初冬の中央アルプス 宝剣岳


- GPS
- 03:51
- 距離
- 2.5km
- 登り
- 289m
- 下り
- 281m
コースタイム
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 3:25
天候 | 曇り、千畳敷で気温-17℃、積雪15cm |
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過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
当初、西穂方面に行く予定だったが、天候の影響で木曽駒・宝剣岳に変更となった。
【12/8(土)】夜、菅の台バスセンター駐車場に幕営。今夜のメニューはチーズインダッカルビ。食担さんの腕を振るった料理に舌鼓を打ち、皆でゆっくり夕食。
【12/9(日)】朝、山の方は厚いガスで覆われている。山頂付近はどんな状況なのだろうと少々不安を抱きながらバスに乗り込む。千畳敷ホテル内で装備を整え、外に出ると一気にマイナスの世界へ。
冷気に身が引き締まる。最初はアイゼンなしで雪の感触を確かめながら進む。八丁坂の傾斜がきつくなってきたところでアイゼン装着。浄土乗越に上がると、稜線を吹き抜ける寒風が容赦ない。
休業中の宝剣山荘前で風が避けられ、ここで一息入れる。各自エネルギー、水分補給し、CL、SL、登山教室講師3名がロープを装着される。そしていよいよ宝剣岳へ。眼前に迫る氷雪をまとった岩峰群。その何ともいえない魅力に引き込まれてしまう。一歩一歩足場を確認しながら登っていく。
幸い鎖がしっかり掴める状況にあり、岩壁を横切る箇所では助かる。山頂に到着。やった! 冬の宝剣岳登頂! 一度行ってみたかった。山頂からはその先に空木岳に続く稜線、反対側には中岳、木曽駒、東に目をやると南アルプスの稜線とその奥に富士山が見渡せる。暫く山頂からの景観を堪能した後、極楽平方面に向かうべく行動を開始。この先の岩場の下りは厳しそうだなと思っていたら、先頭のSLが立ち止まる。この先トレースもなく、ルートを観察されている模様。暫くして後方のCLより、「今回はここで引き返しましょう!」と声がかかる。CL判断に従い、元来たルートを引き返すことに。
登りはそれ程でもなかったのに、下りになると冷や冷やする箇所があり、やはり、雪や氷の張りついた岩場を下るのは神経を使う。宝剣山荘に到着。核心部を終えてホッと昼食タイム。その後八丁坂を慎重に下り、途中、宝剣の山頂を見上げたりしながら、無事千畳敷ホテルに到着。ホテルに着いた頃に晴れ間が見えるようになり、日差しに照らされ白く輝くカールの景観が素晴らしかった。
今回、初めて岩と氷雪のミックスルートを経験し、滑ったら終わってしまいそうな緊張する箇所もありましたが、終わってみるとまた行きたくなりました。これからますます雪山に魅了されそうです。(KUR)
<コース状況>山頂付近の積雪はまだ少なく、鎖はしっかり掴める状況だった。
来年の南八ヶ岳集中登山に向け、
登山教室受講生には、とても良い体験が出来たと思います。
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