「中」がありました。60台駐まれる広い駐車場には10台程の車が。「上」の状態は判りませんが、「中」に駐めることにしました。車道を歩いて600mの所にゲートがありました。
 帰りの駐車場には、わたしのも含めて3台の車しかいませんでした。オーレン小屋のご主人の云う通り、この雨でほとんどのヒトがキャンセルされたようです。
コース状況/
危険箇所等
1日目 桜平のゲートから車道は基本緩やかな上がり勾配。渓流に沿って歩き、夏沢鉱泉でひと休み。ここから先は登山道らしくなります。渓流が徐々に細くなり、本日の宿オーレン小屋に到着。
2日目 オーレン小屋から「硫黄岳・峰の松目」の標識に従って苔の道を緩やかに登ります。硫黄岳への道を分け、峰の松目へ向かいます。シラビソの森を登って鞍部に登り着きました。ここまで北八つを思わせる気持ちの良い登山道です。鞍部から暫くすると階段、勾配が増します。途中、視界が開け、南アルプスと南八ヶ岳が見えます。岩と根っ子の壁が行く手を遮ります。これを登ると道は再び緩やかになり峰の松目山頂です。オーレン小屋から、よく踏み固められた一本道で迷うことはありませんでした。
桜平中中駐車場には10台程度。600m程車道を歩いて、
2018年09月28日 12:24撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 12:24
桜平中中駐車場には10台程度。600m程車道を歩いて、
登山口です。
2018年09月28日 12:39撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 12:39
登山口です。
夏沢鉱泉手前の渓流は硫黄の匂いがしました。
2018年09月28日 13:19撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 13:19
夏沢鉱泉手前の渓流は硫黄の匂いがしました。
夏沢鉱泉からは登山道らしくなります。
2018年09月28日 13:57撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 13:57
夏沢鉱泉からは登山道らしくなります。
ふかふかの
2018年09月28日 14:12撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 14:12
ふかふかの
色んな苔がいますが、名前は知りません。
2018年09月28日 14:32撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 14:32
色んな苔がいますが、名前は知りません。
いい天気。秋めいて来ました。
2018年09月28日 14:04撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 14:04
いい天気。秋めいて来ました。
渓流が徐々に細まり、
2018年09月28日 14:10撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 14:10
渓流が徐々に細まり、
硫黄岳が現れ、
2018年09月28日 14:34撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 14:34
硫黄岳が現れ、
オーレン小屋に着きました。
2018年09月28日 14:37撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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オーレン小屋に着きました。
小屋の談話室です。
2018年09月28日 15:01撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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小屋の談話室です。
外でビールとブランデー。
2018年09月28日 15:26撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 15:26
外でビールとブランデー。
峰の松目を眺めながら夕食までの時間を過ごします。
2018年09月28日 15:43撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 15:43
峰の松目を眺めながら夕食までの時間を過ごします。
お風呂は薪で焚かれています。
2018年09月28日 15:54撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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お風呂は薪で焚かれています。
陽が沈み始め、
2018年09月28日 17:22撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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陽が沈み始め、
硫黄岳が徐々に
2018年09月28日 17:22撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 17:22
硫黄岳が徐々に
染まって行きます。
2018年09月28日 17:34撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 17:34
染まって行きます。
満天の星。
2018年09月28日 18:49撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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満天の星。
明日も晴れるといいな〜。
2018年09月28日 18:50撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 18:50
明日も晴れるといいな〜。
でも天気予報では雨。おやすみなさい。
2018年09月28日 18:52撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/28 18:52
でも天気予報では雨。おやすみなさい。
翌朝、上空は雲に覆われ、ほんのり朝焼けもありましたが、
2018年09月29日 05:41撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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翌朝、上空は雲に覆われ、ほんのり朝焼けもありましたが、
出発時すでに雨、もう帰ろかなとも思いましたが、
2018年09月29日 06:23撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 6:23
出発時すでに雨、もう帰ろかなとも思いましたが、
カッパを着込んで登る事にしました。
2018年09月29日 06:24撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 6:24
カッパを着込んで登る事にしました。
薪の材料には事欠きません。
2018年09月29日 08:47撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 8:47
薪の材料には事欠きません。
苔の道
2018年09月29日 06:30撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 6:30
苔の道
が続きます。
2018年09月29日 06:31撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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が続きます。
硫黄岳への道を分け、
2018年09月29日 06:41撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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硫黄岳への道を分け、
鞍部に登り着きました。
2018年09月29日 07:09撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 7:09
鞍部に登り着きました。
シラビソの緩やかな道を歩いて行くと、
2018年09月29日 07:14撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 7:14
シラビソの緩やかな道を歩いて行くと、
視界が開け、雲の上に南アルプスが浮かんでいました。
2018年09月29日 07:19撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 7:19
視界が開け、雲の上に南アルプスが浮かんでいました。
勾配が増し、
2018年09月29日 07:20撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 7:20
勾配が増し、
岩と根っ子の壁が立ち塞がります。これを登ると再び道は緩やかになりました。
2018年09月29日 07:25撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 7:25
岩と根っ子の壁が立ち塞がります。これを登ると再び道は緩やかになりました。
山頂は木立に囲まれ展望はありません。
2018年09月29日 07:39撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 7:39
山頂は木立に囲まれ展望はありません。
下山時、展望台から見た赤岳は赤かった。
2018年09月29日 08:04撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 8:04
下山時、展望台から見た赤岳は赤かった。
オーレン小屋に戻り、
2018年09月29日 08:49撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 8:49
オーレン小屋に戻り、
夏沢鉱泉であったかいコーヒーを頂き一服。
2018年09月29日 10:02撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 10:02
夏沢鉱泉であったかいコーヒーを頂き一服。
ここは八ヶ岳です。
2018年09月29日 10:12撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 10:12
ここは八ヶ岳です。
沢には次々と滝が現れます。
2018年09月29日 10:28撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 10:28
沢には次々と滝が現れます。
カラマツの黄葉はこれからです。
2018年09月29日 10:32撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 10:32
カラマツの黄葉はこれからです。
色づき始めた車道を下って、無事、桜平の中駐車場に戻りました。
2018年09月29日 10:41撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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9/29 10:41
色づき始めた車道を下って、無事、桜平の中駐車場に戻りました。

感想

 八ヶ岳、北は八子ヶ峰から蓼科山・北横岳・縞枯山・茶臼山・高見石・天狗岳、南は硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳・権現岳・西岳・編笠山と全部登った積りでいました。わたしの山と高原地図「八ヶ岳蓼科山」は縦横無尽に赤線でなぞられています。ところが、日本百名山「八ヶ岳」の中で、深田久弥は八ヶ岳の八峰として、西岳、編笠山、権現山。赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳そして最後に「峰の松目」を挙げています。この妙な名前の山は八ヶ岳主稜線から離れていて、まだ登った事は無く、以前から気になっていました。
 天気予報では28日(金)は晴れ、翌日は曇り。オーレン小屋に泊まり、峰の松目から赤岩の頭、そして硫黄岳に登り、夏沢峠から下る周回を予定しました。
 桜平からオーレン小屋までの道、以前歩いたのは10月の中旬、カラマツが黄金色に輝いていました。今日は9月の末ですが、ちょっぴり期待していたカラマツの黄葉にはちょっと早かった。水量豊富な渓流添いの道、北八つを思わせる苔の道。青空は樹々に遮られた森の中、緩やかに上ってオーレン小屋へ着きました。
 オーレン小屋にははじめて泊まりました。綺麗な山小屋、スタッフも丁寧。本日の宿泊者は10数名と少なく、定員10人ほどの部屋に単独行の3名が入り、快適に過ごせました。夕食は名物「桜鍋」と季節のテンプラ、どちらも旨かった。天気予報では明日は雨。小屋のご主人の云う事には、明日は満室の予定でしたが、キャンセル続出。それでも来る人もいるそうです。外へ出れば満天の星、明日も晴れることを祈って眠りに着きました。
 翌朝、朝食前はほんのり朝焼けも見えましたが、出発時には予報通り本格的な雨。もう帰ろかなと弱気が頭をよぎりますが、思いとどまって峰の松目に登る事にしました。カッパを着込んで雨の中、苔の森が生き生きしています。それなりに楽しんで登る事が出来ました。頂上は樹木に囲まれな〜んにも見えませんが、展望台では丁度雨がやみ、南アルプスと南八つの山々も見ることが出来ました。朝でも夕でもないのに、ここから見る赤岳はその名の通り赤く見え、その名の由来に納得。
 予定の周回は果たせませんでしたが、八ヶ岳の地図に一本の赤線を書き加える事が出来ました。ほんの短い赤線ですが、新らしく書き加えるのは何年ぶりのことでしょう。雨の中、行って良かった峰の松目でした。

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コメント

僕も行ってないですね〜。
onisanさん、こんにちは。
峰の松目って、硫黄岳から赤岩の頭の先でしたよね。これは僕も行ってないですね。
感想の深田先生のコメント読んでたら、こりゃ行かなければ・・・と思いました。ありがとうございます。
2018/9/30 17:36
Re: 僕も行ってないですね〜。
 shigeさん、今晩は。
 台風24号が我が家を直撃するように向かってきます。先日の21号と同じ様な経路を辿る大型台風のよう。布団をかむって通り過ぎるのを待つばかりです。何卒無事に通過するよう、只々祈るばかりです。
 峰の松目って変わった名前ですね。行ってもな〜んにも良いことはありませんが、一度は押さえておかないといけない気がして登りました。
 
2018/9/30 18:12
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