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Yamareco

記録ID: 1730117
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬

宝殿橋〜六甲最高峰の樹氷〜東六甲縦走路〜宝塚

2019年02月14日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.4km
登り
494m
下り
1,146m

コースタイム

日帰り
山行
3:44
休憩
0:57
合計
4:41
8:33
21
「宝殿橋」バス停
8:54
9:00
2
石の宝殿
9:02
6
鉢巻山トンネル
9:08
9:09
5
一軒茶屋
9:14
9:27
11
六甲最高峰
9:38
6
鉢巻山トンネル
9:44
20
東六甲縦走路 下り口
10:04
10:10
7
水無山・山頂
10:17
22
カエル岩
10:39
10:40
16
船坂峠
10:56
11:00
4
展望地(小笠峠下り分岐の東)
11:04
11:05
4
太平山・道標31
11:09
11:12
15
展望地(大平山電波塔の東)
11:27
11:28
17
大谷乗越
11:45
10
岩原山 山頂分岐
11:55
6
赤子谷右俣 分岐
12:01
12:02
2
ゆずり葉台 分岐
12:04
12:20
2
鉄塔の展望地(赤子谷左俣分岐)
12:22
12:23
7
岩倉山・山頂
12:30
12:31
7
砂山権現
12:38
12:40
34
塩尾寺
13:14
宝来橋交差点
天候 雪のち吹雪のち曇り、時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)JR芦屋駅南口から阪急バス80系統で宝殿橋バス停まで
(帰り)東六甲縦走路を下山して徒歩で宝塚・宝来橋交差点へ
コース状況/
危険箇所等
「石の宝殿」について
白山の宮・六甲山神社・白山姫観音・山之地大神の周辺は積雪あり

「六甲最高峰」へ向かう急坂道について
下部は北向きで日当たりがないため、凍結状態で危険。道の端の積雪部分を歩くか、凍結していないわずかな個所を選んで慎重に歩くことで、転倒を回避のこと。上部は日当たりがあるため、凍結などはなくて、ごく普通の状態。

「六甲最高峰」について
地面はあたり一面に霜が降りたような状態にはなっているが、目立つ積雪などはなし。吹雪いていたこともあって至るところで樹氷が見られた。

「東六甲縦走路」について
カーブNo.113地点からの下り始めからしばらくの間だけ(区間は短い)積雪が多く残っており、下りはやや危険なのでロープを頼って慎重に下ること。ただし軽アイゼンを装備するほどの状況ではない。
そこ以外はごく普通の山道で、登山道の脇に少しだけ雪が残っているかなという程度で何も気にせずに普段通りに歩ける。「船坂峠」以降になると雪の気配すらない感じ。
芦有道路の「宝殿橋」ICを後にして車道の端っこを車に気を付けながら登っていく
2019年02月14日 08:34撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 8:34
芦有道路の「宝殿橋」ICを後にして車道の端っこを車に気を付けながら登っていく
白山宮の赤い鳥居のところから山に入り「石の宝殿」へと向かう
2019年02月14日 08:48撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 8:48
白山宮の赤い鳥居のところから山に入り「石の宝殿」へと向かう
「石の宝殿」のある「六甲山(むこやま)神社」は別名「白山(しらやま)の宮」という。境内は積雪ですっかり真っ白だ
2019年02月14日 08:54撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 8:54
「石の宝殿」のある「六甲山(むこやま)神社」は別名「白山(しらやま)の宮」という。境内は積雪ですっかり真っ白だ
ご神木を越えた先にある「山之地大神」のところも積雪していた。この後「鉢巻山トンネル」をくぐって最高峰へ向かった
2019年02月14日 08:58撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 8:58
ご神木を越えた先にある「山之地大神」のところも積雪していた。この後「鉢巻山トンネル」をくぐって最高峰へ向かった
最高峰へ向かう急坂の手前まで来た。不安が的中し、坂道が凍結している様子が見てとれた。(ところで右側の広場は何の工事をしてるんだろう・・・)
2019年02月14日 09:08撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
2/14 9:08
最高峰へ向かう急坂の手前まで来た。不安が的中し、坂道が凍結している様子が見てとれた。(ところで右側の広場は何の工事をしてるんだろう・・・)
凍結している状態はこんな感じ。滑って危なくてしょうがない。但し日の当たらない北向きの下部だけが凍結しており、日の当たる上部から先は溶けていてほぼ通常の状態だったのが救いだった
2019年02月14日 09:09撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 9:09
凍結している状態はこんな感じ。滑って危なくてしょうがない。但し日の当たらない北向きの下部だけが凍結しており、日の当たる上部から先は溶けていてほぼ通常の状態だったのが救いだった
降りしきる雪が風を伴い、ほぼホワイトアウト状態で景色は何も見えない。普通ならここから東〜南の街並みと広がる海が見渡せるはずなのだが
2019年02月14日 09:12撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 9:12
降りしきる雪が風を伴い、ほぼホワイトアウト状態で景色は何も見えない。普通ならここから東〜南の街並みと広がる海が見渡せるはずなのだが
自衛隊電波塔をバックに立っている旧最高峰地点を示すケルンのある場所。日が当たる場所なので積雪はなかった
2019年02月14日 09:14撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 9:14
自衛隊電波塔をバックに立っている旧最高峰地点を示すケルンのある場所。日が当たる場所なので積雪はなかった
最高峰の広場を取り囲む木々の枝には樹氷が見られた
2019年02月14日 09:17撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 9:17
最高峰の広場を取り囲む木々の枝には樹氷が見られた
風の吹いてくる方向はどっちなんだろう。これを見ると降った雪が堆積したのではなく、大気中の水分が冷気により一瞬で凍って木の枝に付いたことが分かる
2019年02月14日 09:19撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 9:19
風の吹いてくる方向はどっちなんだろう。これを見ると降った雪が堆積したのではなく、大気中の水分が冷気により一瞬で凍って木の枝に付いたことが分かる
「六甲最高峰」の頂上部の広場には誰もいない。時間がまだ早かったこともある。地面に積雪は残っていなかったが、霜柱が降りたような形跡はあった
2019年02月14日 09:19撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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「六甲最高峰」の頂上部の広場には誰もいない。時間がまだ早かったこともある。地面に積雪は残っていなかったが、霜柱が降りたような形跡はあった
他の方々のレコでもご指摘の通り、最高峰の頂上標識はセンスにある色合いに変えられているのをこの目で確認できた
2019年02月14日 09:19撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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他の方々のレコでもご指摘の通り、最高峰の頂上標識はセンスにある色合いに変えられているのをこの目で確認できた
頂上標識の反対側から見た様子。至近距離にあるシンボル的な電波塔ですら、雪と強風で見えづらくなっていた
2019年02月14日 09:21撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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頂上標識の反対側から見た様子。至近距離にあるシンボル的な電波塔ですら、雪と強風で見えづらくなっていた
広場を囲む木々はすべて真っ白になっていた
2019年02月14日 09:20撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 9:20
広場を囲む木々はすべて真っ白になっていた
樹氷が美しかった(樹霜ともいうのかな?ここでは樹氷と記しておく)。重力に逆らった格好で、すべての枝に氷が付いている
2019年02月14日 09:24撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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樹氷が美しかった(樹霜ともいうのかな?ここでは樹氷と記しておく)。重力に逆らった格好で、すべての枝に氷が付いている
端っこのほうを少しだけさわってみると一瞬で脆く崩れ去った。せっかくの自然の造形、もったいないのでさわらないように注意しながら撮影
2019年02月14日 09:25撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 9:25
端っこのほうを少しだけさわってみると一瞬で脆く崩れ去った。せっかくの自然の造形、もったいないのでさわらないように注意しながら撮影
なかには、枝の木肌すら隠れてしまうような樹氷も見られた。たぶん風が全方位的に吹いた箇所なんだろうな
2019年02月14日 09:25撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 9:25
なかには、枝の木肌すら隠れてしまうような樹氷も見られた。たぶん風が全方位的に吹いた箇所なんだろうな
最高峰を後にして吹雪の中を歩き、「東六甲縦走路」の下り口まで来たところで、ようやく小康状態になってくれた
2019年02月14日 09:44撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 9:44
最高峰を後にして吹雪の中を歩き、「東六甲縦走路」の下り口まで来たところで、ようやく小康状態になってくれた
「東六甲縦走路」の下り口からしばらくの区間は積雪がたくさん残っている状態だった。軽アイゼンを迷ったが、じきになくなるだろうと予想し、なしで行くことに。けっこう緊張した
2019年02月14日 09:44撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 9:44
「東六甲縦走路」の下り口からしばらくの区間は積雪がたくさん残っている状態だった。軽アイゼンを迷ったが、じきになくなるだろうと予想し、なしで行くことに。けっこう緊張した
案の定、次第に積雪のある範囲が少なくなっていく感じだった。この日もなかなか勘働きが良いかな・・・
2019年02月14日 09:53撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 9:53
案の定、次第に積雪のある範囲が少なくなっていく感じだった。この日もなかなか勘働きが良いかな・・・
西宮市の最高峰とされる「水無山」(有馬側にある山とは別)の山頂付近では雪があんまり残っていない
2019年02月14日 10:05撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 10:05
西宮市の最高峰とされる「水無山」(有馬側にある山とは別)の山頂付近では雪があんまり残っていない
ロープ・鎖がある急斜面下りも多いが、雪が溶けて少ない状態なのが助かる
2019年02月14日 10:12撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 10:12
ロープ・鎖がある急斜面下りも多いが、雪が溶けて少ない状態なのが助かる
少し日陰になるとまた積雪が残った道も出てくるが、それらはほんの少しの区間だから大丈夫
2019年02月14日 10:15撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 10:15
少し日陰になるとまた積雪が残った道も出てくるが、それらはほんの少しの区間だから大丈夫
「船坂峠」まで下ってきた。雪はもうすっかりなくなっている。ここから先はごく普通の冬の山道に戻った
2019年02月14日 10:39撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 10:39
「船坂峠」まで下ってきた。雪はもうすっかりなくなっている。ここから先はごく普通の冬の山道に戻った
「船坂峠」の道標の反対側には地中に深く埋まった古い道標が顔をのぞかせていた。どんだけ土がかぶさったんだろう
2019年02月14日 10:39撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 10:39
「船坂峠」の道標の反対側には地中に深く埋まった古い道標が顔をのぞかせていた。どんだけ土がかぶさったんだろう
「船坂峠」以東はこんな感じで快適だ
2019年02月14日 10:43撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 10:43
「船坂峠」以東はこんな感じで快適だ
「棚越」への分岐地点だが、誰かが枯れ枝で止めようとしているが笑止だ。「座頭谷」へと通じるちゃんとしたルートなので、そんなことする必要はないだろうに
2019年02月14日 10:52撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 10:52
「棚越」への分岐地点だが、誰かが枯れ枝で止めようとしているが笑止だ。「座頭谷」へと通じるちゃんとしたルートなので、そんなことする必要はないだろうに
そこから少し東、「小笠峠」へと直接下る分岐地点のすぐ先に意図的に開かれた展望地が出来たが、ここから景色は確かに素晴らしい
2019年02月14日 10:56撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 10:56
そこから少し東、「小笠峠」へと直接下る分岐地点のすぐ先に意図的に開かれた展望地が出来たが、ここから景色は確かに素晴らしい
手前に「樫ヶ峰〜社家郷山〜小笠峰」に至る長い稜線、中央右に「甲山〜北山公園」、左奥に「阪神競馬場」。遠くには宝塚から大阪まで一望だ
2019年02月14日 10:57撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 10:57
手前に「樫ヶ峰〜社家郷山〜小笠峰」に至る長い稜線、中央右に「甲山〜北山公園」、左奥に「阪神競馬場」。遠くには宝塚から大阪まで一望だ
「大平山」を通過、休憩はなし。左を見上げると木々に隠れた巨大電波塔
2019年02月14日 11:04撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 11:04
「大平山」を通過、休憩はなし。左を見上げると木々に隠れた巨大電波塔
「大平山」山頂からさらに舗装道を東へ進んだところで絶好の展望場所がある。遠くに伊丹空港も良く見える
2019年02月14日 11:11撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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「大平山」山頂からさらに舗装道を東へ進んだところで絶好の展望場所がある。遠くに伊丹空港も良く見える
再び山中に入る。「大谷乗越」へと出るここの階段状の急下りが危なくて嫌いだ
2019年02月14日 11:25撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 11:25
再び山中に入る。「大谷乗越」へと出るここの階段状の急下りが危なくて嫌いだ
「大谷乗越」を通過、ここでも休憩はなし
2019年02月14日 11:27撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 11:27
「大谷乗越」を通過、ここでも休憩はなし
大変貴重な「山陽自然歩道」の案内板が下に落ちていた・・・元に戻したい
2019年02月14日 11:37撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 11:37
大変貴重な「山陽自然歩道」の案内板が下に落ちていた・・・元に戻したい
ここの僅かな区間だけ、曲がりくねった木の幹の特徴的な姿を見られる。(須磨の鉄拐山周辺、油こぶし道の上部、などにも見られるあの独特の風景だ)
2019年02月14日 11:39撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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ここの僅かな区間だけ、曲がりくねった木の幹の特徴的な姿を見られる。(須磨の鉄拐山周辺、油こぶし道の上部、などにも見られるあの独特の風景だ)
「譲葉山」の北側斜面に沿って付けられた山道を行く
2019年02月14日 11:52撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 11:52
「譲葉山」の北側斜面に沿って付けられた山道を行く
「鉄塔のある展望地」まで来た。相変わらずここからの景観は素敵。ここでこの日初めての水分補給。ついでにおにぎり休憩とし、汚れたスボンの裾を吹き掃除しながらゆっくりした
2019年02月14日 12:04撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 12:04
「鉄塔のある展望地」まで来た。相変わらずここからの景観は素敵。ここでこの日初めての水分補給。ついでにおにぎり休憩とし、汚れたスボンの裾を吹き掃除しながらゆっくりした
この「鉄塔のある展望地」からは「行者山・東観峰」などが眼下に見えるのが良い。ちなみに反対側は「赤子谷左俣」への下り口となる鉄塔だ
2019年02月14日 12:04撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 12:04
この「鉄塔のある展望地」からは「行者山・東観峰」などが眼下に見えるのが良い。ちなみに反対側は「赤子谷左俣」への下り口となる鉄塔だ
「岩倉山」の山頂の祠にも立ち寄った
2019年02月14日 12:22撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 12:22
「岩倉山」の山頂の祠にも立ち寄った
「砂山権現」にも立ち寄った。いつも大変綺麗に維持されていて感心する
2019年02月14日 12:30撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 12:30
「砂山権現」にも立ち寄った。いつも大変綺麗に維持されていて感心する
東六甲縦走路の登山口でもある「塩尾寺」を通過
2019年02月14日 12:39撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 12:39
東六甲縦走路の登山口でもある「塩尾寺」を通過
「塩尾寺」参道の途中にある展望場所からの景色も、高度は低いがなかなかのもの
2019年02月14日 12:50撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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2/14 12:50
「塩尾寺」参道の途中にある展望場所からの景色も、高度は低いがなかなかのもの
街中を下って、この日お目当ての「宝塚ナチュールスパ」へ。あんな悲しい事実を知ることになるとはつゆ知らず(泣)。この日の歩きではなぜだか全然体重が減らなかったよ・・・
2019年02月14日 13:12撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2/14 13:12
街中を下って、この日お目当ての「宝塚ナチュールスパ」へ。あんな悲しい事実を知ることになるとはつゆ知らず(泣)。この日の歩きではなぜだか全然体重が減らなかったよ・・・
撮影機器:

装備

個人装備
通常のトレッキング靴のみ

感想

今回は単独行で、宝塚温泉の「宝塚ナチュールスパ」へ入りに行くことを決めてから歩くルートをあれこれ検討した。
北側から谷を登って縦走路へ合流するとなると、登山口へ行くまでが不便だし、万一どこか凍結したりしていると危険かもしれないなあ、ということで避けることにした。
となると、いっそのこと「石の宝殿」から「東六甲縦走路」の全行程を歩いてしまえ!となった次第。「石の宝殿」まで来るんだったら、せっかくなので「六甲最高峰」にも立ち寄っておきたい。いつも避けてる真冬の最高峰にも行っとこう、という感じ。その「石の宝殿」へは時間の節約も兼ねて阪急バスで「宝殿橋」まで楽ちんすることにした。「東六甲縦走路」全行程を歩き通した上でしかも早めの時間に温泉へ着くには、そこのところで時間を削るしかないな、と。

さて実際に「宝殿橋」へ来てみると、いきなり雪の洗礼。歩き始める前から雪が降りだしてしまい、こんなはずではなかったに〜、と思ったものの、今さらどうしようもないので諦めて、降りしきる中を黙々と歩きだすことに。顔と手が冷たい。

赤鳥居から登って「石の宝殿」に着くとここだけ完全な積雪。そりゃそうか。
「最高峰」には早い時間に到着したので、誰一人いない。完全貸切で広場を独り占め状態だったので、山頂広場を取り囲むような樹氷をゆっくりと観賞できた。但しホワイトアウト状態になっていたので下界の景色は全く見えず。残念。
ここで急に風が強くなって、雪が吹雪へと変化。幸いフード付のレインウェアを着ていたので事なきを得たが、こんなはずじゃなかった感がぶり返したものの、どうしようもない。当初予定のルートを淡々とこなす他なし、突き進む他なし。

「東六甲縦走路」へ入って少し経った頃にはようやく雪も止み、普通の冬の山歩きとなってちょっとほっとした。後は延々下るのみ。
この日びっくりしたのは、「最高峰」付近で吹雪いた時にGPSがきちんと動作せず現在位置を示せなくなったこと。そのことにようやく気付いたのは水無山の山頂あたり。しばらく自然復旧を待って歩き続けたが結局戻らず、止む無くGPS再起動。その間の記録なし。

この日もっとびっくりしたのは「宝塚ナチュールスパ」の泉質の事実が施設側の掲示によって判明したこと。
「金宝泉」はなんと源泉を「5倍に薄めて」掛け流しているとのこと。「金宝泉」は高張性で濃い茶褐色なのが特徴だとずっと思っていた。最近お湯の色が異様に薄くなったなあと思っていたのだが、その理由が明らかになった。
さらに「銀宝泉」のほうは、「金宝泉」から鉄分の成分を除去し加工した状態でさらに循環させているとのこと。「銀宝泉」は高張性ではない別の泉源だとばかり思っていた。どちらも公的機関の認可のもとに掲示されている温泉の成分表示表に記載されている内容とちゃんと合っているのかな・・・どうなんだろう。成分表示表ではまったく異なる二種類の泉源のように私個人は読めてしまったのだが、実はさにあらず、金と銀の二つは全く同一の泉源ですということだそうで。
謎なのは、もとの「金宝泉」よりも加工された「銀宝泉」のお湯のほうが数値が変わって効能がいくつも増えている表記になっている点。そんなこと出来るの?って素人目には何とも不思議な気分。
あくまでも想像だけれど、もしかしたら「金宝泉」は源泉が濃すぎて、そのままだと貸タオルが着色してしまうので使い回しが出来ないために、色が付かない5倍にまで希釈するという判断かもしれない。もともとが温泉なのには変わりないと思うが、私の想像を越えるレベルでの加工だったので悲しい。二種類の泉質の天然温泉がいっぺんに楽しめる!とすごく有難がって入ってたんだけどなあ・・・。ネットで調べてみたらこの内容は既に一部で口コミが挙がっていた。そんなの知らなかったよ・・・。でもなんで急にこの泉質に関する内容を館内掲示することになったんだろう。

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