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Yamareco

記録ID: 1611174
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ハイキング
甲信越

長野 鉢伏山(1929)に登る

2018年09月13日(木) [日帰り]
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kariogaryu その他2人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
04:15
距離
9.6km
登り
207m
下り
404m
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鉢伏山荘に駐車場あり(協力金500円)
コース状況/
危険箇所等
長野 鉢伏山(1929)に登る

期日:2018年9月13日(木)      天気:曇り
コース:鉢伏山荘〜鉢伏山往復後 前鉢伏山(1836.4)往復 及帰途 高ボッチ山往復
    ただし高ボッチ山は登山ではなく散策で駐車場より平坦地を6〜7分歩くのみ

 鉢伏山は山は深くなだらかで草原状の大きな山であるが、山頂近くまで舗装路が走っているため、山荘のある登山口からわずか30分足らずで登れる初心者向けの山である。それよりも登山口までの車道は舗装されてはいるものの道幅が狭くおまけにカーブが多い。さらにガスって周囲の景色はほとんど見えない。確かに深い谷や崖はないものの緊張は強いられる一方。やっとの思いで稜線に出るとガスも上がり、周りの景色も見えてきた。山の一番高い所を走っていることが分かってきた。カーブも少なくなり目の前の山々が手を取るように見渡せ快適そのものである。先ほどの道とは地獄と天国の違いである。いずれにしても山登りより車の運転に苦労させられて山であった。
 ところが帰途は立派な車道があることが分かり、もう少し丁寧に下調べをしておけば良かったと思うことしきり。

 舗装された車道の終点にある鉢伏山荘(比較的広い駐車場有、ただし協力金として500円必要)から鉢伏山まで前述しているように幅の広い登山道をわずか30分足らず(ただし、途中若山牧水の歌碑経由の狭い登山道があるが、多少時間はかかるもののこちらがおすすめ)登れば、なだらかな山頂に達する。山頂標識が立っていないと分からないくらいの平坦地。山頂より南西方向に向かって少しばかり下ると避難小屋を兼ねた展望台があった。崩れそうな狭い階段を使って屋上に上がると北アルプスは言うに及ばず八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスなど殆どの日本の高山が等距離に迫って来るとのことだが、残念ながらガスって殆ど見えなかった。鉢伏山は北アルプスの展望台として美ヶ原に勝るとも劣らない位置を占めているという。また6月にはレンゲツツジ7月にはニッコウキスゲの大群落も見られると言う。

 ガスで展望の閉ざされた山頂から石ころの多い遊歩道を20数分下る(途中1分足らずで登れる小さな展望台あり)と前鉢伏山へと向かう緩やかな鞍部がある。ここで左に折れてわずかに下ると出発点の鉢伏山荘に戻るが、そのまま直進すると前鉢伏山へと向かう。しばらく未舗装の林道を歩くが、前鉢伏山と思っていた山(鉢伏山荘を挟んで鉢伏山と向かいあう大きな山だと思っていた)を通り過ぎるのでおかしいなあと思いつつ歩いていると
林道の左手にはっきりしない文字で「鉢伏山」と記された道標があったので林道と分かれて山の中に入った。踏み跡は自分が思い込んでいた山とは反対の方向へとますます離れて行った。起伏の少ないほぼ平坦に近い道を7分ばかり歩くと「前鉢伏山」の標識があった。
 山の頂上と言うより小さな丘の上と言った感じで、ここが三角点のある山とは信じがたかったが、晴れておれば安曇野とその背後に北アルプスの峰々(雲と雲との間にかろうじて見えたが)も樹間越しに見えそうだった。展望を楽しんだ後は林道をわずか20分足らずで出発点の鉢伏山荘に戻った。

 帰途は大型バスが走れる別ルートを使ったが快適そのもの。途中、高ボッチに立ち寄る
が、広い駐車場から平坦な遊歩道を歩くことわずか10分足らず。登山者姿はまったく見られず観光客ばかり。展望台からは諏訪湖を一望のもとに見下ろせ、登って来たばかりの鉢伏山を正面に望むことが出来た。

(参考タイム)

 鉢伏山荘登山口(0.31 牧水歌碑経由)鉢伏山(0.20)鉢伏山と前鉢伏山との分岐(0.12)前鉢伏山(0.12位)鉢伏山と前鉢伏山との分岐(0.02)鉢伏山荘登山口

 高ボッチ駐車場入口(往復 15分位)高ボッチ
山の中のぽつんと一軒家、鉢伏山荘
2018年09月13日 08:43撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
9/13 8:43
山の中のぽつんと一軒家、鉢伏山荘
山荘から見る鉢伏山、高い樹木のない草原状の山
鉢伏山を望む。山はなだらかで危険な場所は全くない。かつては牧場があったのかサイロの跡が見られた。

2018年09月13日 09:20撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
9/13 9:20
山荘から見る鉢伏山、高い樹木のない草原状の山
鉢伏山を望む。山はなだらかで危険な場所は全くない。かつては牧場があったのかサイロの跡が見られた。

山頂へ向かう途中、雲海の上に顔を出しているのは
後立山方面か
2018年09月13日 09:20撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
9/13 9:20
山頂へ向かう途中、雲海の上に顔を出しているのは
後立山方面か
上記の写真の続き
2018年09月13日 09:20撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
9/13 9:20
上記の写真の続き
上記の写真に続く。3枚繋ぐとパノラマ写真。天気がよければまさに北アルプスの展望台。
2018年09月13日 09:20撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
9/13 9:20
上記の写真に続く。3枚繋ぐとパノラマ写真。天気がよければまさに北アルプスの展望台。
若山牧水の歌碑辺りから山荘を振り返る。駐車場に見える車が我が車。前鉢伏山は左手に見える丸いなだらかな山の奥にある。
2018年09月13日 09:31撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
9/13 9:31
若山牧水の歌碑辺りから山荘を振り返る。駐車場に見える車が我が車。前鉢伏山は左手に見える丸いなだらかな山の奥にある。
遊歩道を外れて山道に入ると若山牧水の歌碑がある。
2018年09月13日 09:33撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
9/13 9:33
遊歩道を外れて山道に入ると若山牧水の歌碑がある。
歌碑の上の山頂手前には小さな祠があった。
2018年09月13日 09:38撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
9/13 9:38
歌碑の上の山頂手前には小さな祠があった。
山頂から山荘に向かって下る。登山道はこのように道幅が広いが石がゴロゴロしているので歩きにくい。
2018年09月13日 10:15撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
9/13 10:15
山頂から山荘に向かって下る。登山道はこのように道幅が広いが石がゴロゴロしているので歩きにくい。
山荘より鉢伏山より反対方向に15分位歩くと前鉢伏山。小高い山頂というより丘の上と言った感じで眼下に安曇野が広がり、その奥には北アルプスの峰々が続く。
2018年09月13日 10:43撮影 by  SLT-A65V, SONY
9/13 10:43
山荘より鉢伏山より反対方向に15分位歩くと前鉢伏山。小高い山頂というより丘の上と言った感じで眼下に安曇野が広がり、その奥には北アルプスの峰々が続く。
前鉢伏山の山頂にて。
2018年09月13日 10:49撮影 by  SLT-A65V, SONY
9/13 10:49
前鉢伏山の山頂にて。
前鉢伏山への林道を歩いていると向かいの山の中に集落があった。どんな日常を送っているのだろうか?
2018年09月13日 11:05撮影 by  SLT-A65V, SONY
9/13 11:05
前鉢伏山への林道を歩いていると向かいの山の中に集落があった。どんな日常を送っているのだろうか?
レンズを長くしてみると結構民家はあった。冬にはかなりの雪が積もるのではないかと予想される。
2018年09月13日 11:07撮影 by  SLT-A65V, SONY
9/13 11:07
レンズを長くしてみると結構民家はあった。冬にはかなりの雪が積もるのではないかと予想される。
山荘(右手奥)へ至るスカイライン。晴れていると快適そのもの。
2018年09月13日 12:11撮影 by  SLT-A65V, SONY
9/13 12:11
山荘(右手奥)へ至るスカイライン。晴れていると快適そのもの。
鉢伏山荘を後にして高ボッチに向かう。中央の平坦地が高ボッチ。左端の小高い丘が高ボッチ山。
2018年09月13日 12:12撮影 by  SLT-A65V, SONY
9/13 12:12
鉢伏山荘を後にして高ボッチに向かう。中央の平坦地が高ボッチ。左端の小高い丘が高ボッチ山。
山荘登山口からわずか30分足らずで登れるが、遠くから見渡すと結構大きな山であることがわかる。
2018年09月13日 12:14撮影 by  SLT-A65V, SONY
9/13 12:14
山荘登山口からわずか30分足らずで登れるが、遠くから見渡すと結構大きな山であることがわかる。
高ボッチ山から俯瞰できる。
2018年09月13日 12:55撮影 by  SLT-A65V, SONY
9/13 12:55
高ボッチ山から俯瞰できる。
高ボッチ山から長野、群馬の県境の山か。
2018年09月13日 12:58撮影 by  SLT-A65V, SONY
9/13 12:58
高ボッチ山から長野、群馬の県境の山か。
高ボッチ山にて。目の前の大きな山が鉢伏山かと思っていたらどうも違うみたい。鉢伏はそのずっと奥の山ではないか。
2018年09月13日 13:00撮影 by  SLT-A65V, SONY
9/13 13:00
高ボッチ山にて。目の前の大きな山が鉢伏山かと思っていたらどうも違うみたい。鉢伏はそのずっと奥の山ではないか。
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