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Yamareco

記録ID: 1720700
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

硫黄岳(アイゼン破損で日帰り南八ヶ岳縦走は断念)

2019年02月01日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:16
距離
16.0km
登り
1,450m
下り
940m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:28
休憩
1:05
合計
9:33
3:15
0
3:15
3:17
63
4:20
4:20
4
4:24
4:24
6
4:30
4:30
73
5:43
5:44
88
7:12
7:17
7
7:36
7:49
104
9:33
9:46
46
10:32
10:36
20
10:56
11:05
29
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11:35
16
11:51
12:02
35
12:37
12:37
5
12:46
12:48
0
12:48
ゴール地点
天候 1/31から2/1の深夜、20,30cmの積雪、2/1朝から晴天&爆風
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口に駐車(\500/日)
コース状況/
危険箇所等
美濃戸口〜赤岳山荘:積雪あり、四駆、チェーンMUST
赤岳山荘〜赤岳鉱泉:積雪あるがアイゼンなしでもOK
赤岳鉱泉〜赤岩の頭:前日の雪で積雪30cm以上、一人ラッセルだったので体力消耗。
赤岩の頭〜硫黄岳〜硫黄岳山荘:この日は、前線を伴う低気圧が通過した直後だったので典型的な冬型気圧配置で、終日20m/s以上の体を持っていかれる爆風。気温−16℃。体感温度は-36℃以下か! 凍傷の恐れ。
稜線の吹きだまりの雪はサラサラで積雪1m以上にところもあり、ラッセルを強いられる。
硫黄岳小屋〜:アイゼン破損というアクシデント、縦走は断念。
ジョウゴ沢からの大同心。早朝に美濃戸口を出発したが、赤岳鉱泉に到着が予定より遅れてしまった。
2019年02月01日 07:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/1 7:36
ジョウゴ沢からの大同心。早朝に美濃戸口を出発したが、赤岳鉱泉に到着が予定より遅れてしまった。
前夜の雪で20〜30cmの積雪。稜線に出る手前では膝上までのラッセル。
2019年02月01日 09:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/1 9:11
前夜の雪で20〜30cmの積雪。稜線に出る手前では膝上までのラッセル。
晴天に映える霧氷が素晴らしい景色だった。
2019年02月01日 09:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
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晴天に映える霧氷が素晴らしい景色だった。
同じく。疲れも忘れさせてくれる美しさ。
2019年02月01日 09:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
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同じく。疲れも忘れさせてくれる美しさ。
同じく。
苦労して頑張って登ってきたものだけが味わえる特権。
2019年02月01日 09:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
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同じく。
苦労して頑張って登ってきたものだけが味わえる特権。
赤岩の頭手前から見た赤岳と横岳。
2019年02月01日 09:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/1 9:30
赤岩の頭手前から見た赤岳と横岳。
赤岳ズームアップ。
2019年02月01日 09:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
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赤岳ズームアップ。
晴天下の阿弥陀と赤岳の絵が素晴らしく綺麗だった。
2019年02月01日 09:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
5
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晴天下の阿弥陀と赤岳の絵が素晴らしく綺麗だった。
空は青空で穏やかな天気に見えるが、横岳の稜線を荒れ狂う爆風。
2019年02月01日 09:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
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空は青空で穏やかな天気に見えるが、横岳の稜線を荒れ狂う爆風。
ここ稜線に出る手前はほぼ風は無いが、稜線に出たとたん強烈な爆風。硫黄岳の稜線の雪煙が荒れ狂っています。
2019年02月01日 09:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/1 9:47
ここ稜線に出る手前はほぼ風は無いが、稜線に出たとたん強烈な爆風。硫黄岳の稜線の雪煙が荒れ狂っています。
写真で見た目は大変そうに見えないが、体を持っていかれる程の爆風です。
2019年02月01日 09:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
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写真で見た目は大変そうに見えないが、体を持っていかれる程の爆風です。
北西からの風に背を向け耐えながら、赤岳方面の素晴らしい景色を。
2019年02月01日 09:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/1 9:55
北西からの風に背を向け耐えながら、赤岳方面の素晴らしい景色を。
北アルプスも見え、
2019年02月01日 09:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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北アルプスも見え、
中央アルプス、御嶽の景色も最高だが...
2019年02月01日 09:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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中央アルプス、御嶽の景色も最高だが...
爆風と-15℃と雪煙の粒が否応なく顔をたたきつける。
おまけに、稜線の吹きだまりの雪はサラサラで足が全部埋まる積雪量。ラッセルで中々進まず、体力ヘロヘロ。
2019年02月01日 10:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
2/1 10:19
爆風と-15℃と雪煙の粒が否応なく顔をたたきつける。
おまけに、稜線の吹きだまりの雪はサラサラで足が全部埋まる積雪量。ラッセルで中々進まず、体力ヘロヘロ。
硫黄岳頂上についたが、風も避ける場所無く、雪煙の氷の粒が(雲ではありません)顔をたたきつける。
2019年02月01日 10:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/1 10:36
硫黄岳頂上についたが、風も避ける場所無く、雪煙の氷の粒が(雲ではありません)顔をたたきつける。
横岳、赤岳への稜線も爆風が荒れ狂っている様子がわかる。
2019年02月01日 10:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/1 10:40
横岳、赤岳への稜線も爆風が荒れ狂っている様子がわかる。
顔は完全防備していないと凍傷になりそうなくらいで、また体も倒されそうになりながらの爆風の中であるが、写真では平穏な天気の様に見える。
2019年02月01日 10:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
2/1 10:52
顔は完全防備していないと凍傷になりそうなくらいで、また体も倒されそうになりながらの爆風の中であるが、写真では平穏な天気の様に見える。
この爆風が阿弥陀岳まで延々と続くと思うと気持ちが挫けそうになるが、この悪コンデションの中で自分の実力・限界を知るチャンスと思い、耐えながら勇気凜々で進む。
2019年02月01日 10:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/1 10:52
この爆風が阿弥陀岳まで延々と続くと思うと気持ちが挫けそうになるが、この悪コンデションの中で自分の実力・限界を知るチャンスと思い、耐えながら勇気凜々で進む。
と頑張って進んでいたら、いきなり左足のアイゼンが外れる。締めが緩かったのかと見ると、何とアイゼンの繋ぎの鉄板がポッキリと折れていた。信じられね〜。
2019年02月01日 10:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8
2/1 10:57
と頑張って進んでいたら、いきなり左足のアイゼンが外れる。締めが緩かったのかと見ると、何とアイゼンの繋ぎの鉄板がポッキリと折れていた。信じられね〜。
この先、南八ヶ岳縦走の核心でもある横岳のトラバースと2年前の縦走時に見た氷だけのカチカチの直登箇所の通過を思いお越し、アイゼン無しではリスクありと判断。
2019年02月01日 11:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
2/1 11:35
この先、南八ヶ岳縦走の核心でもある横岳のトラバースと2年前の縦走時に見た氷だけのカチカチの直登箇所の通過を思いお越し、アイゼン無しではリスクありと判断。
泣く泣く下山の判断。硫黄岳に引き返す。
2019年02月01日 11:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/1 11:51
泣く泣く下山の判断。硫黄岳に引き返す。
冬の日帰り南八ヶ岳縦走に再挑戦を誓い下山の途につく。
2019年02月01日 11:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/1 11:51
冬の日帰り南八ヶ岳縦走に再挑戦を誓い下山の途につく。
2019年02月01日 12:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/1 12:06
赤岳鉱泉では2/2〜2/3のアイスフェスティバル開催とのことでアイスキャンディ回りの準備が進んでいました。
2019年02月01日 12:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/1 12:47
赤岳鉱泉では2/2〜2/3のアイスフェスティバル開催とのことでアイスキャンディ回りの準備が進んでいました。
横岳の稜線、何か爆風も収まってきたような穏やかそうに見えるが。まあ、こういうこともあるさ!と自分を納得させながら下山。
2019年02月01日 12:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/1 12:48
横岳の稜線、何か爆風も収まってきたような穏やかそうに見えるが。まあ、こういうこともあるさ!と自分を納得させながら下山。
1/31 15時の天気図
1/31 15時の天気図

感想

1/31午後から南岸低気圧が通過するに伴い、午後から深夜にかけて関東も積雪予報。八ヶ岳も20cm以上の積雪と低気圧通過ごの2/1は晴天の予報。但し、大陸高気圧からの低気圧への吹き込みで典型的な冬型気圧配置となるので、終日20m/s以上の強風予報となっていたが、急遽、美濃戸〜硫黄〜横岳〜赤岳〜阿弥陀の強行日帰り縦走登山を計画。美濃戸口の駐車場にて車中泊し、早朝出発。稜線に出るまでは、穏やかな天気であるが、稜線に出ると天国と地獄の差。雪煙が荒れ狂う様は、下から見ても覚悟はしていたが、凄まじい程のものであったが、このような悪条件下での自分の実力の程を計るいいチャンスというチャレンジ精神で進んでいたが、アイゼン破損というアクシデントで縦走断念。もっとリスクのある箇所でのアクシデントでは無くて良かったと自分に言い聞かせて下山。多くの山行をやっていると、こういうこともたまにはあるさと無事に下山。
またいつか再挑戦だ!

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コメント

アイゼン
今日は。
アイゼン破損とは災難ですね。
危険なところで破損したら進退窮まります。
折れたアイゼンのメーカーをご教示頂けないでしょうか?
購入の際の参考にさせて頂きます。
2020/2/15 13:35
Re: アイゼン
グリベルです。有名なメーカーですので多くの方が使っている製品ですので、信頼出来ると思っていますがヒヤリものでした。尚、これは1年前の出来事ですが、今月同じコースにリベンジで再トライし踏破出来ました。
2020/2/16 7:18
Re[2]: アイゼン
リベンジおめでとうございます。
アイゼン破損は、金属疲労が進んでいたのでしょうか?
事故防止のためには使用前点検が必須ですね。
私も注意します。
2020/2/17 2:54
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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体力レベル
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