名郷、山中集落からウノタワ→大持山→武甲山(&入間川遡上 その4(源流+α))


- GPS
- 07:40
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,301m
- 下り
- 1,373m
コースタイム
0:00 0:00 0847 名郷バス停(入山)
0:40 0:40 0927 山中
1:10 0:25 0952〜1007 横倉林道終点 ※軽アイゼン装着(6本刃)
2:18 1:08 1115 ウノタワ
2:42 0:24 1130〜1139 1140m地点
2:54 0:12 1151 横倉山
3:11 0:17 1208 大持山
3:40 0:29 1237 小持山
4:11 0:31 1308〜1320 シラジクボ
4:40 0:29 1349〜1432 武甲山(昼食)
5:09 0:29 1501 長者屋敷ノ頭
5:26 0:17 1518〜1528 長者屋敷尾根末端 ※アイゼン外す
5:42 0:16 1544 長者屋敷登山口
5:49 0:07 1551 橋立林道終点
6:25 0:36 1627 浦山口駅(下山)
【浦山口駅時刻表】
http://timetable.ekitan.com/train/TimeStation/226-29_D1_DW1.shtml
【西武秩父駅時刻表】
http://timetable.ekitan.com/train/TimeStation/235-35_D1_DW1.shtml
天候 | ほとんど曇 たまに晴れ間 たまに小雪がちらついた 天気予報のウソツキ・・・(←晴時々曇) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新座駅 発 0642(JR武蔵野線) 新秋津駅 着 0649 徒歩 秋津駅 発 0654(西武池袋線) 飯能駅 着 0722 飯能駅 発 0740(国際興業バス、北口2番乗場) 名郷 着 0843(しかし、ダイヤより5分くらい早く着いた) 【飯能駅バス時刻表】 http://kokusaikogyo.ekiworld.net/dia/timechart/jikoku500102.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
※未確認情報だが、武甲山頂上直下の分岐から一の鳥居(生川)へ下るルートが、 崩落により通行止めになったとのこと。 迂回路は、シラジクボへ下ってから降りる。 数パーティがシラジクボから生川へ降りて行くのを確認した。 1.名郷バス停〜山中 舗装路歩きだが、多くの登山客が途中で武川岳方面へ行くため、 登山者はほとんどいないが、山中の手前に湧水ポイントがあるため、 それを汲みに来る車が時折通る。 道中、落石痕や地滑り痕が多く、注意が必要。凍結はしていなかった。 2.山中〜横倉林道終点 徐々に路面に雪が張り付き始めるが、張り付いていないところを選んで歩けば、 特に問題はない。 車通りは全くないが、やはり落石痕や地滑り痕が多い。 3.横倉林道終点〜ウノタワ(ここから要アイゼン) 林道から登山道に入った途端に雪が積もっているので、軽アイゼンを装着した。 踏み跡は全くなし。積雪は、多いところで膝下くらい、雪面は堅めだが、 標高が上がるに連れて、ラッセルを強いられる。傾斜が急なので、結構疲れる。 最初は3度沢を渡渉するが、その近辺には必ずケルンがあるので、それを目印にする。 沢が枯れた後は、目立たないが小さな赤テープが必ずあるので、それを目印にする。 右手に杉林の稜線が見えてくるところでテープが途切れる。 夏道はそのまま杉林沿いに上がっていくが、雪がさらに深く、直登は辛い。 左手にイノシシのものと思われるトレースがあったので、 それを頼りに、夏道よりもだいぶ左手(東側)から稜線に上がる。 この部分は、難しくはないけれど、ルートファインディングが必要。 稜線に上がると、北斜面のためか雪が締まっており、ラッセルは不要。 稜線を越えて反対側へ少し下ると、鳥首峠からの踏み跡と当たるので、 右手に折れると、ほどなく広大な空き地が見えてくる。ここがウノタワ。 今回のルートの核心部。 4.ウノタワ〜横倉山〜大持山 一転、雪が減り、十分なトレースで、広くて安心できるルート。 ひなたはところどころ土が出ている。 アップダウンはあるが、どれも短く、体力的には負担が少ない。 5.大持山〜小持山〜シラジクボ 稜線が次第に痩せてくる。 大持山から下り、鞍部を小持山に登り返すあたりは、 このルートにしては珍しく、大きな岩が道を塞いでいて、 アイゼンの刃をひっかけないように越えるのが結構大変。 小持山からシラジクボへの下りは長く急な上、 ところどころに岩や石が雪面から出ているし、 ルートが狭いので、精神的に結構疲れる。このルートは特に慎重に。 6.シラジクボ〜武甲山 小持山ピークから見た武甲山への登りが結構長く見えるので、 多くの登山者が、シラジクボまで下りた時に結構士気が下がると思われるが、 実際に登ってみると、あまりにあっけなく、拍子抜けした。 ルートは小さいジグザグの直登だが、雪がほとんどなく、 アイゼンが泥まみれになることを除いては、注意するべきところは少ない。 歩幅を狭くして、リズミカルに上ると、楽。 頂上直下に分岐路があり、左が浦山口駅、右が生川(通行止めの可能性あり)。 そこから頂上までは凍結している(頂上鳥居まで約5分)。 武甲山ではケータイの電波が入らない(DoCoMo)。 7.武甲山〜長者屋敷ノ頭 雪が多く、締まっていて、露岩等がほとんどないので、 下りだが非常に歩きやすい。 8.長者屋敷ノ頭〜長者屋敷尾根末端(要アイゼンここまで) 頭からシラジクボ(左)方面へ2分ほど行くと水場がある、という標識がある。 (実際に湧水しているかどうかは未確認) ルートは直進するが、このあたりでは、石灰岩の採掘時の発破音が時々聞こえてくる。 緩やかで広々とした下りが延々と続く。木の根があちこちで露出しているので、 ひっかけないように注意。 ところどころで雪がない場所があるが、その先もあちこちが凍結しているので、 尾根末端までは急いてアイゼンを外さないほうがいい。 9.長者屋敷尾根末端〜長者屋敷尾根登山口 杉の樹林帯をジグザグに降りて、一気に標高を下げる。 樹林帯に入ると、雪がほとんど消えるので、ここでアイゼンを外した。 ただひたすら延々とジグザグに下るだけだが、かなり急なので、 滑らないように注意。時折お助けロープが張ってある。 10.長者屋敷尾根登山口〜浦山口駅 しばらくは登山道のような狭いルートを歩くが、 10分前後で林道の終点に到達する。ここに登山ポストがある。 林道は未舗装路で、あちこちが凍結しているので、 凍結していない部分を選んで注意深く下る。 また、落石痕が非常に多いので、注意。 大きな地滑り痕も1か所あった。 だいぶ駅に近づいて初めて舗装路になる。 ここまで来ないとケータイの電波が入らない(DoCoMo)。 舗装路までくれば、駅まで15分程度。 【温泉】 近くにはない。 横瀬駅近くの武甲温泉、あるいは白久駅近くの白久温泉「みやこ旅館」、 更には秩父駅からタクシーで15分圏内にいくつかあるようだ。 ・武甲温泉 http://www.buko-onsen.co.jp/ ・みやこ旅館(ただし、日帰り入浴は12時〜14時30分のみ) http://www8.ocn.ne.jp/~miyakor/ |
写真
※他の方のレコによると、最近、長者屋敷尾根方面へのルートに通行止めのロープをかけ替える悪質ないたずらがあったそうです。通行止めなのは、写真の→方面です。ご注意ください。
感想
昨日の高尾山足慣らしに続いて、今日は本番ということで、
武甲山の南稜線を縦走してきました。
(昨日のレコ:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-171146.html)
目的は武甲山ではなく、むしろ序盤の入間川の源流を踏むことと、
ウノタワだったのです。
荒川から分岐した地点から延々と歩き続けてきた入間川の源流が、
どのようになっているのかが非常に気になっていたし、
樹林帯の稜線の中に、ぽつりと広く開けたウノタワの、
雪景色を見たくて仕方がなかったのでした。
飯能駅からバスで名郷へ。乗客は、ほとんどが登山者らしきひとびとです。
10日前、大体同じルートを歩いて走って4時間かかったのですが、
バスだと1時間足らず。速い速い(笑)。
さわらびの湯で多くの乗客が降りていき、ほんの数人が名郷へ。
名郷に到着後、モタモタスパッツをつけたりしているうちに、
他の全員は先に行ってしまいました。
どうも、全員が武川岳か蕨山へ登ったらしく、
誰の影も形も見当たりません。ひとりとぼとぼと山中方面へ向かいます。
ウノタワへは、名郷から白岩林道→鳥首峠経由で至る登山者が多いようで、
そこを敢えて山中から横倉林道経由という
マイナールートで行ってみようと思い立ったのでした。
ヤマレコをはじめとして、ネットで事前情報がほとんど手に入らなかったのも、
これはこれで半年のブランクを埋めるための修行、と考えればいいもんです。
(ウノタワから下るレコはありましたが、登るレコは見つかりませんでした)
横倉林道の終点から30分ほど登ったところで、
入間川源流はまさにここから湧き出ている!という場所をウォッチすることができました。
当初はうっかり通り過ぎてしまったのですが、
1分ほどで水のせせらぎが聞こえなくなったことに気づき、
あ、源流!、と慌てて引き返した次第です。
80km以上も歩いて走って入間川を最下流から源流まで詰めたというのに、
締まりのない入間川遡上の結末でした(笑)。
その後のウノタワへの登りでは、途中から赤テープはなくなるわ、
ラッセルは膝あたりまでになるわで大変でした。
イノシシちゃんのらしきトレースを発見したので、
(トレースに動物の短い毛らしきものが結構くっついていたので、鹿ではなさそうです)
そちらを辿ることでアルバイトは本来より少なく済み、
夏道よりちょっと遠回りをしたものの、念願の白いウノタワを見ることができました。
イノシシちゃん、ありがとう!
ウノタワからは、登山者とすれ違うようになりました。
トレースもばっちり。いや〜、楽です。
最後の、シラジクボから武甲山への登り返しも、
見かけの山容の大きさに威圧されたものの、
登ってみたら結構あっさりと頂上についてしまって拍子抜け。
山頂では山ラーメンです。これはやっぱり外せませんね!
ウノタワまでが核心だった分、あとのルートはあまり体力的に消耗しませんでしたが、
雪の尾根を楽しく縦走できました。
昨日までは、天気予報が晴時々曇、ということで、
晴天の縦走を期待していたのですが、あいにく終始曇り空で、
たまに陽が差す程度。時には小雪がちらつくこともありましたが、
ガスは全く出なかったし、風もなく、気温も氷点下1〜2度程度だったので、
常に見通しも足場も良かったです。
膝の調子もよく、復帰初縦走は満足いく山行ができました。
久々にまともな山行をして、現状は・・・。
登り:良好。故障前よりも調子いいかも?
平坦部:登山靴を履いた状態で、関節の動きを意識するのは難しい。
下り:まだ不安感大。脚の運びも今ひとつ自信がないので、かなりスローペース。
リハビリ中に、ラッセル。
ご苦労様でした。
いよいよ、本格復帰も近づいてきたようですね。
ま、ゆるりでお願いします。
ricalojpさん、おはようございます。
ラッセルと言っても、時間は45分程度でしたし、
高くて膝下くらいだったので、
最近のricalojpさんのご山行のハードさからすれば、
及びもつかないものです
ひとまず、3000mクラスはまだまだ遠いな、というのが実感ですね。
ゆるりまったり登山を交えながら(←これが重要)、
少しずつハードルを上げて行きたいと思っています。
リハビリを兼ねた、テーマを持った山行、素敵ですね。
膝には雪のほうが優しいですか?
でももう春はそこまで来ています。
思わぬ踏みぬきにはご注意を。
しかし合計80kmの道のり。お疲れ様でした。
リハビリを兼ねて、ということを名目にして、
心は年相応のままで、身体は10年くらい前まで戻せればいいなあなどと考えています(笑)
膝を壊さなかったら、身体を徹底的に鍛えなおそうと思わず、
徒に年月に任せていただけかもしれません。
よもや壊してよかったとは思いませんが、それでも壊したことで得たことは少なくなかったですね。
今回は、雪と岩と泥のミックスが続いていたので、
あ〜んまりやさしくはなかったです
ラッセル部分は、久々の蹴り込みの感触を味わいながら、
楽しく雪と戯れることができました。
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