木曽駒ヶ岳 1day 単独 - 残雪期の晴れ間を狙って

2019年05月03日(金) [日帰り]

• GPS: 02:36
• 距離: 3.9km
• 登り: 424m
• 下り: 413m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:39
• 休憩: 0:46
• 合計: 2:25

10:12 千畳敷駅
10:41 11:08 乗越浄土
11:10 11:11 宝剣山荘
11:22 11:22 中岳
11:27 11:27 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
11:37 11:44 木曽駒ヶ岳
11:54 11:54 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
11:59 12:05 中岳
12:12 12:12 天狗荘
12:16 12:21 乗越浄土
12:37 12:37 千畳敷駅
12:37 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

・菅の台バスセンターのマイカー駐車場に駐車：600円
・バスでしらび平駅まで、ロープウェイで千畳敷まで。
　往復券をモンベル10%割引で購入（切符に「モンカ」と表記）
　大人：4,130円、大人モンカ：3,630円、小人（小学生以下）：2,060円

コース状況／危険箇所等

ザラメ雪、中岳の北側は再凍結箇所あり。

その他周辺情報

・下山後の夕飯を明治亭登山口前店（レジ近くで早太郎温泉の割引券 50円引）
・早太郎温泉 こまくさの湯（610円を50円引き）

写真

5/3 8:20

好天予報となったので急遽、家族と共に千畳敷カールを目指すことに。この時間でも駐車場は空いており、券売所すぐ近くに駐車できました。バスとロープウェイの往復乗車券購入時にmont-bellカードを提示することで、割引を受けられました。

5/4 11:00

下山後撮影、画像追加。家族全員がmont-bell会員であるはずがなく、大人一人分のみが割引対象「モンカ」となるようです。でも4,130円→3,630円は大きい。

5/3 9:23

バスで30-40分ほど揺られたのち、しらび平駅でロープウェイに乗り継ぎです。

5/3 9:59

ロープウェイに乗ること7分30秒で千畳敷に到着。幸いにも無風で、天気回復後の青空が広がりつつあります。

5/3 9:59

アイゼンはX型の4本爪。ピッケルは木製シャフトの年代物。乗越まではアイスバゲット装着のトレッキングポールを使用。スノーシューも持参しましたが、緩んだ雪だと乗越までの後半は効きにくそうだったので、家族に預けることに。

5/3 10:00

一礼して入山を表明。

5/3 10:12

残された家族は、雪遊びに興じます。

5/3 10:16

本来は散策コースを通るべきだそうですが、雪不足のため？スキーエリアが閉鎖されていたので、トラバースしてもいいことになっていました。管理スタッフの方々も「しょうがないかな」とおっしゃっていましたので、甘えさせてもらい。

5/3 10:17

下から見上げると乗越浄土(2858m)まではかなりの急登です。

5/3 10:40

ノンストップ30分ほどで乗越浄土へ到着しました。予定時間の半分でした。

5/3 10:41

宝剣岳は鋭いピークがカッコいいです。

5/3 10:42

伊那前岳九合目ピーク(2911m)方面

5/3 10:44

宝剣岳(2931m)

5/3 10:51

トレックポールからこのピッケルに交換し、アイゼンを締め直し。目指すは木曽駒ケ岳。

5/3 10:54

今回、宝剣岳はパスします。また夏にきます。

5/3 11:06

画像ほぼ中央の遠方に、辛うじて富士山が見えます。

5/3 11:07

宝剣岳の鋭いピークがカッコいいので、つい何度もシャッターを切ってしまいます。

5/3 11:11

宝剣山荘(2865m)

5/3 11:13

中岳へ向かいます。ところどころ土が見えてます。

5/3 11:21

中岳山頂(2925m)を過ぎます。

5/3 11:26

木曽駒ケ岳の山頂へ向けた最後の登り。青い建物は頂上山荘(2870m)

5/3 11:37

木曽駒ケ岳山頂部(2956m)の祠もまだ半分雪にうもってます。

5/3 11:37

御嶽山が綺麗に見えました。

5/3 11:39

遠く御嶽山と乗鞍岳。このピッケルが主役ですので、人物は放置してください。撮影して頂いた方、ありがとうございます。

5/3 11:42

今回、青空と無風で受け入れてくれたことに感謝します。

5/3 11:42

右手は島田娘(2858m)かな？奥は空木岳や南駒ケ岳だと思います。

5/3 11:43

今回の主役はこのピッケル

5/3 11:45

重量があるので、どんな硬いアイス面でもガチン！と食いつきます。

5/3 11:45

中央アルプスも綺麗な峰々が続きます。

5/3 11:47

雪解け期はザラザラの雪面なので、足元が安定しません。

5/3 11:51

のんびり過ごし過ぎてしまい、家族の待つ千畳敷へ急いで下ります。

5/3 11:54

頂上山荘の青い屋根と青空とがマッチします。

5/3 11:54

中岳へ向けてのピストン登り返しです。

5/3 11:59

中岳の北側斜面は今回、再凍結が一番激しかったです。

5/3 12:02

んー、南アルプスの向こうに何となく富士山が見えますね。

5/3 12:08

宝剣岳(2931m)はカッコいい。

5/3 12:10

登りたいので、また夏にきますね。

5/3 12:13

宝剣山荘前はテント泊の方々で賑わっていました。

5/3 12:15

さて今回、この稜線ともお別れの時がいよいよやってきました。

5/3 12:32

アイゼンとピッケルの性能を試すため、駆け下りるように一気に下山してみると、どちらも重量があるためかズシズシと雪面を捉えてくれます。乗越から千畳敷まで20分ほどでした。

5/3 12:52

安全な山行にお礼を伝え。

5/3 13:42

家族が待っていると思いきや、雪遊びが楽しいようでまだ下山しなさそう。安息コーヒータイム。

5/3 14:11

カマクラを作って遊ぶ、とは言っていましたが、集落になっていました。

5/3 14:12

至る所に雪だるまを作ったそうです。

5/3 14:14

夏はまた全然違った光景が広がっているそうなので、ぜひ再訪を誓います。

5/3 14:31

雪だるまがどんどん増殖していきます。

5/3 14:31

この時間になるとカールから人影がほとんどなくなりました。

5/3 14:52

たぶんセッケイカワゲラで「雪虫」と呼ばれるそうです。今日は天気がよく暖かかったせいか、至る所でこの昆虫を見かけました。

5/3 17:56

下山後はお楽しみのソースカツ丼

5/3 18:16

100円でご飯大盛りとのことですが、超どでかボリュームでお腹一杯に。

5/3 19:02

このお店の入り口近くに、水場を発見。

5/3 19:04

プラティパスに汲み取って、自宅で明日の朝コーヒーを淹れることにしました。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 靴 ザック アイゼン スノーシュー 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 サングラス タオル ストック カメラ

感想

aramasa

　実は家族と一緒に千畳敷カールまでロープウェイで入山。お昼過ぎまでのお暇をもらい単独離脱し、乗越浄土を軽く往復するつもりが、意外と早く上がれたのでついつい木曽駒ケ岳まで足を伸ばしてしまいました。登山届は乗越浄土まででの提出だったのですが、稜線がほぼ平坦道だったのでつい調子に乗って行ってしまいました。計画外の山行は今後控えるようにしないといけませんね。
　ひょんなことから30-40年前のピッケルとXアイゼンを職場の方より譲り受け、その性能を試すため残雪期のこのルートを選択。登りも下りもかなり安定しており、古くても良いものは決して過去の遺物ではないことを実感。重い分、ガッシリと雪面やクラスト面に食いつき、バランスのとれた歩行が可能でした。
　日焼け止め対策をしたものの、おデコがヒリヒリとなる好天下での山行に感謝です。南アルプスの向こうにうっすらと富士山が見えたのも印象的でした。