日光/ヤキバ沢〜銭沢経由鳴虫山・神ノ主山


- GPS
- 05:12
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 702m
- 下り
- 800m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
銭沢ルートは道標も不十分であり読図できることが条件になる。また登路は沢をつめて行く急峻なもので厳しい。下りルートとしては分岐点にも道標が無いケースもありルートを間違えたときのリカバリが著しく大変な点が要注意。 合峰から鳴虫山の間は特に危険箇所なし。 鳴虫山から神ノ主山間は凍結個所が多く、アイゼンを装着した方が無難。 |
写真
感想
用事があって日光に行きついでで鳴虫山に登ってきた。
雪山ハイクを期待していたのだが、積雪はそれほどでも無く、ちょっと期待はずれであった。
朝の好天は1日続くことを期待させたのだが、その好天は長持ちせず花曇りと言った天気に終始し、これも残念だったのは展望がもう一つだったこと。それでもヤキバ沢をちょっと覗き見したことと、銭沢からの登りはなかなか楽しめるものであった。
花石町の庚申塔で国道から市道に入り、大日堂跡に大谷川に架かる大日橋を越えて道路を左に、少し歩くと歴史を感じる第一発電所があり、その脇の石段を降りて行くと並び地蔵に出逢う。行きと帰りで数が違うと言うので化け地蔵とも呼ばれているが、その先(下流側)で大谷川は大きくうねりそれにより磨かれた岩盤が含満ヶ淵となっている。このちょうど向かい側でヤキバ沢が注ぎ込んでいる。脇の路を上がって行くと発電用水をヤキバ沢がまたいで渡ってくるのに驚かされる。川の高架橋と言った所。さらに河畔を歩き、日光宇都宮道路を過ぎると堰堤が2つ、3つ現れてきますが、右岸側にあるトレースを辿って越えて行く。しばらく行くと4段の滝が現れる。多分、これが素麺滝かと。沢装備であればいずれも越えて行けそうな所だが、高巻くにも斜面が凍っていて下降時に危ういのは避けたいので2段目を越したところでここは引き返すこととした。
気温は5℃。ちらちらと小雪も舞う天気。
来た路を戻り日光宇都宮道路の南側の林道を東へと辿ると一回日光宇都宮道路をくぐり北側に出るともう第二発電所の所。ここで漸く銭沢不動尊の文字が道標に現れる。再度日光宇都宮道路をくぐると銭沢の左岸に出て、行くこと数分で不動尊が見えてくる。不動尊は1851年建立とのこと。現在の建物は昭和49年に建てられたものとのことでまだまだ朱色が鮮やか。不動尊は2つの沢の合流地点で広い河原になっている。そのためにここからの登路は見つけにくい。方角的にはヤキバ沢との間の尾根に上がるので、左岸に渡るとビンゴ。下からは解らないが上から見える道標があった。ルートはそのまま沢を詰めて行くもののようだ。急登に喘ぐ。上部で沢は二俣に分かれており、左俣の方が緩やかでそそられるのだが右俣を少し登るとロープが張ってあった。ここを詰めきると杉の巨木がある稜線に出る。その巨木の根本に銭沢不動尊と言う道標が置いてあったが、分かりにくいと思う。
稜線に出ると緩やかな樹林の路になるがアップダウンを繰り返し、やがて雪の着いた斜面になる。これを越えたら合峰かと思ったらそうでは無かった様子。道標が落ちていたので木に結んでおいた。合峰に向かう最後の尾根は積雪15cm位で最も雪があった。ここでは明確なトレースがあったが、一週間前位かと言う感じだった。このルートは余り利用されていない。そして合峰に出る。ここにははっきりとした道標が設けられていた。
合峰から鳴虫山に向かう途中で3人のハイカーに逢った。みな独標経由の路を選ぶようだ。合峰から鳴虫山までは軽合金製階段が設置されていることもあり危険個所は無かった。階段を登りきり木の階段を登ると山頂に飛び出る。ちょうど昼時でもあり、20人位のハイカーがくつろいでいた。展望台は一部腐っているが日光連山の眺めが非常に好い。ただ残念なのは灰色の空。どうも今年は展望には恵まれていないもんだ。好天がウイークデイに廻り、週末に雨が降るような気候の周期になっているので仕方ないのだが、文句を言いたくなる。高原山の方面はやや青空が広がっている。
皆神ノ主山から登って来たのだがアイゼン装着率は50%と言う所。女性に凍り具合を尋ねたが凍ってますよと言いながらもアイゼンを着けていなかったのでまあ大丈夫かとそのまま降りて行ったが、結構凍ってて最大限に用心しながら降りて行った。なので今日は登りと下りが同じ時間になった。標高1000m以上で特に凍結が目立っていた。
神ノ主山まで降りるとほぼ凍結はなし。この山も展望が好い。神橋から下の市街と霧降アイスアリーナの位置関係が良く解る。ここまで降りるともう市街はすぐそこ。日光宇都宮道路のトンネルを越えると天王山神社があり、この右手の路を降りて行くと間もなく御幸町に至る。天王山神社は鳥居越しに赤薙山が威風堂々と望まれる。御幸町に出た所で志渡淵川が流れているのでここでポールと靴を洗わせてもらう。ゲータも取り去りすっきりとして駅を目指す。国道に出たら焼肉屋の横で匂いに誘われはしたが14:25の電車で特急に乗り継ぎ帰る方を選択した。車中でせんべいとビールで一人で乾杯。
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