記録ID: 1746004
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積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
長き雪道を歩み辿る日本三百名山「男鹿岳&女鹿岳」(北西尾根から)
2019年03月03日(日) [日帰り]


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 07:39
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 1,306m
- 下り
- 1,301m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 7:35
距離 24.3km
登り 1,310m
下り 1,306m
5:17
56分
栗生沢集落(冬期通行止地点)
12:52
栗生沢集落(冬期通行止地点)
(今回のペース:標準CTの70〜80%程度)
天候 | 曇り一時晴れ 山頂の気温:マイナス1度(午前9時) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・栗生沢集落から100mほどで通行止めゲート有 ・ゲート前は駐車場や待避所がないので、回転場付近を避けて駐車する必要あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山道整備度:-(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度 ★体力難易度 :4.5(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 :2(難5・4・3・2・1易)アイゼン、ピッケル、藪等の頻度 ★登山道の眺望:2(良5・4・3・2・1悪) ★山頂の眺望 :4(良5・4・3・2・1悪) 【すれ違った登山者の数:0人】 ◆現時点の県道の状況(栗生沢集落〜北西尾根取付き) ・県道黒磯田島線を栗生沢集落から100mほど進むと冬期通行止ゲート有。ゲート付近は20cm程度の残雪があるが、あと10日もすれば滝沢橋まで(約700m)雪は消えそうな感じ。ゲートが撤去されれば、少なくても滝沢橋までは車両の進入は可能。 ・県道は、釜沢橋の通行止ゲートまで車両の進入はできるものの、現在、落石の恐れがあるため滝沢橋〜釜沢橋区間(約3.8km)は通行を規制している模様。この区間の積雪量は0〜30cm程度のなので、2週間もあれば雪解けしそうだが、規制情報の確認が必要。 ・北西尾根取付きは県道上にあるが、標高797mの釜沢橋から県境まで廃道化しているため、北西尾根取付きまでの約4.9kmは車両の通行は夏場でも不可。一部で路体擁壁が大きく倒壊していたり、上部斜面からの落石、倒木等もあるので、やや歩き難い。この区間の積雪量は20〜70cm程度。 ◆登山道の状況(北西尾根取付〜男鹿岳) ・標高1124mの北西尾根取付きから男鹿岳山頂までは、一般的な登山道はない。笹や灌木等が雪下になり雪上が歩きやすくなる残雪期等に歩行できる季節限定のバリエーションルート。この区間の積雪量は、0.7m〜2m程度。今年は小雪なので標高1300m以下は雪がやや少なく、3月下旬以降、雪解けが早そうな感じ。 ・北西尾根取付き地点から針葉樹林内を歩き、徐々に広葉樹林に変わりながら尾根に沿って進む。終始、樹林帯歩きのため、眺望はイマイチだが、標高1600mを越えると西側の山々が見渡せるようになる。 ・一部で急登な斜面が短区間あるが、瘦せ尾根等もなく、特に危険性のある箇所はない。 ・目印等のマーキングが少ないので、ルーファイ技術が必要。特に下山時は、トレースがないと主稜線から北西尾根への戻り方に迷うかもしれない。 ・男鹿岳の山頂部は樹林帯に覆われ、眺望は東側の那須岳方面が開けている。 ◆登山道の状況(男鹿岳〜女鹿岳) ・男鹿岳の南方向へ600mほど稜線伝いに進むと女鹿岳がある。周囲に樹木があるが、大きく視界が開け眺望が良いので立ち寄ることをお勧めしたい。 ・現時点で、ルート上に直高2mほどの雪庇が張り出しており、雪庇を利用して歩行できた。ただし、雪庇に隠れクラック等もあるので要注意。 ◆本日の雪山装備 ・防寒対策のほか、ワカン、本格アイゼン、チェーンスパイク、ピッケル等を準備したが、実際に使用したのはワカンとチェーンスパイクのみ。特に危険性の高い斜面はないのでピッケル等は不要でも良いと思われるが、お守りとしてフル装備しても良いだろう。 ・今朝の冷え込みで雪面が凍みてくれたので、釜沢橋までの県道区間は歩きやすかったが、それ以降は踏み抜きが多くなり、標高1000m地点からワカンを終始装着した。 ・北西尾根の雪面はほどほどに締まっていたが、ワカンでも10〜20cmほど沈む区間が多く体力的に難儀した。3月中旬以降は、更に雪が締まるので今後は歩きやすくなりそう。 |
写真
撮影機器:
感想
本日は、日本三百名山の1つで、一般的な登山道が整備されていない栃木と福島の県境にある「男鹿岳」に登ってみました。
男鹿山は、夏場に塩那スカイライン方向から薄い踏み跡を辿る方もいるようですが、多くは残雪期に登られているようです。
今年は、全国的に小雪。
気象庁のアメダス観測地(福島県田島)の積雪深が先週「0cm」になったので、「山も雪が無くなり藪になってしまう」と、急きょ、決行してみました。
しかし、小雪といっても、今は3月上旬。
集落より先は、まだ積雪が残り、県道は予定より手前で通行止め。
止む無く、片道9km強の雪の県道を延々歩く羽目になりました。
北西尾根から本格的な山歩きになり、予定通り山頂に到着。
人工音が全く聞こえない静寂な山頂は、那須岳の稜線も見渡せ大満足。
久しぶりのロング行程でやや疲れましたが、私好みの山行で楽しかったです。
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