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Yamareco

記録ID: 1640447
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国山地東部

竹呂山・三室山 〜兵庫県で2番目に高い山で秋を楽しむ〜

2018年11月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:58
距離
8.7km
登り
893m
下り
878m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:54
休憩
1:05
合計
5:59
10:37
24
スタート地点:三室高原入口
11:01
11:02
67
竹呂山登山口(尾根コース・谷コース分岐)
12:09
12:25
40
13:05
13:11
59
1198岩峰
14:10
14:52
104
16:36
ゴール地点:三室高原入口
大まかに、三室高原入口〜竹呂山、竹呂山〜三室山、三室山〜三室高原入口 がそれぞれ1時間半ぐらいのコースです。
天候 晴/曇
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 鳥取市から国道29号線を南下し、戸倉峠を越え、波賀町斉木口交差点を右折して千種方向(国道429号線)へ向かいます。千種町千草で右折して県道72号線に入ります。北進して三室高原方面へ進みます。
 三室高原入口の広場に車を停めて歩きはじめました。ここは公園になっていて簡易トイレも設置されています。三室の滝(墹鍋滝)は車道を挟んでこの公園のすぐ向かい側にあります。
 三室山の往復であれば、この高原の先に三室山登山口の広い駐車場があるので、そこに車を止めるのがよいでしょう。
コース状況/
危険箇所等
■三室高原(公園)→竹呂山登山口(尾根コース谷コース分岐)
 作業車両が入れるかなり広い林道です。最初は舗装されていますが、そのうちコンクリートの簡易舗装に、そして礫や落枝の転がる未舗装道路となります。
■竹呂山登山口→竹呂山頂
 杉や檜と落葉広葉樹が混ざます。落葉した広葉樹の葉が地面を覆っていてやや滑りやすいです。作業道が森の中を縫うように走っていて登山道が断ち切られている場所がいくつかありますが、尾根を探して歩けばそこが登山道になります。
■竹呂山頂→1198mピーク
 ブナを中心とした林に囲まれた稜線で起伏もそれほど大きくないので気持ちよく歩けます。谷コース(竹呂谷)への分岐が途中にあるぐらいで、道に迷うことは無いでしょう。
■1198mピーク→三室山
 地図にある1198mのピーク地点の南西にある岩峰が、なかなかの展望です。ここから先は道がややわかり難くなります。笹が茂って踏み跡がわからなくなっているところや、ロープが懸けられている急斜面などもあります。周囲や足元をよく見て道を外れないように注意しながら歩く必要があります。
■三室山→三室山登山口
林の中の登山道で、要所に標識が取り付けられているので道に迷うことはないでしょう。所々で沢沿いを歩くコルートと林の中を歩くルートの分岐点がありますが、そんなに離れていないところを並行しているので大差はないと思います。あまり変化のないコースなので、この道往復はあまり楽しくないかも。
その他周辺情報 国道429号線、千種川の畔(ほとり)に「エーガイヤちくさ温泉」があります。大人:400円、小人(小学生)・65歳以上:200円、タオルはご持参を。
レストランも併設されています。
三室高原は公園として整備されています。その入口に車を停めました。
2018年11月04日 10:11撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 10:11
三室高原は公園として整備されています。その入口に車を停めました。
簡易トイレも設置されており、きれいに管理されています。
2018年11月04日 10:11撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 10:11
簡易トイレも設置されており、きれいに管理されています。
車道を少し南に歩いて林道に入ります。
2018年11月04日 10:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 10:48
車道を少し南に歩いて林道に入ります。
しばらく舗装された林道を歩きます。
2018年11月04日 10:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 10:48
しばらく舗装された林道を歩きます。
植林された桧や杉の林の間を進みます。未舗装路ですがかなり広い林道です。
2018年11月04日 11:00撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 11:00
植林された桧や杉の林の間を進みます。未舗装路ですがかなり広い林道です。
尾根コースと谷コースの分岐点に差し掛かりました。眺めが良いであろう、尾根コースを歩くことにしました。
2018年11月04日 11:01撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 11:01
尾根コースと谷コースの分岐点に差し掛かりました。眺めが良いであろう、尾根コースを歩くことにしました。
オオシワカラカサタケ かな?
尾根コース入口に一塊生えていました。
2018年11月04日 11:03撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 11:03
オオシワカラカサタケ かな?
尾根コース入口に一塊生えていました。
林道をそのまま進むと谷コース、右の斜面を上ると尾根コースとなります。
2018年11月04日 11:05撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 11:05
林道をそのまま進むと谷コース、右の斜面を上ると尾根コースとなります。
ヒノキ林の尾根を踏み跡を探しながら上っていきます。あまりはっきりした道はありません。
2018年11月04日 11:06撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 11:06
ヒノキ林の尾根を踏み跡を探しながら上っていきます。あまりはっきりした道はありません。
松ぼっくりがたくさん落ちています。ずいぶん背の高いまっすぐな松ですが、アカマツなのかな?
2018年11月04日 11:10撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 11:10
松ぼっくりがたくさん落ちています。ずいぶん背の高いまっすぐな松ですが、アカマツなのかな?
ちょっとここで休憩。作業道に何回か出くわします。それでも尾根の登山道を探して登ります。
2018年11月04日 11:14撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 11:14
ちょっとここで休憩。作業道に何回か出くわします。それでも尾根の登山道を探して登ります。
広葉樹が混じってきました。
2018年11月04日 11:33撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 11:33
広葉樹が混じってきました。
日が当たると紅葉が鮮やかです。
2018年11月04日 11:42撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
11/4 11:42
日が当たると紅葉が鮮やかです。
再びヒノキ林の尾根を直登します。
2018年11月04日 11:50撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 11:50
再びヒノキ林の尾根を直登します。
杉林は踏み跡がわかり難くてコースを見失いがちですが、「竹呂山頂」の標識が見えて一安心
2018年11月04日 12:04撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 12:04
杉林は踏み跡がわかり難くてコースを見失いがちですが、「竹呂山頂」の標識が見えて一安心
明るい稜線に出ました。ここで右に折れます。
2018年11月04日 12:07撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 12:07
明るい稜線に出ました。ここで右に折れます。
竹呂山山頂へ到着!
三等三角点「中山」
 緯度: 35:13:16.1582
 経度: 134:28:17.7646
 標高: 1129.21
2018年11月04日 12:10撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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11/4 12:10
竹呂山山頂へ到着!
三等三角点「中山」
 緯度: 35:13:16.1582
 経度: 134:28:17.7646
 標高: 1129.21
ここでカメラテスト。
まず、今日のメインカメラ、先日オークションで入手したNikon COOLPIX AW120
色は暖色系で鮮やか、一番広角に撮れます
本体の液晶表示はここまで鮮やかではありません。
2018年11月04日 12:11撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
11/4 12:11
ここでカメラテスト。
まず、今日のメインカメラ、先日オークションで入手したNikon COOLPIX AW120
色は暖色系で鮮やか、一番広角に撮れます
本体の液晶表示はここまで鮮やかではありません。
FujiFilm FinePix XP70
通常オートモードでの撮影。色はおとなしく寒色系、シャープさに欠けます。
2018年11月04日 12:12撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
11/4 12:12
FujiFilm FinePix XP70
通常オートモードでの撮影。色はおとなしく寒色系、シャープさに欠けます。
iPhone SE
コントラスト差が大きいので自動的にHDR撮影になっているようです。これが一番シャープで鮮やかですが補正がかかりすぎて嘘っぽくも感じます。
2018年11月04日 12:13撮影 by  iPhone SE, Apple
11/4 12:13
iPhone SE
コントラスト差が大きいので自動的にHDR撮影になっているようです。これが一番シャープで鮮やかですが補正がかかりすぎて嘘っぽくも感じます。
この辺りのブナはほぼ落葉してしまっています。
2018年11月04日 12:29撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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11/4 12:29
この辺りのブナはほぼ落葉してしまっています。
稜線を三室山へ向かいます。
三室山への縦走は宍粟50名山の公式ルートではないのかな。
2018年11月04日 12:42撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 12:42
稜線を三室山へ向かいます。
三室山への縦走は宍粟50名山の公式ルートではないのかな。
1198mピークの南西に岩峰があります。この岩の上に登るとかなり展望が良いです。
2018年11月04日 13:04撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 13:04
1198mピークの南西に岩峰があります。この岩の上に登るとかなり展望が良いです。
岩の上に上がって、木の枝のじゃまにならないところまで少し動くと、三室山西斜面の紅葉が見渡せました。
2018年11月04日 13:09撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 13:09
岩の上に上がって、木の枝のじゃまにならないところまで少し動くと、三室山西斜面の紅葉が見渡せました。
ツキヨタケ なのかなぁ、少しカサカサしている感じがしますが。
2018年11月04日 13:22撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 13:22
ツキヨタケ なのかなぁ、少しカサカサしている感じがしますが。
キツネタケ ?
2018年11月04日 13:26撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 13:26
キツネタケ ?
花が赤いからきっと アケボノミヤマシキミ
2018年11月04日 13:36撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
11/4 13:36
花が赤いからきっと アケボノミヤマシキミ
あのピークを越えたところに三室山の山頂があるはず。
2018年11月04日 13:38撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 13:38
あのピークを越えたところに三室山の山頂があるはず。
笹の茂る坂道を登って行きます。
2018年11月04日 13:43撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 13:43
笹の茂る坂道を登って行きます。
スギゴケ ふさふさです。
2018年11月04日 13:49撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 13:49
スギゴケ ふさふさです。
ミヤマシキミがここでは実をつけています。
2018年11月04日 13:53撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
11/4 13:53
ミヤマシキミがここでは実をつけています。
急な下りが現れました。ロープが張ってあるのでここを歩くのでしょう。
2018年11月04日 13:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 13:55
急な下りが現れました。ロープが張ってあるのでここを歩くのでしょう。
再び笹の薮を上る。
2018年11月04日 14:00撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 14:00
再び笹の薮を上る。
山頂までもう少し
2018年11月04日 14:08撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 14:08
山頂までもう少し
三室山 山頂へ到着。素晴らしい展望!
2018年11月04日 14:10撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
11/4 14:10
三室山 山頂へ到着。素晴らしい展望!
二等三角点「三室山」
 緯度: 35:14:12.1049
 経度: 134:27:46.1305
 標高: 1357.98
2018年11月04日 14:11撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 14:11
二等三角点「三室山」
 緯度: 35:14:12.1049
 経度: 134:27:46.1305
 標高: 1357.98
ここで少し遅い昼食。若桜の道の駅で買った黒米おむすびと春雨スープです。
2018年11月04日 14:31撮影 by  iPhone SE, Apple
11/4 14:31
ここで少し遅い昼食。若桜の道の駅で買った黒米おむすびと春雨スープです。
下山始めます。再び笹薮の中の細道を歩きます。
2018年11月04日 14:54撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 14:54
下山始めます。再び笹薮の中の細道を歩きます。
時々展望が開けて遠くの山が見えます。
2018年11月04日 14:56撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
11/4 14:56
時々展望が開けて遠くの山が見えます。
岩の上にブナが根を張っていて、根元付近はヒゲのような草が生えています。不思議なたたずまいの木です。
2018年11月04日 15:02撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 15:02
岩の上にブナが根を張っていて、根元付近はヒゲのような草が生えています。不思議なたたずまいの木です。
大きな岩がゴロゴロしているなあと思って通り過ぎようとすると、「大岩庭園」という標識が立っていました。
2018年11月04日 15:17撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 15:17
大きな岩がゴロゴロしているなあと思って通り過ぎようとすると、「大岩庭園」という標識が立っていました。
ニガクリタケ かな?小さいけど。
2018年11月04日 15:29撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 15:29
ニガクリタケ かな?小さいけど。
林間コースと渓流コースの分岐点に「一休み」の標識が掛かっていました。お言葉通り、一休みしてまた道を下ります。
2018年11月04日 15:44撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
11/4 15:44
林間コースと渓流コースの分岐点に「一休み」の標識が掛かっていました。お言葉通り、一休みしてまた道を下ります。
苔が生えた杉の倒木が転がっています。
2018年11月04日 15:56撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 15:56
苔が生えた杉の倒木が転がっています。
登山口まで下りてきました。この辺りからが「三室高原」です。
2018年11月04日 15:59撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 15:59
登山口まで下りてきました。この辺りからが「三室高原」です。
ホコリタケ? 道端に白い玉がありました。
2018年11月04日 16:19撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 16:19
ホコリタケ? 道端に白い玉がありました。
広場があります。
2018年11月04日 16:26撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 16:26
広場があります。
高原入り口の公園内のモミジが一番色鮮やかでした。
2018年11月04日 16:31撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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11/4 16:31
高原入り口の公園内のモミジが一番色鮮やかでした。
道の脇の広場に停めていた私の車が見えてきました。
2018年11月04日 16:34撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 16:34
道の脇の広場に停めていた私の車が見えてきました。
国土地理院の地図では「燗鍋滝」と記されていますが、三室の滝です。ちょっと寄り道してみました。
2018年11月04日 16:42撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/4 16:42
国土地理院の地図では「燗鍋滝」と記されていますが、三室の滝です。ちょっと寄り道してみました。
結構な水量がある二筋の滝です。ここの右の少し高いところに祠が祀られています。
2018年11月04日 16:44撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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11/4 16:44
結構な水量がある二筋の滝です。ここの右の少し高いところに祠が祀られています。
暗くなるまでに車へ戻ってくることができました。
2018年11月04日 16:49撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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11/4 16:49
暗くなるまでに車へ戻ってくることができました。

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル サポーティングタイツ ジャンパー ズボン 靴下 グローブ 帽子(キャップ) サブザック 昼ご飯(黒米おむすび+春雨スープ) 行動食(飴) 予備食(シリアルバー) 飲料(スポーツ飲料500mL 水1000mL) ガスカートリッジ シングルバーナー コッヘル 地図(地形図) カメラ(Nikon COOLPIX AW120) カメラ(Fujifilm FinePix70XP) iPhone(GPS+カメラ) iPad mini サブバッテリー 携帯電話 時計 ラジオ ヘッドライト 折畳椅子 手拭い ティシューペーパー

感想

 いつだったか、国道29号線沿いの「道の駅波賀」に立ち寄った時に、「宍粟50名山」というリーフレットを見つけた。鳥取県境を越えたすぐのところに「山」を売りにしている自治体があると知って、興味を持った。50名山と名乗るからにはちゃんと登山ルートのある山に違いない。最近、鳥取県東部のマイナーな山を登ろうとして、登山道があまり整備されてなく道がわからなくなったり藪漕ぎで苦労することが多くなった。県境を越えたところに自治体公認の登山ルートがあるなら、少し足を伸ばしてみるのも良いかなと、出かけてみることにした。

 ちょうど先日ヤフオクで落札した防水カメラ NIKON COOLPIX AW-120の試し撮りもしてみたいと思っていたので、これまでメインカメラとして使っていた Fujifilm FinePix XP70 と共に2台を首に下げて歩くことにした。
 新しい(中古だけど)カメラが欲しいと思ったのは、FinePixの色味がおとなしすぎて、このヤマレコに掲載する写真がイマイチさえないなぁ、手ブレも多いし、マクロ撮影でピントを外すことも多いし、なんて思うことが多くなったからだ。FinePixの操作性は悪くないし、HDRモードがあるところは気に入っているのだが、他のメーカーのカメラならもう少し綺麗な写真が撮れるかもしれないとネットで物色していたらNIKONの防水カメラが目に留まった。新品を買う度胸(財布)が無かったので、ヤフオクで探してみると、1万円以下で出品されている。見ると欲が出てきてなるべく年式の新しいもの、外観の綺麗なものに目が行く、せり上げられていくうちに結局は1万円をいくぶんオーバーした金額での落札となった。ただ、入手した迷彩色のAW-120は手にしてみると山カメラとしての質感がいい感じ、で気に入っている。
 山を歩きながら様々な場所でFinePixとCOOLPIXの両方で写真を撮ってみた。現場では本体の液晶画面でしか画像を確認できないが、COOLPIXの方がやや広角に撮れる。FinePixは色味が地味でやや青っぽかったが、COOLPIXは対照的に色が赤っぽく、紅葉を撮るのには綺麗な色の写真になる。だが、これまでのFinePixと比べると"盛り過ぎ"に感じられてしまう。マクロでのピント合わせはどっちもどっこいどっこい。ただ、FinePixはピントが合っているかどうか、撮影しているときにはよくわからないが、COOLPIXはピント確認の緑枠が(合ってないときは赤枠)表示されて、わかりやすい。ただ、なかなかこちらの思惑通りピントを確定してくれなくてまどろっこしい場面の多かった。また、“らくらくオート”モードにしていると、フラッシュ禁止設定が電源を切るとリセットされてしまうのが気に入らない。設定をいじれば、または作法に慣れれば思い通りに動作してくれるようになるのだろうか。

 私の住む鳥取市から三室山・竹呂山の登山口までは車で1時間ちょっとだろうと踏んでいたが、国道29号線を通って途中で昼食のおむすびを買ったりして走ったら2時間近くかかってしまった。三室高原へ着いてからも、車を停める場所を迷ったりして時間を食ってしまい、歩き始めたのは10時半を過ぎてしまった。
 竹呂山山頂に着いたのが12時過ぎだったので、そこでおむすびを一つ食べ、稜線を歩いて三室山山頂に着いたのが14時頃になった。そこで湯を沸かしてスープ春雨をつくり 、残りのおむすび1個を食べた。もう少し山頂でゆっくりしていたかったが、日が短くなっているので食事はそそくさと切り上げた。
 竹呂山山頂で三室山方向から歩いてきた若い男性ソロトレッカーと出会ったが、他には出会う人は無かった。三室山登山口の駐車場には3台ほど車が停まっていたが、人の形跡はそれだけで歩く人はあまり多くないようだ。まあ、子どもと一緒に登って楽しいような山でもないし、かといって、ガチ登山の人には物足りない山だろう。私のように、健康づくりのためにマイペースで歩く人や三角点の好きな人にはいいのかもしれない。竹呂山の山頂付近のブナ林は癒されるし、三室山山頂の360度展望は、兵庫県第二位の標高の山に登ったいう達成感を感じることができる。けれども、それ以外は落ち葉の積もった林の中をただ歩くだけで、特に三室高原←→三室山はあまり面白味の無いルートのように感じた。ただ、季節が変わればまた別の魅力があるのかもしれない。
 ブナの木はほぼ落葉して、登山道はほぼ茶色の落葉で覆われていた。所々にあるカエデの類が紅葉の盛りで、目を楽しませてくれた。
 竹呂山から三室山への稜線は私の足で1時間半ほどかかった。12時頃に竹呂山頂で出会った青年が三室山頂を10時半ぐらいに出発したと言っていたので、どっちから歩いても竹呂―三室稜線は1時間半ぐらいのコースタイムなのだろう。この稜線はそれほど展望が良いというわけでもないが、適度なアップダウン、様々な植生、時折開ける展望など、飽きずに歩くことができる。背の高いネマガリタケ(クマザサ)が茂っているところもあるが、足元には道が判断できる踏み跡があるので、前に進めなかったり道に迷ったりすることは無いだろう。ただ、長袖のシャツと手袋は必須だ。
登山口から竹呂山往復や同じく登山口から三室山往復ではあまり面白味の無いコースなので、この山域を歩くのであれば是非稜線を縦走して欲しい。

 自治体が山を地域の魅力として発信し、登山者を呼び込もうと力を入れている「宍粟50名山」、その2座を歩いてみて、十分とはいえないまでも登山者が不便や不安を感じないような配慮がなされていることがわかった。鳥取からは車で2時間も走れば登山口まで来れるのだから、これから時々は県境を越えて歩きに来ようと思う。他の山もそれぞれ魅力のある山なのだろう、歩くのが楽しみだ。

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積雪期ピークハント/縦走 近畿 [日帰り]
竹呂山から三室山と経て大通峠
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

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