4/20春山伯耆大山(4/18-4/22岡山遠征その2)
- GPS
- 104:00
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 922m
- 下り
- 913m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:00
天候 | 4/20文句なし無風快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
蒜山にて夕食後、鬼面台に行って星座撮影会です。22時ごろやっと雲が取れて星が広がり、23:30まで撮影、その後鍵掛峠へ移動して、星座撮影。 4/20午前1時ごろ終了して大山夏山登山道の南光河原駐車場へ。1時半到着、埋まり方は2割ぐらいでした。明け方まで車中泊仮眠。 下山後は一旦米子側へ降りて、翌日の船通山の麓、奥出雲の多根博物館に宿泊。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は3合目あたりから現れますが、登山道に本格的にでてくるのは4合目より上です。 明け方はカチカチに氷ってる場所があり、侮ると滑って転ぶパターン。下は雪と夏道が交互に出てくる歩きにくさはあるが、アイゼンつけたほうが無難。5合目〜上は雪道になります。木道がでてきたら、その先はアイゼン不要。木道傷めるのでアイゼン外すほうがよい。自分は4合目当たりから4本爪軽アイゼンつけました。4本でも特に危険は感じませんでしたが、坪足はさすがにちょっと不安です。なおピッケルまではさすがに不要、ダブルストックで慎重にあがれば、春山経験ある人なら、特に問題なし。9字ぐらいまでは気持ちよくアイゼン効いたので楽に登れました。雪が緩む9時以降は坪足でもアイゼンつけても余り変わりなし。足元雪が崩れてすべるため、アイゼンほとんど効きません。なので9時ぐらいまでに頂上に立つぐらいのスケジュールが体力使わず上まであがれるので、おすすめ。それ以降は倍ぐらい消耗しそう。 逆に下りは雪が緩むため、かかと打ち込みながら降りれば、雪がクッションになるので、楽チンです。 %0 |
その他周辺情報 | 南光河原駐車場にはきれいな水洗トイレあり。水もここの水道で調達。(特に飲料不適とは書かれていなかった)以降はトイレ使えない状態。(6合目簡易ブース、頂上小屋は冬季使用禁止期間中)途中水場はありません。 |
写真
感想
伯耆大山はもともと行く予定にしていなかったが、土日のお天気が両方とも晴れに変わったため、娘に「大山行く?」とメールすると、二つ返事で「行ってもいいよ」との返信。坐骨神経痛発症後、リハビリ登山開始したが、標高差で400m程度の山しか未だ行っておらず、ちょっぴり心配!でも春山の大山は是非行ってみたい。
それで決断して、土曜日伯耆大山、もともと土曜に計画していた船通山を日曜日に変えて、スケジューリング。金曜日は早めに駐車場入って、お天気次第で御来光登山するのも捨てがたく、融通効く車中泊を提案、そのかわり、高梁のアパートからのアプローチはもったいないから、船通山の近くで土曜日宿に1泊しようと計画。
これに対し娘は夜、蒜山の鬼面台で星座撮影したいとの提案あり、これらをコラボした計画になった。その3で話が続くが、この船通山を日曜日へ振り替えたのが大いに功を奏して、すばらしいカタクリ開花への巡りあわせへと導かれる伏線になっていくのだ。(続きはその3でのお楽しみ)
鬼面台の星座撮影は、当初うまくいけば夕焼けもみられ、悪くても20時ごろ晴れ上がると読んだが、夕食後18時頃、現地についてみると、ガスガスでまったく視界なし。しばらく様子見たがガスがとれず。諦めてしばし車で眠ってしまった。そうこうてるうちに、そとはいつの間にか晴れ上がり、22時起きた時は空はすっかり、ガスが抜けて、満月の明るい夜に変わっていた。この時間から夢中で撮影会開始。月光を浴びた大山南壁が青白く浮き上がってきて、すばらしい星座とのコラボ写真が撮れた。
0時ごろ今度は鍵掛峠へ移動、ここでもしばし星座撮影。大山南壁が間近に迫るこの場所は絶好の撮影スポット。結局1時過ぎまで星空撮影会となった。かなりおなかいっぱい撮影したのと、寒さに負けたのもあって、1時間で切り上げ。鍵掛から南光河原駐車場までは30分ぐらい。難なく駐車場へ着き、1時半に仮眠開始。この時点で撮影に時間をかけすぎたので、御来光登山はあきらめ、5時過ぎ薄明るくなるのを待って出発とした。雪が緩む前には頂上まで登ってしまいたかったので、睡眠時間は短いが、頑張って4時半起床とする。
翌4/20朝山支度して朝食、トイレ済ませ、イザ出発だが、タイミングよく丁度大山北面にモルゲンロートを見ることができた。ちゃんと日の出時刻把握できてなかったので、偶然の産物だが、とても得した気分。特にモンベル前あたりまででると北面がばっちりみえるので、お奨め。Pから徒歩2分
明け方はさすがに寒く、手袋しないと手が凍る。動き出し、体が温まるまでは寒かった。足のさきっぽもなかなかあったまらない。しかし陽が当たりだすと、一気に気温が上昇して、今度は暑くなってくるから、春山はこまめに着るものの調整が必要です。雪も締まっており、表面はツルツル状態のところがあって、油断するとすべるから、それなりのケアは必要です。
4合目あたりで、登山道に雪がでてきたので、軽アイゼン履いちゃいました。しかし5合目すぎあたりまでは、雪と夏道のミックスで歩きにくかった。5合目すぎると、ほぼ雪道に変わって、アイゼンが気持ちよく効いて歩きやすくなる。そして5合目過ぎたあたりから大木がなくなり、潅木帯にかわってきて視界が急に良くなり、振り返った日本海、遠く隠岐の島までみえました。行く手の大山北壁も間近に迫り、大迫力の絶景が続きます。6合目で一息入れ、ここから雪の急坂を8合目までガンガン登る。
8合目からは緩やかな木道のみちになって、頂上に導かれる光景はビクトリーロードを歩いていくような面持ちです。ここまでくると日本海側はさえぎるものなしで絶景が続きます。ここで一旦木道保護の観点からアイゼン外し、坪足で進むと、やがて頂上避難小屋がみえてくる。木道をひたすら進み、小屋につくと、一応内部を拝見。きれいに使われている趣ある小屋でした。ここも泊まってみたいですね。朝夕の絶景は捨てがたい。小屋から弥山はもう目と鼻の先!そして弥山頂上からの南側の絶景が目に飛び込んでくる。頂上までいかないとこの景色が見えないので、なにかドラマチックです。写真では見ていたが、やっぱ自分の目で見た光景はいちばんですね。すごい絶景に悶絶しました。お天気も無風快晴、空気も乾いて視界良好、これ以上ないほどの景色に恵まれ、本当にきて良かった!アドレナリン大放出でした。
頂上でのカップメンは至福のひと時。帰りは10時過ぎ、雪は気温上昇とともに腐り始めており、この状況は登りは超大変、くだりは足の負担を軽減するクッションになって楽に下れるパターンです。もっと腐るとくだりでもかかとの叩き込みが効かずに滑り始めて危ないが、この状態は丁度下るには良い固さになっていた。
下りはノーアイゼンでかかとの叩き込みとストックワークのバランスで滑り落ちないように気をつけながらくだりました。あっという間に行者別れまで降りて、ほぼ危険地帯は通過。元谷側は歩き初めのみ雪が残ってたが、以降はほぼ夏道でした。
大山のお花はまだ時期早すぎて、少なかった。大山寺周辺のみ、ミヤマカタバミ、スミレサイシン、アオイスミレ、エンレイソウ、ぐらい。みな咲き始めです。新緑ももう1週間ぐらいかかりそうですね。
とにかく絶景の春山伯耆大山、すばらしかった。今度は新緑や、真夏の高山植物の季節、秋の紅葉など季節を変えて再訪したいですね。
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