憧れの黒部下ノ廊下へ

2018年10月21日(日) 〜 2018年10月22日(月)

• GPS: 56:00
• 距離: 27.0km
• 登り: 1,408m
• 下り: 2,285m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 0:40
• 合計: 9:00

4:30 ロッジくろよん
4:55 黒部湖駅
5:00 黒部ダム
5:05 5:20 黒部ダム駅
5:50 ダム下
6:23 内蔵助谷出合
8:35 黒部別山谷
9:05 白竜峡
10:05 10:20 十字峡
11:25 半月峡
12:00 東谷吊橋
12:20 仙人谷ダム
12:25 仙人谷駅
12:30 12:40 関西電力人見平宿舎
13:05 権現峠
13:30 阿曽原温泉小屋
13:30 阿曽原温泉小屋

2日目

• 山行: 5:05
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:05

6:05 阿曽原温泉小屋
7:30 折尾ノ大滝
7:36 オリオ谷
8:30 大太鼓
8:40 8:30 志合谷150mトンネル
10:10 水平歩道始・終点
11:00 欅平ビジターセンター

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：立山黒部アルペンルート　扇沢駅
復路：黒部峡谷鉄道　欅平駅

コース状況／危険箇所等

危険個所、全般
自分は甘く考えておりました。仙人ダム−阿曽原温泉間。危険度は、ダムと東谷吊橋間と何ら変わりません。（急坂、狭路あり、高所通過あり）ここを暗くなって歩くのは危険。自分だったらやめときます。

写真

10/20 5:16

営業前の黒部ダム駅を行く

10/20 5:17

旧日電歩道は、ホームの北側からはいる。

10/20 5:50

まだ暗い、でも急激に夜が明けて、ヘッドライトはもういらない。観光放水の期間が終わると放水はしないと思っていたが、そうでもない様子。昨夜も放水は続けていた模様。（堰堤は凍ってていた。）

10/20 6:04

秋色を楽しみながら下る。
もはや、カメラのシャッターは切りっぱなしに。

10/20 6:19

早くも、下ノ廊下らしくなってきた。毎秒10tの水は勢いよく下流に向かっていく。

10/20 6:23

黒部川本流の脇からも、大小、多くの滝や沢が流れ込んでいる。
落石には注意だ。

10/20 6:25

丸太で組んでくれた橋。夜は明けたものの、表面は凍っている。

10/20 6:41

内蔵助谷出会い。これが黒部の巨人　丸山東壁？

10/20 7:19

後方の山頂に日が当たり始めた。今日は天気が良くなりそうだ。

10/20 7:32

針の木付近、対岸にナメ滝？

10/20 7:44

突然、ブロック状の雪渓。これってどういうこと？

10/20 7:48

いよいよ始まったバン線。リュクの左が岩によく擦れる。

10/20 7:57

新越の滝

10/20 8:08

全行程にわたり、整備してくれています。どのように施工するのか苦労がうかがえます。

10/20 8:12

10/20 8:29

大ヘツリ。結構高く上がります。

10/20 8:29

10/20 8:30

降りるときのほうが怖い。

10/20 8:30

歩いてきた道を振り返る。

10/20 8:35

黒部別山谷。今年は雪渓の姿は全くない。逆に深い谷をまたぐ。

10/20 8:57

赤ムケの壁

10/20 9:01

ここでの対向は難しい。阿曽原からのハイカーとよく出会い始める。

10/20 9:05

白竜峡

10/20 9:19

峡谷から少し離れて、広河原へ　太陽が谷に届くまでもう少し。

10/20 9:57

十字峡に向かって、川幅が再び狭くなる。

10/20 9:59

自然のシャワー。焦ってはいけないと、ゆっくりあるいた。
その分、左腕はびちょぴちょに。

10/20 10:10

十字峡到着。広場まで降りてみる。

10/20 10:20

一人しか渡れないつり橋。ゆっくりできました。

10/20 10:28

雑誌の表紙にこんなとこあったなぁ。もう少しで半月峡。

10/20 10:49

10/20 11:34

大きなクラックがはいっている。崩壊寸前に見える。

10/21 11:28

黒四の引出口が見えてきた。

10/21 11:29

S字峡　水面まで150mはあるのでは

10/21 11:43

中学生の時、黒部ダム物語という本を見て、いつかは見に来たかった。

10/21 11:55

ここで発電された電気が送電線に乗って関西までやって来るなんてロマンを感じる。

10/21 12:01

東谷のつり橋　こちらの定員一人じゃないみたい。

10/21 12:20

黒三の仙人ダム

10/21 12:24

ダム施設内を通してもらう。
途中、高熱隧道に通じるのか、硫黄の臭いと、高温を感じるトンネルがあった。

10/21 12:33

人見平宿舎。今日は休日。街へ帰られているのか、人影はなかった。

10/21 13:03

権現峠トンネル

10/21 13:04

阿曽原温泉小屋への下り。
仙人ダム−阿曽原温泉間は、結構、いや、だいぶん険しい。
暗くなってから歩行は危険。

10/21 13:43

阿曽原温泉キャンプ場到着。
今日はテントを張る場所が無いのではと、心配していましたが計画より十分早く到着できて、無事テントが張れました。

10/21 15:10

阿曽原の夕暮れ

10/21 18:06

テント場　19時頃。
目が覚めた、3時頃には、通路にもテントが張られているほどの盛況でした。

10/22 6:09

阿曽原温泉を出発。

10/22 6:26

10/22 7:38

折尾谷。　砂防堰堤内を通る。

10/22 7:45

水平歩道

10/22 8:18

朝日を受けて東釣鐘山。

10/22 8:27

大太鼓付近。

10/22 8:28

10/22 8:30

10/22 8:35

志合谷

10/22 8:43

150mのトンネル。
結構長い。

10/22 8:49

10/22 8:49

きた道を振り返る。永遠と水平。高度感も徐々に増す。
やっぱり大太鼓が、怖かったかな。

10/22 8:53

10/22 8:55

10/22 9:37

志合谷からは、送電線の巡視路に沿って歩く。（疲れもでてきて長く感じる）

10/22 10:02

10/22 10:08

欅平のちょうど上。

10/22 10:42

ひたすら、急な坂道が続く。足を痛めないように注意する。

10/22 11:06

欅平ビジターセンター到着。
平日、午前中ということもあり、待ち時間なしでトロッコに乗れました。（14時頃の1本だけが予約不可状態でした。）

撮影機器：

DMC-FH5 Panasonic

EX-ZR70 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

KYV42 KYOCERA

感想

toshiki2015

　今回、2年越で下ノ廊下を歩けました。昨年は自分の体調や雨もあり、黒部ダムを出発したものの途中棄権。日電歩道入口で計画を立て直していると一人のハイカーの「英断やで、山はいつまでもいますよ。これでいいんですよ」の言葉に、またいつかチャレンジと思っていましたが1年後に達成でき歓喜しています。
　中学生のときに読んだ黒部ダム物語で、黒四建設の意味と、偉大さを知りました。その一部の日電歩道（下ノ廊下、水平歩道）を生涯のうちに一度は歩きたかった。
　下ノ廊下は、感動の連続だけど歩行時間が長い。途中でのアクシデントは許されない。（どこの山でもそうですが。）今回、ケガなく、事故なく安全に歩けました。
安全のために、ブログで情報を発信し続けてくれている阿曽原温泉小屋の方々や、仕事とは言え長距離に渡って道を整備してくださる方々に感謝いたします。