神室連峰の光り輝く分水嶺 1154m峰〜1115.4m峰〜990m鞍部
- GPS
- 11:25
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,285m
- 下り
- 1,287m
コースタイム
- 山行
- 10:05
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 11:26
天候 | 曇りのち晴れのち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スノーシューで歩く.駐車場の近くから直接尾根に取り付けば近いが,道路に沿って獣除けの金網の柵があるのでしばらく道路を北側に向かい橋の直前で柵が切れる場所から尾根に入る.国道の脇の雪壁はまだ背丈より低いので問題ない. 橋から1154mへ続く稜線にある1035m地点までの尾根は途中に急な場所があり,またスノーシューを履いていても30cmほどもぐり結構大変だった.稜線の1035m地点にでると雪面がやや硬くなりこの先は10〜20cmほどのもぐりで比較的楽になった.分水嶺は東側から北側にかけて部分的に雪庇を認めるが,稜線,分水嶺は比較的緩やかで広いので雪庇に近づかなければ特に危険はない.ストックとピッケルも使用したがアイゼンは使わなかった. |
写真
感想
ここは中央分水嶺近傍の軍沢岳から神室山,鳥海山に続く雄物川と最上川の分水嶺になっている.昨年の3月に軍沢岳から980m峰までの分水嶺を歩き,昨年の5月に神室山近くの1160m峰から990m鞍部まで歩いた.今回は少しだけ残った980m峰から990m鞍部までの分水嶺を歩き時間があり天気が良ければ1160m峰も往復するつもりだった.
昨年の3月に軍沢岳に登りにきた時は国道脇の垂直の雪壁が2〜3mあり苦労したが,今年はまだ雪壁が背丈より低く問題なかった.ただし積雪が少ないので国道沿いに続いている獣除けと思われる金網の柵を乗り越えるのが大変なので遠回りになった.最初は尾根に入る場所がわからず橋を渡ってから戻ったので少し時間を無駄にした.
1035m地点に登るまではスノーシューを履いていても30cmほどもぐり結構大変だった.途中,急斜面がありジグザグに登った.一部カモシカの足跡があり楽そうなので利用したが,かもしかは急な場所が好きなのか思ったより大変だった.稜線の1035m地点にでてからは雪面がやや硬くなりもぐるのは10〜20cmほどになった.分水嶺は東側から北側にかけて部分的に雪庇を認めるが,稜線は緩やかで広いので雪庇に近づかなければ特に危険はないと思う.アイゼンを使わなければならない場所はなかった.
神室連峰は1300m台で標高が低いが急峻なアルペン的な山容で特に神室山の東側は絶壁になっている.この東壁は軍沢岳からでも見ることができるが,西に行くにつれて大きく見えるようになり1115.4m峰の山頂西側からみる景色は遮るものがなく圧巻だと思う.昨年の3月にきた時も純白の神室山は綺麗だったが,3月は少し春めいており一度は厳冬期の荘厳な神室山を見たかった.今回,やっと見ることができて満足できた.今日は暗い中を登り1035m地点で日の出を迎えるつもりだったけどラッセルで思ったより時間がかかり間に合わなかった.しかし朝日に輝く神室山を見ることができて感激した.3月より雪庇は小さいが,1月の方が稜線の鋭さは目立つように感じる.神室連峰の厳冬期は天気が悪く休日に稜線まで行ける機会は非常に少ない.今日も綺麗に晴れたのは朝の3時間程で午後は曇りになった.1160m峰からの景色も最高なので登ろうとしたが,天気が悪くなったので断念した.
今回歩いた稜線にトレースはなく誰とも会わなかった.ただ帰りの1035m地点からかなり下った場所にスノーシューの跡があった.谷の方から登ってきて尾根を横切っており登山者ではなく狩猟目的のようだ.
このコースは視界が良ければ問題ないが,視界が悪いと迷いやすい部分もあるのでGPSはあった方が良いと思う.
ここから西に続く分水嶺山行:
神室連峰の分水嶺 1160m峰〜990m鞍部
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1476635.html
ここから東に続く分水嶺山行:
神室連峰に続く分水嶺 軍沢岳〜1154m峰〜1115.4m峰〜980m峰
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1393218.html
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