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Yamareco

記録ID: 172778
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

初春の赤岳ピークハント 〜文三郎尾根ピストン〜

2012年03月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
10.2km
登り
1,216m
下り
1,216m

コースタイム

7:10 美濃戸
9:00 行者小屋 9:30-
11:00 中岳分岐
11:40 赤岳山頂
12:30 行者小屋  13:00-
14:30 美濃戸
15:00 諏訪南IC
天候 ガス〜快晴〜昼頃一時ガス〜すぐにまた快晴
行者小屋から上は所々で風やや強し(トレースが掻き消されます)
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
諏訪南ICから美濃戸口まで雪なし
コース状況/
危険箇所等
南沢ー途中の崖のロープ貼ってあるところは、凍結でめちゃ滑る。帰りは雪解けがかなり進んでいた。
雪が湿り雪で腐り気味、足取りは重い
文三郎尾根ー樹林帯までは雪が重い、樹林帯を抜けるとやや硬い雪質 アイゼンはよく効く
分岐〜山頂ー風のあたる箇所は硬い、日のあたる箇所は柔らかく腐り気味
下山時は腐り雪のためちょっとややこしい
これからはさらにズルズルになるのではないでしょうか。
美濃戸からは曇り・・・
美濃戸からは曇り・・・
雨後なおか凍結箇所アリ
雨後なおか凍結箇所アリ
雪深くなると、あたりが明るくなってきた
雪深くなると、あたりが明るくなってきた
ヨッシャー!ピーカンゲット!!
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ヨッシャー!ピーカンゲット!!
スイングパノラマ 
逆光で画面全く見えずカンで撮る
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スイングパノラマ 
逆光で画面全く見えずカンで撮る
文三郎の下部
下からだと中岳も迫力があるネ
2012年03月04日 15:07撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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下からだと中岳も迫力があるネ
文三郎の中部
2012年03月04日 14:44撮影
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文三郎の中部
大きな岩を巻きます
2012年03月04日 15:20撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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大きな岩を巻きます
中岳分岐へのトラバース道
2012年03月04日 15:19撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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中岳分岐へのトラバース道
風強い〜、しゃがんで写真
2012年03月04日 13:56撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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風強い〜、しゃがんで写真
2012年03月04日 15:21撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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中岳 カッコイイです。
2012年03月04日 15:02撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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中岳 カッコイイです。
阿弥陀岳 カッコイイです。
2012年03月04日 14:03撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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阿弥陀岳 カッコイイです。
雪は硬い
主峰方向
2012年03月04日 14:42撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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主峰方向
岩稜がイカツイ
2012年03月04日 14:23撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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岩稜がイカツイ
主稜を行くクライマー達
2012年03月04日 14:34撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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主稜を行くクライマー達
登山者が中岳のピークへ
2012年03月04日 15:10撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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登山者が中岳のピークへ
北アがガスって見えないが、御嶽、中央、南アはよく見えました!
2012年03月04日 14:06撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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北アがガスって見えないが、御嶽、中央、南アはよく見えました!
2012年03月04日 15:14撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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横岳さん、横からスミマセン。。。
2012年03月04日 14:20撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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横岳さん、横からスミマセン。。。
上までくると中と阿弥陀はかぶっちゃうネ。
2012年03月04日 13:54撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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上までくると中と阿弥陀はかぶっちゃうネ。
権現さんと南アの面々
2012年03月04日 14:27撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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権現さんと南アの面々
赤岳山頂下部の岩稜帯 ここからが核心
2012年03月04日 14:47撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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赤岳山頂下部の岩稜帯 ここからが核心
赤岳獲ったど〜!!!
疲れて元気無い。。。
2012年03月04日 15:42撮影 by  DSC-WX30, SONY
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赤岳獲ったど〜!!!
疲れて元気無い。。。
南ア方向をスイングで
南ア方向をスイングで
おいらも挑戦したい!!
2012年03月04日 14:38撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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おいらも挑戦したい!!
同じ写真を何枚撮っただろうか
2012年03月04日 14:59撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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同じ写真を何枚撮っただろうか
無事帰ってきました〜、北陵を取り付いている
2012年03月04日 14:08撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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無事帰ってきました〜、北陵を取り付いている
日本なのかを忘れる絶景
2012年03月04日 13:58撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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日本なのかを忘れる絶景
山頂は風が強かった。。。行者小屋から
2012年03月04日 14:55撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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山頂は風が強かった。。。行者小屋から
大同心 雪がだいぶ溶けた
2012年03月04日 14:57撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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大同心 雪がだいぶ溶けた
ザックにD700置いてセルフ
ノースのアルパインパンツを投入、ソフトシェルに不安があったけど払拭してくれた!
2012年03月04日 13:24撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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ザックにD700置いてセルフ
ノースのアルパインパンツを投入、ソフトシェルに不安があったけど払拭してくれた!
ガスってきた、もっと居たいけど帰ろう
ガスってきた、もっと居たいけど帰ろう
行者小屋から1時間30切れない
行者小屋から1時間30切れない
さよならまた来年ヨロシクお願いいたします。
さよならまた来年ヨロシクお願いいたします。

感想

冬山最終プランーどこへ行こうか?といっても八か西穂・・・
先々週ピークハントしてないこともあり八ヶ岳へ決定。
状況や時間次第で阿弥陀岳へ、難しければ赤岳にする予定とした。

朝6:20頃美濃戸口へ到着、辺りは曇り&ガスガス・・・どうしたものかウロウロしながら中止を考えた。
とりあえず美濃戸まで車で行ってみよう、初めての試みだが、前回の山行で行けそうだと思ったし、D5で来てる人もいた。ビビリながら美濃戸へ無事到着、登山者は少ないようだ・・・う〜ん。

周りの登山者はいそいそと出発するのを見ると、行者小屋まで行こうかなと思い始める、そんな中、駐車料金を徴収におじさんが来た、今日は晴れますかね?おう、良くなるぞ!
ヨッシャー、この言葉が僕の背中を強く押してくれた。

南沢を行くー
一昨日は雨だったのか?所々凍結しとる。アイゼンなしでそのまま進む。
高度は上がり、行者小屋まであと20分くらい手前雪深くなってきたところで、ガスは薄くなっている。
オッ、天気良くなるか?樹林帯抜けたところで待望の青空が!!

行者小屋に着くと、すがすがしく、目映いばかりの景色が拡がっていた。
今回は美濃戸からだったのに雪が腐り気味で重く、ペースが上がらなかったため、前回と同時刻になってしまった。
行者小屋の前で休憩、カレーパンとソーセージを腹に押し込み、暖かいコーヒーを飲む。
オシ!ぼちぼち行くか。
この時点で赤岳に決定、ソロだし、人も少ない。ラッセルなんてしていたら日が暮れる。

文三郎尾根に取り付く、トレースもしっかりあるし、ほどよい冷気でアイゼンも効く。
どんどん登る、途中でカメラをシェルの中に潜らせ、写真を撮りながら行くことにする。

右は阿弥陀さん、左は赤岳の主稜に挑むクライマー。
主稜は是非行きたいルートである、クライミングスキルを上げて挑戦したい。

分岐手前のトラバースでは風が強い、そのためトレースはすぐに消失する、雪面も硬くサラサラしている。
斜度がないので、危険ではないが、注意しながら進む。

分岐に来ると権現と南アのお出ましだ、中央、御嶽も見えるが、諏訪方面と北アがスッキリしない眺望だった。
ここから山頂の岩稜を巻きながら登る。いわば冬の赤岳の核心部である。

ここでも風の影響で、危険箇所がいくつかあった。特に下山時の一番恐かった所はノートレースの吹きっさらし、斜度もあって、やや硬い雪質そして左にずれながら降りる所。後ろ向きで前爪を蹴り込みながら降りた、時間はかかっても安全第一。山頂の神様にお参りした効果があった「無事下山できますように」お願いしていた。

赤岳の山頂へつくと、人はいない。後ろから来た人と僕と3人。
土曜日とはこんなものなのかな??
撮影はろくにせず、D700はすぐにザックにしまい、文三郎を下山する。

正直、びびっていたが降りてみると意外と恐くなかった。先述した箇所のみ恐怖で、その他は問題なしである。
文三郎下部は雪が高い気温で腐っており、ちょっとイヤラシイ。
途中、あっ! 
いつもヤマレコ見てますよと思わず声をかけた。
何故なら彼は犬連れだったからだ、トレランスタイルで登るhanameizanさんだ。
愛犬のハナちゃん自前のアイゼンで登っていく、凄すぎる・・・
しばらくその様子に見入ってしまいました。
数分して2人とも降りてきた・・・6本アイゼンのため滑ってしまうので、撤退するそうだ。
下りもハナちゃんうま〜く降りるもんだ、俺より全然早いぞ〜。

行者小屋に着き、パンとカロリーメイトを食べる、サーモスの暖かいコーヒーが美味しい。
この絶景の前ではなんでも美味しいのかもしれない。

気づけば13時、ガスも上がってきたし帰ろう。
1時間15分を目指し下山。。。
最初はいいペースだったけどすぐにスローダウン。
美濃戸につくちやっぱり1時間30分、1時間ではやはり無理なのか?
振り返ると晴天の阿弥陀岳が見えた、また来年きますね☆

さてここからが今回2つ目の核心に突入・・・美濃戸からの車下山

路は轍が溶けて深くなっており、水がちょろちょろ流れていたり、水たまりだったり・・・
ハンドルめっちゃ切ってるのに、あれれ?滑ってる〜・・・ローギア全開で降りました(汗)

冬の赤岳ー登頂する喜びはとてもある山です☆
初のソロ冬山ピークハントは天候にも恵まれ大満足な山行になりました☆☆☆

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コメント

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Yasupisoさん、おはよーございます。
厳冬期の赤岳、キレイですね〜。
先回といい、今回といい、天気良過ぎ!
うらやまし過ぎます(笑)
2012/3/6 10:52
ダメもとの突入です!
hansusyaさん
はじめは天気予報どないやねん!とブルーなスタートでしたけど、行って正解☆
今年はドンテンマン&雨男の汚名返上できるかも(*^_^*)
冬の八ヶ岳は晴天率高くてイイね( ´ ▽ ` )ノ
写真はあまり気合い入らず、無茶苦茶にシャッター押しただけになっちゃいました。。。
2012/3/6 17:25
yasupisoさん、こんばんは
お久しぶりです。

冬季赤岳っすか〜、素晴らしいですね。
神々しい世界なんでしょうねぇ。
2012/3/6 20:14
赤岳サイコーデス!
satoru-ktさん

冬季赤岳メチャ楽しいです(^-^)/
三河から日帰りでも十分行けます、厳しい箇所もありますが、登頂した喜びは格別です☆
一泊だともっと楽しいんだろうなぁと妄想します、
是非☆☆☆
2012/3/6 21:48
サイコーですね
こんばんは。
まずは赤岳鉱泉テント泊を今年やりたかったんですよねー。
六月の花の時期までお預けになりそうです(泣)
2012/3/7 20:02
春はすぐそこ!
ミスターyasupiso! ご無沙汰しています。kkです。
春の気配に浮かれ、今回のレポとは関係ないコメントでご無礼します。
クライミング部もいよいよシーズンイン☆ですね。ムフフ。
へっぴり岩盤はいつくばりスタイルで参加しますので、
近々、開催しましょう! 豊橋に遠征しますよ〜。
2012/3/7 23:12
ご無沙汰です
kkさん

山はまだ冬が残る形相でしたが、最近は雨も多くて春めいてますね☆
クライミングのイイ季節です、
どちらでも馳せ参じまするぜよ(^-^)/
よろしくお願いします☆
2012/3/9 9:13
プロフィール画像
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