記録ID: 1601774
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ハイキング
東北
秋田県大館市：長木渓流遊歩道、象ヶ倉山伐採場跡×3、新沢神社〜雪沢牧場
2018年09月26日(水) [日帰り]
秋田県
kmbiketrek
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 467m
- 下り
- 412m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
（長木渓流遊歩道）
07:18大館市街地出発
07:44「一の渡橋」〜「二の渡橋」
07:53長木渓流遊歩道（立石橋手前分岐）
08:02跨線橋を渡る
08:14東屋通過
08:17薮化し引き返す
08:29自転車回収〜周囲散策
（象ヶ倉山伐採場� �
08:44「大明神橋」
08:51新沢で若干迷走
09:10橋〜新沢林道〜橋×2
09:32駐輪し左分岐を登る
09:45伐採場跡��
10:00隠れ小ピークで小休止
10:13下山開始
10:18伐採場跡�，鯣瓦韻�
10:28自転車回収
（象ヶ倉山伐採場�↓�）
10:31分岐を左折し駐輪〜橋
10:39T字路右折〜次の伐採場跡��
10:47奥の方は稼動中の様なので引き返す
10:51T字路から伐採場跡�△�
11:02標高300m強〜下山
11:14伐採場跡�△鯣瓦韻�
11:20自転車回収
11:28T字分岐は左折〜新沢林道を抜ける
（新沢神社〜雪沢牧場）
10:33「雪沢牧場」看板分岐から「山神堂橋」を渡る
10:35鳥居発見し新沢神社へ寄り道
10:38自転車回収
11:50道は未舗装に
12:02電柱下を潜る
12:05犬2頭に吠えられ引き返しカーヴ地点で小休止
12:15下山開始
12:23樹海ラインへ出て西進
12:30「雪沢温泉 大雪」利用不可
12:39「清風荘」
07:18大館市街地出発
07:44「一の渡橋」〜「二の渡橋」
07:53長木渓流遊歩道（立石橋手前分岐）
08:02跨線橋を渡る
08:14東屋通過
08:17薮化し引き返す
08:29自転車回収〜周囲散策
（象ヶ倉山伐採場� �
08:44「大明神橋」
08:51新沢で若干迷走
09:10橋〜新沢林道〜橋×2
09:32駐輪し左分岐を登る
09:45伐採場跡��
10:00隠れ小ピークで小休止
10:13下山開始
10:18伐採場跡�，鯣瓦韻�
10:28自転車回収
（象ヶ倉山伐採場�↓�）
10:31分岐を左折し駐輪〜橋
10:39T字路右折〜次の伐採場跡��
10:47奥の方は稼動中の様なので引き返す
10:51T字路から伐採場跡�△�
11:02標高300m強〜下山
11:14伐採場跡�△鯣瓦韻�
11:20自転車回収
11:28T字分岐は左折〜新沢林道を抜ける
（新沢神社〜雪沢牧場）
10:33「雪沢牧場」看板分岐から「山神堂橋」を渡る
10:35鳥居発見し新沢神社へ寄り道
10:38自転車回収
11:50道は未舗装に
12:02電柱下を潜る
12:05犬2頭に吠えられ引き返しカーヴ地点で小休止
12:15下山開始
12:23樹海ラインへ出て西進
12:30「雪沢温泉 大雪」利用不可
12:39「清風荘」
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自転車
この日は時間的余裕を見て近場の方が良いと云うことで、山ではないが取り敢えず長木渓流へ行ってみる。大館市街地から県道2号線（樹海ライン）を東進。鍋越山の山容が左手に見えて来る辺りは山が間近に迫って来る感じがして楽しい。「一の渡橋」「二の渡橋」等から長木川上流の景色を見乍ら進むが、結構グリーンタフの河床が広がっている箇所が多く、寄り道もまた楽しい。鳳凰山の谷間ルートの入口はゲートになっているが、立入り禁止になっている訳ではないらしいので、これは後日の課題。立石橋の手前に、左手に分岐する道が有るのでそちらを進む。 （象ヶ倉山伐採場跡�´◆� 長木渓流遊歩道から樹海ラインに戻り、少し周囲を見てから東進。遊歩道から見えた景観の幾つかは、樹海ラインの上からでも見ることが出来る。「大明神橋」の上からは美しいナメ肌のグリーンタフの河床が見えるが、その先も美しい河床を路上からでも時々視認することが出来る。「雪沢牧場」看板の先で少し迷い、新沢集落で2回続けて右折した先で地図に記載の無い不明の川沿いの十字路に行き当たり、砂防ダムの上に見えている赤い稲荷神社に寄ってみる。その後十字路から右に行ってみるが間違いだと気付いたので今度は左の道を。これが正解で目標の道を南下。集落が終わる辺りで道は未舗装に成り、大新沢川（地理院地図には「大新沢」とだけ書かれている）沿いに山間を進む。 （新沢神社〜雪沢牧場） 伐採場跡�△�ら下って自転車を回収し、新沢林道を抜けて新沢集落へ戻る。樹海ラインの「雪沢牧場」の看板の出ている分岐に入り、「山神堂橋」で長木川を渡るが、そこからもまた美しいナメ肌の河床が眺められる。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
（長木渓流遊歩道） 右手に長木渓流を見乍ら舗装車道を進む。大岩が2つ（立石橋の上からだと3つ）見えるが、その内のひとつの上に建てられた小さな鳥居は以前からずっと倒れた儘だ。路肩の低木や雑草の刈り払いがされておらず、渓流の眺望は余り良くないが、山間を抉る様な形で流れて来る川や、岸壁に貼り付いている大岩の眺めはそれなりに風情が有る。 右に大きくカーヴし乍ら300mばかり進むと、樹海ラインと合流する手前に「大館・小坂鉄道レールバイク」の駅（？）が有り、左手の山腹は工事中。駐車場に案内看板が立っており、この近辺の見所の情報が得られるのは唯一ここだけ。市の観光課のページにも各種文献にも詳しい情報は見当たらない。レールバイクの事務所脇に、レールを跨ぐ小さな木製の跨線橋が架けられているが、そこを渡った先に踏み跡が続いている。 基本的に真っ直ぐ東の方へ進めば良いだけだが、その前に「コマリヤ」と呼ばれる黄色っぽいナメ肌の岩河床へ下る踏み跡分岐が有る。案内標識も無く、ロープや手摺りの類いも無いので、余り下へは行かぬ方が賢明だろう。滑落注意。 元の道に戻って東へ行くと竜神を祀った3つの鳥居と、その奥にまた小さな鳥居が2つと小さな祠が3つ並んでいる。右下に見えているのが「上コマリヤ」と呼ばれる岩河床。 その先は金属製の足場が続いていて、多少のスリルが。足場を抜けると小さな滝。下の岩場へは下って行けそうだが、手摺り等は無い上に付近の水深はそれなりに深そうなので要注意。 やがて樹海ラインと接近する辺りの土手に東屋が。傍らには「四十八滝」が落ちている。 土手を下る道は無いので適当に。その先の道は何故か状態が悪く、雑草が鬱陶しい。間も無く雑草越しに黒っぽい岩河床が見えて来るが、これが恐らく「天鼓」なのではないかと思う。名前からしてさぞかし轟音が響いているのかと思いきや、別にそんなことは無い。気象条件に依って聞こえ方が違っていたりするのだろうか。 その先は完全に薮化していて進めない。「大滝」と云うのが有る筈だが確認出来ない儘引き返す。 （象ヶ倉山伐採場跡� � 橋を渡って「新沢林道」起点を過ぎ、「像ヶ倉橋 大新沢川」（私の書き間違いではない。「象ヶ倉」ではなく「像ヶ倉」と書かれている）と書かれた橋を渡る。大新沢川の右岸に出る箇所では、小規模だが風情の有る滝が2つ並んでいる。その先はグリーンタフの河床が大変美しい。その先に不明の右分岐が有り、重機が入っているのが見える。やがて探していた左折分岐路を見付け、その少し先の次の橋の辺りから目指す象ヶ倉山の姿が少し拝めるので確認してから登山開始。路面状況の悪化が予想されるので自転車は置いて行く。 ここまでは南西方向へ進んで来たのだが、今度は折り返し真逆の北東方向へ向かって山腹を登って行く。元々重機が入っていた道なので徒歩道としては状態は劣悪で、石や雑草が多く、ぬかるみも多いし、一部で沢化している箇所も有る。伐採予定なのか所々木の幹に白ペンキで印が付けられている。 真っ直ぐ行くとやがて伐採場跡に出るので、後は適当に登れそうな所を探して高度を上げてみる。取り敢えず一番高くに見える小さな隠れピークを目指して時計回りに登ってみるが、突如数十m向こうに見えている東側の杉林の中から「ガフッ、ガフッ」と何度か繰り返し獣が重そうな息を吐く音が。逆行気味で姿の視認は出来ない。いやまぁ「獣」などと曖昧な表現をせずとも、十中八九熊ではないかと思うのだが。5月から目撃した熊の数はこれまでに8頭になるが、これはカウントすべきだろうか。「遭遇」事例として数えるとこれが9頭目になる。まぁ見通しの良い場所に向こうからわざわざ出て来たりはしないであろうことをアテにして、取り敢えずその儘進む。 急斜面の小ピークの頂上を攀じ登ると如何にも「山頂到達！」と云う雰囲気が出るのだが、余りに急な上に狭いのでゆっくり休む気には成れない。南西方向からは象ヶ倉山山頂（552m）が間近に迫っているが、その手前の328mピークはどの辺なのかいまいち不明。眺望はそこそこ得られ、北側の無名峰の数々が居並び、今辿って来た谷間を挟んで向い側に、他にも伐採場跡が2つ見える。雪沢牧場もここからだと良く見える。 下山時はより短いルートで下ってみるが、足場が悪い他は特に問題無し。 （作成したルート図は、次の伐採場跡�△盍泙瓩遁圧い糞�憶を基に作成したものなので、細部はアテにしないように。） （象ヶ倉山伐採場跡�↓�） 視認出来た向かい側の2つの伐採場跡の内、右の方はこちらよりも標高が低そうだが、左の方は高そう。どちらも眺望は期待出来そうにはないとは思うのだが、一応左側の方へ登ってみることにする。 自転車を回収し元の道を逆走し北東方向へ。先程の不明の分岐路に左折し、重機の脇を過ぎると「伐採作業中」の看板が出ているが、少なくとも先程伐採場跡�，�から視認出来た2箇所には重機が入っている気配が無いことは確認済み。若し実際に作業中だった場合には引き返すことにして、自転車はそこに駐輪してその儘進む。鉄板の橋を渡って重機用の道を登り、道の両側が笹薮に覆われる様になって来ると、間も無くT字路に突き当たる。 左は目の前の無人の伐採場跡�△紡海い討い襪�、取り敢えず右の道の方が状態が良さそうなのでそちらを辿ってみると、また伐採場��に出る。ここは伐採場跡�，�らは見えていなかった箇所で、地形は平坦で周囲は森に杉林に囲まれているので眺望は無い。何台も重機が入っているが、どれも無人。奥の方まで行くと分岐が有り、まだ新しいキャタピラの跡が作業道の奥へ続いている。耳を澄ますと微かに重機の動いている様な音がする。この奥ではまだ伐採作業が行われている様なので、これ以上は遠慮することにして先程のT字路まで引き返し、無人の伐採場跡�△貌�る。 凄まじい荒廃振りを示す重機の跡を辿っていると、何やら自分が巨人の国に迷い込んだ様な錯覚を覚える。道と云うよりまるで土砂災害の跡だ。ここでは人間の活動そのものが災害なのだ。取り敢えず一番高そうな所（標高300m程）まで行って引き返すが、やはり大した眺望は無い。向かい側の山容が間近に迫るばかり。 下りはより短いルートを辿る。 （新沢神社〜雪沢牧場） 橋の先は山裾を南東方向に直線の舗装車道が続くが、道の脇に鳥居が有るので寄ってみる。階段を昇ると社と、その更に先に祠と本殿が。名前は判らなかったが帰ってから調べたらこれは「新沢神社」だった。 時間的余裕が無かったのでここで引き返そうかとも考えたが、次にここへ来るのは何時になるのか判らないので、この機会に強行してしまうことにした。 元の道に戻り山裾を進んでいると、いきなり「おい！」と呼び止められギョッとする。道端の木々の間で休むか何かしていた人が居たらしい。問われて山登りだと答えると「大学生だが？」と訊かれたのだが、それは遠い昔の話だ。大学生の頃は出歩くとすれば大体が書店や図書館巡りだった。 少し下って上り、左へ大きくカーヴして山腹を上って行くと、やがて道は未舗装に。頭上の開けた道を多少傾斜のきつい坂を自転車を押して無心に上って行く。途中の標識は勾配率14％を示している。植生から察するに、時期はまだの様だがこの辺は多少の紅葉は期待出来そうだ。 やがて電柱の電線下を潜ると道は右に大きくカーヴし、その先に「雪沢牧場」の家屋が見えるが、普通の民家の様にも見える。一応「牧場」の筈だが、牧草の生えた丘が広がってはいるのに、周囲から家畜の臭いは全くしないし、家畜の姿も見えない。後真っ直ぐ100mばかり行けば家屋に着く、と云う辺りで、家屋から犬が2頭出て来てこちらを見付けて吠え始めた。遠くて判別出来ないが柴犬か秋田犬だろう。放し飼いにされている様だ。私の非常に苦手とする状況だ。牧場に行くのは諦め、カーヴ地点まで引き返して犬が追って来ないのを確認してから、そこで小休止とする。南西方向の山並みが一望出来、象ヶ倉山やこの付近の無名峰の数々が良く見える。 下山は特に問題無し。 |
| その他周辺情報 | （「大館・小坂鉄道レールバイク」） 利用者がどれだけ居るのか不明だが、廃線になった小坂鉄道のレールの上を人力で動くレールバイクで観光して回ると云う施設（ http://railbike.jp/ ）。料金設定が些か高目なのに加え、ルートが殆ど自動車道と同じなので、そこを自転車で動いて回っている身としては正直わざわざ乗ってみたいと思う要素が略無いのだが、電車の廃線そのものに魅力を感じる人達はまた違った感想を持つのかも知れない。まぁ春夏には鉄橋の上を辿れるルートも開放されるらしいので、そちらは多少のスリルが味わえるのかも知れない。 （「雪沢温泉 大雪」） 再び樹海ラインへ出て西進し、「雪沢温泉 大雪」に寄る。定休日ではない筈だったのだが、職員に訊いてみると「ひとつは掃除中、ひとつは女性が入っている」とかで現在入浴不可らしい。仕方無いので近くの「清風荘」に変更する。 （「清風荘」） 入浴料350円。普通の湯はケルン状のオブジェが湯の注ぎ口になっていて私の好み。3人掛ければ満席のサウナは有るが水風呂は無し。露天風呂はぬるい岩風呂と熱目の檜風呂の2つ。鳳凰山の東隣のピークが間近に望めてそこそこに壮観。水風呂が無いので広い露天の床で風に身を曝して火照りを冷ます。 |
写真
拍手
県道2号線（樹海ライン）を東へ進み、「一の渡橋」からグリーンタフの混じる長木川の河床を見下ろす。
一寸寄り道。駐車場の奥に、鳳凰山の谷間コースへ続くゲートが有るので確認。
鍋越山の山容を左手に見乍ら舗装路を進む。右のガードレールの下の方を長木川が流れている。
長木川原には幾つか大岩が並んでいるが、その内のひとつのてっぺんには小さな鳥居が建てられている。
岩壁から突き出す大岩と、紅葉混じりの長木川周辺。ガードレール周辺の低木等がもう少し刈り払われていたらもっと見晴らしが良いのだろうが、眺望が得られるポイントは断片的なので、歩き乍ら探すしか無い。
9/26 7:59
岩壁から突き出す大岩と、紅葉混じりの長木川周辺。ガードレール周辺の低木等がもう少し刈り払われていたらもっと見晴らしが良いのだろうが、眺望が得られるポイントは断片的なので、歩き乍ら探すしか無い。
小坂レールバイクの駅の駐車場に立っている案内看板。長木渓流遊歩道について具体的な情報が得られるのは実質的にここだけ。
階段を下りると川沿いの野原に出て踏み跡を辿る。県道2号線（樹海ライン）の高架下を潜るのだが、雪沢トンネルが直ぐ近くに見える。
看板も何も無いので見落としがちだが、右手の斜面に下りて行ける踏み跡が有る。
ロープも安全柵も何も無い上に多少滑るので十分注意。「コマリヤ」の黄色っぽいナメ肌が間近で見られる。
紅葉が色付いたらさぞかし美しいのだろうとは思うが、まだ本格的な紅葉の時期ではない様だ。どれだけ色付くのだろう。
更に細く地小さな赤い鳥居が2つと、竜神様の祠が3つ。一応まだ新しそうなお供え物が幾つか。直ぐ右手は長木川を見下ろす崖になっているので注意。
9/26 8:08
更に細く地小さな赤い鳥居が2つと、竜神様の祠が3つ。一応まだ新しそうなお供え物が幾つか。直ぐ右手は長木川を見下ろす崖になっているので注意。
竜神様の左手後方から金属製の通路が延びている。そこから見えるのが多分「上コマリヤ」と呼ばれる箇所だろう。
やがて東屋に到着。その先の土手は階段も何も設けられていないので注意して下りる。
やがてまたナメ肌の緩い滝の有る辺りで道は完全に薮に塞がれるので引き返す。ここは「天鼓」なのか「大滝」なのかはっきりしない。
「上コマリヤ」と糸滝を逆方向から見る。この辺りはやがてどれだけ色付くのだろうか。
長木渓流遊歩道を出て県道2号線（樹海ライン）に戻り、更に東進する。この辺は歩道が碌に確保されていないのに大型車両等が結構行き来している為、自転車だと少々不安になる。
9/26 8:35
長木渓流遊歩道を出て県道2号線（樹海ライン）に戻り、更に東進する。この辺は歩道が碌に確保されていないのに大型車両等が結構行き来している為、自転車だと少々不安になる。
道端の祠。これは大館文化財マップを見ても何だか判らない。神社ではなさそうだし、位置的には馬頭観音か道祖神だと思うのだがピンと来ない。
9/26 8:40
道端の祠。これは大館文化財マップを見ても何だか判らない。神社ではなさそうだし、位置的には馬頭観音か道祖神だと思うのだがピンと来ない。
「大明神（集落名）橋」からグリーンタフの混じった長木川を見下ろす。
木々が茂っていていまいち判然としないが、「明神岩」。手前の赤と青の建物が恐らく「虚空蔵神社」だろう。
特段顧みられることの無い、無造作に打ち捨てられた感の有る只の川だが、天候に依っては割と美しい景観が得られるのではないだろうか。
新沢集落内を一寸迷った末に、地図に記載の無い砂防ダムと沢の上に架かった橋に出る。
新沢の稲荷神社。大館文化財マップに拠ると「正一位稲荷大明神社」。
地図に記載が無いものだから道が判らなくなり、新沢集落内を若干迷走。何やら廃道の様なものも見える。
倒木と言うべきか土砂崩れと言うべきか。土嚢で道の脇が固められているのが見える。
橋からは小さな滝が2つ見える。こちらは沢がその儘斜面を落ちている方。
心を奪われる光景だ。良く見知っていた筈の川の支流にここまで蠱惑的な場所が有ることなど知らなかった。
一応地図が記載されている看板が立っているが、余り参考にはならない。
分岐点から少し先の橋の上まで足を延ばすと、目指す象ヶ倉山の山頂方向が確認出来る。
分岐点から先はやや傾斜がきつく、路面状態も劣悪な為、自転車は置いて行く。
振り返って見えるピークが象ヶ倉山（552m）だろうか。その手前に328mピークが見える筈なのだがどの辺りなのかいまいち判らない。
9/26 9:51
振り返って見えるピークが象ヶ倉山（552m）だろうか。その手前に328mピークが見える筈なのだがどの辺りなのかいまいち判らない。
少し引いたショット。伐採場跡は全体的になだらかな斜面なのだが、画面中央に見えるこんもり盛り上がった箇所が「山頂」っぽい雰囲気を出しているので登ってみることにする。
9/26 9:53
少し引いたショット。伐採場跡は全体的になだらかな斜面なのだが、画面中央に見えるこんもり盛り上がった箇所が「山頂」っぽい雰囲気を出しているので登ってみることにする。
「山頂」は急な上に切株だらけで余り休めない。そして背後の杉林の中にはひょっとして熊が居るかも知れない。
「山頂」からの眺め。県道を挟んで向こうの山並みに広がる「雪沢牧場」が見える。
北の大明神方面の低山の山並み。手前にもうひとつ伐採場（跡？）が確認出来る。
新沢林道の走っている谷間を挟んで向かい側の200〜300m級の山並みにも伐採場（跡？）が広がっている。標高はあちらの方が高い様だ。
9/26 10:01
新沢林道の走っている谷間を挟んで向かい側の200〜300m級の山並みにも伐採場（跡？）が広がっている。標高はあちらの方が高い様だ。
伐採場跡を下り、元来た道を引き返して、重機の入っている分岐路に入る。
「伐採作業中」と書かれてはいるが、重機が見当たらないのは先程確認済み。作業をしている気配も無いし、渡渉をしてその儘進む。
道はY字に分岐。眺望の無さそうな正面に見えている伐採場跡�△砲郎犬貌擦�ら行く。ここは右へ進んでみる。
右に重機の轍が分岐しているが取り敢えず無視して比較的状態の良い道をその儘進む。
伐採場跡��に出るが、重機が無人の儘何台も乗り捨てられている。杉林に囲まれていて眺望は無い。
奥まで進むと左の杉林の中へと道が続いているが、微かに重機の動いている様な音がするので、今回は遠慮して引き返すことにする。
先程の伐採場跡�△泙婆瓩蝓△海舛蕕牢袷瓦北疑佑陵佑覆里播个辰討澆襦�
伐採場跡�△琉豈�一番高そうな所からの眺め。先程の伐採場跡�，呂海舛蕕�らだと見えない様だ。
T字路手前の支流。この沢の右岸沿いの道を登って行くと恐らく新しい伐採場に出る。
新沢集落まで戻り、県道2号線（樹海ライン）から今度は雪沢牧場方面の道に入る。
山神堂橋から下流方面の眺め。ここもまたグリーンタフのナメ肌が美しい。
山神堂橋から上流方面の眺め。こちらも素晴らしい。隣の鉄道橋は廃線の様だ。
本殿到着。名前は判らなかったが後で確認したところこれは「新沢神社」。
こんな感じで500mばかり直進した後、左へカーヴして上り坂を登る。
道はやがて未舗装に。傾斜がきつい（勾配率14%）ので自転車は押して歩く。
ヘアピンカーヴを過ぎると雪沢牧場の建物が見えて来るが、牧場っぽい臭いは全くしない。
が、柴犬だか秋田犬だか2頭が出て来て吠え始める。道を塞いで行く手を阻んでいるのでそれ以上進むのは断念する。一般人は立入禁止の場所なのだろうか。
9/26 12:06
が、柴犬だか秋田犬だか2頭が出て来て吠え始める。道を塞いで行く手を阻んでいるのでそれ以上進むのは断念する。一般人は立入禁止の場所なのだろうか。
撮影機器：
感想
（長木渓流遊歩道）
「コマリヤ」とはどう云う意味だろうかと不思議に思ったのだが、周囲には由来を書いた案内板も無く、市のサイトや関連文献を見てもどうも記述が見当たらない。日本語離れした語感からひょっとしたらアイヌ語が語源なのではないかと思い、手持ちの『アイヌ語小辞典』と『アイヌ語集』を捲ってみると、「瘤」を意味する「kom」と云う言葉が見付かった。おお、何やらこれっぽい、とは思ったのだが、その後の「-ariya」または「mariya」と続く単語が見当たらない。結局解らない儘だ。
竜神を祀っている祠は、以前は竜神を迎えるか送り出す行事が行われていたのだろうか。鳥居が3つ並んでいるところからみてもそうした行事が推察されるし、河川信仰と岩石信仰が混じり合って、一種の胎蔵巡りの様なことが行われていたのかも知れない………と想像も膨らむのだが、これに関する記述はどうも見付けられなかった。信仰分布図から見る限りではこの辺は「ニンギョ（人形）」信仰が該当する地域の筈で、青森側に見られる様な竜の形をした人形を担いで回るタイプの「虫送り」の様なことが、ひょっとしたらこの地域でも行われていたのかも知れない、とは思うが、空想の域を出ない。
案内板を見る限りでは、遊歩道は一応「大滝」と云う所まで続いている筈だが、薮化している箇所から見える岩河床が「天鼓」なのか「大滝」なのかはっきりしない。「天鼓」だとすれば「大滝」は、薮化した道の先の方、何かの農業施設の有る辺りから見えることになるが、そうだとすればそこを眺められる地点は現在存在するのかどうか不明。今後の課題とする。
（象ヶ倉山伐採場�´◆�
象ヶ倉山山頂へ至る登山道は存在しないが、地理院地図で途中まで徒歩道が記載されている箇所を航空写真で確認すると伐採場が広がっているので、試しに登ってみた。�，呂泙，修海修海猟�望。�△呂�まけで登ってみたものの、案の定大した眺望は得られない。ここは「清風荘」から間近に見える山並みの裏手だが、400m級の山頂に至る道は存在しないものの、標高370m程度の辺りまで登れる車道が地図には記載されているので、そちらの探索は今後の課題とする。
この車道の分岐路は地理院地図では途中でブツ切れてはいるが、航空写真で見ると南の方まで続いて山館川まで続いている。山館の高森に登った時（ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1599007.html ）に言及しておいた「山新林道」がこれに該当するのかも知れない。高森は大新沢川終点（象ヶ倉山の南側）から登る徒歩道も存在していた筈で、。2014年にここから登った方の記録（ https://sites.google.com/a/meizan-hitoritabi.com/hitoritabi/2-2-21b-takamori-140628 ）も存在しているので、そちらの探索も併せて今後の課題とする。
（雪沢牧場）
これはどう云う施設なのか情報が少なくて良く分からない。看板には一応「ファミリー牧場」と謳われており（検索すると「東日本ファミリー牧場」と出て来る）、恐らく「ファミリー向け牧場」の意味ではないかと思うのだが、だとすると観光地として一般開放しているのだろうか。にしては宣伝が全く為されていない様なのはどうしたことだろう。家畜の姿も全く見えないし、そもそも稼働中なのかどうかも判らない。犬が住んでいると云うことは人も住んでいることだけは確かだろうが。
犬に妨害されていなければその奥へ続く道も確認する予定だったのだが、地理院地図を信用するとしたら、その先の300m級の山々の尾根を大縦断する長距離の徒歩道が延びていた筈だ。まぁ現在も使用可能であるとは正直に言って全く期待してはいないのだが、入口は雪沢牧場だけではないので、気が向いたら何れ日を改めて再チャレンジする時が有るかも知れない。
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