春山のような伯耆大山 滑りもガリガリ斜面に歯が立たず

2019年02月24日(日) [日帰り]

• GPS: 04:25
• 距離: 9.3km
• 登り: 976m
• 下り: 965m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:33
• 休憩: 0:53
• 合計: 4:26

3:58 大山寺バス停
4:04 4:04 大山火の神岳温泉「豪円湯院」
4:09 4:10 夏山登山口
4:49 4:51 三合目
5:11 5:14 五合目
5:18 5:18 行者谷分かれ
5:30 5:31 六合目避難小屋
6:01 6:01 八合目
6:11 6:11 石室方面との分岐
6:24 6:24 大山頂上避難小屋
6:26 7:03 大山頂上碑
7:04 7:04 大山頂上避難小屋
7:07 7:08 石室方面との分岐
7:11 7:17 八合目
7:36 7:36 元谷小屋
7:42 7:42 元谷堰堤右岸分岐
8:16 8:18 大山火の神岳温泉「豪円湯院」
8:24 8:24 大山寺バス停
8:24 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

南光河原駐車場は午前3時過ぎで満車。大山情報館下の駐車場へ。

コース状況／危険箇所等

・コース全般にわたり、十分な踏み跡あり、危険個所はないが、早朝は固く締まっているので、滑落に注意。
・滑った斜面、行者谷も早朝のため、ガリガリ状態で小雪のため藪も少し多い。

写真

2/23 20:55

前日、長期出張先の山口から車を走らせ、米子に着いた。まだ時間は早いので、駅前の居酒屋で地元の食と地酒を堪能した。
ほろ酔いのまま、コインパーキングに停めた車で車中泊〜(笑)

2/24 6:09

八合目あたりでようやく明るくなってきた。

2/24 6:09

いい天気だ。ご来光の時間が迫る。休憩もそこそこに登っていく。

2/24 6:19

登山ルートは稜線のギリギリを歩いて行く。

2/24 6:23

山頂の避難小屋が見えてきた。その向こうが弥山だ。
それにしても、あの人だかりはなんだ？

2/24 6:29

ご来光15分間前に山頂に着いた。間に合った。

2/24 6:30

ご来光を待つ人の人数40人ほど。なんとか撮影場所を見つけてカメラを構える。

2/24 6:40

ご来光。少し雲が覆っているが、鈍い光を覗かせてくれた。

2/24 6:41

徐々に輝きを増すオレンジの光。

2/24 6:43

カメラを絞りこみ、光芒を演出する。足元の斜面もモルゲンに染まる。

2/24 6:44

初めての伯耆大山で素晴らしい瞬間に出会えたことに感謝。

2/24 6:44

モルゲンロートの雪面

2/24 6:44

山頂には人、ひと、ヒト・・・まるで夏山のご来光シーンだ。
地元の方に話を聞くと、この2月はずっと週末の天気が悪く、この日が久しぶりのいい天気となったそうだ。

2/24 6:46

剣ヶ峰を行く人

2/24 6:46

日本海を見下ろす。米子の海岸線も良く見える。

2/24 6:47

山頂にいらっしゃったお姉さんに撮っていただく。

2/24 6:47

後ろ姿も。

2/24 7:17

スキーを履いて八合目まで滑り降りてきた。さあこのあたりからドロップしよう。

2/24 7:17

まだ早朝で陽の当たらない北側斜面は予想通りガリガリだった。ほとんど思うままに滑れなかったけれど、それでも滑れるということだけで楽しいもんだ。

2/24 7:29

振り返るガリガリ斜面。藪も全部は隠れておらず、凸凹もあり、滑りにくいが、しょうがない。

2/24 7:29

斜度も緩くなりようやくまともに滑れた。

2/24 7:37

堰堤から振り返る北壁

2/24 7:42

元谷避難小屋近くから見た北壁

2/24 8:14

大山寺でお参り

2/24 8:23

駐車場に戻ってきた。

2/24 10:37

山口への帰路、35年ぶりの出雲大社へ参拝へ。

2/24 10:46

60年に一度の式年遷都もほぼ終わり、荘厳な姿を拝見させていただいた。

2/24 10:55

年頃の娘、息子の良縁を祈願して・・・(笑)

撮影機器：

PowerShot G5 X CANON

arrows NX F-01J docomo FCNT

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 バラクラバ 毛帽子 ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール

感想

tekapo

山口へ長期出張が始まり、今か今かと待っていた山陰地方の晴れ間。
この週末ようやくその時を迎えた。
都合良く土曜日の仕事が早く終わり、急いで支度をして車を走らせる。
この時間なら午後8時ころには米子に着きそうだ。
最近、ドラマ「ワカコ酒」を見ていて、独り居酒屋が気になっていたんだなぁ。

米子駅前のカウンターのある地元の料理を売りにしてそうな居酒屋へ入った。
新鮮な刺身やお店自慢の料理、そして地酒をいただく。
ほろ酔い気分で、近くのコインパーキングに停めた車へ・・・車中泊でお休み。

目覚ましに起こされ、眠い目をこすりながら大山へ車を走らせる。
着いた南光河原駐車場は・・・なんと満車だ。
車のあちこちからヘッドライトを灯した登山者が歩き出していくではないか。

急いで、下の駐車場へ停めて自分も歩き出す。
午前4時過ぎスタート。今日のご来光は6時43分だ。
コースタイムは3時間ジャスト。雪に足運びに気を使うが、
間に合う時間だ。しかし時間が気になり足取りは急いでしまう。

高度を上げるにつれて樹木が少なくなり、振り返る米子の夜景が目に届く。
夜空には星も瞬いている。
8合目あたりで一気に視界が開ける。
東の空が明るくなっている。
背中に担いだスキー板も重いが、休んではいられない。
9合目を過ぎ、山頂避難小屋が見えた。
その向こうに見えるのは・・・なんと大勢の人だ！！
その数30人ほどだろうか。
皆さんカメラ、三脚をスタンバイしてご来光ショットを狙っているのだ。

地元の登山者に話を聞くと、2月の週末はほとんど天気が悪く、
皆さん、この日を狙っていたんでしょう、と。

ご来光の時。
北アルプスを思わせる雪稜とその向こうから登るご来光。
この景色は正しく一級の眺めだ。

撮影を終えて、ゆっくりすればいいものを、
ついつい滑る気持ちに気が向いてしまう自分。
八合目からドロップするも、まだ気温の上がらない凍てた斜面は
ガリガリ、凸凹、藪も少々。
満足できる滑りじゃないけれど、
まあこれも山スキーです。
滑れるだけで楽しいもんだ。

ようやく滑れた伯耆大山、今年はあと何回滑れるのだろうかと
想いながらも、やっぱり山スキーを求めてまた来るんだろうなぁ〜