記録ID: 1806171
全員に公開
山滑走
栗駒・早池峰
栗駒山・SKIMO・パトロール・デ・クリコマ
2019年04月23日(火) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 04:14
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,703m
- 下り
- 1,703m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 4:14
距離 17.3km
登り 1,703m
下り 1,704m
7:41
23分
スタート地点
11:55
ゴール地点
今シーズン最速の62分で登頂できた。
黙々と真剣に登れば60分切れるだろうと思ったけれど、競争相手がいないと限界値は出せないものか。
来年は60分切りを目指したい。
※GPSデータだと、場所の都合なのか64分となっている
黙々と真剣に登れば60分切れるだろうと思ったけれど、競争相手がいないと限界値は出せないものか。
来年は60分切りを目指したい。
※GPSデータだと、場所の都合なのか64分となっている
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
当面は夜間通行規制があり、9:00〜17:00の間にのみゲートが開き車両の通行が可能となる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
昨年同時期よりも残雪が豊富で、過去10年で見てもなかなかの量ではないかと思う。 今後の気温の推移や降雪のありなしで残雪量は変化してくるので、ある一日をもってして今年は多いとか少ないとか、そういう比較は割と意味のないことだと思う。 |
写真
中央付近に見える虚空蔵山を目指す。
ここからのドロップインでは面倒くさいので、天狗平からドロップインして御室に出るように進む。
でも、雪はつながっているので、雪崩リスクを見極めた後、ルートファインディングをしっかりできるなら、この斜面はオススメだ。
ここからのドロップインでは面倒くさいので、天狗平からドロップインして御室に出るように進む。
でも、雪はつながっているので、雪崩リスクを見極めた後、ルートファインディングをしっかりできるなら、この斜面はオススメだ。
天狗平から御室に向けてドロップインする。
山頂からいわかがみ平方面へのカルデラ壁は、どこも笹の上に雪がのっているので、全層雪崩のリスクがある。
雪の下を空気が流れ、重低音が鳴り響く「ワッフ音」が聞こえたら即刻滑走を中止したい。
今日は大丈夫だったが、明日以降どうなっているかはその時次第だ。
山頂からいわかがみ平方面へのカルデラ壁は、どこも笹の上に雪がのっているので、全層雪崩のリスクがある。
雪の下を空気が流れ、重低音が鳴り響く「ワッフ音」が聞こえたら即刻滑走を中止したい。
今日は大丈夫だったが、明日以降どうなっているかはその時次第だ。
中央展望台を振り返る。
中央から左よりに写っている小高い部分が夏道の中央コースで石畳が終了する辺りだ。
特に名称がないので、見晴らしもよいことだし中央展望台と呼んでいる。
地元の人は「平場」「ダルミ」と呼んでいるが、もう少し名前らしい名前が欲しい場所だ。
中央から左よりに写っている小高い部分が夏道の中央コースで石畳が終了する辺りだ。
特に名称がないので、見晴らしもよいことだし中央展望台と呼んでいる。
地元の人は「平場」「ダルミ」と呼んでいるが、もう少し名前らしい名前が欲しい場所だ。
御室の雪庇が崩壊している。
雪庇の崩壊を見ると、春だなと感じる。
栗駒山の代表的な雪形のひとつ「種蒔き坊主」は既に登場した。
この調子でいくと、「駒姿」は5月中旬くらいにはしっかり形ができているのではないかと予想する。
よくこの駒姿を「代掻き馬」だと言う人がいるが、代掻きの時期には全然あってないのでデタラメだと思っている。
種蒔き坊主は、実際に種蒔きの時期に被っているので神秘的だ。
雪庇の崩壊を見ると、春だなと感じる。
栗駒山の代表的な雪形のひとつ「種蒔き坊主」は既に登場した。
この調子でいくと、「駒姿」は5月中旬くらいにはしっかり形ができているのではないかと予想する。
よくこの駒姿を「代掻き馬」だと言う人がいるが、代掻きの時期には全然あってないのでデタラメだと思っている。
種蒔き坊主は、実際に種蒔きの時期に被っているので神秘的だ。
広く美しい雪原だ。
かつては残雪期のツアーコースの定番だったのだが、今はまさにクラシックコースとなり、訪れる人は少ない。
重く硬い道具が大勢を占め、細くて軽い革ブーツ&細板が中心だった時代と大きく変化した。
とはいえ、そんな大昔のことはよく知らないので、大先輩にいろいろと教えてもらっている。
かつては残雪期のツアーコースの定番だったのだが、今はまさにクラシックコースとなり、訪れる人は少ない。
重く硬い道具が大勢を占め、細くて軽い革ブーツ&細板が中心だった時代と大きく変化した。
とはいえ、そんな大昔のことはよく知らないので、大先輩にいろいろと教えてもらっている。
御駒ヶ岳南面。
かなり、かなり古い時代まで遡れば、栗駒山を指していたのはこの御駒ヶ岳だ。
須川岳はまったく別のピークであり、現在の栗駒山山頂と同じピークが須川岳(大日岳)だ。
また、岩手県側の呼称として須川岳との記載が多いが、岩手県でもごく限られた地域でしか呼ばれていない。
大日岳は秋田県の呼称とも書かれるが、大日岳は仙台藩の地図にも登場する宮城県側の呼称である。
そして、秋田県人で大日岳と呼んでる人に一人も会ったことがない。
かなり、かなり古い時代まで遡れば、栗駒山を指していたのはこの御駒ヶ岳だ。
須川岳はまったく別のピークであり、現在の栗駒山山頂と同じピークが須川岳(大日岳)だ。
また、岩手県側の呼称として須川岳との記載が多いが、岩手県でもごく限られた地域でしか呼ばれていない。
大日岳は秋田県の呼称とも書かれるが、大日岳は仙台藩の地図にも登場する宮城県側の呼称である。
そして、秋田県人で大日岳と呼んでる人に一人も会ったことがない。
虚空蔵山北峰からドロップインして、御室へ滑る。
虚空蔵山の北東面も笹と湿地のうえに雪が積もっているので、全層雪崩のリスクを考慮したい。
今回は比較的安心して滑走可能な尾根を滑った。
そこそこの斜度はあるが、快適滑走で御室までびゅーんと滑った。
虚空蔵山の北東面も笹と湿地のうえに雪が積もっているので、全層雪崩のリスクを考慮したい。
今回は比較的安心して滑走可能な尾根を滑った。
そこそこの斜度はあるが、快適滑走で御室までびゅーんと滑った。
尾根に登り、栗駒山山頂への登り返しを開始する。
450mの標高差を登り返す。
この時点で1,300mほどの累積標高を登っているので、とても疲れた。
疲れを感じた時、虚空蔵山の斜面の楽しさを思い出しながら歩を進めた。
しんどいよー、と叫びながら。
450mの標高差を登り返す。
この時点で1,300mほどの累積標高を登っているので、とても疲れた。
疲れを感じた時、虚空蔵山の斜面の楽しさを思い出しながら歩を進めた。
しんどいよー、と叫びながら。
栗駒山が誇るエクストリーム斜面、通称「南面」だ。
この斜面を滑るには、度胸と技術と運が必要であり、どれが欠けてもダメだ。
運試しや腕試しで行っていい場所ではなく、常に雪崩リスクや地形の罠に気をつけて細心の注意を払いたい。
この斜面を滑るには、度胸と技術と運が必要であり、どれが欠けてもダメだ。
運試しや腕試しで行っていい場所ではなく、常に雪崩リスクや地形の罠に気をつけて細心の注意を払いたい。
感想
毎年4月には、栗駒山でのスキーロングツアーを楽しみにしている。
天気の問題や疲労度の問題から、今年は今日となった。
17.25km 獲得標高1,735mと例年よりは控えめではあったが、4時間少々で完了しているので例年よりはハードだったかもしれない。
春のくされ雪練習の成果も出て、今日のグサグサな感じの雪も、でこぼこな斜面もそれなりに楽しめた。
ザラメは疾走感を感じながら、気持ちよく滑ることができ、非常に質の高いスキーツアーを満喫できたように思う。
PDG=パトロール・デ・グレーシャーという山岳スキーレースがあり、3人一組でチームを作り、氷河やアルプスの峰々を登ったり、滑ったりしながらのレースがある。
いつかPDGに出たいなと思う気持ちはあるけれど、標高差4,000mを越えるような登りであったり、アイスバーンばっかり滑っていたり、夜間出発であったり、移動距離が50km超であったりと過酷な山岳スキーレースなので、出ることはないと思う。
仮に出ても完走はできないと思う。
お金も時間も技術も体力もないので、ちょっとでもその気分を味わおうと、今回のツアーはパトロール・デ・クリコマとしてみた。
友人はパトロール・デ・グンマ=PDGとして、毎年群馬県の山をスキーツアーで高速移動している。
そっちのほうが本家により近いと思う。
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コメント
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今日、パトカー2台を先導車にして民間車両トップでイワカガミ平まで行きました
山頂から天狗方面にツボ足と細板のトレースがあり、火曜日という事もありもしや?と思いましたがやはりそうでしたね。
今日は天狗岩直下を予定していたんですが、御沢の面が綺麗だったんでそちらを落としました。中間部までは最高に気持ち良かったんですが、下部は縦溝があり2度程引っ掛かり技術不足を感じました。
まだ行く機会があると思うので虚空蔵南西斜面狙ってみます。
さきほどkurikomaniaさんのレコを読んでビックリです。
なんと、意図せずしてお見送りをしてしまったようで。
パトカーがいるので事故かな、と思ったくらいでしたよ。
私以外に登山者のツボの跡があったと思います。
細板のトレースは間違いなく私ですねー。
時間的に登り返して天狗平からもう一本というのは難しかったと思いますが、こちらもいい雪でよく走りました。
ひっかかりもなく、気持ちよく落とせましたよ。
虚空蔵南西斜面を狙いますか。
どこから取り付いてもドロップポイントまで多少の藪漕ぎありです。
北西の尾根を使って虚空蔵山に登り、少々藪をこいで南西面に移動するのがよいかと思います。
今日はよいザラメになっていました。
展望岩頭から少々藪をこいで湯浜のお花畑にドロップして、虚空蔵十字路から虚空蔵山に登るのがよいかもしれませんね。
期待してます。
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