我慢、ガマンの第26回ハセツネCUP
- GPS
- 15:31
- 距離
- 64.5km
- 登り
- 5,057m
- 下り
- 5,065m
コースタイム
- 山行
- 11:45
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 12:21
スタート→第1関門 4h30m
第1関門→第2関門 4h28m
第2関門→第3関門 4h14m
第3関門→ゴール 1h51m
タイム 15h02m ワースト更新(T_T)
天候 | 晴れ。気温30度超。風は5m/s以下。 夜はたまに雨がぱらついたものの気温は大きく下がらず。グローブもアームカバーも不要な状況だった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
秋川駅南口のコインパーキングに駐車(24時間400円!) 秋川駅から0635の電車に乗車→0645頃武蔵五日市駅到着。 7時ちょっと前に中学校体育館に到着で先着20名程度。余裕で壁際ゲット。 帰りは武蔵五日市駅の始発で秋川駅へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
台風の強風による倒木と落ち葉が多かった。 |
その他周辺情報 | 瀬音の湯 1000円。 会場から無料送迎バスあり。 |
写真
装備
個人装備 |
シューズ:ブルックス カスケディア11
ザック:グレゴリー ルーファス8
ウェア:サロモン トレイルランナー タンク
アンダーウェア:オンヨネ ブレステックPP ノースリーブ
パンツ:ノースフェイス フライウェイトレーシングショート
カーフタイツ:スキンズ A400
アームカバー:ファイントラック アクティブスキン
グローブ:マッキンリー(指なし)不使用
グローブ:アクシーズクイン ライトシェルウォータープルーフグローブ 不使用
靴下:タビオスポーツ レーシングラン
レインウェア:ティートンブロス フェザーレイン フルジップジャケット 不使用
ネックゲイター2個
ライト1:ペツル リアクティック+
ライト2:ブラックダイヤモンド スポット
ストック:シナノ トレランポール14.0
時計:スント スパルタン スポーツ リストHR BARO
細引き
絆創膏
ダクトテープ テーピングテープ
エマージェンシーブランケット
ワセリン
スマホ
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備考 | <補水> ・トップスピード ウルトラミネラルタブレット 1500ml(ハイドレ) ・水555ml×2(ボトルとペットボトル) <補給> ・梅丹CCC×7(ボトル) ▲4 ・梅丹CC×4 ▲3 ・マグオン×3 ▲1 ・えねもち×3 ▲1.5 ・ベスパハイパー×4 ▲3 ・アミノバイタルゴールド×7 ▲5 ・マグマ×5 ▲4 ・梅おにぎり×1 ▲1 ・スニッカーズ×1 ・羊羹×1 <薬> ・ガスター10×3 ▲2 ・コムレケア×3 ▲1 ・ロキソニン×3 今更ながら、梅丹は味がキツすぎて何個も飲めない…。何度も吐きそうになった。メインでは使えない。 |
感想
3年連続3回目のハセツネCUP
台風の影響か、まさかの30度超という気温の中、序盤から心を折られ、綱渡りのレースを強いられました…。
完走率は60%以下?上田瑠偉くんが開会式で話していたように、山への対応力が試されるレースでした。
例のごとくというべきか、今回も、圧倒的に走り込みが不足していたので、タイムは出ないだろうと思っていましたが、それでも昨年のタイムは上回りたいというつもりで臨みました。
30度超の気温で、水分携行量が非常に悩ましかったのですが、過去の経験を踏まえてトップスピード1.5Lと水1.1Lの計2.6Lに。この選択、そしメインのジェルを梅丹にしたことが間違っていました…。
スタートと同時にダッシュし、変電所前の渋滞には大してハマりませんでした。やはり皆さん大量に水を背負っていたのか、全体的にペースが遅く感じました。
過去2回と異なり脚は軽快で、トレイルに入ってもスタスタと進んでいき、あわよくば記録更新か?などと思っていた矢先、醍醐丸を過ぎたあたりで突如異変。まずは吐き気、その後大腿が攣り、脚に力が入らない状況に。
水分は摂ってたつもりだったし、何が何だかわかりませんでしたが、後から考えると、そもそもスタート前の水分摂取が足りていなかった。そして、吐き気は水分が足りていなかった中で刺激が強い梅丹のジェルを摂取したことで発生したものだと思います。攣りと脚に力が入らなくなったのは単純に水分不足かと。
とにかく呼吸を整えながら途中休み休み進んだところ、結局第一関門は前年並みの4時間半。
既に心はズタボロで、ここでDNFでも良いか…とも考えましたが、過去の経験も踏まえてゆっくりと補給して気持ちを入れ替え、いけるところまで進むことに。
ここで、おにぎりを上手く飲み込めなかったことで水分不足を疑い、多めに水分補給することを心掛けながら第二関門に進むことにしました。
第一関門から先はストックが使えるので、登りはとてもラクになり、水分も意識的に多く摂るようにして第二関門へ進んでいきます。
しかし、飲んでも飲んでも喉の渇きは消えないし、平坦でもすぐ息が上がって走れないし、ツラいレース展開に変わりはありませんでした。すごく気持ち悪くなるので飲みたくなかったのですが、カフェインを摂ると脚と気持ちが戻ってくるので、梅丹のジェルを活用して進みました。
そうこうしているうちに水量も底を尽き始め、第2関門前で2リットルが枯渇。喉は相変わらずカラカラで、DNFも頭をよぎり始めました…。
この区間はほとんど走ることができなかったものの、結局マトモな休息は取らず、第2関門の月夜見駐車場に。この時点で500ml程度の水を温存していましたが、喉がカラカラで、1.5Lの薄めたポカリの補給を得た矢先、1L近くの水分をここでがぶ飲み。眠気が酷いし、相変わらず身も心もボロボロです。DNFか、先に進むか迷いつつ、ジェル等を飲んで、水分が吸収されて喉の渇きが消えることと体調の好転を期待して寝っ転がりました。
20分ほどウトウトししましたが、気持ち・体ともに復調はせず、相変わらず喉は乾いているし、脚は重いままでした。むしろ体が冷えただけという…。
しかし、なぜだかDNFの選択はせず、気が付くとフラフラとコースに戻っていました。おそらく是が非でもTシャツが欲しかったのでしょうw
ここからはこのレースで最もツラい区間の一つ、御前山への急登が続きます。コースに復帰したことに後悔しながら、途中へたり込んだり、寝っ転がってみたりしながら、またも諸刃の剣である梅丹CCCの力を借りて黙々と進みました。
どうにかこうにか御前山にたどり着きましたが、またしても水分不足の不安が。既に残量は700ml程度しかないことに気づきました。御岳の水場まで10キロ。相変わらず喉はカラカラ。それまでもつだろうか…と不安がよぎります。またしてもDNFを考えながら、ズタボロで大ダワまでたどり着きました。
ここでも、少ない水分と糖質を確実に吸収させ、気持ちと脚を立て直すべく、ジェル等を補給して横になりました。寝っ転がりながら、大岳越えは過去2回の記憶から、そこまでシビアではないし、700mlあれば水場まで行けるだろうと考えました。
既に時計の電池が切れていたので何分寝てたのかも分かりませんでしたが、やはり重いままの体を持ち上げて、最後の山場、大岳越えに。地図上では大ダワから大岳まで4キロ弱ありますが、平坦が多いのでそれほどの距離は感じず、超えていきました。
ここで幸運にも、大岳山荘跡地(?)から数百メートルのところに水場が!
去年はなかったような気がするのですが、ともあれ1L近くガブ飲み。
そうすると不思議なことに、みるみると体調が回復しました。
要は、ジェルやドリンクで電解質を摂りすぎていたということなのでしょう。当初携行の1.5Lはトップスピード、第2関門で補給した1.5Lも薄めたポカリでした。
感覚的には全く多い気はしないのですが、水をがぶ飲みしたら、それまでほとんど掻いていなかった汗が噴き出してことからも、そういうことなのでしょう。これまでもレース中に吐き気を催すことが多くありましたが、それも水分の摂りすぎではなく、ジェル等の刺激によるものだったのでしょう。むしろもっと水を飲んでジェルを薄めるべきだった。
そんなことを考えながら、その後は水場で補給した水をガブガブ飲みながら進み、最後の13kを概ね走ることができました。
タイムは残念でしたが、我慢を重ねてたどり着いたゴール、タイム以上に得るものは大きかったです。
本当にボロボロのレースで、タイムは全然縮まらないし、もうトレランも潮時かななんて思いながら走っていましたが、この達成感は何物にも代えられません。
そしてやはりハセツネは格別です。次こそは納得のいくレースをしたいです。
<備忘録>
梅丹のジェルは刺激が強すぎ。絶対にメインのジェルにしてはいけない。
当初水分携行量は全て水で、3L以上を想定すること。
固形物は必要最小限で問題ない。
緩斜面が多いので日立アルプスやトレミの練習が効果的と思われる。
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