鈴鹿テン泊縦走 イブネからお金明神参拝(杠葉尾登山口〜北畑口)
- GPS
- 18:56
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 2,724m
- 下り
- 2,866m
コースタイム
- 山行
- 4:28
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 5:20
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 5:26
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 7:11
天候 | 5:晴,6:霧後晴,7:晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大阪8:00-(JR1490円)-9:06近江八幡9:12-(近江鉄道450円)-9:31八日市駅9:40-(ちょこっとバス200円)-10:27永源寺支所10:35-(ちょこっとバス200円)-11:05杠葉尾 ※ちょこっとバスは、乗り継ぎ乗車1回無料(初回乗車時に、乗り継ぎ乗車券をもらうこと) 復路: 北畑口12:23-(近江バス、日八線)-13:19近江八幡13:39-(JR1490円)-14:45大阪 ※土休日は、北畑口BSから近江八幡行きバスが1時間に1本 |
コース状況/ 危険箇所等 |
□登山届 杠葉尾(ゆずりお)登山口に登山ポスト有り。 □コース状況(要注意箇所) 銚子ヶ口~クラシ:細かい間隔でテープ有り。 イブネの台地:ガスったときは要注意。 クラシ~オゾ谷:今回の核心部。急坂を激下る。しっかりテープを追うこと。 お金峠~クラシジャンダルム~クラシ:ヤセ尾根は慎重に。 清水頭~大峠:細かい間隔でテープ有り。シャクナゲの張り出しは、掻い潜るべし。 イハイガ岳周辺:東斜面は崩落が進み、へつるように道が付いている。激急登有り。 □宿泊地(テント泊) イブネの台地:テン泊適地。熊ノ戸平の沢は、水量豊富。 |
写真
感想
雪は溶けた。いざ、テントを担いでお山へ。
今年初のテント泊は、イブネの台地を目指します。以下、道中記録です。
前日は、会社の歓送迎会。お世話になった方が異動になるということで、2次会まで行ってヘベレケになるも、家までは無事、帰る。翌朝、目覚ましを頼りに、目を覚ます。幸い、昨日の酒は残っていなかった。JRに乗っていざ、出発!
◆1日目 杠葉尾登山口〜銚子ケ口〜イブネ(テント泊)
かわいいちょこっとバスを乗り継ぎ杠葉尾を目指す。バスに登山者は私一人。途中で、地元のおばあちゃんが乗ってきた。スーパーで買い出ししたようで、大きな荷物を両手に抱えている。おばあちゃんも頑張ってるなぁと、荷物をバスに運び込み、おばあちゃんの家でも荷を下ろすのを手伝った。バイバイ、元気でね〜。田舎での一人暮らしの生活は大変だろうなぁ。
バスの運転手にビールがどこかで買えないか?と話していると、「道の駅にはないねぇ、途中の酒屋がもうあいているかも」と酒屋に立ち寄り、買い出しを待っていてくれた。バスとは思えぬ、アットホームな対応にちょっと嬉しかった。バスは杠葉尾登山口の前まで送ってくれた。どうもありがとうございました。ここで準備を整え、歩き始めた。
整備された道で登り易い。今日は天気も良く、気持ちよく歩いた。銚子ヶ口手前で展望が開ける。対岸には、鎌ヶ岳、御在所、釈迦、竜、藤原、御池の山々が見えた。御池の山には少し雪が残っているのが見えた。
銚子ヶ口でランチ休憩。湯を沸かしコーヒーを入れて、パンを頂きました。
そこから一路イブネを目指す。昨年、銚子ヶ口では散々迷ったおかげで、今年は道が記憶に残っておりスムーズに進めた。(と、思いきや、二度ほど、道をロスト。脇道に引き込まれた。鈴鹿の道はなめたらあかん。)
しばらく進んで、チョウシに到着。久々の苔の台地に嬉しくなった。少し歩いて、イブネに到着。御在所、鎌が一望できる一等地を選んで、テントを設営。担ぎ上げたビールを雪渓に埋めて、水を汲む。クラシでは、明日進む道の状態を確認後、テントに戻り、初日の行動を終えた。
◆2日目 イブネ〜オゾ谷〜お金明神~お金峠〜クラシジャンダルム〜イブネ(テント泊)
朝起きると、濃い霧が出ていた。イブネらしい。夜が明け、すっかり周囲が明るくなってから、出発。
今日は日帰り装備で、お金の森を目指す。ここに至る道はバリエーションルート。候補はいくつかあった。銚子ヶ口まで戻り、コリカキ場(禊の水場)を越えていく道などもあったが、渡渉が必要で、川の状態がわからない。オゾ谷を下りれば、最短コースで周回して戻って来れそうだと、ここを選んだ。地図で見る限り、等高線が詰まっており、かなりの急傾斜が予想された。(イブネの台地から下りるバリエーションルートは、どこも難易度が高い)。まずは、クラシからオゾ谷へ下りる。なかなかの斜度の急坂を滑り下りるように進んだ。少しでもロストすると登り返すのが大変な道だ。緊張感を持って進む。テープは短い間隔でついており、丹念に追った。
途中、行動食のナッツを詰めたボトルがザックから転げ落ちる。急斜面にひっかかったボトルを慎重に回収した。(後で見たら、ザックのサイドネットが破れていた)。少し高度を下げると霧は晴れてきた。ラッキー。無事、オゾ谷まで到着。本日の核心部を無事越え、ホッと胸を撫で下ろした。疲れたので、立派な滝の前で、一休み。あとは、谷沿いに下るだけだ。
しばらく進むと、愛知川に出合う。そこからは、清流沿いを歩く。鉱山跡、壊れた橋を越え、お金の森へ向かう。歩く人も多いのでしょう。テープは多く付いており、道は分かり易かった。ついに、お金明神にご対面。凛々しいお顔を拝見しました。私も他の人に倣って、切り株のテーブルの上に、お金を積んでおきました。
ランチ休憩後、お金峠へ。お金峠で稜線に乗り、クラシを目指す。ワサビ峠や、クラシジャンダルムを越えて、再び苔の台地に乗る。テントに戻り、この日は、ビールを飲んで過ごした。今日は土曜日、人気のテン場には、テントが多く見られた。
◆3日目 イブネ〜雨乞岳〜綿向山〜北畑口
朝早く起きて、五時前に出発。今日の天気は快晴。星空も綺麗だ。ヘッデンを点灯して歩き始めた。今日は距離が長い。気合を入れて進む。佐目峠を越え、杉峠へ。そこから雨乞への急登に取り付く。あえぎつつも突破し、雨乞岳へと進む。山頂に到着後、夜が明けた。人の丈ほどある笹を漕いで進む。笹は乾いており、カッパは必要無かった。笹原を抜けると、気持ち良い縦走路が待っていた。
更に高度を下げると、樹林帯の中へと入る。背高のデカザックが木にひっかかり、歩きにくい。シャクナゲの愛のムチは、結構痛かった。大峠を越えたところで、可愛いイワウチワとご対面。今年も会えて、ちょっと嬉しい。崩落した斜面をヘツって、イハイガへの急登に取り付く。必死のパッチで突破して、山頂で、大休止。お腹が空いたのでアルファ米雑炊を食べた。
ここでおばちゃんペアとすれ違う。おばちゃん達は、綿向山から雨乞岳をピストンすると聞いた。雨乞岳をピストンなんて、元気やなぁ。大峠からの登り返しがきついが、基本、変化に富んだ気持ち良い縦走路なので、それもありかなと思った。
気持ち良い稜線を登りきり、綿向山に到着。ここで最後のコーヒーブレイク。カッコよい鎌の姿を目に焼き付けて、下山開始。今日は水無山経由で下りた。ここは、結構なアスレチックコースだった。麓の林道まで降りて、そこからは舗装路を歩く。今日は日曜日なので、西明寺口のバスはお休み。北畑口バス停まで、のんびり歩いた。野に咲くたんぽぽやスイセン、満開の桜等を楽しんだ。
北畑口でバスに乗り、帰途についた。
今日も良い山でした。
(1日の消費量 水1L、燃料80ml(夜30ml+朝30ml+昼20ml)
荷重14kg、アルファ米 6/6食、行動食 500ml×0本)
コメント
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この週末は好天で、テン泊日和でしたね
がっつり3日間歩かれたんだ〜他にテン泊の人居ましたか?
鈴鹿方面の山行った事なく、イブネでクラシてみたい〜って、ずっと憧れてました
地図とコンパス使えないので…道迷いが怖くて、まだ行けそうにないですう
愛知川 清流で、この近くでキャンプしたいとずっと思ってて…
その川の近くがイブネ クラシだと この度知って、嬉しく
綺麗な水が豊富で自然豊かないいとこなんだろうなあ。。。と
いつか。。テン泊 行ってみたいです(^_^)
雪で冷やしたビール美味しそう、重いの担ぐ甲斐ありますね〜
nara7さん、おはようございます。
初日のイブネは、平日のため人影無く、テント無し。ただし、2日目は、週末で少なくとも6張はありました。流石に人気のテン場です。
イブネへは、甲津畑から歩けば、一般登山道で行けます。ただし、ヒルには要注意。訪れるなら、ヒルが活動を始める前のちょっと肌寒い時期が良いと思います。
愛知川沿いには、鈴鹿の上高地と呼ばれる清流沿いの場所があります。今回は、お金明神へのお詣りをメインで歩きました。まだまだ、いろいろ探検したい、鈴鹿のお山です。
キンキンに冷えたビールは、今の時期、テントで飲むには、まだ寒かった。この時期はお湯割りか、熱燗ぐらいでちょうど良いですね。
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