八ヶ岳 やっつめは「峰の松目」。
- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 751m
- 下り
- 740m
コースタイム
2日目 6:23オーレン小屋―7:09稜線鞍部―7:38峰の松目7:47―8:50オーレン小屋―9:50夏沢鉱泉10:05―10:45桜平中駐車場
天候 | 1日目 晴れ。 2日目 雨。 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りの駐車場には、わたしのも含めて3台の車しかいませんでした。オーレン小屋のご主人の云う通り、この雨でほとんどのヒトがキャンセルされたようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 桜平のゲートから車道は基本緩やかな上がり勾配。渓流に沿って歩き、夏沢鉱泉でひと休み。ここから先は登山道らしくなります。渓流が徐々に細くなり、本日の宿オーレン小屋に到着。 2日目 オーレン小屋から「硫黄岳・峰の松目」の標識に従って苔の道を緩やかに登ります。硫黄岳への道を分け、峰の松目へ向かいます。シラビソの森を登って鞍部に登り着きました。ここまで北八つを思わせる気持ちの良い登山道です。鞍部から暫くすると階段、勾配が増します。途中、視界が開け、南アルプスと南八ヶ岳が見えます。岩と根っ子の壁が行く手を遮ります。これを登ると道は再び緩やかになり峰の松目山頂です。オーレン小屋から、よく踏み固められた一本道で迷うことはありませんでした。 |
写真
感想
八ヶ岳、北は八子ヶ峰から蓼科山・北横岳・縞枯山・茶臼山・高見石・天狗岳、南は硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳・権現岳・西岳・編笠山と全部登った積りでいました。わたしの山と高原地図「八ヶ岳蓼科山」は縦横無尽に赤線でなぞられています。ところが、日本百名山「八ヶ岳」の中で、深田久弥は八ヶ岳の八峰として、西岳、編笠山、権現山。赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳そして最後に「峰の松目」を挙げています。この妙な名前の山は八ヶ岳主稜線から離れていて、まだ登った事は無く、以前から気になっていました。
天気予報では28日(金)は晴れ、翌日は曇り。オーレン小屋に泊まり、峰の松目から赤岩の頭、そして硫黄岳に登り、夏沢峠から下る周回を予定しました。
桜平からオーレン小屋までの道、以前歩いたのは10月の中旬、カラマツが黄金色に輝いていました。今日は9月の末ですが、ちょっぴり期待していたカラマツの黄葉にはちょっと早かった。水量豊富な渓流添いの道、北八つを思わせる苔の道。青空は樹々に遮られた森の中、緩やかに上ってオーレン小屋へ着きました。
オーレン小屋にははじめて泊まりました。綺麗な山小屋、スタッフも丁寧。本日の宿泊者は10数名と少なく、定員10人ほどの部屋に単独行の3名が入り、快適に過ごせました。夕食は名物「桜鍋」と季節のテンプラ、どちらも旨かった。天気予報では明日は雨。小屋のご主人の云う事には、明日は満室の予定でしたが、キャンセル続出。それでも来る人もいるそうです。外へ出れば満天の星、明日も晴れることを祈って眠りに着きました。
翌朝、朝食前はほんのり朝焼けも見えましたが、出発時には予報通り本格的な雨。もう帰ろかなと弱気が頭をよぎりますが、思いとどまって峰の松目に登る事にしました。カッパを着込んで雨の中、苔の森が生き生きしています。それなりに楽しんで登る事が出来ました。頂上は樹木に囲まれな〜んにも見えませんが、展望台では丁度雨がやみ、南アルプスと南八つの山々も見ることが出来ました。朝でも夕でもないのに、ここから見る赤岳はその名の通り赤く見え、その名の由来に納得。
予定の周回は果たせませんでしたが、八ヶ岳の地図に一本の赤線を書き加える事が出来ました。ほんの短い赤線ですが、新らしく書き加えるのは何年ぶりのことでしょう。雨の中、行って良かった峰の松目でした。
onisanさん、こんにちは。
峰の松目って、硫黄岳から赤岩の頭の先でしたよね。これは僕も行ってないですね。
感想の深田先生のコメント読んでたら、こりゃ行かなければ・・・と思いました。ありがとうございます。
shigeさん、今晩は。
台風24号が我が家を直撃するように向かってきます。先日の21号と同じ様な経路を辿る大型台風のよう。布団をかむって通り過ぎるのを待つばかりです。何卒無事に通過するよう、只々祈るばかりです。
峰の松目って変わった名前ですね。行ってもな〜んにも良いことはありませんが、一度は押さえておかないといけない気がして登りました。
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