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記録ID: 1728132
全員に公開
講習/トレーニング
槍・穂高・乗鞍

西穂山荘主催 冬山安全登山講習会

2019年02月09日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
4.5km
登り
380m
下り
380m

コースタイム

日帰り
山行
1:25
休憩
1:05
合計
2:30
11:30
12:00
15
12:15
12:50
10
13:00
日帰り
山行
15:00
休憩
0:00
合計
15:00
6:00
900
21:00
西穂山荘
日帰り
山行
7:45
休憩
0:00
合計
7:45
6:00
465
西穂山荘
天候 1日目:山荘付近は雪、夕方の丸山付近は風速22〜27m
2日目:山荘付近は雪、夕方から晴
3日目:山荘付近〜下界、雪
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山センター前の無料駐車場は、連休の為か、バス用に3分の1程区切られており、登山者用は少し少なめ、朝8時には完全満車になりました。
コース状況/
危険箇所等
【道路の状況】
行き、高山〜新穂高、雪無し
帰り、新穂高〜高山、雪道。

スタッドレスタイヤは必須。交差点で止まれず赤信号を突っ込んでくる車や、坂道で敢え無くチェーンを装着している車を見かけました。
今年は雪不足で雪の回廊はありません。
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今年は雪不足で雪の回廊はありません。
山荘に着きました。講習会は、16時からなので、独標まで行ってみることにしました。
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山荘に着きました。講習会は、16時からなので、独標まで行ってみることにしました。
振り返って山荘。どう見ても天気が悪い、、、。
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振り返って山荘。どう見ても天気が悪い、、、。
丸山から独標方面。ホワイトアウトになって帰れなくなったら困るので山荘に戻ります。
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丸山から独標方面。ホワイトアウトになって帰れなくなったら困るので山荘に戻ります。
帰り道に雷鳥に遭遇!登山を始めてから、初めて見ました。独標まですら行けませんでしたが、雷鳥に会えたので満足です。
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帰り道に雷鳥に遭遇!登山を始めてから、初めて見ました。独標まですら行けませんでしたが、雷鳥に会えたので満足です。
山荘の玄関。登山を始めて約4年ですが、初、山小屋です。
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山荘の玄関。登山を始めて約4年ですが、初、山小屋です。
書庫にはコアな漫画もありました。
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書庫にはコアな漫画もありました。
2階の廊下。荷物棚は豊富にありました。
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2階の廊下。荷物棚は豊富にありました。
部屋、今回は六人部屋で、布団は一人1枚でした。毛布もあり、タイツとベースレイヤーだけで寝ましたが、暑いくらいでした。
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部屋、今回は六人部屋で、布団は一人1枚でした。毛布もあり、タイツとベースレイヤーだけで寝ましたが、暑いくらいでした。
本館の食堂。このあと講習会が始まりました。講習会の内容は感想欄で。
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本館の食堂。このあと講習会が始まりました。講習会の内容は感想欄で。
講習会の時間割
夕食、ご飯はお代わり自由でした。
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夕食、ご飯はお代わり自由でした。
2日目の朝、雪が降っています。
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2日目の朝、雪が降っています。
2日目の朝、雪が降っています
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2日目の朝、雪が降っています
お昼ご飯はカレー
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お昼ご飯はカレー
夕方に晴れてきました。
夕方に晴れてきました。
景色が綺麗です
乾燥室。よく乾きます
乾燥室。よく乾きます
3日目も雪。天気が悪いので、最終日の実技は中止となりました。
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3日目も雪。天気が悪いので、最終日の実技は中止となりました。
閉校式の後、ラーメンを食べて帰りました。
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閉校式の後、ラーメンを食べて帰りました。
お世話になりました。
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お世話になりました。

装備

個人装備
長袖シャツ ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 着替え 予備靴ひも ザック アイゼン ピッケル ビーコン スコップ ゾンデ 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ ヘルメット

感想

【個人山行】
西穂高口駅〜西穂山荘までは、赤旗が数メートル間隔で山荘までずっとあるので、豪雪直後で、赤旗が埋まらない限り、迷うことはありません。山荘のスタッフ方々に感謝です。

講習会の時間までにピラミッドピークまで行くつもりでしたが、降雪により、視界が非常に悪かったので丸山で引き返しました。

西穂山荘の受付は別館レストハウスにて。
本館は本当に沢山のストーブが付けてあるので、凄く暖かい。6人部屋に6人でした。敷布団に敷き用モーフと掛けモーフと掛け布団の組み合わせで物凄く暖かかったです。
これまでずっとテント泊のみだったので、快適過ぎました。深夜もストーブが付いており館内は常に暖かったです。

【冬山講習会】
1日目
山荘から丸山の手前まで歩行技術と台風姿勢の練習。
気温マイナス15度+風速平均25m〜最大27m+吹雪という素晴らしい実践環境の中、講師の方々の側で練習できたことは有難い。

2日目
「ラッセル講習」
山荘付近の上高地側に少し下ったあたりで実施。今年の雪の少なさと、直前に降った雨の影響もあり、深い雪のラッセルではなく、全体的に硬い雪でスネあたり迄ででしたが、足運びや、ワカンでの蹴り込みの必要性等、学ぶところがありました。


「滑落停止講習」
テント場上部の斜面で実施。直前に降った雨が功を奏して、物凄くカチカチな斜面が出来上がっており、非常に実践的な環境で練習が出来た。
滑落停止の姿勢や、停止方法は勿論のこと、転倒した瞬間にピッケルを指すことの大切さを何度も教わりました。
登り時の転倒、降り時の転倒の2種類の姿勢から行った。
本当にアイスバーンかした斜面や、激しくクラストした急斜面では初期の段階で止めないと、スピードが着いてから止めるのはまず不可能というこを身をもって知りました。
滑落停止の練習も必要ですが、全身の筋力をしっかり付け、バランス力を増し、安定した確実な歩行技術が必要だと再認識しました。


「ビーコン講習」
ビーコンの基礎知識の説明から、ビーコンでのサーチ、プロービング、掘り出しの一連の流れを学んだ。
最後は、演習形式で雪崩が発生した想定でチームに分かれて行ったが、深さは約70cm程の埋没物を探し出し掘り出すのに約8分も時間を要してしまった。
これが実際の現場では硬いデブリの雪を命がかかる中で探し、掘るとなると、、、、。


「雪洞講習」
5人で5人が座れる広さの雪洞を掘った。段々と形になっていく様は楽しかった。雪洞の中は本当に暖かく、これなら確かにテントより遥かに暖かい。これ以外に、緊急のビバーク用の一人が座れるだけの半雪洞等を学んだ。

「山の天気の座学」
天気が山にどの様に影響するかや、日本の地形からくる独特の気象状況等。山の天気の基本となる事柄を学んだ。勿論これだけでは、天気図が読める様にはならないが、講座自体が分かりやすく、そして面白いので、天気について自分でも学習してみようと思える入門として非常に良い講座になっていた。


雪山が初めての方から、ある程度経験のある方まで幅広い層の方が参加されていた様でした。
雪山経験が粗ない方は勿論濃い内容となり為になることは間違いなく、雪山の経験者の方も、独学等でされている方は、非常に為になる講習会であると思いました。

夕食〜懇親会では、講師の方々に、山の疑問やステップアップの方法等を相談することが出来たのも非常に良かった。

講習の内容は勿論のこと、冬山に対する意識を改めさせられたことが、一番大きな収穫であった。

講師の方々は終始「雪山は体力が基本」と言われており、この言葉が身に沁みた。

学んだ内容をしっかり、反復練習し、今後の安全登山に繋げていきたい。

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