丹波山村から大菩薩峠、牛の寝通り、小菅を経て周回。


- GPS
- --:--
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 1,901m
- 下り
- 1,900m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
奥多摩駅くらいから道路脇に雪が目立ち始め、進むほどに雪の量は増えていきました。ノーマルタイヤで行きましたが、一度アイスバーンにとられスリップしました。これからの時期はノーマルじゃ厳しいかなと感じました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆今回の山行はyoshi3さんのレコを参考にさせていただきました。ありがとうございました! ◆駐車場から藤ダワ 危険個所はありません。高尾天平はアカマツと広葉樹の混じった気持ちのいいところです。 ◆藤ダワから追分 ほぼ植林帯を歩きます。沢あたりは雪で踏み跡が不明瞭になり、注意が必要でした。 ◆追分からノーメダワ 植林帯はほぼなくなり、気持のいい明るい道です。アップダウンもないので極楽でした。途中、地図にはない小菅村方面へ行く分岐道がいくつか出てきます。 ◆ノーメダワからフルコンバ 初っ端から謎の分岐点があり迷いましたが、向かって右側を行きます。地図通りに尾根上を歩くのが正解です。ここら辺から雪が目立ちます。 ◆フルコンバから川久保 危険個所はありません。雪はどんどん増えてきます。下りは怖いので牛の寝通りに入る前にアイゼンを装着しました。 標識がたくさんありますので、迷うこともないように思います。 ◆川久保から大丹波峠 はじめは舗装路を歩きます。そのうち標識が出てきますので、標識に従って右に曲がります。登山道というより林道ですね。間もなく大丹波峠に着きます。 ◆大丹波峠から駐車場 大丹波峠からは背丈の低い植林帯を歩きます。沢まで下りて民家?工房?見たいなところを通り過ぎるとマリコ橋です。 ここから駐車場まで(越ダワに向かいたかった)どう行けばよいかわからず、標識に出てくるジャンボ滑り台を目指して歩きます。グングン山を登らされて丹波山城に着き、滑り台沿いにグングン降りていくと駐車場が見えてきます。 しかし鍵がかかっていて出られません。滑り台は冬季休業中でした。他に出れそうなところもなく、疲れも限界を超えていたので登り返す気力もなく、置いてあった梯子を立てかけて降りてしまいました。 翌日村役場に電話してその旨を話し、謝罪しました。 ここら辺は道がよくわからなかったので、道の駅に車を置いた方が良さそうな気がします。 |
写真
感想
丹波山村から大菩薩へ行く道がずっと気になっていました。
牛の寝通りくらい大木がゴロゴロしていたらいいなと期待を込めて、正月休みの最終日に歩いてみることにしました。
翌日から仕事なので、あまり無理はしないように、最悪でもフルコンバまで、大菩薩峠をピストンできたら上出来、という心づもりで臨んだのですが。。。
高尾天平はアカマツと広葉樹の混じった気持ちのいいところでした。
かすかに漂うアカマツ独特の香りがたまりません。また来たい。
藤ダワから追分までの植林帯は予想外でした。長かったし。
でもその分、追分での展望は感動しました。天気に感謝。
ノーメダワからは気持ちのいい道が続きます。
気持ちのいい道をズイズイ歩いていると、登山道の下の谷の方から「ガサガサガサ!ブフォー!!ゴゴォォ!!」という音が向かって来ます。
イノシシか、下手したらクマか。
心臓バクバクで熊鈴を鳴らしまくり、口笛もピーピーならし、なぜか咳払いもも加えて「オッホン!!ゴオッホン!!」と自分の存在をアピールし、逃げてくれるように祈ります。
祈りが通じたのか、ドドドドド〜〜〜!と谷の方に下っていってくれました。
後ろ姿から3〜4匹のイノシシっぽかったです。
いや〜怖かった。
登山者誰とも会うことなく大菩薩峠に到着。
さすがに大菩薩は誰かしらいるだろうと期待していましたが、まあ〜〜誰もいません。寂しい。
南アルプスの大展望を一人占めしながらお昼を食べれて嬉しい限りですが、誰もいないってのも寂しいものです。
牛の寝通りからは初アイゼン。
雪の上を歩くのはやはり段違いに安定しますね。だいぶ安心しました。
でも日当たりは雪が少なく、木の根っこを痛めてしまうのと岩の上を歩く時の音がイヤで早々に着脱しました。
脱いだ途端にえらい長い雪の斜面が現れます。がっくり。
葉が落ちて、しかもこんな快晴に牛の寝通りを歩くのは初めて。
葉がないぶん、展望もきくし、なにより大木の姿がクリアになってとても面白かった。
ブナがヨーロッパで「森の女王」と呼ばれる由縁もよくわかりました。
白くて滑らかな樹皮に、丸みを帯びた美しい樹形。青空によく映えます。
一方「森の王様」はミズナラです。これも納得。
ゴツゴツした樹皮に太くて力強い枝張り、カクカクとしてたくましい樹形。
双方の大木クラスがゴロゴロする牛の寝通りはやっぱ格別です。
葉のない晴れた冬の牛の寝もよかったけれど、葉っぱがあって少し曇ってモヤがかっているほうが、森としての迫力はあるように感じました。
川久保に着いたあたりが自分の体力の限界だったらしく、舗装路を歩いているとどんどん気分が落ちていきます。
誰か車で乗っけていってくれないかななんて淡い期待は見事に消し飛び、無情にも横を車がビュンビュン撮り過ぎていきます。
だんだんイライラしてきて、とりあえす植林帯のスギヒノキとアスファルトに八つ当たりを。
暗いだの、固いだの、つまらないだのとブツブツ言いながら歩きます。
ネタが尽きて来たので、次は行動食のアメに八つ当たり。
人生なめんな、だからお前は甘いんだ、などとブツブツ言いながら歩きます。
そうこうしているうちに標識があらわれ、舗装路から解放されます。
我を取り戻し、アメに謝罪。
マリコ橋からは、疲れもあったせいでなんだかいっぱいいっぱいになってしましました。
落ち着いて考えれば少し遠回りになったって安全な道を行けば良いのに、疲労と早く温泉に入りたいという気持ちで焦ってしまいました。
村役場の方々、ごめんなさい。
今回歩いたコースは夏の日の長い時期にやる予定でしたが、体調が良かったのとあまりの快晴にグイグイ足を持っていかれ、歩き通すことができました。
ただもっと余裕をもって歩かないとダメですね。反省。
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