八ヶ岳・赤岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,657m
- 下り
- 1,640m
コースタイム
11:05美濃戸口-11:54美濃戸山荘-12:44堰堤広場-13:36赤岳鉱泉
15:13赤岳鉱泉-15:34中山乗越-15:37中山展望台15:50-15:53中山乗越-16:06赤岳鉱泉
《1/7》
7:03赤岳鉱泉-7:28中山乗越-7:34行者小屋-8:44地蔵の頭-8:52赤岳天望荘-9:33赤岳-9:53-10:10文三郎尾根分岐-10:47分岐(中岳のコル方面への)-10:54行者小屋11:08-12:42美濃戸山荘12:58-13:35美濃戸口
天候 | 1日目:晴→曇 2日目:曇→晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
《美濃戸口〜美濃戸》 はじめから雪の上、狭い箇所での車とのすれ違いに注意。 《美濃戸〜赤岳鉱泉(北沢)》 沢を橋で何度と無く渡るので橋で滑らないように。 赤岳鉱泉名物「アイスキャンディー」はその周辺の地面が凍っていてその上に雪が積もっているので不用意に近づかない事、滑って転びました!! 《赤岳鉱泉〜地蔵尾根〜赤岳》 行者小屋からの登りは要アイゼン、森林限界を越えてからは要ピッケル。 積雪が少なく階段や鎖が露出しているので比較的容易、稜線に出てからの突風に要注意。 《赤岳〜文三郎尾根〜行者小屋》 地蔵尾根経由より容易な印象。 《行者小屋〜南沢経由〜美濃戸》 行者小屋でアイゼンを脱いだのだけれどここからの下りで何度と無く滑ったので アイゼンを脱ぐのは美濃戸に着いてからが良いと思う。 特に沢に近づいたあたりで雪に隠れて地面が凍結している箇所があるので要注意。 全体的にトレースがしっかりとしていて道に迷ったりラッセルを強いられるという事は無く体力的には問題なかったけれど稜線に出てからの寒さは強風が続くと長居できない程の寒さになるのは確か、天候判断が最重要。 |
写真
感想
初めての八ヶ岳が初めての本格的な雪山となった。
アイゼンとピッケルを使っての登山は初夏の涸沢や夏の槍沢で経験しているのだが
岩場と雪の混じった登山は初めてだし厳冬期に入った3000m近くの経験は初めてだった。
なによりも寒さへの不安が大きかった。
正月明けて六日、家を出発して電車、バスを乗り継ぎ美濃戸口へ辿り着いたのが11時。
平日だったので一番早いバスでも到着がこの時刻。
コース選びは最後まで迷ったのだけれど、穂高で知り合った方に勧められたので
赤岳鉱泉に泊まって見たい気持ちがあり一日目は赤岳鉱泉までとした。
美濃戸口からいきなり雪の上だけれど林道なので大変な事も無く
美濃戸からも緩やかな登りであっけなく赤岳鉱泉に到着!!
と思ったら名物「アイスキャンディー」の脇で滑って転び一眼レフカメラのレンズフードを破損!!
アイスキャンディーの周辺の地面が凍結していてその上を粉雪が覆っているので良く滑る。
赤岳鉱泉でカレーライスを食べて、同部屋となった方としばらく話してもまだ3時。
空荷で中山展望台へ行った、山頂付近が雲をかぶっていた点は残念だったけれどなるほどいい眺め。
赤岳鉱泉を勧められた最大の理由は食事が美味しいとのこと。
なるほど夜は「カツ煮」朝は大きな「アジのひらき」
味噌汁は具沢山で満足の内容だった。
二日目の朝は曇り、
色々プランはあったのだけれどとりあえず赤岳だけには登っておこうと
行者小屋から地蔵尾根経由で赤岳を目指す事にした。
雲って良かった事が一つ、霧氷が美しかった。
一面のモノクロームの世界は見事だった。
心配していた寒さについては細々とした課題はあったけれど
稜線での強風にもしばらく耐えていられた、稜線に出る少し前から
天望荘を越えてしばらくまで続いた強風も頂上に近づくにつれて弱まり
そして頂上に辿り着く頃には雲の合間から眺望もあった。
富士山、南アルプス、中央アルプス。
登った甲斐のある見事な眺望だった。
山頂で20分滞在できたのだから恵まれた条件ではあった。
けれど近くの阿弥陀岳は見えなかった、そちらにも行ってみたかったのだけれどそのまま下る事にした。
下り始めると再び雲の中、しかし行者小屋手前で視界が開けて阿弥陀岳も横岳の岩壁も美しい姿を見せていた。
下った事を少し後悔したけれど、逆の失敗をしなかった方を良かったと思いながら行者小屋へ。
そこにはこれから登ろうとする人達が準備を整えていた。
ここでアイゼンを外して下り始めたがこの判断が尚早。
登山道は粉雪に覆われているので滑りやすかった、登る分には良くても下る分には危なかった。
それでも単に雪だけなら転倒するほどでは無かったのだけれど
沢近くで氷を雪が隠している場所がありそこで派手に転倒した。
また治山工事をしていてそれを避けるようにして作られた道が雪と泥が混じった道になっていてここでも・・・
気楽な下山道のはずがほうほうの態で美濃戸山荘にたどりついた。
そこで昼食。そして美濃戸口でバスを待つ間入浴とビール!
一泊二日した割には赤岳だけの登頂となってしまったけれど
初めての八ヶ岳、しかも厳冬期とすれば上々の結果かなと思う。
今度はもっと八ヶ岳経験を積んでから訪れたい。
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