いつまでも一緒 国道135号旧道区間 チャリレコ ★伊東ー下田


- GPS
- --:--
- 距離
- 67.0km
- 登り
- 1,155m
- 下り
- 1,152m
コースタイム
■宇佐美(伊東)から東伊豆の海岸線を出来るだけ旧国道135を使い(そして検証しながら)、下田まで到達しようという試みです。
●なお全線のR135は小田原〜下田になります
JR東・伊東線宇佐美駅から
7:00宇佐美駅(静岡県道12+静岡県道351)ー8:20大室山付近(静岡県道351+静岡県道112+R135)ー9:30熱川(静岡県道113+R135+県道指定なし旧135)ー10:25稲取10:55(県道指定なし旧135・聞き込み30分)ー11:25今井浜でと入浴・舟戸の番屋12:10(県道指定なし旧135)−13:10白浜板戸(R135)ー14:30伊豆急下田駅
伊豆急行・伊豆急下田駅まで
天候 | 曇りのち弱雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
帰り:伊豆急行・伊豆急下田駅から輪行帰宅 全線自転車を使用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白田ー稲取間の友路トンネル:旧道・脇道で交わせない ※縄地のトンネル群、今井浜のトンネル、伊豆大川・熱川の国道とトンネル群は交わせる |
その他周辺情報 | 露天風呂:今井浜海岸の舟戸の番屋を利用(\300) |
写真
装備
個人装備 |
ロードレーサー+LOOKペダル(歩けない自転車靴)
|
---|
感想
S30前後、伊東ー下田間には有料の”東伊豆道路”が大きく3つに分かれ順次開通した。
現在の一般国道135号線(路線延長48.3 km)である。
・S29 1954年開通(縄地道路)下田白浜ー河津区間
・S31 1956年開通(伊東道路)八幡野(伊豆高原)ー伊東区間
・S37 1962年開通(東伊豆道路)八幡野(伊豆高原)ー大川ー北川熱川ー稲取区間
※S53 1978年 伊豆近海地震により白田ー稲取区間の旧道が罹災し放棄
※S57 1982年 全線無料化
■東伊豆道路の旧道群
東伊豆の海岸線は地勢が険しく交通はおもに海路が主役だったが、東浦道(ひがしうらみち)という古えの街道が存在していた。
明治・大正・昭和の鉄道・自動車の登場により東浦道に沿いながら、T14−S7に開削された自動車道は”東伊豆循環道路”という後の(旧)R135である。この道はS7‐37の三十年もの間に隧道が供用されたり舗装化されたり改良が繰り返された。
今では有料道路(現在無料)の”東伊豆道路”がR135に昇格し、東伊豆循環道路は旧道となった。さらに135に指定されなかった循環道も現存している。
■7:00 チャリで宇佐美から下田へ!
本来は”小田原ー熱海ー伊東ー下田”という一気通貫が理想だろうが、ゆっくり走りたいのと以前探査の”網代→宇佐美間”は特に狭い登り勾配のトンネルがあり危険(下記参考記録参照)宇佐美スタートなりー('∀')
■伊東ー南伊東ー大室山ー八幡野ルート
いつもは海沿いの静岡県道109号伊東川奈八幡野線に行くのだがこの県道はS35に開通の新しい道であり、真の旧R135は伊東ー南伊東ー大室山から八幡野に抜ける道が本命だろう。
しかしこのルートには罠があった。。
●海抜ゼロから400mうp。 峠越えじゃね?
●しかも伊豆スカイライン・冷川から伊東に来る交通量大杉・きけーん!!
気が付けば大室山の山頂近くww 確かに昔の自動車道かもしれないが、登り長杉!! 東京の奥座敷・伊東でさえ昭和の初めにはこんな山岳地帯から開削せねばならなかったとは。伊豆は海道(海運)ありきとマジ思う。
■9:00 八幡野(伊豆高原)から赤沢(伊豆大川)ー熱川 山間海崖上の快適旧道
現国道と相模湾を眼下に見る旧国道は今や快適自転車道?? とにかくクルマがいない。伊豆大川駅を過ぎればクルマゼロになります。
しかしここは近年まで観光のマイカーが溢れ、バスやトラックがすれ違い困難であった渋滞の道。旧道とはいえS37まで国道だった痕跡は様々に垣間見えます。
☆彡チャリが立ち止まって写真撮影など不可能だったでしょう!!!
☆彡昭和初期の現役!!車止めと橋は見もの!!
■11:15 お風呂(今井浜)明るい雨が。実は旧国道前
今井浜海岸の波打ち際にある露天風呂・舟戸の番屋さんに立ち寄る。六人程度が限度の露天風呂。貸し切り状態で絹のような春雨を浴びながら。。最高の風雅ですね(爆)
■12:10 風呂上がりは縄地周辺の旧国道(河津ー下田の白浜板戸)
カラダほかほか+クルマいない+ひなびた旧国道+春雨=風雅を超える”風狂”ではなイカ!!
春の楽しい弱雨。この時期の雨から生きものの活動が始まるのです。
しかし河津桜はすでに葉桜 (ノ・ω・)ノオオオォォォ-
この区間後半は初走行。
伊豆でありながら南房総の林道のようで、海が見える+静かで実に楽しいが、南房総と違う点は、”実はこの道・旧国道”だったんだよね!!マイカーブームで渋滞だったんだよね!!”という、林道とは生まれの違いがあり、そして国道から降格し今の静寂があるのだw
■白浜桜
旧道を抜けると白浜板戸であった。現道の危険トンネル群や尾ヶ崎ウィング(展望台)の危険峠を迂回しての勝利(;'∀')
シメは白浜桜、、だがこの先にもシメが多数だった!!
☆彡 白浜桜は河津桜より10日ほど遅れ3月10日頃に満開になる。
春雨の下田散策
☆彡 踊り子別れの波止場
☆彡 ペリーロード
いやいや、下田は雨が似合う町です!!
雨といえば、大磯、武蔵小山商店街、北鎌倉、城ケ島、修善寺なんかが俺的に思い浮かびますが、下田の雨(特に春雨)は実に艶やかであります (・∀・)イイ!!
■伊豆の旧道わっしょい(・∀・)
先ず海と崖、なまこ壁、花柳、開国、罹災旧道、、
今回走った旧国道区間は、実はクルマを避ける脇道として”おいら”が利用していた道が多くある。こんな狭い道が、駅前の道が、国道135号線だったなんて、、
・・今まで訪ねた土地でも同じような経験がある
クルマを避け人の匂いに近づいてゆくと、自然と明治・昭和の道に入っている。
これはクルマでは味わえないチャリならではの醍醐味だと思う。
※歩き専門ならば明治以前の歩き道を見つけやすい
つまるところ、ツーリングのロードチャリの操作・速度自体が明治道や昭和道の旧線形に適している。という結論に達する。
☆彡 当時の自動車=現代のチャリとは共通点が多すぎるのだろう、、
オート三輪やチャリで現R246を走っても疲れるだけだろうが、旧道の矢倉沢往還を走れば普通な道という感覚ではないだろうか。
伊豆縦貫道の早期開通が望まれますねw
☆彡 ループ橋が過疎化してチャリが楽しく通行できますようにw
繰り返すけど
クルマを避け人の匂いに近づいてゆくと、自然と明治・昭和の道に入っている。
これはクルマでは味わえないチャリならではの醍醐味だと思う。
あの春や東京空襲10万余 ほの香
うぐいすのこゑ透き通る木霊かな ほの香
上陸す砂洲次々に花筏 ほの香
踊り子の通過駅にも春の雨 ほの香
清楚やな雌しべ雄しべの花の雨 ほの香
春雨に髪の濡れゆく湯舟かな ほの香
花の雨しずくに千々の丸き島 ほの香
春雨のやや止みかける昼餉かな ほの香
春雨や神羅万象始動せり ほの香
靴脱げば裏一面の落花かな ほの香
関連する記録
贅沢杉・河津桜の佳景に初音 チャリレコ ★東伊豆道路・縄地周辺(白浜板戸ー河津村)の旧道区間 2019年02月24日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1738719.html
こちらスネーク廃隧道に潜入した ★廃道旧道探査(網代港ー宇佐美港) 2019年02月17日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1734307.html
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