八幡平（山頂レストハウス〜源太森〜茶臼岳〜茶臼口）【秋田県、岩手県】

2018年10月06日(土) [日帰り]

• GPS: 02:29
• 距離: 8.1km
• 登り: 240m
• 下り: 413m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:07
• 休憩: 0:17
• 合計: 2:24

14:09 八幡平山頂レストハウス
14:12 14:12 鏡沼分岐
14:30 14:37 八幡平
14:45 14:45 ガマ沼
14:50 14:50 陵雲荘
15:02 15:03 源太分かれ
15:10 15:12 源太森
15:19 15:19 安比岳分岐
15:34 15:34 黒谷地湿原
15:55 15:55 茶臼山荘
16:00 16:03 茶臼岳
16:08 16:11 茶臼山荘
16:24 16:24 前山
16:32 16:33 茶臼口
16:33 ゴール地点

● コースタイム
山頂P 1404 ― 登山口 1408 ― 山頂・ガマ沼分岐点 1412 ― 鏡沼 1419 ― めがね沼 1422 ― 燕の湯登山口分岐点1429 ― 八幡平山頂 1431/1438 ― ガマ沼分岐点 1445 ― 凌雲荘 1450 ― 源太分かれ 1502 ― 源太森 1510/1512 ― 黒谷地 1533/1534 ― 茶臼岳避難小屋 1555/1556 ― 茶臼岳 1559/1604 ―茶臼岳避難小屋 1607/1612 ― 茶臼口 1632 ― 茶臼口P 1633

● 行動時間
2:29

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

● 今回の移動
10/6 ： (家 ＝ 大阪空港 ＝ 仙台空港 ＝ 八幡平山頂レストハウス)
八幡平山頂レストハウス ― 八幡平山頂 ― 源太森 ― 茶臼岳 ― 茶臼岳登山口
(茶臼岳登山口 ＝ 泊地)

●登山口へのアクセス
○八幡平山頂レストハウス
・八幡平アスピーテラインを詰めていくと、県境付近に最高点があり、そこに駐車場等が整備されている。駐車料金は500円
・東北自動車道「松尾八幡平IC」からは標示等により誘導されるので、比較的明瞭な道順
・山頂部までは盛岡からのバス便もある。また、それとは別に“八幡平自然散策バス”と銘打ったバスもあるようだ
（2018.10現在）

コース状況／危険箇所等

○八幡平山頂レストハウス〜八幡平山頂
・石とモルタルで固められた歩道が続く
・斜度も極緩やかで、ペースよく歩くことが出来る

○八幡平山頂〜源太分かれ
・木道が整備されており、湿原の中を優雅に逍遙することができるコース

○源太分かれ〜源太森〜黒谷地〜茶臼山荘（〜茶臼岳）〜茶臼口
・少々山道らしくなるが、急な坂はない。木道は部分的
・黒谷地にも展望と休憩用のステージが設けられている。黒谷地の先は湿地の中の小岩の道となり、歩きにくくなる
・茶臼山荘から茶臼口へは一気の下降となる
・源太森も茶臼岳も山頂部はコースを外れている。それぞれ見晴らしが利くので立ち寄りをおすすめしたい

その他周辺情報

●買う、食べる
・最後のコンビニはインター付近
・山頂レストハウスには軽食コーナーがあり、カレーやうどんを供している

●日帰り温泉
・山頂部からは３方向への道が通じているが、いずれに向かっても温泉地がある。それぞれに日帰り入湯があるようだ

写真

10/6 13:33

松尾鉱山跡付近では、御在所温泉でしょうか、吹き上がっています【八幡平山頂への車中から】

10/6 13:36

紅葉がきれいです。天候不順の中でも来て良かったです【八幡平山頂への車中から】

10/6 13:38

岩手山です【八幡平山頂への車中から】

10/6 13:42

右手は畚岳です【八幡平山頂への車中から】

10/6 13:43

八幡平付近ですが、山頂部が判然としません【八幡平山頂への車中から】

10/6 14:04

山頂駐車場に到着しました。いよいよ出発です【八幡平山頂駐車場にて】

10/6 14:05

左端が今日のゴール茶臼口付近、右手は岩手山です【八幡平山頂駐車場にて】

10/6 14:05

岩手山とその右手に連なる山々を見ます【八幡平山頂駐車場にて】

10/6 14:06

目立つのが森吉山でしょうか。この界隈は自信がありません。どなたかご教示を〜【八幡平山頂駐車場にて】

10/6 14:08

登山口です【八幡平山頂駐車場の登山口にて】

10/6 14:08

遊歩道と呼ぶべき周回路のようす【八幡平山頂駐車場の登山口にて】

10/6 14:09

遊歩道風だけあります。ペット同伴では危ないようです【八幡平山頂駐車場の登山口にて】

10/6 14:11

赤い実が目につきます【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:11

こんな整備された道がアオモリトドマツの中を進みます【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:12

山頂方面とガマ沼方面との分岐点です【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:14

紅葉ですね【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:16

ヤマハハコがまだ残ります【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:16

ミステリアスな凹地とのこと。火口かもしれないと言われると、そんな気もします【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:16

近くの山ですが…【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:18

これも紅葉【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:19

鏡沼です【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:20

ほんとうにきれいに映してくれます【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:22

めがね沼です。名前の通り、もう一つの沼がすぐ隣にあります【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:22

そこここにこの手の表示も受けられています【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:26

またも紅葉です【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:29

燕の湯分岐です。【八幡平山頂駐車場〜八幡平山頂】

10/6 14:31

山頂部に到着です【八幡平山頂にて】

10/6 14:33

八幡平の先には、山々が折り重なっています【八幡平山頂にて】

10/6 14:34

岩手山が頭を出しています【八幡平山頂にて】

10/6 14:34

山頂手前の分岐点から山頂へと伸びる遊歩道です【八幡平山頂にて】

10/6 14:37

森吉山でしょうか、どなたかご教示を【八幡平山頂にて】

10/6 14:41

ミヤマアキノキリンソウ、2株だけ見かけました【八幡平山頂〜源太分かれ】

10/6 14:43

ガマ沼と岩手山【八幡平山頂〜源太分かれ】

10/6 14:47

八幡沼と陵雲荘【八幡平山頂〜源太分かれ】

10/6 14:48

アザミ系の枯れた姿でしょうか【八幡平山頂〜源太分かれ】

10/6 14:50

陵雲荘に到着です。きれいな避難小屋です【八幡平山頂〜源太分かれ】

10/6 14:51

これも枯れ姿です【八幡平山頂〜源太分かれ】

10/6 14:52

黄金色の湿原をゆっくりと逍遙します【八幡平山頂〜源太分かれ】

10/6 14:54

なに虫でしょうか？【八幡平山頂〜源太分かれ】

10/6 14:56

池塘も散見されます【八幡平山頂〜源太分かれ】

10/6 14:56

かと思えば、小川もあります。八幡沼へと注ぐものも、から注ぎ出すものがありました【八幡平山頂〜源太分かれ】

10/6 15:01

チングルマでしょうか。まだ片鱗があります【八幡平山頂〜源太分かれ】

10/6 15:02

この辺りまでは、湿原の中の木道です【源太分かれにて】

10/6 15:02

八幡平山頂部を振り返ります【源太分かれ〜源太森】

10/6 15:08

茶臼口へと続く縦走路の途中から源太森への道が分かれています。そちらへと向かってみました【源太分かれ〜源太森】

10/6 15:09

八幡沼と八幡平【源太森にて】

10/6 15:10

右手は畚岳【源太森にて】

10/6 15:10

岩手山【源太森にて】

10/6 15:11

山頂標示【源太森にて】

10/6 15:12

もう一方の登り口。同じ縦走路から2本の山頂ルートが出ています【源太森〜茶臼岳】

10/6 15:13

登山道に迫る秋の気配【源太森〜茶臼岳】

10/6 15:16

ちょっと山登りらしくなってきました【源太森〜茶臼岳】

10/6 15:17

木道もこんな風にダラダラと下降していきます【源太森〜茶臼岳】

10/6 15:19

黒谷地方面と安比方面が分かれます【源太森〜茶臼岳】

10/6 15:23

両脇の地層が迫ってきます【源太森〜茶臼岳】

10/6 15:28

赤い実【源太森〜茶臼岳】

10/6 15:29

凝った通路板【源太森〜茶臼岳】

10/6 15:33

黒谷地に到着しました。ここにも展望デッキがあります【源太森〜茶臼岳】

10/6 15:34

ここからアスピーテラインへのエスケープもあります【源太森〜茶臼岳】

10/6 15:36

この辺りからは、小岩を敷き並べたような道が続きます【源太森〜茶臼岳】

10/6 15:55

茶臼山荘にやってきました【源太森〜茶臼岳】

10/6 15:56

茶臼岳と遠くの岩手山を見ます【源太森〜茶臼岳】

10/6 15:58

千手観音のような木です【源太森〜茶臼岳】

10/6 16:00

三角点、先端部の岩、遙か遠くの岩手山が並びます【茶臼岳にて】

10/6 16:00

八幡平の広がり越しに岩手山の山頂部が見えます【茶臼岳にて】

10/6 16:01

八幡平の山頂部です【茶臼岳にて】

10/6 16:01

大深岳付近からは、山頂部はガスの中です【茶臼岳にて】

10/6 16:01

右手に畚岳が見えます【茶臼岳にて】

10/6 16:01

山頂部先端の岩の上から振り返ります。奥の登り口付近に三角点があります【茶臼岳にて】

10/6 16:01

山は…【茶臼岳にて】

10/6 16:04

山頂標示です【茶臼岳にて】

10/6 16:07

山荘に戻りました。今晩の宿主とひとしきり会話してから降りました【茶臼岳〜茶臼口】

10/6 16:13

ガスが出てきました。岩手山も隠れていきます【茶臼岳〜茶臼口】

10/6 16:13

真上の茶臼岳にもガスが忍び寄ります【茶臼岳〜茶臼口】

10/6 16:17

冬も近いようです【茶臼岳〜茶臼口】

10/6 16:24

小さい秋がいくつも【茶臼岳〜茶臼口】

10/6 16:27

松尾鉱山跡を見下ろします【茶臼岳〜茶臼口】

10/6 16:27

ガスの合間から茶臼口が見えます。駐車場には今回のレンタカー【茶臼岳〜茶臼口】

10/6 16:30

ナナカマドの紅葉かな【茶臼岳〜茶臼口】

10/6 16:32

茶臼口に出てきました（振り返って撮影）【茶臼口にて】

10/6 16:32

登山口から降りてきた最後の”一気下降”を振り返ります。急坂ではないですが、八幡平では希な標高差です（振り返って撮影）【茶臼口にて】

10/6 16:42

下地の緑に紅葉が映えます【茶臼口からの帰途】

10/6 16:47

御在所温泉や松尾鉱山跡付近を見下ろします【茶臼口からの帰途】

撮影機器：

EOS Kiss X6i CANON

感想

otoh

　東北に残る百名山八幡平を目指し、東北旅行を兼ねて訪れた。
台風25号がやってくるのだが、その予報を日々見て気にしていた。最終的には行程の大幅な入れ替えを行ったのだが、10月6日に行くことととしたのは正解だったと思う。
八幡平へと続くアスピーテラインを進むと途中から濃いガスの中へと突っ込んでいった。ところが頂上部へと近づくにつれ、再びガスが切れ始める。雲上の世界は晴れ渡っていた。
駐車場からは、整備された遊歩道を淡々と進む。不思議な凹地と案内板が付けられた窪地が現れる。次には鏡沼やめがね沼といった火口状の小池を横切り、わずかずつ高度を上げていく。山頂直前で燕の湯登山口との分岐点があり、まるで街中のように整然と直角方向へと分かれる道の先には展望施設が見えており、たどり着いてみると、そこが山頂だった。
展望施設に登ると遠くの山々も雲上によく見えている。岩手山やおそらく森吉山かと思われる山々も見える。通常、頂上にこのような造作はいかに？と疑問視するのだが、ここの場合には、展望デッキでも置いてなければ、ここが最高点とは気づかないかもしれない。それほどに平らな山頂部だ。
山頂から源太森方面へと向かう。こちらは開放的な枯れ野の中へと進む。二つの火口湖も大きめだ。枯れ野は湿原のようで、池塘も点在している。
高山植物は残念ながらほぼ枯れてしまっており、ヤマハハコやわずか二株だけのミヤマアキノキリンソウを見かけるばかりであった。
黄金色の湿原をゆっくりと進む。静かに物思いつつ歩く。源太分かれで車を取りに行く同行者と別れ、茶臼口を目指す。源太森に立ち寄ると、頂上では休憩中の方々。降りて黒谷地を経て茶臼山荘へと進むが誰ともすれ違わない。
　黒谷地近辺は、ここも湿原となっている。黒谷地から茶臼山荘への登りは小岩を入れた歩きにくい道。しかしこの辺りからようやく山歩きのようになる。
茶臼山荘には人の気配があった。まずは覗かずに、茶臼岳へ。ここは眺望が広がる。岩手山も八幡平も見渡せる。山荘に戻ってみると、今晩の主のお顔が見える。前森山から来たとのこと。さらにあしたはどこぞかへの縦走をご計画とのことだが、台風次第では降りるか、などとのこと。そう、あしたは朝から台風25号の影響で、超が着く強風が予想されている。
“この先は、熊に気をつけて”と言われて送り出されたが、今日は熊鈴を持っていない。気をつける術もない。ガスが棚引いてきて、岩手山ばかりではなく、眼前の茶臼岳までもが隠れ始める。とりあえず、せっせと降りて、茶臼口へと降り立った。秋の16:30は八幡平にとっては宵の始まりのようで、降りていく車すら殆ど見かけない。
帰り道、途中で車を降りて紅葉を写していると、あっという間に宵が周りを包んでいく。シャッタースペードがみるみる下がっていく。
これはイカンと車に乗り込み、宿へと急いだ。