護摩堂山→原高山→取立山→護摩堂山 二匹目の・・・
- GPS
- 05:18
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,002m
- 下り
- 985m
コースタイム
天候 | 晴れ時々小雪 のち 曇り時々小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日は久しぶりに取立山に行こうと思ったのですが、取立山の駐車地は昨日と打って変わって満員御礼〜マニアックで誰にも出会わない山行を繰り返しているとシャイになってしまって取立山のようなメジャーなところには恥ずかしく行けません。下手に行くと「わ!ピンクヘルメットの変態が来た!」「車の横にピンク色で変態って書いてあるらしいぜ」と指差して言われそうです(笑)
という訳で取立山の駐車地は減速することもなくスルー。おいの水谷の駐車地には2台停まっていてもう出発されたようなので今日はここから取立山に行くことにしました。
今日はGPSの電源を入れ忘れることなくスタートできました。私は周りに人がいると平常心を失って、電源を入れ忘れたり、カッコつけてスキーで滑って転倒したりするので注意が必要なんです山脈。
先行者はツボ足で歩いておられるようで、トレースからすると少なくとも3人。藪の中をショートカットしている時に一人スキーで滑り降りて来られました。早い時間帯なので雪は最高でしょう。今からならあと2本は行けそうですよ(笑)
林道最上部からは前回と同じく谷峠寄りのところから取り付きました。黙々と登って途中からトレースと合流。しかしもう下山されたようで、どこかで入れ違ってお会いすることはありませんでした。
さて護摩堂山ではシールを剥がして護摩堂峠まで滑ります。以前来た時は薮薮で苦労しましたが、今回も峠が近づくと薮が濃く、しかも微妙に登り返しがあってカニ歩きする羽目になりました。
護摩堂峠からは稜線沿いに歩けそうです。今年は雪が少ないですが、随分薮にも慣れて人が通れる隙間があればOKみたいに思えてしまいます。実際はそこまで薮も濃くなく、ほぼいつも通りの感じで歩けました。
こつぶり山までは少し長いですが、細かなアップダウンをすれば快適な稜線歩きに入ります。青空と新雪と霧氷〜これは降雪直後の晴天の時だけのお楽しみ。こういう日に来ると雪山って本当に素晴らしいなと思います。こういう日でなくても来ますけど(笑)
素晴らしい景色に後押しされてこつぶり山に到着です。少し風が強いです。ここはシールのまま滑りました。シールを剥がして貼るという作業には10分ほどかかりますから、雪がよく滑る日はシールのまま滑った方が速いです。ただシールのまま滑るのはスピードは若干落ちますが技術的にはシールなしで滑るよりも難しいので、慣れない場合は無理しないでシールを剥がしましょう。
滑り終えれば次は原高山を目指します。登り一辺倒でのっぺりした目立たないピークを目指します。原高山は賑わう取立山を避けてゆっくり白山を拝むにはいい場所だと思います。
原高山では写真だけ撮って、シールのまま取立山に向かいます。ここもシールを剥がした方が楽しいのですが、それほど距離もないですし風が強くシール貼り剥がしで冷えるのを避けるためです。取立山の登り返しは以前はかなり急だと思っていましたが、シール貼って直登できる斜度でしかありません。しかし滑りやすい雪なのでストックで支えながら登ります。山頂に着いてシール剥がして準備していると「鉢伏山ですか?」と聞かれますが、「護摩堂山に戻ります」と答えます。どうも取立山に登られる方は鉢伏山まで足を伸ばすのが一つの夢なのでしょうか。そういや某ミラーさんもやってましたね。暗いうちにスタートして大長山まで行くと変態の称号が授与されるとかされないとか・・・(笑)
それはともかく風が強く寒いので準備ができたら早速滑ります。普通の斜度なので普通に楽しめます。ギャラリーいるので手抜きしないで形に気を使って滑りました(笑)
実はここから取立山避難小屋に行くまでに谷筋が2本あって、またカニ歩きで登り返したりして結構面倒でした。大回りすればいいのですが、どっちにしても早々に諦めてシール貼った方が早いかもしれません。
コルまで滑ればまたシールを貼ってこつぶり山を登り返します。それほどでもないのでもそもそと登っているとあっという間です。そしてこつぶり山でまたシールを剥がして、この稜線を滑ります。
護摩堂峠までの稜線を滑れるのは途中までで、緩急あるなかなか楽しい斜面です。途中やや薮が濃いところもありますから無理しないで滑りましょう。一度軽いカニ歩きで登り返して、往生際悪くスキーで滑れば万事休す。シールを貼って歩きます。
護摩堂峠の手前からは下りになるのでシールを剥がして滑ってもいいのですが、面倒なのでシールのまま滑りました。ここは若干テクニカルなので安全を考えるならシールを剥がした方がいいでしょう。
護摩堂峠からはいよいよ登り返しのクライマックス、護摩堂山に向かいます。最初のところは薮を縫うように歩かないといけないのでちょっと大変です。ここは薮が埋まることはないように思えます。薮をクリアすればやや斜度が強まり、いつしかシールにべっとりゲタが貼り付き・・・そしてまた斜度が緩むと最後の稜線に入って電波反射板が見えるようになります。今日はそれだけでなくまさかのミラー夫妻が山頂で休憩されてました。二週連続、駐車地の私の車を狙って登ってくるなんて私以上に物好きです(笑)
護摩堂峠からは林道滑ってそのまま帰るかと思われてたのですが、何の何の。あの林道は斜度がないので漕ぎスキーの連発で結構しんどいので、諦めて登り返した方が楽なんですよ。例によってまた記念撮影をして、ジンジャーエールネタとか九頭龍まいたけネタを繰り返し(笑)、準備ができたところでお別れをして滑って下山です。
このルートは登り返しもないのでどんどん滑れます。と言っても今日は大腿筋かなり使いましたから適度に休憩を入れないと太ももがパンパンになります。
雪は朝よりは重めですが十分快適、どんどん標高を落として楽しく下山できました。
取立山界隈では登山者がたくさんいましたが、それ以外ではミラー夫妻を除いて誰にも会わない静かな山行が楽しめます。自分の進むルートが無垢の新雪というのは特別なもので、それに青空と霧氷があれば完璧でしょうか。
まだ2月ですが今年は事実上厳冬期と呼べるようなコンディションではなかったように思えます。もう3月後半の残雪期に入りそうな雰囲気、今年は早めに白山に入り、シートラで歩くのも早くからになりそうな予感です。
コメント
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momochannさん、こんばんは。
お邪魔させていただきます。
いやぁ、御見事だわ〜。
えっ?、何が?
何がってそのアナタのアップの早さよ。
もういつもながら感心しちゃってタマと下駄って感じでいるの。
ホントmomochannさんに見習いたいけど真似は出来っこないわ。
今日の雪は今シーズンのラストパウダーって感じだったかしら。
特に木陰など陽の当たらないところなどは良い雪だったわね。
だけど明日以降はかなりの温暖予報がでているので低いお山で遊ぶのも陰りが出てきそうね。
もう一回くらい山間部限定でドカ雪が欲しいところよね。
でないとmomoちゃんと再び護摩堂山で会えなくなっちゃうかもしれないもんね。
(ショートカットの杉林の藪出現が時間の問題かも…)
Millerさんおはようございます!
昨日はレコ書いて力尽きて早々に爆睡でした(笑)
今シーズンはもうあとは雪が減るだけでしょうか…私はパウダーもいいですがザラメも好きなのでお楽しみは7月まで続きますよ
ま、さすがに7月にスキー担いで護摩堂山はないでしょ(笑)
春にあの界隈に入山すると山菜泥棒と思われますから、スキーはカムフラージュにもってこいかも?ってもう面は割れてるのでバレますね
お会いできなくて残念
そのスキーヤーと二足歩行が3人の4人でした。
私たちはモモちゃんを確認できましたよ。
ヘルメットが見えなくてモモちゃんとはわかりませんでしたけど
さすが護摩堂の主ですね。
ではどこかでお会いできることを願って・・・
chari-zoさんコメントありがとうございます!
私がマニアックなルートで登ったんですれ違いになってしまいましたね、残念
レコ拝見しましたがなかなかコアな内容ですね
今度お会いできた時にはよろしくお願いします
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