津軽半島の中央分水嶺 玉清水山〜袴腰岳(中里)
- GPS
- 10:20
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,226m
- 下り
- 1,190m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
わかんとストックで歩いた.アイゼンも持って行ったが使わなかった.中ノ股沢沿いの林道は残雪がありわかんでも所々もぐる.途中,カーブの手前で急斜面を北上し近道をした.林道は次第に荒れてくるが歩くには問題ない.林道の最高地点から尾根に入る.玉清水山までの尾根には荒れた道があるように思えるがあってもやぶ道と思う. 玉清水山の南東への分水嶺の下りは地形がやや複雑で急斜面になっており緊張する.雪が少し緩んでいたのでわかんでも下れたが雪が硬いとアイゼンは必要と思う.今回のルートではここが一番大変だった.この後,袴腰岳までの稜線は残雪が豊富で稜線は広く歩きやすい. 袴腰岳からの下りは登山道のあると思われる場所を歩いた.トラバースする場所は急斜面で少し緊張した.尾根に出てからは残雪が豊富で登山道の痕跡もあり歩きやすい.沢沿いの林道に出る手前から広い道があり急斜面は楽に下れた.下った林道にはたっぷり残雪があり雪が緩くなっているのでわかんでも結構辛かった.途中から林業のためか除雪してあった.わかんは外せたが凍結やぬかるみが多く気を使った. |
写真
感想
玉清水山から袴腰岳(中里)の間は津軽半島の中央分水嶺で最後に残った稜線だが,林道も含めると距離がかなり長くなるので日帰りで歩けるかどうか悩んだ.昨年の3月下旬に北側の中山峠から往復を試みたがやぶがかなり出ていて玉清水山までの往復となり断念した.そこで今年は昨年より早い時期に計画した.今年は例年より津軽の積雪深,累積積雪量が少ないので心配だったが,結果的には昨年よりは残雪が多くやぶは隠れており比較的楽に歩けた.しかも林道は雪解けや除雪により思ったより奥まで入れたので歩く距離を短くできた.地元もそうだが,今年は里の雪が少なく山はそれなりに雪があるようだ.例年より気温が高く冬にもかかわらず里では雨が降った影響と思う.
今回のコースは玉清水山に登るルートとして一番楽なコースと思う.林道は荒れているが残雪期であれば歩くのに問題ない.長い林道にどのくらいやぶがあるかはわからないが,無雪期でもやぶ漕ぎは短くて済むと思う.玉清水山から南東への分水嶺の下りは急斜面になっている.地形もわかりにくく明瞭な稜線に出るまで緊張する.雪が硬いとアイゼンやピッケルも必要と思う.袴腰岳までの稜線は残雪が豊富で歩きやすかったが,昨年歩いた中山峠から玉清水山の間の稜線よりも標高が高いのも影響していると思う.ただしもう少しするとここもやぶが出てくると思う.稜線は寒くなかったが風が強かったので少し苦労した.特に袴腰岳山頂では強風で写真を撮るのも大変だった.袴腰岳から下った林道は雪が緩くなっていたので結構辛かった.わかんよりもスノーシューで歩いた方が良かった.樹林の中の稜線が多いのでGPSもあった方が良いと思う.今回のルートに足跡などの歩いた痕跡はなかった.
これで津軽半島の日帰り分割縦走が終了し,中央分水嶺を経由し伊豆の石廊崎までの分水嶺が繋がった.次は中央アルプスと北アルプスの間や日光周辺,地元の山形県の分水嶺を歩こうと思うが,高齢になり気力,体力がだんだんなくなってきた.
ここから北に続く中央分水嶺山行:
津軽半島の中央分水嶺 中山峠〜363m峰〜玉清水山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1416513.html
ここから南に続く中央分水嶺山行:
津軽半島の中央分水嶺 袴腰岳(中里)〜520m峰東南の鞍部
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1229459.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
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すごいパワーですね。10年以上前に尾別側から登りましたが、今では運動公園側からのルートもヤブ状態でしょうね。山頂は津軽平野を一望できる絶景なのに残念です。蓬田村ルートが刈払いされている情報で、6/7に出かける予定ですが、新米+往復10K以上のコースなので、不安です。
コメントありがとうございます.
袴腰岳は津軽半島の中央分水嶺の山の中では大倉岳や赤倉岳,鋸岳とともに展望の良い山の一つで私も好きな山です.蓬田村ルートも歩いたことがありますが,思ったより長く登り降りもあり少し苦労した思い出があります.この時は袴腰岳から大倉岳を目指したのですが,やぶと悪天候で敗退しました.途中のやぶの中でデジカメを紛失したのも苦い思い出です.
7日に出かけられるとのこと,良い天気で新緑の山を満喫できることを願っております.
6/7 報告とプチ情報。
360℃パノラマ。最高の登山でした。
多少のアップダウンはあるものの、登山道はず〜〜と木陰。時折風。足場は腐葉土でフカフカ状態が続く。石のゴロゴロもなし。山頂近くの刈払いのおかげで、高速道路並み。弱足の私でも上2H50' 下2H30'(タケノコ時間含む)。
但し、スタートの「赤倉・袴腰登山口分岐」に車止めあり。が、、、「取り外して差し込む」で無線中継所前まで車で(3台ほど駐車可)。ちょっとズル。
往復50'・3Kの短縮。タケノコ採りのおっさんはこの作業慣れたもの。
返信、ありがとうございました。
360度の展望,木陰と時折の風,ふかふかで刈払いされた登山道など最高の登山を楽しまれたようですね.良かったです.
私も6日に朝日と月山を結ぶ分水嶺として湯殿山に登ってきました.今回も道はなくやぶ漕ぎでしたがそれなりに楽しかったです.
津軽半島から関東,中部地方に続く中央分水嶺の山行をヤマレコに公開しています.道のない山がほとんどですが,もし宜しければ覗いてみて下さい.
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