八ヶ岳・蓼科山


- GPS
- 05:57
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 794m
- 下り
- 787m
コースタイム
14:15山頂-17:00女乃神茶屋駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・山頂まではトレースがばっちりついている ・ひたすら登り ・樹林帯をぬけると強風に ・カモシカを何度も見かけた ・蓼科付近には日帰り温泉が何件もある。今回は諏訪湖畔の温泉へ 「片倉館」600円 建物が国の重要文化財です |
写真
感想
間もなく雪山シーズンが終わるにもかかわらず、冬山用登山靴と12本爪アイゼン、ピッケルを買ってしまいました。
早く使わないと雪がとける!そこで向かったのが八ヶ岳の蓼科山。
北横岳と迷ったけど、ヤマレコなどを見ていると、蓼科山の方が12本爪アイゼンの機能を体感できそうな感じ。
昔、雪のない時期に登って、ひたすら続く登りにウンザリした記憶があったけど、思い切って行ってみることにしました。
10時頃、女乃神茶屋駐車場へ。平日でしたが車が5台ほど。人気なのですね。
久しぶりの山歩きだったので、まずは感覚を取り戻すべくアイゼンなしで。
道にはトレースがばっちり。徐々に斜度がついてきますが、気温も高くて雪が適度に柔らかいので気にならずに歩けました。
服もセーターとフリースで十分。
2113メートル地点辺りまでくると再びなだらかに。
下山してきた男性が、そろそろ斜面がきつくなるのでアイゼンをつけた方がいいと教えてくれました。
この先、「グリセード、シリセードの跡で斜面がズルズル」とのこと。
さらに先へと進むと山頂が見えてきました。ここでアイゼン装着。
山頂への登りにとりつくきます。道はひたすら斜面!斜面!
「足裏全面を雪面にフラットに・・」していると足首がキツイ!
「足先をハの字に・・」してみるけどツライ!
「つま先を斜面に蹴り込むように・・」してもツカレル!
アイゼンなしの方が楽だったかも・・。慣れない雪道歩き。夏道と筋肉の使いどころが結構違うんですね・・。
色々組み合わせながら懸命に進みました。
歩くことおよそ3時間。コースタームはすでにオーバー。
引き返したくもなりましたが、ここで再び下山の男性に遭遇。
その方曰く「今年の蓼科山はキツイ」
なんでも、例年なら雪の斜面にはもっと段々がついているのだけど、今年はそれがないので歩きにくいのだとか。なるほど・・。
それでも「山頂までもうすぐですよ!」との声に励まされ歩くと森林限界へ。
山頂はもうすぐ!急な強風で一気に寒くなりましたが、足取りも軽く山頂へ。
2時を回ったので、少しもやっていましたが、南・北アルプスまでぜーんぶ
見渡せました。展望がすばらしい!
しかし山頂は「寒い・・寒い!!」
強風で体感温度マイナス10度位でしょうか。あわてて上着を着用します。
最近デジカメが壊れたのでスマホで写真を撮っていたのですが、手袋を外さねばならず、手が痛くて痛くて仕方がない!ので、バチバチ写真をとり、さっさと撤収しました。
12本爪アイゼンすごい!と本当に思ったのは下り。
急な下りでも、しっかり雪をとらえてくれるので、安心して下りられます。
「た・・楽しい!」下りはのんびり写真をとりながら歩くことができました。
初の本格的な雪山歩きは、かなり恵まれた条件での山行でしたが、服の重ね方から歩き方、道具選びまで実際に歩いてこそ分かることがいっぱい。今度はガイドの方などからもっと安全で効率的な歩き方など教わってみたいな。
さて、山から下りたら向かうは温泉。
ところが、うっかり温泉集落を通り過ぎてしまい、諏訪湖まで行くはめに。
たどり着いたのが湖畔の日帰り入浴施設「片倉館」。
ゴシック調?な建物、なんと昭和3年建築の国の重要文化財です。
浴場はステンドグラスあり、彫像ありな、「テルマエ・ロマエ」の世界。
※テルマエ・ロマエ・・巷で人気の銭湯漫画。
古代ローマ時代と現代の日本が舞台[m:64]
大きな大理石の浴槽は深いところで1メートル以上もあります。入浴料は600円。
赤い絨毯がしかれたロビーには勿論瓶のコーヒー牛乳も。
山とのあまりのギャップに笑いがこみ上げてきますが、いい温泉です。諏訪湖にお立ち寄りの際はぜひ。
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