カラマツの黄葉を見に錦秋の浅間山(前掛山)へ

2018年10月13日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.2km
• 登り: 974m
• 下り: 1,524m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:55
• 休憩: 2:10
• 合計: 9:05

6:15 車坂峠
7:20 7:20 槍ヶ鞘
7:30 7:40 トーミの頭
7:50 7:50 黒斑山
8:20 8:30 蛇骨岳
8:50 9:00 仙人岳
10:00 10:00 賽の河原分岐
10:50 11:10 避難壕
11:30 11:40 前掛山
11:50 12:40 避難壕
13:35 13:35 湯ノ平分岐
13:40 14:00 浅間火山館
15:20 浅間山荘登山口

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

今回は車2台で行ったため、浅間山荘で集合して1台を浅間山荘に駐車して、もう1台を高峰高原(車坂峠)に駐車しました。
天狗温泉浅間山荘の駐車場は1台500円、高峰高原ビジターセンターの駐車場は無料でした。

バス利用の場合、小諸駅から高峰高原ホテル前まで所要時間35分,1020円ですが、本数が少ないので要確認です。タクシーだと約6000円です。
今回の私が歩いたコースのように、車坂峠から入山し、浅間山荘に下山する(または逆)場合、浅間山周遊バス(150円,要予約)なんて便利なバスもあるようです。
詳しくは、下記URL(こもろ観光局HP)を参照下さい↓
https://www.komoro-tour.jp/blog/asamayama-syuyubus/

コース状況／危険箇所等

外輪山は切れ落ちた場所が多いので、崖に寄りすぎると危険です。
湯ノ平口から避難壕まではザレていて滑りやすいですが、斜度はあまりなく、注意していれば問題ありません。

その他周辺情報

天狗温泉浅間山荘は入浴料800円、鉄分が多く赤茶色のお湯で、身体が温まりやすく湯冷めしにくい泉質だそうです。高峰高原のこまくさの湯も入浴料は800円、こちらはナトリウム泉で、さらっとした肌触りのお湯でした。

写真

10/13 5:31

AM4:30に集合場所の天狗温泉浅間山荘の駐車場に到着。既に20台近い車がありました。駐車場に向かう林道は濃いガスの中で、天気を心配しましたが、上を見上げると星空が綺麗に見えており、明るくなると予想通り見事な雲海が見え出しました。

10/13 6:09

AM5:30に浅間山荘で合流し、1台を山荘の駐車場に置き、AM6:00頃高峰高原(車坂峠)に移動、もう1台をこちらに駐車しました。

10/13 6:10

車坂峠の駐車場では、眼下に見事な雲海が広がっていました。

10/13 6:11

雲海とカラマツ。もっと明るくなってくると綺麗だろうなー。

10/13 6:12

雲海に浮かぶ八ヶ岳連峰。

10/13 6:26

AM6:15頃入山。ちなみに今回ご一緒したのは、私が高校3年生で担任していただいた先生です。

10/13 6:31

黄葉のカラマツと雲海に浮かぶ八ヶ岳連峰。予報では時々晴れ間がある程度ということでしたが、周囲の山までよく見えています。

10/13 6:37

中央奥は鹿島槍ヶ岳と五竜岳。標高を上げていくと、だんだん遠くの山並みも見えてきます。

10/13 6:39

左奥に鹿島槍ヶ岳と五竜岳、右奥に頸城山塊(妙高、火打、焼山)も見えてきました。

10/13 6:42

北アルプスがどんどん見えてきました。色んな山の天気を調べましたが、この日の朝は予報とは異なる快晴だったようです。面倒なのでだいぶ省きますが、左から乗鞍岳、槍穂、常念岳、鷲羽岳、水晶岳、立山、劔岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳。

10/13 6:48

左奥に焼山、火打山、妙高山。その右手前の山は根子岳と四阿山。

10/13 6:55

八ヶ岳連峰越しに、甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳も見えています。

10/13 6:58

槍穂ズーム。

10/13 6:59

立山から唐松。

10/13 6:59

ぜーーーーんぶ見えました！この日は遠望が期待できない予報だったのでカラマツの黄葉目当てでしたが、予想外の素晴らしいパノラマを楽しむことができました！

10/13 7:17

劔岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳、戸隠山、高妻山、雨飾山、焼山、火打山、妙高山。

10/13 7:18

AM7:20頃、槍ヶ鞘に到着。目の前に浅間山がドカンと現れます。

10/13 7:19

カラマツと浅間山。

10/13 7:23

10/13 7:25

10/13 7:28

下を見下ろせば、一面のカラマツの黄葉！先週末登られた方のレコを見ると、先週の時点で黄葉見頃で、どれ程残ってくれているか不安でしたが、超見頃でした！

10/13 7:29

これから歩く外輪山とカラマツの黄葉だらけの賽ノ河原。

10/13 7:29

雲海に浮かぶ八ヶ岳連峰と、その奥に甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳。

10/13 7:30

これから登る浅間山。

10/13 7:31

カラマツの森を突っ切る登山道。こんなの最高に決まってる！

10/13 7:31

黄葉大当たりです！

10/13 7:32

AM7:30頃、トーミの頭に到着。外輪山の絶壁から眺めるカラマツの黄葉が素晴らし過ぎました！ここから外輪山を歩いて賽の河原へ向かいます。

10/13 7:48

AM7:50頃、黒斑山に到着。

10/13 8:01

10/13 8:04

外輪山は、最初は樹林帯ですが、後半は賽の河原と浅間山のダイナミックな景色を見ながら歩けます。

10/13 8:05

10/13 8:06

色彩豊かで秋が1番好き。

10/13 8:10

10/13 8:10

10/13 8:11

登山道の近くではありませんが、湿原のような場所もあります。

10/13 8:18

黄色×赤×黄緑×緑。

10/13 8:18

10/13 8:25

AM8:30頃、蛇骨岳に到着。眺望最高です。

10/13 8:31

予報ではこの後曇るということだったので、蛇骨岳で青空のうちに記念撮影。

10/13 8:38

なんか日本じゃないような景色。絵はがきの世界。

10/13 8:38

すぐ近くにカモシカがいました。

10/13 8:38

だいぶ人馴れしているようで、逃げずにじっとこちらの様子を見ていました。

10/13 8:40

この辺りは左に新潟や北関東の山並みを、右に黄色い賽の河原と浅間山を眺めながら歩けます。

10/13 8:41

10/13 8:42

10/13 8:42

10/13 8:43

10/13 8:43

荒々しい地形です。この地形を造り上げたかつての大噴火はどれ程凄まじかったのか、想像もつきません。

10/13 8:44

10/13 8:52

AM8:50頃、仙人岳に到着。ここも眺望が素晴らしいです。

10/13 8:50

10/13 8:54

いったい同じような写真を何百枚撮ったことか(笑)

10/13 8:55

ズームで。

10/13 8:55

赤はナナカマドでした。

10/13 8:58

写真を撮る先生が画になりすぎていました。

10/13 8:58

想像の100倍綺麗でした。

10/13 9:04

10/13 9:04

10/13 9:07

歩いてきた外輪山。

10/13 9:07

外輪山と賽の河原、奥にはまだ雲海が残っています。

10/13 9:08

黄色の賽の河原と雲海。

10/13 9:08

10/13 9:09

10/13 9:10

10/13 9:10

10/13 9:15

ガスが流れてきたとき、ふと登山道脇に目をやると、わずか2メートルの距離にブロッケン現象が。こんなに近いのは初めて見ました。

10/13 9:17

ここから一気に賽の河原へ下ります。

10/13 9:17

カラフルな絨毯のよう。

10/13 9:19

10/13 9:21

歩いてきた外輪山の岩壁。

10/13 9:21

10/13 9:22

10/13 9:27

10/13 9:27

徐々に近づいてきました。最高に綺麗です。

10/13 9:28

10/13 9:29

奥には雲海も。この日は本当に大当たりでした。

10/13 9:30

10/13 9:32

日が射すとより鮮やかに。

10/13 9:34

この辺りからの景色は本当に素晴らしく、少し歩いては止まって撮影しての繰り返しで全然前に進めませんでした(笑)

10/13 9:34

いつまでも眺めていたかったです。

10/13 9:34

10/13 9:35

10/13 9:37

10/13 9:38

10/13 9:39

10/13 9:39

10/13 9:39

10/13 9:43

黄葉のカラマツの森を突っ切る登山道。

10/13 9:44

カラマツの森にて。

10/13 9:46

10/13 9:48

賽の河原から歩いてきた外輪山を振り替えると、これまた絶景でした。屏風のような大岩壁とカラフルな森のコラボ！

10/13 9:48

黄色の森を進む。

10/13 9:52

10/13 9:54

黄葉のカラマツとこれから登る浅間山。

10/13 9:55

10/13 9:57

10/13 10:02

AM10:00頃、賽の河原分岐に到着。ここから約400メートル一気に登ります。

10/13 10:09

10/13 10:10

10/13 10:15

外輪山の岩壁とカラマツ。

10/13 10:15

賽の河原一帯のカラマツはかなり背丈が低かったです。火山の土壌の影響でしょうか。よく見る背丈の高いカラマツだったら、こんな素晴らしい景色は見えないでしょう。

10/13 10:16

10/13 10:17

10/13 10:17

少し歩いては止まって撮影の繰り返しが続きます(笑)

10/13 10:18

10/13 10:19

10/13 10:19

10/13 10:20

10/13 10:24

カラマツの森の上部。ここから上は荒涼とした火山風景です。

10/13 10:24

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10/13 10:28

10/13 10:41

なーんもない荒涼とした斜面をトラバース気味に登っていきます。

10/13 10:55

立ち入り禁止告示板。ここから避難壕まで500メートル、前掛山まで1キロです。

10/13 10:57

避難壕と前掛山。

10/13 10:58

10/13 10:59

シェルターから前掛山を望む。

10/13 10:59

10/13 11:06

浅間山最高峰の釜山方面。

10/13 11:12

前掛山への最後の登り。稜線を歩くハイカーたちのシルエットが良い感じ。

10/13 11:15

10/13 11:20

10/13 11:21

ビクトリーロード。

10/13 11:21

なにもない稜線上はまさにスカイウォーク。

10/13 11:22

10/13 11:23

外輪山や賽の河原を超のんびり歩いてきたので、この時間の山頂は予想していたよりはだいぶ空いており、標識前の行列もありませんでした。

10/13 11:23

10/13 11:25

10/13 11:25

10/13 11:29

ハイカーたちのシルエット。

10/13 11:31

AM11:30頃、前掛山登頂。

10/13 11:32

登頂のタイミングでは少しガスりましたが、幸いにも完全には飲まれず、眺望もありました。

10/13 11:34

10/13 11:39

快晴ではありませんでしたが、今日はそれ以上の景色をめちゃめちゃ堪能できたのでよしとします！

10/13 12:08

AM12:00頃、避難壕前に戻って大休止。昼食は最近恒例のステーキです。

10/13 12:59

10/13 13:05

ふと振り替えると、この日唯一見れていなかった景色がそこに！黄葉のカラマツと青空バックの浅間山！

10/13 13:05

最高でした。

10/13 13:06

10/13 13:10

10/13 13:10

10/13 13:11

10/13 13:11

10/13 13:11

外輪山の上のハイカーのシルエット。物凄い断崖絶壁です。

10/13 13:12

10/13 13:14

10/13 13:15

10/13 13:15

見納め。本当に素晴らしかった！

10/13 13:18

賽の河原から下は、カラマツの背丈がどんどん高くなっていきました。

10/13 13:23

10/13 13:27

10/13 13:28

真っ赤なナナカマド。

10/13 13:32

10/13 13:33

このあたりはもうよく見る背の高いカラマツです。

10/13 13:36

10/13 13:37

10/13 13:41

火山館は湯ノ平分岐からすぐなので、車坂峠からのピストンの方も寄りやすいでしょう。トイレや水場があります。飲料水には若干ゴミが混じっていますが、、

10/13 13:43

いい雰囲気の小屋内。小屋前のテラスで20分ほどのんびり休みました。

10/13 14:00

10/13 14:01

沢に出ました。

10/13 14:02

鉄分の赤茶色と硫黄の薄黄色。この下の天狗温泉は、めちゃめちゃ赤茶色のお湯です。

10/13 14:01

10/13 14:04

10/13 14:04

妙義山のような鋭いピーク。

10/13 14:07

10/13 14:09

10/13 14:14

白樺はもうほとんど落葉していました。

10/13 14:15

10/13 14:35

10/13 14:36

10/13 14:43

途中小さな滝がありました。紅葉とのコラボは嬉しいですね。

10/13 14:44

もういっちょ！

10/13 14:49

沢沿いに下っていきます。

10/13 14:59

10/13 15:06

火山館より下はまだ夏山でした。

10/13 15:25

PM3:20頃、浅間山荘に下山。予報とは異なり、まだ青空です。お陰で最高の山歩きになりました。

10/13 15:21

番犬の大人しいビーグル。

10/13 15:22

馬もいるんですね！

10/13 15:22

しかも3頭も！

10/13 15:29

この後車坂峠に移動してもう1台の車を回収し、こまくさの湯で汗を流しました。

撮影機器：

OM-D E-M10 Mark II ボディ オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ

感想

ra-men

この日は何ヵ月も前から計画していた甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳の予定でしたが、前日までコロコロ変わる天気予報とにらめっこし、泣く泣くあきらめて比較的晴れ間のありそうな浅間山にいきました。甲斐駒ヶ岳のキャンセルは、これで8回目。いつになったら登れるでしょうか(笑)

浅間山は、今年8月30日から規制緩和され、3年ぶりに前掛山まで登れるようになったばかりです。数年前からカラマツの黄葉時期に登ってみたいと思っており、ようやく念願が叶いました。天気は、午前中は曇り時々晴れ、午後は曇りということでしたが、運良くほぼずっと晴れ、遠く北アルプスや南アルプス、北関東や新潟の名峰がズラリ。甲斐駒ヶ岳を諦め、色んな山の天気を調べましたが、予報とは異なり、どこも朝方は快晴だったようです。カラマツの黄葉さえ見れれば、というくらいの気持ちで登ったので、予想外の大展望に興奮しました。

メインディッシュのカラマツの黄葉は、前の週末のレコを見ると既に見頃であったため、終盤かもと心配しておりましたが、バッチリのタイミングで、カラフルな素晴らしい森を見ることができました。火山性の土壌のためか、賽の河原周辺のカラマツは一様に背が低く、黄葉を間近で見下ろすことができます。これも浅間山ならではの景色ですね。

また、今回は車2台で行ったため、1台を天狗温泉浅間山荘に、もう1台を高峰高原(車坂峠)に置いたため、車坂峠から入山し、外輪山から賽の河原のカラマツの黄葉や遠くの山並みを眺め、前掛山に登頂、カラマツの森を歩き、沢沿いの道を歩き、非常に変化に富んだコースを楽しむことができました。草すべりの登り返しもないのも楽チンで良かったです。車2台で行くか、バス利用の場合は、このコースはおすすめですよ！