入笠山


- GPS
- 02:11
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 276m
- 下り
- 283m
コースタイム
10:37入笠山11:23
11:57ゴンドラ山頂駅
天候 | 晴れ時々曇りのち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:JR中央本線の富士見駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ハイキングコースは大きな地図付きの指導票がところどころにあってわかりやすい。 雪もそこそこ踏ん張りがきくのでダブルストックがあればアイゼンの必要はなかった。ただ、岩場をまいた道を進んだ場合、山頂直下の道は傾斜も急でやや滑り易かった。 山頂には雪はなかった。 |
写真
感想
移動性高気圧という私たち山岳宗徒にとって聞き捨てならない天気予報だったので、展望がよさそうな入笠山へ行ってみました。
行きの中央本線では鳳凰三山こそはよく見えるものの、八ヶ岳や甲斐駒ケ岳が雲に隠れており、少し不安でした。
富士見駅は中央本線の中でも最も標高が高いらしい。たしかに標高955mは下手な山よりも高い。富士見駅からスキー場の送迎バスに乗りました。他にも乗客はいましたが、スキー客のみのようでした。
ゴンドラのチケットを買うのに並ぶというのは山登りっぽくなくてなんだか新鮮。ゴンドラの位置が分からずゲレンデを横切ることになり、早速ストックを伸ばす。
ゴンドラの加速は早く感じた。慣れないので少し気持ち悪い。標高を上げると風がどんどん強くなってきた。他のゴンドラ客は完全防備だ。念のためアウターのフードをかぶった。歩いて登る時はたいてい体が暖まっており、標高が高いとこへ行ってもあまり寒さを気にする必要はないのだが、ろくに運動もせずに標高1700mを越えたところに立つというのは難しい。
しかし山頂駅へ着いて外へ出ると、思ったよりも寒くはなかった。入笠山ハイキングコースの雪の具合を見てみると凍結はしておらず踏ん張りがききそうな道だったのでアイゼンはつけずにそのままダブルストックで進んでみた。樹林帯の道をやや下り気味に進むとやがて一面の雪原が。このあたりが湿原のようだ。
さらに進んでお花畑と思われる場所に出た。指導票だけでなく地図もあるので非常に分かりやすい。ここから入笠山への本格的な登りだ。やや歩きにくくなったものの踏み跡もあってそのまま登っていけた。長野県とはいえ太陽が出ており、登りは少し暑かった。
やがて分岐に。岩場迂回ルートを通って進み、やや急で滑りやすい坂を登ると山頂へ着いた。驚いたことに山頂だけ雪がなかった。風はかなり強いが太陽があることもあってフードをかぶれば寒さは感じなかった。展望は抜群だ。つい先程までどんよりしていた空も徐々に晴れ始め、中央アルプス、北アルプスの一部、南アルプス、八ヶ岳と山のピークまで見えるようになった。あまりにもあっさり山頂へ着いたのでこれだけの展望を得られてもそれほど達成感はないが、やっぱりせっかくここまで来たのだからいい景色であることに越したことはありません。この日に来てよかったです。
小1時間ほど山頂に滞在しているとちょっと冷えてきたので下山することにしました。山頂直下の坂は下山の方が滑ってやや危険でしたが、ストックでなんとかなりました。他の道はそれほどでもなく、ゴンドラ山頂駅までやけにあっさりと下ってこれました。スノーシューをつけた団体さんがたくさんいましたが、この雪の状態でスノーシューをつける必要はないかと思いました。
ゴンドラで下る場合は係員さんを呼んで個別に乗せてもらう必要がありました。スキー場のゴンドラを下るというのも珍しい経験でした。スキー場の送迎バスまでは時間が相当あったのでそのまま歩いて富士見駅まで行きました。駅までの道で完全に凍結している坂があって、山よりも何気にここが一番緊張しました。
スキー場のWebを見てみるとスノートレッキングコースを紹介するページがあって、その中に入笠山山頂から八ヶ岳方面を写した写真がありました。この写真を見て、真冬にこんなに綺麗に晴れるわけないだろうと内心思っていたわけですが、実際に行ってみて本当に似たような天気で景色がよかったので非常に満足でした。
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