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Yamareco

記録ID: 179412
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雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

蓼科山(雪山チャレンジ)

2012年04月01日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
04:33
距離
5.7km
登り
804m
下り
802m

コースタイム

06:00 蓼科山登山口駐車場
09:00 蓼科山山頂
09:30 下山(これまで風が弱まるのを待ったり、装備を見直したり)
10:30 蓼科山登山口駐車場
天候 晴。すこし曇りのち雪少々。山頂強風
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
他の方の記録を参考して、スタッドレスでなくても行けるという事なので車にチェーンを積んでに3:30に蓼科山登山口駐車場。駐車場の中は、凍結していましたが道路は問題なく通れます。
着いた時は1台停まっていましたが、下山時は15台くらいでしょうか。やはり雪のせいで半分くらいしか停められません。
登山口は、駐車場から女神茶屋方向に出てバス停から入ります(女神茶屋前)。
コース状況/
危険箇所等
登山開始は、とても静かで天気も良く「楽な登山になるだろうなぁ」と思っていました。
先行された2人組のパーティがトレースを付けていただいていたので、道迷いの心配もありませんでした。
トレースが2名分だけだったので、直前に雪が降ったのかなぁと考えながら、ゆっくり登る事にしました。

しばらくすると、傾斜がキツくなりますが雪がフカフカなので楽に登れます。明るく開けている場所ので、ここでアイゼンを付けます。
あとは、景色を楽しみながらひたすら登ります。

山頂直下は特に急坂なので、少し登っては息を整えてを繰り返して樹林が切れるところまで、辿り着きました。

山頂は、風が強く雪を舞い上げながら吹くので、真っ白です。ただ、何も見えない状況になることはありません。岩や赤い目印は、見えます。
登り口から蓼科山小屋までの間に風が弱くなる所があるので、休憩するのであればそのポイントが良いと思います。

目印の赤い棒を外れると、深い所では、胸まで踏み抜くことがあるので注意しましょう。踏み抜いてしまいました。
3:30ころ駐車場から見える星
2
3:30ころ駐車場から見える星
こんな感じで静かでゆっくりな時間を楽しみます
こんな感じで静かでゆっくりな時間を楽しみます
木の上に巣?
振り返ると。快晴じゃないのが残念
振り返ると。快晴じゃないのが残念
だんだん雲が多くなりました。上空の風が強そうだったので引き返そうか考えましたが、天気予報でも崩れなさそうだったので登る事にしました。
だんだん雲が多くなりました。上空の風が強そうだったので引き返そうか考えましたが、天気予報でも崩れなさそうだったので登る事にしました。
このころから、風が雪を舞い上げてトレースが薄くなる場所が出始めました。雪の表面が、シャーベット状になってます。
このころから、風が雪を舞い上げてトレースが薄くなる場所が出始めました。雪の表面が、シャーベット状になってます。
初めて見ました。海老のシッポ。
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初めて見ました。海老のシッポ。
周りの景色見えません。視界は有りませんが、赤いポールがあるので道に迷う事はありません。
周りの景色見えません。視界は有りませんが、赤いポールがあるので道に迷う事はありません。
ここに着く前に、目の前にあった小屋が急に見えなくなって、10秒程度ですが小心者なのでビビりました。
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ここに着く前に、目の前にあった小屋が急に見えなくなって、10秒程度ですが小心者なのでビビりました。
小屋は半分埋まってます。
山頂登り口と小屋の間に風は弱くなる場所があるので、そこでしばらく休みハードシェルを着込みます。ゴーグルは、凍って使い物になりません。
右耳と頬が痛くなった。
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小屋は半分埋まってます。
山頂登り口と小屋の間に風は弱くなる場所があるので、そこでしばらく休みハードシェルを着込みます。ゴーグルは、凍って使い物になりません。
右耳と頬が痛くなった。
小屋前の案内板。
単独の方と少し話した後、「お先に」と平然と下山されたので、「この程度の状況は普通なんだな」と思い、長く居ても寒くなるだけなので、風は強いままですが、思い切って下山しました。
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小屋前の案内板。
単独の方と少し話した後、「お先に」と平然と下山されたので、「この程度の状況は普通なんだな」と思い、長く居ても寒くなるだけなので、風は強いままですが、思い切って下山しました。
ココまでくれば安心です。
ココまでくれば安心です。
下は、そうでもないんですよね。
下は、そうでもないんですよね。
帰ってきました。
帰ってきました。

感想

今回の目的は、買った道具を使ってみる事。
ピッケル、アウターパンツ、ハードシェル、グローブ。必要ないと思ったけどワカンも持っていきます。
目出し帽や、グローブの組み合わせ、ゴーグルの使い方など、とにかく使ってみない事には、付け時、外し時が分らない。
それと、持ち腐れになることを恐れて日帰りできて、ある程度本格的な雪を体験できる山に行きたいと漠然と考えていました。

これまではGW期間の金峰山を登ってましたが、山レコで比較的よく登られている蓼科山に登る事にしました。
残雪期ですが、北八ヶ岳なので雪も残っているだろうと。

ザックは、日帰りなので先日買ったBD バーン。
シンプルなザックなので、ピッケルとストック、ワカンをすべて装着ができるか疑問でしたがなんとかなりました。
ピッケルはスリングを袈裟懸けにして繋ぎました。
ワカンは、ザック前面のロープで括ります。
靴は予算が足らず、夏山縦走用の靴で。
アイゼンは数年前に買った前爪のある10本爪でチャレンジです。

ピッケルとストックの2重持ちで登り始めましたが、面倒なのでピッケルだけにして、ストックはザックの横のメッシュに刺しました。
ホールドが浅そうで不安でしたが結構大丈夫でした。

備忘録
・アウターグローブは山頂で休んでいる時、以外使いません
・ゴーグルは、凍って使い物にならなかった。再検討
・アイゼンは、過去にも使っていたので、クライミング要素がない山では問題ない
・ピッケルは、いい感じに使えた
・アウターパンツは、いい感じ
・テルモスは、自宅で入れたお湯が下山するまで温かかった
・ワカンは、使わなかった

山頂では、強風がずっと続く状況が初めてだったので、休んでいると、どんどん不安になってきました。
山頂には3組4人しかいなかった様です。

気温は安物の温度計で途中で測って-10度だったので、山頂は体感で-20度くらいだったんではと思っています。風速は、20m/s前後なのかなぁ。

景色は全然なく、とにかく早く下山したかったので、山頂まで行かず小屋を見て引き返しました。
風が強い所で止まると、左耳や頬などの目出し帽から出ていた部分が痛くなったので、すぐに目出し帽で隠れるようにしてシェルのフードで頭全体を覆います。
しばらく風が弱いポイントで休んでいると、下山を始めた方と話せた。
「真っ白ですね」なんて少し話をした後に、すぐに下山されました。

ジッとしてても風が弱くなる事はなさそうなので、降りる事にします。
風が強くなるたびに背中を向けてやり過ごしながら、なんとか樹林帯まで降りられました。

登山直後の静かな雪山も経験できたし、初「海老のシッポ」も見れたし。なによりも、油断禁物ですが今回程度の強い風でも長く休むよりは歩いた方が良いと分った事は良い経験でした。

下山したあと、駐車場でもお礼を言いましたが、トレースを付けて頂いた2名組みの方々ありがとうございました。

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